山田直道

登録日:2013/12/22 (日) 10:30:31
更新日:2024/04/03 Wed 19:14:49
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これが自分にとっての世界タイトルマッチなのだから!


はじめの一歩の登場人物。
鴨川ジム所属の練習生で、幕之内一歩の初めての後輩。
父親の仕事の関係で転校が多く、そのせいで内気な性格で、学校ではいじめられっ子だった。
その境遇から同じく元いじめられっ子だったにもかかわらずボクサーとして大成した一歩を誰よりも尊敬している。

鴨川ジム時代はいじられ役で、入門の際のロードワークで嘔吐した為、「ゲロ道」と仇名を付けられる(本人は嫌がっている)。
合宿の際に鷹村達に雨男と言い掛かりを付けられ、理不尽な暴力を受けた事も。
ボクシングの経験はなく、完全な素人だったため、初期は完全な足手まといだったが、徐々に並みの練習生なら一日で逃げ出す鴨川ジムのプロの練習に付いていけるようになる。
後期には、一歩の練習のパートナーにもなり、冴木戦での作戦を共に画策した。

プロテスト合格後に家の都合で八戸へ引越し、ジェイソン尾妻が所属していた八戸拳闘会に入門。
「ハンマー・ナオ」のリングネームでプロデビューする。
その後、一歩との試合を熱望し、一歩の二度目の防衛戦の相手になる。

新人戦やA級トーナメントに出場する事無くほぼ最短ルートで日本ランカーとなったが、
その過程は決して容易い道ではなかった。打たせるスタイル故に、与し易しと彼には期待のホープたちのかませ犬として試合が組まれていったのだ。
しかし、ハンマー・ナオは逃げなかった。
誰よりも尊敬しやまない選手こそ、逃げずに勇気をもって戦い抜いたのだから。
離れようとも目標を見失わなかった背中を追い抜く為、厳しい試合を勝ち抜き、念願の選手との対戦が組まれたのだ。

かつての先輩達も今や敵同士。
一歩や青木達を挑発するも、試合が迫るに連れ狼狽が激しくなる。
そう、幕之内一歩の恐ろしさを何より知っていたのは、他ならぬ自分自身なのだから。
試合では、地元の声援の下で健闘。
キャリアの差を見せ付けられるも、「オープンハンドによるガード崩し」により「ソーラー・プレキサス・ブロー」を食らわせ、遂に一歩を追い込む。
しかし、プロとして立ちはだかる後輩を前に真っ向勝負を受けた一歩のリバー・ブローを受け、肋骨を折る。
それでも立ち上がり、今までの練習を一歩に伝え切り、2RでKOされる。

一歩との試合を最後の試合とし、引退を考えていたが、一歩の勝利者インタビューを聞いて撤回。
憑き物が落ちたような様子で、試合に満足する。
そして一歩と感動の再会と思いきや…。


後に鷹村の旅行記ネタでも度々登場する。


●ボクシングスタイル
接近戦を得意とし、「打たせて打つ」不器用なファイター。
その反面、一定の距離が必要なデンプシー・ロールは封じられる。(一歩も前に出て退かないスタイル故にお互いに噛み合ってしまうため)
先述の「オープンハンドによるガード崩し」は反則技だが、「かませ犬」として生き残る為にセコンドの指示で即座に考え出した戦法である。
がら空きになった鳩尾を攻撃する「ソーラー・プレキサス・ブロー」は、喰らうと電気が走ったように身体が動かなくなる即効性のブロー。
そして動けない一歩にパンチを打ち込み、コーナーに追い込む。
露骨な戦法だが、審判に気付かせない技法、飽くまでセコンドの指示が鳩尾打ちであり、ボディブローさえ躱され、
ガードされる中で対応せしめた状況下での一手である。
それを成功させたのは豊富なバリエーションを実行させ得るべく鍛えた足腰とプロの中で生き抜いた経験と執念から来る発想であり、鴨川や鷹村を感心させた。

かませ犬として当てられた試合に勝ち続けるが、その代償で顔が変形。
スキンヘッドにし眉を剃り、別人のような強面となっていた為、鷹村達を驚かせた。
デビューはジュニアウェルター級で、少しずつ階級を下げ、フェザー級の7位にランクイン。
その為かなり痩せてしまったが、元々太っていた為フェザー級が適正体重とされるものの、パンチ力はフェザー級より上の威力を持つ。


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最終更新:2024年04月03日 19:14