ブライド(バッカーノ!)

登録日:2012/03/27(火) 17:52:21
更新日:2020/07/15 Wed 22:58:11
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「我々の幸福を裏打ちするもの、我々が幸福であると確認する指針、そして、我々が人間として幸福なのだと実感させる『安堵』が必要なのだ。そうでなければ、この幸福は幸福ではなくただの陶酔、逃避にすぎない」


『ブライド』は、『バッカーノ!』における登場人物。

宗教団体「SAMPLE」の四十三代目の教祖なのだが、研究生のような風貌の上緊張感の無い声のため見た目からカリスマ性が感じられない。
あることをすれば別だが。


シューティングゲームが好きなようで、集会の前に何度もコンティニューしてしまい、それが原因で遅刻してしまう事もあった。頼りがいのない教祖様である。
そんな彼がカリスマ性を垣間見させる瞬間は、ブドウ糖液を注射器二本分打つこと。糖分足りてないから元気が無いんじゃないかコイツとか言ってはいけない。


教祖として活動する時はこの状態らしい。


[SAMPLEについて]
300年近く続く宗教団体。いまだその聖典は完成していない。

彼らの教義は簡単に言うなら、
「神は存在しない」
というもの。
普通の宗教でもそういう教えもあるが、この団体は「居ないなら神作っちゃおうZE☆」という考えの元行動している。
異端の宗教に割とある考え方である気がしないでもない。


神の代替として「痛みや苦痛を取り除く薬」と、薬で取り除いた痛みを引き受ける「生け贄」を生み出している。
この「薬」は結果的にある町を滅ぼし、「生け贄」はある不死者の出生に関わっているがここでは割愛。

メンバー全員が、「薬」によって痛みや苦痛で苦しまないようになっていて、「生け贄」を痛めつけてる。
そんな宗教団体である。
どこのSMクラブとか言ってはいけない。何故なら彼らはクソ真面目なのだから。実に質の悪いドS共である。


ちなみにメンバーの何人かは「できそこない」の不死者。
詳しくは不死者の項目を参照。


[本人の活躍]
戦闘はあまり活躍しないが、その拷問の手口は鮮やかかつSMっぽい。
描写されているだけでも、3%の食塩水を血管に流す、腎臓の真上にスタンガン、耳にホンをつけて怒鳴り続ける、投薬等。

また、前述の薬を使っているため、痛みや苦痛を恐れていないため、刺されてもなんともない。

膂力もかなりあるようだ。
が、皮肉にも、苦痛を恐れないが為に相手の仕掛けた罠に気付かずに倒されてしまう。痛みを感じない奴って大体さくっと死ぬよね。


彼が死んでも、「近い者を失うという苦痛」が消え去っている教徒達は、ただ祈るだけだった。



「せめて苦痛無き死を」

\この痛みだ!!/


余談だが、同作者の別シリーズ、『デュラララ!!』に登場する、折原臨也と面識があるのではないかと言われている。
作中で、彼が「オリハラ」なる人物に連絡をとった後、新宿新都庁の写真を見ている場面があるため。
「オリハラ」は死体の始末もしてくれるらしい。
なおこの事件が2002年、臨也が拠点を新宿に移したのがダラーズ・黄巾賊抗争の3年前なので
逆算すると、デュラララ!!は2005年前後が舞台ということになる。



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最終更新:2020年07月15日 22:58