フェニックスガンダム

登録日:2011/09/22(木) 11:53:55
更新日:2023/07/10 Mon 14:18:38
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フェニックスガンダム(PhoenixGundam)とは、「SDガンダムGジェネレーション」シリーズに登場するゲームオリジナルMSである。
型式番号はGGF-01。不死鳥を模した独特のデザインが特徴。


●目次




●解説

初出は『F』。ゲームをクリアするとFだけの黒歴史コードがでてくるので、それを出撃前のパスワード入力で初めて使えるようになる。
ただし、ガーダーレベル10と資金25万を持ってないと作れないので、事前に確認しよう。
言うまでもないが、全機体中一番高額の機体である。
基本性能は攻撃・防御共に35、HPはLV1で16500(ACEで21450)、移動力8、地形適応は宇宙・空中・地上がAで水中もB…と最高レベルであり、
武装も格闘・多段ヒットビーム・サイコミュ・マップ兵器と有用なものが一通り揃っている。

また、設計の素材としては極めて優秀。
この機体一つでほぼ全ての機体の設計ができ、弱い機体ほど強い機体が設計できその逆も可能。
以降の作品でもラスボス機体による全設計は伝統として定着する。

『PORTABLE』では自軍初期ユニットに変更されたと同時に、大幅弱体化。HP8000、攻撃20、防御19、移動力6、武装POWも減少…っと、かつての最強機体に何があったのかと言いたくなるレベル。
ただし、開発先がいずれも将来性優秀(プロトΖガンダム、プロトタイプキュベレイ、量産型νガンダム)だし、優秀な地形適応や射程の長さはそのままなので最初は大事に使いたい。

『SPIRITS』ではHP9000、攻撃・防御20、機動24、移動力7と僅かにマシになったが、相変わらず。また、武装欄が増えたこともあってビームライフルが追加された。
『WARS』からは『能力解放』した状態のフェニックスが登場。それでも、HP11800、攻撃・防御24、機動27と性能はまだまだ低いレベル。
ただ、能力解放は通常兵器版のバーニングファイアが追加されたことで戦い易くなった。
設計素材としての価値も復活しており、ほぼ全ての機体と設計が可能であるが、あまり早期に開発するとバランスが崩れるので注意。
とはいえ、今作では開発できない(未解放×ハロで設計)上に、コストが150000と異様に高いのでそう簡単には手が出ないだろうが…。

『WORLD』では未解放からも開発可能になったが、設計素材としての価値は消滅してしまった。
一方でHP15000、攻撃・防御・機動27と(能力解放の)基本性能はかなりマシなレベルにまで向上。
『OVERWORLD』では攻撃・防御・機動30と更に強化された…が、なお全盛期はFだと言い切れる性能でもある。

『GENESIS』では攻撃・防御・機動がそれ以前の2桁から3桁になり、能力解放版はHP13000、攻撃・防御・機動220とグリプス戦役中期程度の性能。
ただし、バーニングファイアとメガビームキャノンに貫通効果が追加され、額面以上の火力が出るようになった。一方、バーニングファイアが超強気以上限定となったため注意。
『CROSSRAYS』では初期機体として2機所持している。
性能は『GENESIS』と変わりないが、メガビームキャノンが会心効果に変更された。射撃武装で会心がある武装は貴重である。
水中適応がAなのも一部グループ派遣で役に立つ。
開発面でも解放前からは版権高級量産機、能力解放からは版権主役機への開発ルートが追加されたためハロ目的以外で育成するメリットが増した。
また性能とは関係ないが、宇宙世紀ガンダム非参戦なので非常に貴重なファンネル搭載機。この影響でCROSSRAYS初登場キャラのファンネル系特殊セリフを聞くために引っ張り出されることも。

総じて、基本性能こそ全盛期に比べると劣ってはいるものの、武装バランスや地形適応といった育成でカバーできない部分が優秀なのは魅力的。
サイコミュ一強時代から修正が入った事で弱く感じるが、オプションパーツを複数装備でき、尚且つオプションパーツのバリエーションが広くなっている事から鍛え方次第で最後まで使っていけるだろう。

この機体には元々パイロットが設定されておらず、デモ画面では同じくGジェネ出身のオリジナルキャラマーク・ギルダーが乗っていた。
その後「OVER WORLD」で公式にパイロット設定になったようだ。

尚、他のGジェネオリジナル機体とは異なり、既存のガンダム作品の世界観と明確に関連するような設定はない(武装と装甲で僅かながら関係を臭わせているがその程度)。



●武装・機構

  • ナノスキン装甲
ターンタイプのMSと同様と思われる、ナノマシンで形成された装甲。
ただし、能力解放状態でないと正常に作動せず、再生能力は得られない。

ガンダムにはお馴染みな武器。腿に収納されている。
実は投擲武器やブーメランとしても使える便利な品。

ガンダムの基本セットなお馴染み武器。
ピストル型の銃を二挺、連結して使用することもできる。

  • メガビームキャノン
翼の先端に1門ずつ装備されたビーム兵器。
翼が四基ある為、搭載数も同じく四基。使用時には翼を前方に向けて放つ。
多段ヒットが強力だった時代では主力武装だったが、OVERWORLD以降は多段ヒットが廃されたため威力が激減した。
CROSSRAYSでは射撃武装としては珍しく会心効果を持っている。

