ロミオ・レオーニ

登録日:2013/12/26 Thu 22:06:02
更新日:2024/02/27 Tue 01:21:41
所要時間:約 10 分で読めます



「ブラッドは甘くないぞ…
 覚悟しとけよ!」


(画像跡)

ロミオ・レオーニ(Romeo Leoni)


性別:男性
CV:成瀬誠
年齢:19歳
出生:3月14日
身長:163㎝
所属:フェンリル極地化技術開発局 特殊部隊ブラッド
神機:第三世代可変式
   近接:バスターブレード/ヴェリアミーチ
   銃身:ブラスト/キチェルカ
   装甲:タワーシールド/カーザミーア
ブラッドアーツ:???(名称不明。C.C.ディバイダー?烈風地走り?)
リンクサポート:ST消費30%↓ 2~5
2073年フェンリル極地化技術開発局入隊。

特殊部隊“ブラッド”の隊員。
主人公の一年先輩。後輩の面倒見がよく明るく気さくに
接するが、調子に乗って先輩風を吹かせることも。
ミーハーで、ファッションやアイドル事情に詳しい。
(公式サイトより抜粋)


PSP及びPSVITA対応ドラマチック討伐アクションGOD EATER 2の登場人物。
キャラクターデザインの小林くるみ氏は、曰く「天使のような男の子」をイメージして描いたという。

以下ネタバレ注意!




人物像       

訓練終了後、「クワイ河マーチ」を鼻歌で奏でながら現れる先輩ゴッドイーター。
たくさんのバッジが付いたニット帽やジャケットを着こなす、カラフルでポップな雰囲気の少年。
おもちゃ箱をひっくり返したような見た目通りの陽気で朗らかな性格で、主人公やナナともすぐに仲良くなる。

本部の児童養護施設「マグノリア=コンパス」出身者だが、エリート養成コースで教育を受けたジュリウスとは居住区画が違っていたため、ブラッドに入隊するまで面識はなかった。
作中史上二人目の「P66偏食因子」適合者であり、彼が現れるまでジュリウスは延々と訓練に明け暮れる日々を送っていた。
最初のうちはジュリウスもその喧しさに辟易していたが、そのうち慣れ親しむようになった。

平素のジュリウスが寡黙で愛想の無い人物であるのも相俟って、対照的に賑やかな彼の人柄はフライアやアナグラの人々に好意的に受け入れられ、そのお陰で個性的過ぎるブラッド隊員達が打ち解けるのに時間はあまり掛からなかった。
しかし諍いが起きないわけではなく、事情を知らなかったとは言え、過去の経歴について尋ねただけで殴りかかってきたギルバートとは犬猿の仲になり、幾度も衝突を繰り返す。
ただ、そのギルとの言い争いの内容は殆ど戦闘関連になっており、普段は素っ気なくノータッチ。

ブラッドや「血の力」について質問を受けた時には、口では大仰に説明するものの、肝心の要点は漠然とフワッとしたイメージばかりで言葉を濁し、「何でも訊け」と言っておいて早々に退散している。
また序盤は戦闘においても未熟さが目立ち、気付いた頃には後輩に尊敬すらされなくなっていた。
それでもほぼ全員と良好な関係を築き上げており、特にナナとは一緒にバカ騒ぎしたり近くてドギマギしたりするほど。


ファッションに明るくアイドルにも詳しいミーハーな面、またアーカイブ閲覧傾向などから趣味の一致を見出した藤木コウタと恐るべき速さで意気投合し、シプレの新曲披露の時には二人揃ってご満悦になるなど、主人公が冷ややかな視線を向ける傍らで緊密な友情を結んでいる。
葦原ユノに対しても彼女の大ファン(別腹)を自称し、そのユノが興行のためフライアに立ち寄った際やアナグラで再会した際は主人公を巻き込みつつ凄まじい勢いで興奮してみせる。
「歌姫ユノ」への入れ込み様は、服に付いた彼女の匂いを繰り返し堪能(クンカクンカ)して入浴拒否(汚い)したり、彼女の向かった先と思われるグレム局長の執務室へ突撃(空振り)したり、握手した手をしばらく洗わないと宣言(汚い)したり、着替え中と貼られた扉の前で入る機を待ち続け(忠犬ロミ公)たりするくらいの熱烈っぷり……まあ、現実的に考えると案外普通?
ちなみにユノの専属マネージャーである高峰サツキを相手にした時は、その圧迫的な怖さから委縮してしまった。

