ブロスター

登録日:2014/01/04 Sat 02:07:08
更新日:2023/08/13 Sun 08:21:19
所要時間:約 3 分で読めます





水の 砲弾を 発射する 巨大な 腕を 持つ。 タンカーの 船体を 撃ち抜くぞ。


ポケットモンスターシリーズにX・Yより登場するポケモン


■もくじ


■データ


全国図鑑No.693/コーストカロス図鑑No.033
英語名:Clawitzer
分類:ランチャーポケモン
高さ:1.3m
重さ:35.3kg
タマゴグループ:水中1/水中3
性別比率:♂50♀50

タイプ:みず

特性:メガランチャー(「はどう」と名の付いた技の威力が1.5倍になる)

種族値
HP:71
攻撃:73
防御:88
特攻:120
特防:89
素早さ:59
合計:500

努力値:特攻+2

ウデッポウ(Lv.37)→ブロスター


■概要


水色の体表を持つ、エビやザリガニのような容姿のポケモン。
名前の由来はロブスター+ブラスターだろう。
特徴的なのは身体の何倍も大きい右手の
この鋏から撃ち出される水の砲弾は、タンカーも撃ち抜くほどの威力。
砲弾を放つ鋏という特徴からモチーフはテッポウエビと推測される。

鋏がデカいといえばキングラーがあげられるが、偶然にも体長が同じ。
ただ、ブロスターの場合は鋏自体がキングラーの体長に匹敵するものと思われる。
もう鋏が本体でいいよこいつ。

なお、鋏は前から水を撃ちだすだけではなく後ろからも水を吹きだすことができる。
これにより、水中を60ノット(時速およそ111km/h)で泳ぐことが可能。
どのくらい速いかというと、トサキントの12倍の速さ。
にも拘らず素早さの種族値はトサキントより低い。ポケモンではよくあること。


■ゲームでのブロスター


「すごいつりざお」で釣り上げることが可能。
進化前のウデッポウ共々、Xにしか出現しない。
対となるのはドラミドロ

レベルアップで覚える技の範囲が狭く、特性も活かしづらい。
対のクズモー/ドラミドロと違い、本編攻略には使いづらい部類。

トレーナーでは四天王ズミが先鋒で使ってくる。

色違い赤色茹でられたかのよう。コイキング「美味しそうでいいな…」
ボイル」という名の色違いブロスターの画像が出回ってたりする。


■対戦でのブロスター


特攻がぶっ飛んで高く、みずタイプ非伝説ポケの中ではトップクラス。
その他の種族値は平均レベルで、前述のとおり鈍足。似た者同士のキングラーより耐久は高め。

特性の「メガランチャー」はXYから登場した新特性で、「はどう」系の技の威力を1.5倍にする。
対応する技は「みずのはどう」「りゅうのはどう」「あくのはどう」「はどうだん」「いやしのはどう」と、カイオーガ専用技「こんげんのはどう」、剣盾の教え技「だいちのはどう」。
ブロスターはこれらの内、「こんげんのはどう」を除く全てを覚えることが可能。
この特性により、「みずのはどう」が「なみのり」と同じ威力になるという美味しすぎるボーナスがつく。
「いやしのはどう」に関しては回復量が半分から3/4に増量するので、ダブルバトルでの運用もできる。

鈍足アタッカー故、トリパの主力エースとしての活用が人気。
オムスターを上回る高火力は凄まじく、天候雨の状態だと絶大な破壊力を発揮する。
技構成は基本的に特性を活かせる波動技のオンパレード。
しかし、他にも弱点対策に「れいとうビーム」、先制技の「アクアジェット」など攻撃範囲が広く器用。
同じ特性を持つメガカメックスには種族値合計が大きく劣るものの、アイテムを持たせられる点で差別化は容易。

みず/フェアリー複合マリルリアシレーヌカプ・レヒレには波動技の全てが半減&無効にされてしまう点に注意。
ただ、「ヘドロウェーブ」「ヘドロばくだん」での対処も可能であり、「めざめるパワー」以外では対策が難しいカメックスにはないメリットとなっている。

「いやしのはどう」も強化されるので、ダブル・トリプルバトルでの役割もきっちりこなせる。
耐久も並程度あるので、C極振りBD振りが主流となっている。
カイオーガが解禁されるルールでは、「なかまづくり」をカイオーガに使って「こんげんのはどう」を強化するのも面白い。ただしゲンシカイオーガの特性を上書きするとつよいあめ状態が解除されてしまう点には注意。

ちなみに「ハイドロポンプ」を覚えないと言う特殊水アタッカーなのに困った仕様があった。
が、第9世代でようやく習得できるように。9年は長かった。

■アニメでのブロスター一族


ウデッポウがカスミにゲットされたポケモンとして登場。

カスミに何度も釣り上げたところをみずでっぽうを喰らわせて逃げつづけていたところ、サトシのピカチュウの尻尾に食らいついたところをサトシにゲットされそうになるが、そこに合流したカスミとポケモンバトルの末、カスミにゲットされた。

しかしサトシのヘイガニが気に入ったのか、勝手に出てきてヘイガニを特訓し始めるなど、コダックやニョロトノに次ぐ、カスミの頭を悩ませるポケモンになっている。

■ポケモンGOでのブロスター


2021年4月のライバルウィークイベントで、ライバル、すなわち対となるドラミドロと共に実装された。

ウデッポウの通常出現率は低くほとんど見られないが、
雨の日ならばたまーに出る程度には出現率が上がるので探してみてもいいかもしれない。

ブロスターのノーマルアタックは「みずでっぽう」と「うちおとす」との選択。
「うちおとす」はタイプ不一致だが、実はこっちの方がダメージ効率がいい(ゲージ効率なら「みずでっぽう」)。
どちらを採用するかはお好みで。
スペシャルアタック候補は「みずのはどう」「あくのはどう」「れいとうビーム」「クラブハンマー」の4種。

ところで、本作ではブロスターにとってある意味致命的な問題点が存在する。
それは、「クラブハンマー」が「みずのはどう」の完全上位互換性能であるということ。
設定的にもウリだった水の砲弾よりも鋏でぶっ叩く方が強いのである。なんと身も蓋もない。
本作には物理・特殊の区分が存在しない、「クラブハンマー」は習得者が少ないぶん高性能にされている、
特性も存在しないため波動技が強化できない……といった要因が重なった上での悲劇(?)である。
とはいえ、あのデカい鋏での叩きつけも十分強そうではあるが。


追記・修正はロブスターを茹でてからお願いします。

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最終更新:2023年08月13日 08:21