ニルス・ニールセン

登録日:2014/01/03 (金) 02:45:06
更新日:2022/07/14 Thu 21:24:46
所要時間:約 4 分で読めます





プラフスキー粒子……

この粒子の秘密を解き明かせば、きっと……!


ニルス・ニールセンはガンダムビルドファイターズの登場人物。
CV:立花慎之介

▽目次

☆概要

アメリカ出身のガンプラファイター。
父は世界的名探偵、母は日本武道の達人という異色の出自を持つ褐色肌の少年。
非情に落ち着いた礼儀の良い性格をしているため雰囲気が同年代の子どもよりも大人びている。

若干13歳で名門大学に進学し、3つの博士号を取得。その功績から「アーリージーニアス(若き天才)」の異名で呼ばれる神童である。
空手と柔道の有段者でもあるなど見事に両親の才能を受け継いで文武両道を成立させている。

ヤシマ商事という大企業をスポンサーとしてガンプラバトル世界大会に出場している。
ぶっちゃけガンプラでそんなスポンサー要るのかよ、という気もしないでもないが、彼の場合は研究者としてのスポンサーも必要であり、それも兼ねているらしい。
これに伴い、通称キャロちゃんという自称彼女が追加特典としてやってきた。


現在はプラフスキー粒子の研究に注目し、この粒子が他の分野にも役に立つと確信している。そのためPPSE社が粒子の詳細を秘匿、独占している現状を快く思っていない。
ガンプラバトルに参加したのも粒子の秘密を知るためにはPPSE社に接触する必要があると考えたからである。

こうした理由からガンプラに対する興味は薄い。

ガンプラの経験がわずか3ヶ月と短いが制作技術は非常に高い。戦国アストレイやナイトガンダムの例から推察するにメタリック系の塗装が得意の模様。

世界大会では「強い相手に勝つ」事よりも「試合を勝ち進む」事を優先しており、生粋のガンプラファイターとは違う考え方をしている点を強調されている。
しかし、戦う必要の無い相手と戦うレイジ達の姿を見て考えに変化が出てきている模様。

武術の心得をバトルに活用しており、相手の攻撃を最小限の動きで避ける見切りの達人。
バトルでは白羽織と袴、下駄という和装に身を包み、入場時にはお辞儀をするという習慣を持っている。
衣装は羽織袴、アメリカ予選決勝の入場シーンは襖が開く……この人の家系だろうか?グレコ戦でレイジングストームみたいな技も使ってたし


☆本編中の行動

★ビルドファイターズ

世界大会で上位入賞すればPPSE社のスタッフと接触できると考え、ガンプラバトル選手権に参加。
初心者と言われても仕方ない経歴であるに関わらず歴戦の戦士達に引けを取らない活躍を見せ、アメリカ大会を勝ち進む。

そして決勝にて強豪グレコと激突。昨年度の世界大会出場者を圧倒しアメリカ代表となる。

世界大会でも順当に勝ち進むもその戦い方は効率重視であり、ニルス自身はあくまでプラ粉の秘密を探るのが目的で戦いその物に意義を見出していなかった。
他のファイターの戦いを疑問視する事もあり、その際にはメイジン・カワグチに「ガンプラがあまり好きではない」と指摘されている。

他の出場選手に対して無礼とも言えるスタンスだが順当に勝ち進み、決勝トーナメントに出場。
一回戦も見事に勝利を掴み、その直後にベイカーからスポンサー契約を持ちかけられる。

その際のやりとりから契約を受け入れたところでプラフスキー粒子の秘密をPPSE社から入手出来そうにないと判断した彼は、以前忍者に扮して会長たちの会話を盗み聞きした時の内容から何か秘密を知っていそうなセイレイジに接触。
「敗北してやる代わりに粒子の秘密を教えてほしい」と交渉を持ち掛けるが、ガンプラバトルを楽しみたいセイ達からすれば侮辱以外の何ものでもなく、粒子の解明を第一とするニルスでは意見が合致する事もなく衝突。

