クレッフィ

登録日:2014/01/08 Wed 22:22:29
更新日:2023/08/11 Fri 20:56:28
所要時間:約 4 分で読めます







クレッフィとはポケットモンスターシリーズにX・Yから登場したポケモン


■データ


全国図鑑No.707/マウンテンカロス図鑑No.050
英語名:Klefki
分類:かぎたばポケモン
タイプ:フェアリーはがね
高さ:0.2m
重さ:3.0kg

タマゴグループ:鉱物
性別比率:♂50♀50

特性いたずらごころ(変化技の優先度が+1になるが、技を当てる相手があくタイプの場合は必ず失敗する)
隠れ特性:マジシャン(攻撃技を当てると、相手の道具を奪う)

種族値
HP:57
攻撃:80
防御:91
特攻:80
特防:87
素早さ:75
合計:470

努力値:防御+1


■概要


そのまんま、鍵束の容姿をしたポケモン。
体長20㎝とものすごく小さく、実在する鍵束に匹敵する大きさ。
名前の由来はフランス語で「鍵」を表す「Clef」と「妖精」を表す「fee」をそのままくっつけたもの。

金属イオンを主食としており元々はそれらが豊富な鉱山に生息していたが、現在では鉱山資源の減少に伴い人里に現れるようになった。
を集める習性を持ち、身の危険を感じると鍵をジャラジャラと鳴らし、敵を威嚇する。
デフォルトでは4つの鍵しか身に付けていないが、実際は個々によってバラつきがあるんだろうか。
気に入った鍵は絶対に手放さないらしく、防犯用にも活用できる。物によっては10年以上持ち続けることも。
ただし鍵の種類には拘りがあるらしく、マスターキーじゃないと嫌だったりするそうな。

中央にある模様のような顔はちゃっかり動く。
ポケパルレで遊んでやると、目を細めたり笑ったりと意外に表情豊か。
その姿から「もののけ姫」の木霊を連想する人もいるとか。

色違いは金色。

2014年公開の短編映画「ピカチュウ、これなんのカギ?」にてまさかの主役デビュー。
ジラーチダークライマナフィビクティニといった幻のポケモンの姿をしたキーホルダーを身に付けている。
それを用いてピカチュウたちと共に様々な世界を冒険する。
目当ての鍵を見つけた時の反応はまんまふなっしーのそれである。

■ゲームでのクレッフィ


「鍵束=ホテル」を連想させるためか、荒れ果てホテルとその周辺・15番、16番道路に野生で出現する。
また、四天王ガンピが先鋒で使用してくる。


■対戦でのクレッフィ


HPが低い点に目を瞑れば、全体として平均的な種族値。
フェアリーと鋼の複合タイプであり、弱点が2つなのに対し耐性は半減9、無効2の計11と優秀。
同タイプにはクチートがいるが、耐久面ではクレッフィの方がはるかに優っている。
ただ、弱点が地面というメジャータイプなので過信はできない。

デフォルト特性は「いたずらごころ」単一。
攻撃よりも補助技を多く習得するサポート向きのポケモンなのでこの特性は嬉しい。
夢特性の「マジシャン」はオート「どろぼう」だが、こちらがアイテムを持っていないことが前提となる上、相手の道具によってはこちらが有利にも不利にもなる。
「ジュエル」使用後からの発動が狙えるが、そもそもクレッフィはアタッカー向きのポケモンではないので「いたずらごころ」の方がメジャー。

優秀な耐性と、「いたずらごころ」を利用したいばみがコンボが非常に有名。
いばる」で混乱させたあと、「みがわり」で延々と攻撃を回避し続け、相手の自滅を待つ、非常に嫌な戦法。
「みがわり」を使う前に相手から攻撃されるという運が絡む戦法だが、クレッフィの場合は幅広い耐性でそのリスクを下げることができる。
さらに交代への牽制に「まきびし」を撒いたり、専用技「フェアリーロック」で交代そのものを封じ込めたり、といやらしく立ち回れる。
元専用技でレートでは「トリックガード」を使えば「アンコール」や「ちょうはつ」「ダークホール」などの厄介な変化技を防いで味方をサポートすることもできる。
ただし防げるのは味方が対象の技だけで、「くろいきり」や天候技など、全体の場が対象の技は防げない。

