オーロット

登録日:2013/12/23 Mon 00:21:56
更新日:2023/11/14 Tue 19:09:57
所要時間:約 4 分で読めます





ほかの 木々を 自在に 操る。 森を 荒らす 人間は 死ぬまで 森から 出られないようにするのだ。


ポケットモンスターシリーズにXYから登場したポケモン


■もくじ


■データ


マウンテンカロス図鑑No.062/全国図鑑No.709
英語名:Trevenant
分類:ろうぼくポケモン
高さ:1.5m
重さ:71.0kg
タマゴグループ:植物/不定形
性別比率:♂50♀50

タイプ:ゴースト/くさ

特性:しぜんかいふく(引っ込むと状態異常が治る)
  /おみとおし(相手の持っている道具がわかる)
隠れ特性:しゅうかく(使ったきのみがターン終了時に50%の確率で復活する。天候が晴れの時は100%の確率で復活する)

種族値
HP:85
攻撃:110
防御:76
特攻:65
特防:82
素早さ:56
合計:474

努力値:攻撃+2

進化:ボクレーを通信交換→オーロット


■概要


古木のような姿をしたポケモンで、ザクのようなモノアイが一つある。
今までありそうでなかったゴースト・くさの複合タイプパンプジンと対をなす存在。
ナタネが見たら卒倒するかもしれない。

森の木々を自由に操るというハイスペックな特技を持っている。
オーロットの住む森を荒らしたり、木を切り倒す者には容赦なく呪い殺すという。

一方で自分の体を住み処にしてくれるものには親切らしい。悪さをしなければいいポケモンのようだ。
今まで恐ろしい図鑑説明の多かったゴーストタイプの中の良心ともいえる。

進化前のボクレーは切り株に森で迷って死んだ子供の魂が宿って生まれたポケモン。誕生経歴がおっかない。
また、頭の枝に生えている葉っぱを煎じて飲むと万病に効くという言い伝えがあるという。

対となるパンプジンはX・Yどちらにも出現しないが、進化前のボクレーとバケッチャはどちらにも出現する。
英語名の「Trevenant」は、樹木の姿をした架空の生物「Trent」と、「亡霊」を意味する「Revenant」の複合語。


■ゲームでのオーロット


進化前のボクレーは16番道路で出会える。

オーロットは本来、通信により進化するポケモンだが、エイセツシティ南西の迷いの森でも野生で出現する。
ついでに群れでも出現する。X・Y発売前のPVでは、オーロットが群れで登場するシーンが見られる。
そしてウソッキーもたまに群れに交じる事がある。


■対戦でのオーロット


攻撃の種族値が抜きん出て高く、その他は平均かそれ以下。鈍足。
現時点では先制技が存在しないが、「トリックルーム」を使えるのであまり気にしなくても…と言いたいが、弱点もメジャーなので決める前に落ちる確率も高い。
一瞬あのメガシンカするぬいぐるみを彷彿してしまいそうになるが、習得技には「ゴーストダイブ」「ウッドハンマー」などの高威力の物理技が揃っており優秀。
ただし、耐久型を育成する場合は「ウッドホーン」が優先されることが多い。
サブウェポンは相性補完に有用な「じしん」「いわなだれ」のほか、「ウッドホーン」同様耐久型向きの「ドレインパンチ」やフェアリー対策の「どくづき」等。
補助技は前述した「トリックルーム」に加え「おにび」「どくどく」「やどりぎのタネ」「みちづれ」など中々良いラインナップとなっており、アタッカー一辺倒にするよりはこれらの補助技も併用した方が活躍させやすい。

オーロットのキモとなるのが隠れ特性のしゅうかく。
耐久は高くないとはいえ4倍弱点はないので努力値を振れば攻撃を耐えやすく、そこから木の実の回復と補助技で泥沼に持ち込むことを得意とする。
「どくどく」「おにび」を覚えることに加えて攻撃能力もそれなりにあるので、耐えさえできれば相手を落とすことは難しくない。
ただしタイプと特性のせいで「はたきおとす」に非常に弱い事には注意が必要。
また4倍弱点はないと言っても、やけどが有効ではない特殊技で弱点を突かれると耐えられないこともあるので、なるべく有利な相手を起点にしていきたいところ。

