スーパーロボット大戦64

登録日:2009/05/29 Fri 13:35:49
更新日:2024/01/30 Tue 19:23:48
所要時間:約 7 分で読めます





勝利を呼ぶ魂の輝き!

キミはどこまで、強くなれるか!?



NINTENDO64用ソフトとして発売された『スーパーロボット大戦シリーズ』の一作。
1999年10月29日発売。


【概要】

ウィンキーソフトがスパロボシリーズの開発から外れて(一説によると、『F』での大幅な開発遅延が理由と言われる)から2番目(1番目は『COMPACT』)に発売された作品。
当時、バンプレストにはN64でのソフト開発のノウハウがあまりなく、任天堂とハドソンが共同で立ち上げたサポート会社、招布との共同開発で発売された。


「主人公」がこれまでの作品とはかなり存在感と役割が異なっており、『第4次』の頃はあくまでもプレイヤーの分身のような存在だった(ゆえにキャラ付けも意図的に薄味にされ、話の本筋にも絡まなかった)のが、本作で初めて主人公キャラに明確な個性とバックボーンが与えられた。
どの主人公を選んでゲームを進めていくかによってもストーリーがかなり変わってくる。
以後、その路線はスパロボシリーズにおいて主流となっていった。

また、登場人物のキャライラストが顔部分のみではなく、バストアップで描かれるようになった初めての作品でもある(一部のキャラはFの顔グラを元に描かれている)。


戦闘アニメはほぼ従来通りだが、2Dのキャラ絵と3Dの背景を組み合わせたハイブリッド表現がなされており、突撃する際に角度を微妙に変えたりすることによって迫力や奥行き感がより高まった。

かねてより構想はあったものの、PSSSでは読み込み時間の関係で実現できずにいた「合体攻撃」のシステムが本作で初めて搭載された。


また、機体によって改造限界がまちまちになったのも今作が初。
基本性能が低い機体ほど改造の伸びしろが多くなるなどの調整がなされ、よってフル改造するとアプサラスが自軍屈指の最強ロボに化けたりする。

1ヶ月前にGBで発売されていた『スーパーロボット大戦リンクバトラー』とのリンク機能を持ち、GBパックでリンクさせることでレベルを高い方に合わせたり、片方にしか登場しないキャラを登場させることができる。
前回クリア直前時のレベルも引き継げるため、ある種の周回プレイとも言える。


【特色】

シリーズの中でも評価の高いストーリー
  • リアル系限定だが、戦火の中でツンデレ少女(レラ)と運命的な出会いを果たす。
彼女と共に闘う中で絆が生まれるが、中盤の悲劇シナリオによってレラは100%死ぬ。回避不能。

厳密には3つに分岐するルートの内2つは戦死、1つは方向性の違いから別の道を歩むこととなり、そのルートでのみ生存……かと思いきや、シナリオライター曰く、その別の道でまた命を落としてしまっているとのこと。どうあがいても死亡。
レラの死、別れを超えて、主人公はさらに成長することになる。
  • 敵のグラドス軍のトップであるグレスコ司令は強権的な態度をみせるが、実の息子であるル・カインによって殺されてしまう。だが、殺されてもなおグレスコは死ぬまで息子を愛していた。
    最愛の父を手に懸けてしまったル・カインは男泣きする。敵親子の哀しい人生のすれ違いである。
  • ネオ・ジオン軍のグレミー派がハマーン派を裏切る第一次ネオジオン戦争も完全再現されている。

プルツークィン・マンサ、ラカンのスペースウルフ隊などはもちろんのこと、アリアス・モマやイリア・パゾムなどもしっかり参戦。
マシュマーザクⅢ改、キャラ・スーンのゲーマルクが味方ユニットになる数少ないスパロボである。
  • 映画『逆襲のシャア』も完全再現されている。
そのため序盤からシュツルム・ディアスや百式でともに闘ってきたクワトロ大尉が裏切ってサザビーで逆襲してくる。コイツを育てる意味は全くない。経験値返せ!