ニャオニクスと並ぶ、悪戯心+両壁使いなので、防御面にも一役買える。
攻撃面ではタイプ一致の「じゃれつく」以外はあまりパッとしないが、「イカサマ」を自力習得できるので前述のいばみがに重ねコンボすることでカバーできる。
耐久型としても、「めいそう」で積んでからの「ドレインキッス」で十分立ち回れる上、「かいふくふうじ」で相手の回復をさせないことで耐久ポケ同士の戦いでもそれなりに活躍できる。
もっとも、第六世代環境では「いばる」+「イカサマ」で十分打点を形成できたため「イカサマ」ワンウエポンがざらだったが。一致技両方不採用がテンプレであったポケモンの典型であった。

素の能力はそれほど高い訳でもないので本来この戦法を駆使しても殴り負けしやすいのだが、優秀な耐性が功を奏して対面上有利を取れるポケモンが非常に多い。
メジャーな地面攻撃も「でんじふゆう」を使うだけで防げてしまうので相性ゲーに拍車がかかっている
ハマってしまえばこれほど恐ろしいポケモンはいないだろう。
レート対戦ではまだしも身内との対戦でこれをやると高確率で場の空気が悪くなるのでほどほどにしたほうがいい。

現在では「いばみが」の他にも「でんじは」や「どくどく」などで状態異常に陥らせ、「リフレクター」や「ひかりのかべ」で後続の補助を遂行する型も使われている。


意外と広い攻撃範囲と隠れ特性「マジシャン」を活かして特殊アタッカーとして使うことも可能。
メインウェポンとして「マジカルシャイン」「ラスターカノン」、サブウェポンとして「サイコキネシス」「めざめるパワー」「イカサマ」が使用可能。
同じ「いたずらごころ」持ちのヤミラミをはじめ「ちょうはつ」する相手をカモにでき、攻撃範囲が極めて広いため、安定して受けられる相手も少ない。
補助技を搭載しても良いが、相手に先制して撃てないので「いたずらごころ」持ちではないことがバレてしまう点に注意。
持ち物は繰り出しやすくなり、消費アイテムなので「マジシャン」の邪魔をしない「ふうせん」が使いやすい。


第七世代では「いばる」「でんじは」の命中が共に下がり、麻痺混乱自体も大幅に弱体化。
さらに悪タイプに「いたずらごころ」の補助技が全無効化される仕様が追加とまるでこのポケモンを狙ったかのような調整がなされた。実際そうなんだろうけど
いばみが型でやっていくのは本格的に難しくなったと言える。
一方で壁張りや「トリックガード」などの味方を対象にした補助技や全体の場が対象の「フェアリーロック」は無効化されない。
壁を張ってから後続をサポートしたり、ダブルバトルで味方を確実に行動させたりするのには適役であると言える。
これによっていばみが型は影を潜め、猛毒を撒き散らしたり、壁によるサポートを行う型が増えている。

第八世代では追加DLC鎧の孤島』から再登場。
今作では「いばる」と「どくどく」を没収されており、第六世代で猛威を奮ったいばみが型は採用すらできなくなってしまった。
よって壁貼りに専念せざるを得なくなってしまったが、新技として「てっていこうせん」を新たに習得。
火力と反動ダメージが莫大な攻撃技だが、これを利用することで壁ターンを節約して素早く自主退場できるので、これは大きな強化になった。
ちなみにDLC以前から専用技であるフェアリーロックだけは内部データに入っており、ゆびをふるで出すことが出来たのだがクレッフィ自体がデータに入っていない影響なのか技を使用した瞬間にソフトがエラー落ちするというバグが発生していた。ニンテンドースイッチをロックしてどうする*1

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最終更新:2023年08月11日 20:56

*1 なお、このバグは技エフェクトをオフに設定しておくことで回避できるのだがエフェクトオンで固定の対戦では無意味。また、タマゴうみやナイトバーストといった技もあったがこれらは問題なく出すことが出来た。