レイジ「もしお前が勝ったら、何でも言うこと聞いてやるよ!」
ニルス「ん?今何でもするって言ったよね?」

と、最終的に粒子の秘密を試合の勝敗に賭ける事になり双方は激突。結果はニルスの敗北に終わる。
しかし戦いを終えたニルスの胸中にあったのは粒子への探求心ではなく勝負に負けて悔しいというファイターとしての感情だった。

ニルスは当初は、「所詮遊びでプラフスキー粒子の解明が最優先」と割り切っていたが、実際は当人には既に愛着が湧いていた。
交渉で試合を捨てて出たのも「自分の戦国アストレイは完全無欠であり、絶対に負けはしないから勝負するまでもない」という自信があったからこそ。
そのことと、何時の間にか粒子の解明よりガンプラバトルに没頭する自分に、勝負を通して気付かされた。

悔しさと満足感、ガンプラを通じて認め合ったセイ、レイジという友人、押しかけ女房のような彼女的何かを得て、彼の選手権は終わりを告げた。

試合終了後はセイ、レイジ、マオらと対等な友人として接しながら試合への邪魔にならない範囲で粒子の秘密への手がかりを探求している。

その後、大会の予想以上の盛り上がりから「試合に使うプラ粉をそろそろ補給するタイミングでは」と思い、押しかけ女房のような婚約者的なにかと共に
粒子の補給に向かった運搬車の後をつけ、地下の施設に入りこみプラ粉の巨大な結晶体を発見するも、当たり前だが不法侵入以外の何物でもないのでかけつけたベイカーと黒服にキャロラインともどもお縄にされて結晶体のある部屋に放置されていた。その後、何とか脱出すると決勝後の結晶体暴走解決のために先陣をきる。

だがこの一件で粒子の製造源であるアリスタが消失してしまい、情熱を注いだ研究もガンプラバトルもおじゃんになってしまった。

しかしアーリー・ジーニアスの本気はここからだった。ヤジマ商事のスポンサードの下、何とそれから一年以内に粒子の人工生成に成功するのである。
おかげで第8回世界大会はPPSE社から利権と社員を受け継いだヤジマ商事の手によってつつがなく行われることとあいなったのだった。
アーリー・ジーニアス、マジジーニアス。

ガンダムビルドファイターズトライ

面影はそのままに理知的な青年に成長。キャロラインの家に婿入りし、現在はヤジマ・ニルスが名前になっている。

ヤジマ商事のガンプラ部門の技術主任として、ガンプラバトルのシステム開発に携わっており、新プラフスキー粒子及び新バトルシステムの全てを知り尽くしている自分が参加するのは他の選手に対して不公平だと考えているため、ガンプラバトルの一線から退いている。
一方で、自身のラボ「ニールセンラボ」を合宿地として強豪チームに開放するなど後進の育成にも携わっており、ガンプラバトルを愛する想いは形を変えて今なお健在の模様。

☆使用ガンプラ

★ガンダムEz-SR フォックスハウンド
ガンダムEz-SRの改修機。正確にはEz-SRマキシマの2号機ポジション。
成練高専のチームSRSCと協力して作られた、新粒子対応実験用機。

戦国アストレイ頑駄無
ガンダムアストレイ レッドフレームの改造機。
日本の武道の心得があるニルスの戦法を反映させるために鎧武者を思わせる姿をしている。

百式
アメリカ大会で使用。世界大会まで使用するつもりだったが決勝の相手が昨年の世界大会出場者であった事から戦国アストレイと交換された。
くすんだ金と臙脂色という和風な色合いだが、視聴者からはアイアンマンと言われる。

ナイトガンダム
スポンサーの娘であるキャロラインとの共同制作だがどこまでニルスが関わったかは不明。
完璧に色分けされたメタリック塗装やケンタウロス形態への完全変形など、セイが驚愕するほどの完成度を誇る。

★風雲再起
マスターガンダムの愛馬のMF(モビルホース)。
世界大会にて使用。
移動力が重要になるレースで戦国アストレイが跨った。

☆関連ガンプラ

★スクランブルガンダム
「アイランドウォーズ」に登場。
新プラフスキー粒子対応の実験機。カタログスペックは最強クラスだが、扱いは色々と不憫な子。



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最終更新:2022年07月14日 21:24