核兵器をファンネルで撃ち落とすシーン、アクシズ落としを断行するシャアアムロの名ゼリフなどが熱い。

さらに後でクェスが仲間になってヤクト・ドーガをもってきてくれる。
どうせならα・アジールをもってきてくれればよかったのに。
  • Gガンダムの「東方不敗暁に死す」も完全再現。
デビルガンダムを駆使してさんざん暴れてくれた師匠の真意とドモンとの死別は泣ける。
流派東方不敗は!王者の風よ!全新系裂!天破侠乱!見よ東方は赤く燃えている!!!(死亡)
それ以外にも、原作が格闘技故に再現が難しい中、キワモノモビルファイターが2体参戦。
更に終盤のガンダム連合の流れもクロスオーバーで実現と、シナリオの再現度はシリーズでも上位に入る。
  • ガンダムW系イベントではホワイトファングの蜂起からリリーナのサンクキングダムが目指す完全平和ルートなどかなり踏み込んだ内容も嬉しい。
  • 他にもダンバイン系のジェリルハイパー化イベントやジャイアントロボ系の不死身の村雨死亡イベントなど名シーンが多い。

●スパロボの顔の一つとなった合体攻撃が初めて生まれた作品

●貴重な64の遊べるソフト(初代プレステ全盛期だったため、64のソフト数自体が他ハードより恵まれない)

●カートリッジ式ソフト故ローディングの時間が無いに等しく、中断セーブや戦闘シーンへの移行などはほぼノータイムで行われる。


などを評価されている。
また、スパロボ黎明期の悪名高いウインキーソフトの魔の手から逃れた作品でありバランスは良好。


逆にマイナス点としては、

①ディスク式ソフトでなくカートリッジ式ソフトの宿命として戦闘時のボイスがない。
②敵ボスがどんな攻撃も無効化するダミーを何体か持っている。このダミーをすべて破壊しないとボスにダメージが通らないため、敵エースパイロットへひたすらバルカン攻撃を繰り返す(弾数が多く、命中率が高いから)というシュールな光景が日常化している。
③技能の「聖戦士」と「超能力」にバグがある。聖戦士は回避に常に最大値の補正(32%)がかかるが、本来あるはずのハイパーオーラ斬りの攻撃力補正がかからない。超能力に至っては本来の命中・回避補正(最大で30%)を超えて、常に命中・回避に64%もの補正がかかるが、こちらも本来あるはずの攻撃力補正はかからない。このため、超能力を持つ者が異常な強さを持つ(ただしこれは味方も同様で、特に初参戦の明神タケル(ゴッドマーズ)等は不動明王でありながらビュンビュン敵の攻撃をよけるという鬼神の如き強さを誇る)。
④他にも限界反応が無意味などのバグがある。


ただし戦闘シーン自体は、

  • (当時の水準としては)綺麗なグラフィック
  • キャラの顔グラだけでなく上半身のバストアップで描かれている
  • 2Dイラストとポリゴンを混成した独特の戦闘エフェクト

などクオリティは高い。



【参戦作品】

★がLBから引き続き新規参戦、◆はLBとリンクさせた場合のみ

機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダム 第08MS小隊
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダムΖΖ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士ガンダムF91
機動武闘伝Gガンダム
新機動戦記ガンダムW
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
マジンガーZ
グレートマジンガー
UFOロボ グレンダイザー
ゲッターロボ
☆ゲッターロボG
☆真ゲッターロボ(原作漫画版)
超電磁ロボ コン・バトラーV
無敵鋼人ダイターン3
聖戦士ダンバイン
超獣機神ダンクーガ
蒼き流星SPTレイズナー
ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日
六神合体ゴッドマーズ
戦国魔神ゴーショーグン
無敵超人ザンボット3


ストーリーが長い関係でほとんどのガンダム系やダンバインは原作再現がかなりされているが、スーパー系は要所要所の再現のみ。
しかし何気に珍しいマジンガー1話を再現した作品でもある(相手は機械獣ではなく戦闘獣だが)。

第08MS小隊は新規参戦なのだが、なぜか当時のゲーム情報誌では完全スルーされていた。
シローアイナとEz-8とアプサラスのみの空気参戦なせいか。

東方先生衝撃のアルベルトのバトルが見られるのはスパロボ64だけ!!