  • フェザーファンネル
翼に搭載されているオールレンジ兵器。名前が示す通り羽の形状をしている。
ディビニダドが同名の武装を所持しているが、形状は異なる。現時点での描写はビームでの攻撃のみとなっており、ディビニダドのもののように切断武装として使用できるかは不明。
νガンダムフィンファンネル等に比べると、若干威力が低い事がある。

  • バーニングファイア
本機を象徴する必殺技。MA形態へ変形し、バインダー基部から液体金属を噴出し機体全体を包むことで自らエネルギー弾となり、ボディ全体に炎を纏ったような姿で突撃する。
(技としての原理はシャイニングフィンガーに近いものだと推察される。)
マップ兵器としても使える。EN消費は大きいが威力は中々のもの。
但し、最近のGジェネはマップ兵器よりチャンスステップを使用して殲滅することが殆どな為、あまり使われない。

ここらで幕引きと行こうじゃないか!!



●バリエーション

◆フェニックス・ゼロ

型式番号GGS-000

フェニックスガンダムと良く似た形状の機体。初出はスピリッツ。
頭部に角が無いシンプルな形状とゴーグル型のカメラアイという、いかにも量産機らしいデザインとなっている。
試作機、量産型、デッドコピー等々と様々な説があったが、「OVER WORLD」以降の設定では
フェニックスガンダムを解析データを元に量産化を目指したものの、ナノスキンやフェザーファンネル等の特殊技術を再現できなかった機体とされている。
型式番号が違うのも、フェニックスガンダムと開発チームが違うため、とされている。

GENESIS以降はバルカンが廃され、代わりにミサイルポッドが追加された。
フェニックスではフェザーファンネルが収納されている翼の部分から発射する。


◆フェニックス・ゼロワン

型式番号GGS-001

初出はジェネシス。DLC配信機体だが、ダウンロード版には購入特典として付属した。
フェニックス・ゼロの改良型で武装は同じ。性能的にはフェニックス・ゼロより少し強い程度。
しかし、ガンダムとほぼ同等でかつ飛行可能なので、一年戦争のシナリオでなら十分通用する。
CROSS RAYSでは初期配置機体となっている。


以下ネタバレ







ハルファスガンダム

型式番号GGH-001

「WORLD」で登場。
紺と黄に染められた、フェニックスと対になる存在。通称『黒い不死鳥』
姿及び武装も酷似しているが、大幅に強化されている。ビームライフルは当初なかったものの、「GENESIS」以降追加された。
胸元の『×』がよく目立つ。



バルバトス

型式番号GGV-000

「WORLD」のラスボス。
孔雀の様な翼が目を引く純白の機体。
様々な形態(大半の形態及び変形は武器使用時のみ見れる)を備えた、フェニックスガンダム系列の上位に位置する存在であり、その力はハルファスガンダムを一撃で破壊するほど。
さらにテウルギア・ゲーティアという必殺技があるが、消耗品のOPを使っても反撃してきたりはしない

クリア後、ハルファスガンダムから開発することが出来る。




マスターフェニックス

型式番号GGF-000

「OVER WORLD」で登場。
コード・フェニックスの乗機で本作の主役機的な立ち位置。
すべての武装は大型ソード“クロスバインダーソード”に集約され、機体本体には武装を内蔵していない。
クロスバインダーソードには、機体背面上部バインダーと連結して高出力ビームを発射する“ソード・メガビームキャノン”や左右ふたつのクロスバインダーソードをひとつに合体させる事で使用可能となる、マスターフェニックス最大の必殺技“バーニング・ソード”として使用する。

形式番号『GGF-』から察するに、フェニックスガンダムの基になった機体と見受けられる。



  • クイーンアメリアス
型式番号GS-A0 / GS-A0+DF-001/002
「OVER WORLD」のラスボス。
女王様のような機体で、2体のガーディダンサーを従えている。
ラスボスだけあって桁違いの能力値や脱出機能等本作ではお髭様と並んで凶悪な性能を誇る。
全体的に女性的なデザインで、頭部などにはレギナに近いデザインが見受けられる。
あとおっぱい。

  • ガーディダンサー
型式番号DF-001/002
「OVER WORLD」で登場。
クィーンアメリアスを守護するために作られた無人機。
単体でも運用できるが、2機1組の状態となってクィーンアメリアスと連携する事で最大限の性能を発揮する。
クィーンアメリアスのパーツとして合体可能。




●余談

実はこの機体、GジェネF開発決定を受け、イベントで一般公募により最優秀賞に輝いた機体。
応募した人も、まさかこんなにも長い間採用されるとは思わなかっただろう。

Gジェネユーザーにとっては馴染み深い機体ではあるのだが、既存のガンダム作品と直接関連を持たないからか、世間的にはマイナーな部類。
また、Gジェネオリジナル機体な為か、立体化にはあまり恵まれていない。SDのミニフィギュアが立体化されたくらいである。

…のだが、SDガンダムクロスシルエットでガンプラ化。2020年6月発売予定。
ビームライフル2丁も付属し、ライフルの合体やバード形態への変形も再現された。

Gジェネ以外のゲームでは2022年発売のアクションゲーム『SDガンダムバトルアライアンス』にて登場。
アクションゲームでフェニックスを操作できるのは史上初となる。



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最終更新:2023年07月10日 14:18