ジュリウスやナナと同じく元々孤児であり、家族親類はいない天涯孤独の身。
しかし「マグノリア=コンパス」で不自由ない暮らしをしてきたため、対アラガミ装甲壁の外側でフェンリルの庇護を受けられない人々の窮状を知らずに育った。


ここだけの話だが、体験版配信以降から製品版発売に前後し、かのシェイクスピアの世界的名作『ロミオとジュリエット』になぞらえてロミオとジュリウスの二人を掛け算し、「ロミジュリ」とネタにすることがネット界隈で少々見受けられた。
近年はベーコンレタス調理法的思考実験を人生の糧とする女性の方々が増加の一途を辿っている訳だから、美形揃いのGE男性陣がそんな不埒な空想劇の餌食と化すのは今に始まったことじゃあないのだが……

このネタを見たことがあって、少しでもクスリときちゃった神機使いは、きっと後悔する羽目になりますよ。
子供先生は大喜びだったかもしれないけれどね!




NPCとしての戦闘能力       

『敵との距離の取り方、攻撃タイミングの判断にミスが多く見受けられる』
――NORNデータベースより

主に銃形態で立ち回り、近接攻撃の頻度が少なく、当然捕喰回数も少なく、受け渡し弾に至っては全然撃たない。
また爆発モルター系を使用するため、PCや他のNPCの攻撃の邪魔をしてしまうことも多い。ちゃん様ほどじゃあないけれども。
近接形態で攻撃する時は若干離れた所に陣取って被弾し、銃形態で攻撃する時は更に離れた所に陣取って被弾する。
距離を取っているくせに敵の攻撃を喰らいやすいという謎のジレンマを抱えているロミオ先輩。
防御? するよ? 範囲攻撃が来る時は流石にね? ホントだよ?

とにもかくにもパッとしない。
更に周りの後輩達がどんどん「血の力」に目覚めて華々しく戦果を上げる中、一人だけ取り残されたロミオ先輩は迷走を始める。
ナナの真似をしてアラガミを引き付けようとすれば、普通にナナに注目を持って行かれるし、ギルみたいにヒット&アウェイを実践してみれば、普通にギルと一緒に倒されてしまうし……
(※後者は主にプレイヤーのリンクエイドの受け過ぎによるアイテム枯渇が原因です。飽くまで)

戦闘開始時、「お手本見せてやるよ!」と意気込む先輩の姿に「お、おう……」と言葉に詰まるプレイヤーは全国津々浦々何人いただろうか。


……ええ、そんなイマイチな性能なんて振り切りますとも。
「血の力」が覚醒しなくたっていいじゃない。
ブラッドアーツが使えなくたっていいじゃない。
中盤、自分にしか出来ないことを模索し続けていたロミオ先輩は大幅に成長を遂げ、支援アイテムの鬼と化す。

ホールドトラップや回復柱をバンバン使い出し、ピンチの際にはスタングレネード炸裂。
AIも格段に優秀になり、被弾率も大幅ダウン。ギルよりも倒れにくくなる(重要)。
更に敵を見失った時には真壁ハルオミ雨宮リンドウと同様に自分から索敵を始める。
ただし捕喰と受け渡し弾に関しては相変わらずである。

手厳しい意見を述べられていたNORNでも『第一世代・第二世代の神機使いにとっては模範とも言うべき戦闘スタイルと言える』と一転して褒めちぎられる有り様。
「お手本見せてやる」と言っていた先輩が本当にお手本になっちゃったよ!
言わなくなっちゃうけれども……

ようやく彼の時代が来た!
いや、時代が彼に追いついたのだ!