【ストーリー】

人類が増えすぎた人類を宇宙に送り出してから2世紀ほど、
地球に住む者と宇宙に住む者との意識格差は広がった結果、後に一年戦争と呼ばれる戦いが起き、戦いは地球連邦軍の勝利に終わる。

しかし、その傷が癒えぬまま地球は外宇宙からの侵略者ムゲ・ゾルバトス帝国の襲撃を受ける。
地球側には対抗する力がなく、70%の大地を焼かれて連邦政府は全面降伏を宣言、地球は異星人の支配下に置かれる。

しかし圧制的な支配と横暴の中、帝国の支配を覆そうとする者たちがいた……


上記の通りスタート時点から異星人に地球が支配されているという異質な作品である。
主人公たちは地球解放戦線機構という怪しげなテロリストとなってそれに逆襲する。
どちらかというとダンクーガ系のムゲ・ゾルバトス帝国よりも、レイズナー系のグラドス軍&ガンダムW系のOZ軍に序盤はさんざん苦しめられる。

特に序盤の鬼門シナリオが「苦しみの刃」
敵のトップである帝国軍上層部とロームフェラ財団幹部がニューエドワーズ基地にて集まり会議を開催するとの情報が入る。
警備の頑強さは容易に想像できるが、無理をしてでも叩く必要があるとの判断で主人公たちはニューエドワーズ基地に向かう。
その一方各地でゲリラ活動している者たちにもその情報が入り、一様に基地へと進路を取っていた。

という敵も味方も全員集合シナリオである。
敵のエース部隊である死鬼隊(攻撃力・回避率ともに高い)率いるモビルスーツ&SPT軍勢に、自軍はまだ改造もままならず豆鉄砲のまま応戦するというムチャ振り。
やめてください。死んでしまいます。


シナリオ開始前の会話で

敵兵「これだけの大軍が警備しているのに、このニューエドワーズ基地に敵が来るワケないですよ」
ゼクス・マーキス「いや、バカは来る!」

という原作通りの名言をゼクス様が吐いてくれるが、まさにその通りである。


自軍だけで敵軍すべてを相手にするのは現実的でなく、そこへ中立味方(※資金泥棒ともいう)であるガンダムWチームが増援にきてくれる。
必死こいて勝利したあとで、トレーズOZ総帥らの謀略に踊らされ主人公たちが一掃してしまったのは敵ではなく友好的な帝国軍側和平交渉推進者達だったという衝撃のオチを五飛がノコノコ告げに来る。
五飛、絶対に許さない。

その後、敵であるOZ軍と組んで異星人たちから地球を解放するオペレーション・デイブレイクが発動。

①独立軍として闘うルート
②闘いの無い完全平和をめざすルート
③大手であるOZ軍の傘下に入るルート

の3択から好きなものを進む。


なお中盤に襲いかかってくるアヴィ=ルーは、絶対に倒さなければならないラスボス(ステータスもラスボス時のままである)という前代未聞の敵。
頑張ってなんとかすればゲッター特攻イベントが発動して武蔵が死ぬ。

今作でたびたび悪夢をみせられるのが自軍全員気力ダウンという強制イベント。
主力攻撃がマメ鉄砲と化し、装甲は紙クズに堕ちる。やばいやばい。
あとから気力が回復するという救済イベントもないためザコ敵の撃破をエース機体に偏らせて気力回復に努めよう。



【オリジナルキャラクター】

◆ブラッド・スカイウインド
スーパー系男主人公。
ロボット格闘術「武機覇拳流」の後継者。
正義感にあふれる熱血漢
帝国を倒すために修行を続けていたが、師匠の死により表に出ることに。
搭乗機のアースゲインは格闘用機体で、ブラッドのレベルによって技を覚えていく。
形態変化による武器追加でないため改造も可能。そのため序盤で武器改造する→上位技が出てくるという罠もある。

◆カーツ・フォルネウス
ブラッドの兄弟子。
ブラッドにライバル心を持っており、どちらが正統伝承者かこだわっている。
序盤に手駒が少ないときは頼りになるが序盤のうちに離脱するためコイツを育てる必要は全くない。
今作きっての問題児である。

