ボスパックン

登録日:2011/12/17 Sat 00:35:45
更新日:2023/10/28 Sat 23:06:24
所要時間:約 5 分で読めます




ボスパックンはマリオシリーズに登場するボスキャラ。

パックンフラワーの突然変異種らしく、その姿は非常にインパクトが強い。
具体的に説明すると…

○物を持ったり飛行ができる手のような
○自立歩行できる足のような小さな
○頭の周りにあるヒマワリのような花びら
○水玉模様の赤いビキニパンツ

といった、ちょっと気色悪いキモカワイイ?キャラ。




最初のステージ、ビアンコヒルズのボス。風車のてっぺんに陣取っており、そこからドロを垂れ流して周辺を汚している。
マリオが対峙すると、雄叫びをあげて威嚇するのだが、その拍子に床が抜けて落ちる羽目に…

ドロを吐いて攻撃してくるが、口を開けている間にポンプで水をがぶ飲みさせると仰向けに転倒するので、腹の部分のデベソにヒップドロップをするとダメージを与えられる。
最初のボスということで、あまり強くない。


……が、ステージを進めていくと、村中がドロだらけになり、ボスパックンが再び出現している。
最初は奥の谷で寝ているので、ポポを当てると起こせる。そして戦闘になるのだが、なんとあの葉っぱを必死に動かして空を飛ぶ。どう考えてもその羽ばたきじゃ飛べなさそうだが…
空を飛び回りながらあちこちに移動するので、あらかじめドロを掃除しておこう。

今回は、空中からドロを吐いて爆撃してくる。が、攻撃前にその場で停止している時に水を当てると地上に叩き落とせる。
その後は前回と同じくドロを吐く時に水を飲ませてヒップドロップなのだが、今回はなかなか吐かずに竜巻を起こすことが多い。竜巻は触れてもダメージはないものの、運が悪いと一回も吐かないまま再び飛んだりすることも。また、密着すると頭を回転させて吹っ飛ばしてくるので注意。
倒すと元のドロに戻り、溶けて蒸発する。

PV映像ではボスパックンの頭だけのような姿をしたプロペラパックンが登場していたが、結局製品版では登場しなかった。


このようにポッと出のキャラではあるが、その奇抜なデザインやギャグっぽい仕草がどういう訳かキャラや人気を確立させ、マリオサンシャイン以降のマリオシリーズのスポーツゲームなどにもよく隠しキャラとして出演していくようになる。
ほとんどの場合はクッパ以上のパワーキャラであることが多い。

また、スポーツ以外にも本来のポジションであるボスキャラらしくマリオのアクションゲームにもたびたびボスとして再登場する。
初登場作品で最初のボスを担当しただけあって序盤のボスを担当する場合もあるが、ゲーム中盤または終盤の強敵として立ち塞がる作品も少なくはない。

特にGC~Wii、GBA~DS時代(大体2002~2009年代)のマリオのバラエティゲームにはこれでもかと言う位ボスパックンが登場しまくっており、一部ではキャラ選に困ったスタッフのゴリ押しなのではないか?等とも疑われてた時期もあったとか。


マリオゴルフファミリーツアー
初プレイヤーキャラ作品。弾道は高めのストレート。
ドンキーコングより奇抜なフォームでショットを放つが、そのパワーは全キャラ最強。
スターキャラになるとプロゴルファー顔負けの300Yの飛距離軽く叩き出す。
ホールによるがロングコースをワンオンという曲芸も可能になる。


マリオカート ダブルダッシュ!!
土管にタイヤとレバーを取り付けたような外観のカートであるフラワードッカンに乗る。
パートナーとしてルイージマンションのラスボス、キングテレサと共に隠しキャラとして参戦。重量級。
序盤のボスラスボスというなんとも異色のコンビとなった。
この二匹のスペシャルアイテムは、なんと他の全てのキャラのスペシャルアイテムが使用できる特別仕様。
ただし出現率は他のキャラよりも低く設定されている。
スタッフが何も思いつかなかったとか言うなよ