(画像跡)
「やってやろうぜ、副隊長!」


劇中の活躍       

主人公らブラッド第二期候補生を歓迎し、先輩風を吹かせるロミオだが、戦術・作戦理解の乏しさや戦闘能力の平凡さから瞬く間に「イマイチ頼りにならない先輩」という認識が広がり、途端に軽んじられるようになってしまう。
ていうかそもそも彼も候補生止まりから始まる。
また自分自身が未だ「血の目覚め」を迎えていないことは心の中でしこりになっており、入隊して日の浅い主人公が覚醒した際は率直に祝いの言葉を贈りつつ、その「喚起」の力に肖ろうと他力本願な台詞も吐いている。

理由も言わずに殴ってきたギルとは反りが合わず、ジュリウスの計らいや主人公の仲裁を経て仲直りしても尚続ける。
シエルの加入前後も度々不毛な口喧嘩をし、周囲には呆れられていた。

その後、フライアはブラッドと神機兵の戦闘データを得るべく極東支部に進路変更。
極東の面々から歓迎を受け、大好きなユノの歌を間近で聴くこともでき、シプレを通じてコウタとマブダチになり、彼の人生に春が訪れる。

主人公・シエルに続き、ギルやナナもまた次々と「血の力」を覚醒してゆく。
ナナが体調不良を訴えたり単独で支部を飛び出したりした際は真っ先に彼女を心配し、時に叱咤を飛ばすこともあった。
しかしながら、ジュリウスに続いてブラッドに入隊したというのに、そのブラッドの代名詞の如き「血の力」は一向に芽吹かず、後から入って来た者達ばかり力を手に入れて彼を追い抜いてゆく。
自分だけ置いてきぼりを喰らい、仲間達の成長と活躍を目の当たりにし続け……それに対して何も出来ない現状に、ロミオは余裕を失い、焦燥感に駆られる。

戦闘面でも彼の焦りは如実に現れ、ギルに叱責を浴びせられることもあった。
既にブラッドアーツを使いこなしている相手の言葉は耳が痛い忠告で、やっかみ半分、彼は適当に聞き流すだけ。
ロミオは自身の非力さに引け目を感じ、ずっと、ずっと、劣等感を抱き続けていた。


※以下、結構長くなるので文章を畳みます。
 携帯版を閲覧の方はご注意を。




次に控えるはサテライト防衛任務。
ラケル博士の研究成果により、観測史上最大規模の「赤い雨」が予報され、ブラッド及び極東支部隊員と神機兵が拠点防衛と避難民誘導を行う合同作戦が始まる。
それを目前に、ロミオはユノへブラッドの皆のために一曲歌って欲しいと頼み込む。
ロミオが一番聴きたいのだろうが、ユノは「全員生きて帰ってくること」を条件に快諾。

ブラッドは主人公、ジュリウス、ロミオのメンバーで直近の外周防壁で戦闘行動に繰り出す。
三人は問題なくアラガミを討伐するが、砲火に巻き込まれて火災が発生、複数の住居に火の手が上がる。
だが、ユノは毅然と、「生きている限り何度でもやり直せる」と語るのだった。







!警告!

!!警告!!

!!!警告!!!


重大かつ衝撃的なネタバレあり

繰り返す。携帯版ご注意!





以上、ネタバレ終わり。






先輩語録(追記求む)       

「ば、バッカ、お前、ほら……必殺技ってのはさ、そんな、すぐに手に入るもんじゃないんだよ……」

「要するに『ニンジャ最強』ってことだ!」(アラガミ各個撃破の基本戦法について)

「俺さ……大きくなったら、神機兵に乗るんだ……」
「マジっすか……ヤバいっすね……」

「ばっか! そんなこと気にしないで、泣きたいときに思いっきり泣けばいいんだよ!」

「ヒュウ!」(アラガミ撃破時。GEマガジンではチャージクラッシュ時と誤記)

「ボッコボコにしてやっからな!」(アラガミダウン時。GEマガジンでは銃使用時と誤記)

「おまえ室内で帽子被ってるとか変なのー!」
(無言の平手)
「ヒィン」






本項目を快く追記・修正してくださる方に、“Горе не море,выпьешь до дна.”の言葉を贈ります。
ロミオの母国の言葉ではありませんが、GEのシリーズを通してこの格言に親しんだ方は多いはずです。
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最終更新:2024年02月27日 01:21