対になるパンプジンとはそもそも型が違う上、オーロットは特性を始め回復能力を多く有したポケモンなので、差別化は容易である。

ウッドハンマー持ちの中でもカプ・ブルルに次いで攻撃が高い(ドダイトスは109)。
くさタイプ全体の中でもリーフィアと並ぶ攻撃値を誇り、これを上回るのは上述のカプ・ブルル&キノガッサ(130)、ノクタス(115)ぐらいしかいない。

専用技「もりののろい」は相手にくさタイプを追加できる。
ダブルバトルであれば相手に弱点タイプを増やし、相方に攻撃させるという芸当が可能。
パンプジンが覚え、相手にゴーストタイプを追加する「ハロウィン」と対をなす技である。
またどちらもZワザとして使うと命中・回避・急所率以外の全能力が1段階アップするというオマケ付き。
何気に技エフェクトがカッコいい。
ちなみにこの技を一部のポケモンに使えばなんと8倍弱点を作ることが可能。具体的には虫/鋼or氷であるハッサムモスノウなどにやれば炎8倍、地面/飛行orドラゴンのグライオンガブリアスにやれば氷8倍、エスパー/悪であるカラマネロなどにやれば虫8倍、格闘/虫であるヘラクロスなどにやれば飛行8倍といった感じ。そうなったこいつらに8倍弱点をつける攻撃をすればがんじょうやきあいのタスキ持ち以外ならまず一撃死するだろう。
彼(彼女)の名誉のために言っておくと、ジャパンカップ2014オンライン予選(カロスダブル)ジュニアカテゴリでは使用率ベスト30に輝くなど、決して弱いポケモンではない。

■アニメでのオーロット


XY37話「蠢く森のオーロット!」で初登場。
ルチャブルケロマツのコンビネーションの確立の為の特訓をしていたサトシを見つめるオーロット。
なかなかソリが合わず喧嘩に発展した2匹を叱るサトシをつるのムチでさらう。
オーロット「サトシ、ゲットだぜ!」

シトロン「木を操るポケモンが森を荒らす人間を捕えて食べるという噂があります」
セレナ「サトシが…食べられちゃう…?」
いち早くサトシの気配を感じ取ったピカチュウ。トリガーになりサトシを助けるべく一行はピカチュウを追う所でAパートが終わる。

道中、サトシは(冷静に図鑑をかざしてオーロットをテレビの前の子供達に説明しつつ)抵抗していた。
そこにルチャブルとケロマツが駆けつけ、ついでにコンビネーションの確立に成功。
途中でサトシがオーロットの鬼火を受け止め、無傷だった。
冷静になったオーロットは皆に「こっちに来て」とジェスチャーする。
実はロケット団に囚われていたウソハチとウソッキーの救助を手伝って欲しかったのだった。

ちなみに「ポケットモンスター XY おたのしみブック」ではセレナヤンチャムと絡むが、
誤ってオーロットを怒らせてしまったヤンチャムがセレナと一緒に
上手くご機嫌をとる、という下りに変更されている。

XY&Z第24話(XY第117話)「森の呪いと白いボクレー!」ではかなり開きがあったが進化前のボクレーが登場。
タイトルの通り、ここでは色違いのボクレーが出てくる。

サン&ムーン編では125話で、セレビィによって過去の世界にタイムスリップしたサトシとニャヒートが森で出会った。
この個体は非常に巨大であり、ガオからは「オー爺」と呼ばれている。また、ぬしポケモンでもある。
時折背中が痒くなるらしく、その度にニャビーのひっかくで背中を掻いてもらっているとのこと。
雨がやんだ後にサトシはさよならをしようとするが、その時に再び背中を痒がってしまう。謎を探るためにサトシ達が背中に入り込むと、中には雨で羽がくっついてしまったアブリーが沢山いた。
それを丁寧に剥がしてその後温めてあげるとオーロットは喜んでサトシにホノオZを授ける。サトシが喜んでいたところにセレビィが再び現れ、ときわたりでサトシとニャヒートを現代に返した。
しかしサトシとニャヒートはときわたりをした事には気づいておらず、その場を見上げるとオーロットによく似た朽ちた大木があった。この大木はつまり…





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最終更新:2023年11月14日 19:09