因みに頭が大きく画面が見づらくなるのでボスパックンの使用時にだけカメラが若干引き気味になる。


◆マリオテニスGC
テニスも始めてみました。ボスパックンの打つボールを打ち返すと後ずさりしてしまうほど強い。
体が大きくリーチが長いのでボレーはできるが足が遅いのをカバーしなければならない。
スペシャルショットはラケットを飲んで泥塗れにして放つ「ゴックンドロショット」とボールに向かってドロを吐きそこから生まれたドロパックンに変わりに打ってもらう「ドロパックンレシーブ」
あまりにも卑怯なドロパックンレシーブにプレイヤーからの物議を醸したのは語り草。


◆スーパーマリオボール
ステージ1草原ステージのボスとして登場。
珍しく根を降ろして戦う。
…が、このゲームのあんまりなセーブの仕様上何度も戦う羽目になった人も絶対に多いはず。


◆スーパーマリオスタジアムミラクルベースボール
余り者集団ワリオグレーツに入団。
グローブの代わりに口、バットの代わりに葉を使用する。
守備力やスタミナも低いが、打撃の際はジャストミートで当てればホームランは確実といった偏ったパワーキャラ。

ダブルダッシュで手を組んだキングテレサとは相性が良い設定になっている。


◆役満DS
いかにも頭の悪そうなボスパックンだがその実力はなんと全キャラ中3位。 
ワリオやワルイージよりも上である。


スーパープリンセスピーチ
ステージ1「ランタッタ平原」のボスとして登場。
サンシャインでの倒し方が2Dで上手く再現されている。
しかし口から吐き出すのはドロではなくプチパックン。


マリオ&ルイージRPG2
ゲドンコ星人の手下として登場。
あろうことかピーチ姫を文字通りマジで公開処刑する。
その後、砂漠地下のボスとして登場。ドロこそ吐かないものの、ダイビングジャンプやベロパックンを呼び出して攻撃、更には地面に潜って蟻地獄攻撃など多彩な技でマリオたちを苦しめる。
体力も攻撃力も高いので正しく中盤の難所の一つといえるだろう。

幸いにも炎属性に弱いという弱点や、ダンジョン中に初めて入手できる強力なブラザーアイテム「スーパージャンプだい」といった物も用意されているので上手く活用すべし。


Newスーパーマリオブラザーズ
ステージ5のボスとして登場。ボス部屋一面が氷床になっている。
急降下攻撃で足を滑らして倒れた所を踏むとダメージを与えられる。
しかしマリオの逃げ場も勿論氷の床なので事故には注意。


◆マリオバスケ3on3
デイジーガーデンのゴールに就任。何故か二匹いる。
ゴール扱いのため、このコートではボスパックンの口にボールを入れることになる。
しかしダンクされることを極端に嫌っているため、通常時はダンクで得点を得ることが不可。
時たまに突然眠りだす場合にのみダンクを決めることが出来る。

寝ている間にダンクを一試合に三回決めると……?


◆マリオストライカーズチャージド
サッカーも始めた。しかし足が短いためほとんどヘディングで試合をすることに…
スーパーアビリティの「マッドマシンガン」はフィールド上にドロをぶち巻いて足場を悪くする技。
このゲーム特有のド鬼畜難易度によってボスパックンを解禁出来ずに涙を呑んだプレイヤーが多発したのは言うまでもない。


大乱闘スマッシュブラザーズX
亜空の使者でボスとして出現。スタジアムに突如現れ、ピーチとゼルダをカゴに捕らえて暴れる。この時はマリオではなくカービィ単体で挑むことになる。(マリオは砲弾で吹っ飛びフェードアウト)
攻撃はカゴで薙ぎ払うか、ジャンプしてからのプレスだけ。
体力が低下すると動きが速くなるが落ち着いて動きを読めば回避は容易い。
どちらか片方のカゴを破壊すれば勝ちだが、どちらのカゴを壊したかによって展開が分岐する。
ちなみに同時に破壊するとピーチを救出したルートに突入する。


◆スーパーマリオスタジアムファミリーベースボール
ピーチロイヤルズに移籍。何故だ!
何気にこの作品が初の初期キャラとしての登場である。
性能のほうは前作とあまり変わらず。