なお、中盤で主人公とタイマンするシナリオがあり、一定条件を満たすと仲間になる。コイツと主人公の合体技が今作の最強技となる。
しかしそのままノリで殺すと、ご褒美として主人公の最強機体であるスーパーアースゲインが手に入る。

◆マナミ・ハミル
スーパー系女主人公。
欧州の名家ハミル伯爵家現当主。
気が強く直情的だが心優しく、「非道な行いを続ける帝国を許せない」という理由で執事のローレンスと共に戦いに身を投じる。
名字が同じカークさんとの関係は不明。
元祖人型と戦闘機が合体して後継機になる百合主人公。
搭乗機のスイームルグは最初は2人乗りということ以外はしょっぱい性能だが、合体するとサイフラッシュ搭載の稼ぎ頭。
必殺技のトドメ演出はある意味必見。

◆アイシャ・リッジモンド
ハミル家の親戚リッジモンド子爵家の娘でマナミのいとこ。
プライドが高く尊大な性格だが、マナミの自由闊達さを羨ましくも思っている。
鳥型の戦闘機エルブルスで戦う。

アークライト・ブルー
戦争で家族を失い親戚のところに身を寄せていた少年。
ムゲの襲撃により身よりを失い、クワトロの誘いで参加する。
ほとんどスパロボ版カミーユで富野語の使い手だが、報われなさは彼以上。
搭乗機のソルデファーは平均的なMSのような機体だが、後継機はP属性の無いサイフラッシュ互換のMAP兵器が使える。

◆エルリッヒ・シュターゼン
OZのスペシャルズに所属する士官でブロックブレイカーの異名を持つ。
組織には忠実だが意義がすり替えられていく現状に危機感を持っている。
何気に婚約者持ちのリア充モミアゲ。

セレイン・メネス
ムゲに抵抗するレジスタンスに所属する女兵士。
搭乗機のスヴァンヒルドソーラー・ファングのダグラ(ry……重戦車のような機体で武器はすべて弾数制。

◆リッシュ・グリスウェル
OZのスペシャルズに所属する士官で、どんな戦場からも生き残ることからアンデッドマンの異名を持つ。
戦いで会ったセレインに惚れ込んでいるが相手にされてない。
ニヤニヤした顔が特徴のケツアゴ。

◆ローレンス・ジェファーソン
ハミル家の執事でマナミが出撃する際は一緒に搭乗する。
アイシャが仲間になると大抵降ろされる。
ロマンだから仕方ない。

レラ
リアル系にのみ登場。
レジスタンスに参加する少女。
帝国を憎んでいるが兵士としてはまだ未熟。
どんな選択をしても死んでしまいアークとセレインにトラウマを植え付ける悲劇のヒロイン。

◆ゲリラ
アーク編OPのみに登場するイケメンオヤジ。
容姿と言動、そしてガンタンクで主人公を救う展開から人気が高い。

◆ハミルトン
セレイン編OPのみに登場するゴツい兄ちゃん。
セレインのレジスタンス仲間で珍しく名前のあるモブだが、すぐ死ぬ。

◆ヴァル=ア
謎の宇宙生命体アル=イー=クイスのリーダー格。
グラキエースではない。

◆アヴィ=ルー
男でもなければブラッドの親戚でもないし、あびる優でもない。

◆ジェイ=レン
ブレンパワードに出ていません。



【システム】

1.敵レベル
敵のレベルが味方の上位15名の平均レベルから決まるようになった。このシステムは『スーパーロボット大戦A』をはじめとしたエーアイ開発の作品に引き継がれている。なお本作もエーアイ開発なので、エーアイ開発でのみ採用されていると言った方が正しい。
スパロボでは味方よりレベルの低い敵から得られる経験値は等比数列的に下がるので、仮に無限の敵増援があったとしても、出現する敵より大きくレベルを上げるのは大変時間がかかる。
しかしこのシステムだと味方のレベルを上げると次のステージの敵のレベルも上がっているので、常にレベルが高い敵と戦うことができ、レベルを上げやすくなる。
上の項で「序盤で離脱するのでカーツを育てる必要は全くない」とあるが、まだ手駒が少ない頃なのでカーツだけ意図的に育てなくすると全体の平均レベルを下げてしまう。するとカーツ以外の全味方より低いレベルの敵しかでなくなるので、全体のレベルが上がらなくなる。

