シオン・エルトナム・アトラシア

登録日:2011/03/20 Sun 10:43:20
更新日:2024/01/05 Fri 01:06:17
所要時間:約 6 分で読めます




TYPE-MOON作品に登場する人物。

初出は『月姫』を原作とする格闘ゲーム『MELTY BLOOD』。
一応主人公、1Pのカーソルの初期位置じゃないけど

誕生日:6月1日 血液型:O型
身長:161cm 体重:48kg
スリーサイズ:B86/W55/H83
CV:夏樹リオ(~Actress Againまでの『MELTY BLOOD』他)/青木志貴(Fate/Grand Order

性格は真面目で合理主義者。一方で構ってほしい委員長タイプとか
ヒロイン同士仲が悪いことが多い月姫で、ヒロイン全員と仲良く出来る貴重な人。ただしシエルは例外(理由は後述)

魔術協会三大部門の一角、アトラス院の錬金術師。
旧名はシオン・エルトナム・ソカリス。アトラス協会の次期院長候補になってからはアトラシアと名乗っている。

ワラキアの夜を追って三咲町にやって来た。

三年前、友人のリーズバイフェ・ストリンドヴァリが率いるヴェステル弦楯騎士団と共にタタリ討伐に挑むも、敗北。
シオンはタタリに噛まれ半死徒化し、リーズバイフェは死亡、騎士団も壊滅という大敗を受けた。

全滅させられた事については教会と自分の責任だと納得している模様。
ちなみにワラキアに飲まれた血が後に意外な展開に発展する。

現在は死徒化する体の治療法を模索しており、独自に決着をつける為アトラス院を離反。
自分の研究成果を他部署に明かして協力を仰ぎつつ、吸血鬼の大元である真祖のアルクェイドと会う為にまずは志貴と接触を試みた。

その為成果の秘匿を第一とするアトラス院に追われる身となる。

シエルと仲良くできない理由はシエルがアトラス院にシオン討伐を依頼されているから。

ちなみにアルクェイドを選んだ理由は既に彼女以外の真祖は真祖と言えないほど非力な存在しか存在しない為と語っている。

ワラキアを追った理由は決着を付ける為と自分を生かした理由の「同病相哀れむ」という言葉の真意を問いただす為。

ワラキアがシオンを生かした理由は自分とシオンが全くの同類だったから。

ワラキアは他人の情報で発生し、シオンは他者の情報を搾取する事でしか存在できない、互いに情報がなければ存在できない生命体という共通点をワラキアが同類とみなした所。
その為により優れた吸血鬼の肉体を与えたと語っている。
ルートによって様々な結末を迎える人物。
吸血鬼を治す方法を考えるあいだ遠野家に居候する展開や、ワラキアを完全に滅する事はできずにタタリを追い続ける展開、路地裏生活を始めるなど多岐に渡る。

ワラキア消滅ルートでは完全にワラキアを消滅させ、アトラス院に戻っていく展開があり、この時に必要とあれば志貴の力になる事を約束する。
どうも、見返り無しで協力してくれた志貴に惚れてしまった模様。

彼女の主な武器の一つに「エーテライト」がある。
第五架空元素という存在を編んで作られたミクロン単位のモノフィラメント。

医療用に開発された擬似神経でもあり生物に接触すると神経とリンクして擬似神経となる。
その特性を利用し、相手の思考を読んだり、肉体を操ることも可能だが、そのためには対象の理性・本能といった数々のプロテクトを突破しなくてはならず、使いこなせるのは才能ある者かエルトナムの者だけ。

戦闘では主に鞭のように使用する。
これだけでは火力不足だが、相手の思考を読み行動を縛るそれは対人戦闘に用いるには一級品。
展開次第では秋葉に渡す事もある。

複数の思考を脳内で運用する思考分割や高速思考など、人体を演算装置として使う術に特化している。
七つの分割思考が可能らしく、これはかなり凄いらしい(五つで天才とか)
因みに、ワラキアはそれ以上の可能性がある。
Actress Againの自らのルートではこの能力を利用し、リーズバイフェを救った。

またバレル・レプリカというアトラス院の七大兵器の一つ、ブラックバレルの模造品の銃も持ち合わせている。

戦闘力は志貴とほぼ同等の模様。
MELTY_BLOODシリーズでは彼女の様々なifの姿が登場している。


▼吸血鬼シオン


吸血鬼化が進んだシオン。もしくはその不安がタタリで具現化した姿として登場する。

無印では様々展開の末、幾つかのルートに登場する。

当時はまだシオンとして理性の残す所もあったが、それ以降のシリーズは完全に吸血鬼化、思考も完全に吸血鬼のものに変貌しタタリを継ぐべくワラキア打倒を目指す。
何故かActress AgainのEDでは血だまりに全裸で浸かっており色々エロい事になっている。

また、作品によっては必殺技が変更されている。


オシリスの砂

Actress Againのラスボスとして登場。

その正体はかつてワラキアの夜に吸血された「シオン」の血液であり、半死徒化する前のシオン。

シオン・エルトナム・アトラシアがワラキアに吸血されないで三咲町にも行かずアトラス院に居続けたら…というifの姿の成れの果て。

ワラキアと同じく人類滅亡の回避を目指したが早々に諦め、滅びを回避出来ないなら人類が生きた記録を後の世界に残すのを目的としている。
しかし、その為に全人類の死が必要という方法をとったため登場キャラクターには悉く不評。
吸血した張本人のワラキアさえも本末転倒と呆れていた。
おまけに扱いも割りと酷く、両儀式には、「あれはハズレだ」と通常の敵と同じ扱いされた。
挙句の果てに白レンあるいは琥珀翡翠ルートでは物語の裏で七夜あるいは秋葉に敗れて未登場
秋葉は自分のルートでも戦うからいいが、七夜は自分のルートでは異変に気付いているのにオシリスをスルーしたままEDまで行くという…
ちなみに七夜ルート最終戦では夜が明けているのでオシリスは七夜の知らないところで倒されている。
まさかのラスボス(笑)である。
まぁ、式にとって彼女はただの通過点でしかないし、七夜にとっては自分の目的と全く関係ないのだが……。