◆マリオスポーツミックス
再びデイジーガーデンで働くことに。
ゴールを勤めるだけでなく試合中、泥を吐いて邪魔をすることも。
またミニゲーム「ハラペコボスパックン」では重要な役割として登場する。


★3DS・WiiU時代以降のボスパックン

マリオファミリーの一員として脂が乗りに乗りまくったボスパックンだったが、2010年代に入ると出番が急激に減少。
スポーツゲームにも呼ばれることは無くなってしまう。

「スタッフに飽きられた」「ロゼッタに地位を奪われた」などといった噂も実しやかにされているが、いずれにしても真相は不明である。
そんな地位を奪った疑惑のあるロゼッタさんは全盛期のボスパックン以上に現在大活躍中です。


ペーパーマリオ スーパーシール
ワールド5のボスとして登場。他のボス同様ロイヤルシールの影響でギラギラに暴走してしまい、ありとあらゆる物を喰うという悪食キャラになっていた。


◆マリオパーティ10
最初のボードマップ「ワクワクパーク」の大ボスとして登場。
「ボスパックンのふりふりバクダンバトル」でプレイヤーたちと爆弾のぶつけ合い対決することになる。


尚、上記二作品は64時代から続くマリオシリーズだが、いずれもボスパックンは初登場という扱いである。


マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX
ペーア平野の最初のボスとして登場。
最初のボスだけありレベルも4と他の雑魚より高め。
まさかの悪食。ただしシステムの都合上スーパーシールと違いマリオ達を食うというなんとも言えない技を使う。ペーパーマリオなら余裕で回避が出来るが回転をかける事もあり序盤ボスとは思えない強さ。
怒り状態だと画面奥から突進してきて泥を吐いてくる。回避は紙飛行機状態のペーパーマリオに捕まるというもの。

その後、ソクリ山地へ向かうマリオ達の前にも立ちはだかる(ただし直前にノーマルキノピオを追いかけて捕まえ、その後どこかに投げていたため本当にクッパの命令で妨害してたのかというと怪しくなる。)。こちらはペーパーver.。
ちなみにバトル開始時にコピーブロックを借りて自分の分身を作る。束を分解した際頭を上げるのが本体。ただ束をきっちり全部分解してなくてもいつの間にか最初に剥がしたのが本体だった、というのもある。とにかく剥がした分身の中で頭を上げているのが本体である。ただし時々剥がれた分身を回収してシャッフルする。


◆マリオテニスAce
パックンフラワーの森のボスとして登場。
手にあたる葉っぱでラリーを行い、体力ゲージがなくなるとへそを出して倒れるので狙い撃ちでトドメ。

2018年9月のニンテンドーダイレクトで10年ぶりのプレイアブル復帰が決定。
同12月のオンライントーナメント参加の景品として使用可能に。現在はオンライン環境があれば誰でも使用可能。
ストーリーボスの時と同じくラケットを使わない。おそらく今作のプレイアブルキャラでは唯一だろう。
キャラタイプは当然パワータイプ。エナジーMaxで使えるスペシャルショットでは久々に空を舞う。

さて、本作では狙い撃ちなどで相手ラケットにダメージを与えて破壊するシステムがあるが、ラケットがないボスパックンはどうなるかというと
葉っぱの手が赤く腫れ上がり、ボスパックンが消滅する。…まあ手がブチ切れたらCEROが上がりそうだが。


大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
まさかのプレイアブル抜粋となったパックンフラワーの最後の切りふだとして登場。
パックンフラワーが急成長…ではなく召喚といった感じに現れ、パックンフラワーはそのまま動ける。
スマブラXと同じ姿で、カゴでファイターを2体まで閉じ込める。3回のジャンプの後カゴに炎を浴びせ地面に打ち付けフィニッシュ。
捕らえるファイターの数に制限があるが、少しでもダメージが溜まっていれば炎とラストの追加ダメージで軽く撃墜される。
優秀かつ凶悪な仕上がりである。

たまに崖から落ちるのはご愛敬


マリオカート ツアー
2022年7月「パックンツアー」の開幕と共に参戦。
マリオカートシリーズにおいては『ダブルダッシュ』以来の19年ぶりの登場となる。
新コース「3DS パックンスライダー」も同時にお披露目された。



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最終更新:2023年10月28日 23:06