2.ダミー
リアル系のボスクラスが所持する能力。規定回数だけ攻撃を無効化する。ステータス画面で確認できない。基本は3回だがシナリオが進むにつれて徐々に増えていき、最終的に9回所持した敵が登場する。
ガンダムシリーズのダミーバルーンを再現した能力なので、主にガンダムシリーズの敵キャラが専用の台詞と共に持っている。

3.戦闘計算式
基本的に『スーパーロボット大戦F完結編』の「防御側が圧倒的に不利な戦闘計算式」の流用。簡単に説明するとレベルを上げると攻撃力は上がるけど、防御力は上がらない
そして1.で説明した通り、味方のレベルを上げると敵のレベルも上がるので味方のレベルがもっと上がる。
敵の装甲は最大でも3000と『F』よりも抑えられている。それはつまりボスとしての威厳が保てないということ。
2.のダミーの採用は恐らく、リアル系のボスが一撃で倒せてしまうからである。なお、スーパー系のボスは一度倒しても復活するという形で対処した模様。
補足すると敵の攻撃力も抑えられたので、装甲を強化すればスーパー系ならある程度は攻撃に耐えられる。

【備考】

1.
前述のリンクバトラー次第ではステージ2からリンクできる全キャラのレベルを最大まで上げることが出来る。なお敵の基準レベル上限はステージ数+39。

2.
ダミーと分身を持つ敵に苦しめられる事が多く、機体・パイロットの能力ともに高いハマーン様などは、攻撃を当てることも必中無しでは厳しいのに、5回攻撃を当ててもダメージ0である。
また、分身は自軍のゲッター2ゴッドガンダムも使えるが、ダミーはCPUしか使えない。


3.
シナリオの独特性と殺伐さ、選択で自軍の主義(独立軍として戦う、完全平和主義に賛同する、OZと協力する)が変わる展開から人気が高い。


4.
招布の解散による版権の散逸&ハドソンのコナミ子会社化と、横山光輝御大の死去による版権問題(Gロボは兎も角、マーズはOKぽいが)により、リメイクやOG参戦は困難と見られている。

それについて、寺田貴信Pは2008年6月28日のイベント『スパロボZ ~真夜中の宴~』にて触れている。

「魔装機神がOGに出せないのは権利関係ではないが、それ以外にも色々と問題があって出せない。」
「64オリジナルに関してははぐらかしていた。OGには出せないとのこと。」
(「寺田宴発言」より)


また、2日後には公式ブログ『熱血!必中!スパログ!』にてそのことに関連したコメントを出している。

「最後に「魔装機神」でのサイバスター以外の魔装機神や「スーパーロボット大戦64」のオリジナルキャラについて言及しましたが……
今後、どこかで出るかも知れないし、出ないかも知れない。ただ、「今は出ません」ということです。
何かもめているとか、そういうわけではありません(これに関しては、会場での私の言い方が悪かったです)。
「将来的な可能性は完全に0%」ではなく、「可能性は0%かも知れないし、そうじゃないかも知れない」ということなのです。
ファンの方には下手に期待を持たせることになってしまうかも知れませんが、「将来的な可能性は完全に0%ではない。ただ、出ないこともあり得る」ということをご理解いただければ幸いです。」
(「宴の後で」より)


この内、『魔装機神』に関しては2010年に『OGサーガ』の一環としてリメイク版が発売された。
その後も『第2次スーパーロボット大戦OG』にて旧シリーズの『EX』シナリオが再現され、4作目の『魔装機神F』にてシリーズ完結を迎えている。


その他、2011年にコトブキヤから発売されたソウルゲインプラモの説明書には、(直接的な表現ではないものの)本作の設定に関係していると思われる記述が書かれた。

2023年には寺田氏がX(twitter)において、本作のキャラクター・メカがOGに登場しないことについて詳細を明かした。当時のバンプレストが契約の都合上、本作の著作権を完全には保有していないことが理由であるという。
また、上記のソウルゲインの説明書の解説文が、実現可能かどうかは別にした、寺田氏の脳内構想であることも明かされた。



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最終更新:2024年01月30日 19:23