Fateシリーズにおいて

Fate/EXTRA』ではラニ=Ⅷというホムンクルスを作成したシアリム・エルトナムという魔術師がいる。
ラニをムーンセルに届けたあと病死したらしいが、彼女には出生時に死に別れた姉がいたらしい。
恐らくシアリムは平行世界の妹、死産した姉がシオンと推察されるためにEXTRAで彼女は死んでいると思われる。
漫画版『路地裏ナイトメア』では、似たようなキャラが登場している。

Fate/Grand Order

2部2章『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』ラスト、彷徨海に辿り着いたボーダーに対する通信越しで突然登場し、多くのプレイヤーを驚かせた。
こちらの世界では別にアトラス院長がいるため、旧姓「ソカリス」を名乗っている。

そして『人智統合真国 シン』の序章で本格登場。ツインテ眼鏡にイメチェンしている。
性格も根っこは変わらないがめちゃくちゃフランクになっている。
これは演劇狂いの院長の影響を受けたからとか。十中八九『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』にいたズェピアのことであろう。ズェピアとは養父と娘の関係になっており、親子仲は普通に良いようだ。
ちなみにこの世界のシオンは死徒ではないがズェピアの影響で吸血種にはなっている。それによるマイナスはないに等しく、メルブラの時のように自分を毛嫌いすることはないそうな。
吸血種のため食事は人工血液とサプリメントで十分らしく、肉体も若いままである。
本人の身体能力はというと人並み程度の格闘能力は備えているらしいが、具体的な描写がなく未知数。
なお、メルブラの彼女が使用していたエーテライトは一切使用していない。性格の変化はここの要素も大きいだろう。


カルデアに設置されている霊子演算装置「トリスメギストス」やシャドウ・ボーダーに搭載された虚数観測機「ペーパームーン」の製作者である。
どこからか幻霊サーヴァント「キャプテン」を召喚しており、土木作業はだいたい彼に任せている。
マスター仲は良好。

アトラス院にいた時に2018年で人理が唐突に消滅し、それを食い止めるカルデアも真っ先に破壊されるであろう事を導き出してしまう。
食い止めようと養父も含む何人かに相談を持ちかけたもののアトラス院は各々の問題は各々で対応するという個人主義スタンスだったためあっさり断られてしまう。
そこで人理が消えたとしても確実に安全な場所を求め、アトラス院を出て彷徨海に行き、そこで人理の危機に対する解答を探しながらボーダーに向けて信号を送り続けていた。

彷徨海の魔術師はクリプターの思想に賛同こそすれど理想ではないとして皆引きこもっており、シオンには専有スペースとしてエントランスの周りがまるごと貸し出されている。すでに「トリスメギストスⅡ」が建造されており、見た目はカルデアの司令室そっくり。
ぐだ達一行と合流した後に更にカルデアを再現し、新たな拠点「ノウム・カルデア」を誕生させた。
優れた才能を活かしたブレーンとしてシオン自身も協力するが、彼女は彷徨海に残るらしくボーダーでの現地出撃はしない方針を取っている。



ロード・エルメロイⅡ世の冒険

4巻からアトラス院の錬金術師として登場。ズェピアとの関係はFGOと同様で、こちらでもソカリス性を名乗っている。
これまでの作品に登場した彼女に比べ「10歳にも満たぬ」と書かれる程幼い頃として描かれ、エーテライトによる拘束や会話による脳内連想をも併用した情報探査等を披露している。
性格についてはメルブラ寄りで生真面目な側面が目立つ。



関係者

『MELTY BLOOD Re・ACT』以降では弓塚さつきと共に路地裏同盟という私設同盟を作ったりする。

同じ死徒になりきれないもの同士、気が合って親友になってしまったみたいである。

後に白レン、リーズバイフェも加わって偉い勢力になってしまっている。
ちなみにピアニストみたいな人は新たな同盟者最有力候補とか。

もっともRe:ACTは『MELTY BLOOD』の正当な続編ではない「お祭りゲーム」でもあるために、実際に月姫の後まで弓塚さつきが生存していて来日したシオンと友達になっているという確率はかなり低い模様、残念。
それでもActress Againのシオンルートでもさつきとの友人関係は維持されていたりする(さつきが自分を襲ってきた事に困惑している)。

ネコアルクから呼ばれるエジプトニーソという呼称は嫌いらしい。


月姫リメイク版と並行して販売されたリメイク版となる『TYPE LUMINA』では、舞台設定が新月姫そのものになったため、MeltyBloodの世界に入る前の出来事ということで主要キャラからリストラされた。


ほかにも関係性のありそうな名前だけの人物が数名いたりする。

アトラス院にはヘルメス・シリス・アトラシアという錬金術師がいたりするも関係性は不明。魔術特性は「未来」。
まぁアトラシアの姓は『アトラス院の院長』に与えられる名前であるので、ただの同門の可能性がある。


また、『MELTY BLOOD』を制作したフランスパン制作の2D対戦格ゲー『UNDER NIGHT IN-BIRTH』ではエルトナムなる人物が登場する。
声優は明坂聡美が演じているが、その言動から別世界のシオンではないかと思われる。
しかもEDではを鷲掴みにして不敵に微笑む姿が確認されたとのこと……真相やいかに。




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