ガンダムジェミナス02/アスクレプオス

登録日:2012/02/10(金) 03:09:38
更新日:2024/04/05 Fri 18:30:30
所要時間:約 5 分で読めます








■ガンダムジェミナス02

型式番号:OZX-GU02A(X-GU02A)

パイロット:オデル・バーネット
ピーニャ・ハーシー


「G-UNIT」シリーズの試作2号機。

基本性能や武装はジェミナス01と変わらないが、宇宙での視認性を低下させるべくカラーリングが青になっている。
また、PXシステムも当初から使用可能となっている。



○換装形態

  • 地上用ユニット
  • 宇宙用ユニット
どちらも1号機と同じ。

  • 陸戦重装ユニット
頭部や肩、バックパック、下半身を換装。
火力が高いが、かなり鈍重な機体となる。
連載中は登場しなかったものの、設定はされていた。



○劇中の活躍

  • G-UNIT
オデルが搭乗し、アディンの1号機と共にOZプライズと戦う。
星屑の三騎士(スターダストナイツ)のクラーツと互角以上に戦うが、彼らの罠にはまったアディンを助けるために自ら敵の攻撃を受けて大破。
オデルは行方不明となり、機体はOZプライズに回収された。


  • ガンダムEXA
データ回収のためにピーニャが乗り込んでデュオ・マックスウェルガンダムデスサイズと戦ったが、返り討ちにあったようである。




■ガンダムアスクレプオス

型式番号:OZ-10VMSX
全高:18.2m(接近戦モード時:16.7m)
重量:12.8t
出力:7,935kW
推力:127,940kg
装甲材質:G-METAL(ガンダニュウム合金)、チタニウム合金

武装:
ビームソード×2
パイソンクロー×2
ラピッドショット×4
アクセラレートライフル
G-UNITシールド

パイロット:
ロッシェ・ナトゥーノ
シルヴァ・クラウン(オデル・バーネット)
コレン・ナンダー(漫画版)


ジェミナス02の改修機。
名称の由来は黄道13星座に当たると言われる蛇遣い座事医神アスクレピオスから。もっともこちらが先行して採用してしまった所為でこの機体が割りを喰うハメになってしまったが………。

OZプライズがG-UNIT用に開発していたパーツを使って造られた(恐らく、ドクター・ペルゲがMO-Ⅴにいた頃から設計データを送っていたと思われる)。
改修前が装備換装型の汎用機だったのに対して、本機は格闘戦を主眼においた可変機となっている。そのため、接近戦モードへの変形が可能で、水中戦も得意らしい。

接近戦モードの姿はズゴックそっくりで、「ズゴックガンダム」と言われることもあるとかないとか。

装備の換装機構もそのまま残されていて、本機もパーツの換装は容易である。
また、PXシステムも引き続き搭載している。


○武装

  • ビームソード
改修前と同じ武装。両肩にマウントされている。

  • パイソンクロー
肩アーマーを変形させた大型クロー。
接近戦モード時のメインウェポンだが、通常モードでも使用可能。

  • ラピッドショット
パイソンクローに2門ずつ内蔵されている速射砲。
唯一の射撃武装である。こちらも本来は接近戦モード時の武装だが、通常モードでも使える。



○劇中の活躍

  • G-UNIT
最初はロッシェが搭乗してアディンのジェミナス01と戦ったが、PXシステムによって敗退。
それ以降はシルヴァがパイロットとなってアディンを敗北させる。

「オペレーション・パンドラ」実行時にシルヴァはヴァルダーに本心を悟られてしまい、逃亡するが追いつかれて頭部を破損。アディンのガンダムグリープに助けられた後はオデルとしてMO-Ⅴに戻り、本機もMO-Ⅴ所属機となった。

  • ∀ガンダム(ときた版)
カプルの代わりにコレンが搭乗。スエッソンのマヒローを圧倒していた。
ちなみにこの機体は脚のデザインが少し違っていて、ガンダムへの変形機能もオミットされているらしい。




■最終決戦仕様

OZプライズとの最終決戦に出撃した際の仕様。

ジェミナスの武装であるアクセラレートライフルとG-UNITシールドを装備。
破損した頭部もジェミナスの物を流用している。

ロッシェのL.O.ブースターを助けるためにクラーツのバーンレプオスと交戦。
その後、ドクター・ペルゲによってオデルの戦闘データをインプットさせたビルゴ部隊に取り押さえられてしまうが、父マークの死の真相に激昂したオデルがPXシステムをオーバードライブさせて瞬殺。そのままペルゲも戦艦グランシャリオのブリッジごと潰し、本機も大破した。




■ガンダムバーンレプオス

型式番号:OZ-10VMSX-2
全高:20.9m(デュエルモード時:17.2m)
重量:19.2t
出力:不明
推力:不明
装甲材質:G-METAL(ガンダニュウム合金)、チタニウム合金

武装:
アサルト・ベイオネット
ラピッドショット×2
ゴレムクロー×2
EMFシールド

パイロット:クラーツ・シェルヴィ


アスクレプオスの強化発展機。
本機も格闘戦が主体のようである。

外見はアスクレプオスとよく似ているが性能は上がっていて、大型の実体式ソード「アサルト・ベイオネット」を主武装としている。
格闘戦に特化したデュエルモードへの変形も可能で、こちらはズゴックではなくハイゴッグみたいな見た目になっている。

PXシステムも搭載しているがリミッターがなく、かなり危険。

電撃データコレクション『新機動戦記ガンダムW 増補改訂版』で設定が決まるまで、アスクレプオスのデザインから逆算されたカラーリングや各機能・武装でゲーム作品に登場していた。
同誌で、カラーリングがクラーツのかつての愛機レオールと同系統のものに、各機能・武装の名称も現在のものに決定された。

後に『オペレーション・ガリアレスト』においてアレンジが加わった姿で登場。
また、コロニー・ガリアレストで製造された機体であり、PXシステムについてもオーバードライブを搭載した二機のガリアレスト製ジェミナスから得られたデータを基にしているという設定が追加されている。



○劇中の活躍

ガンダムの力を欲したクラーツが乗り込み、PXシステムでロッシェのL.O.ブースターを大破させ、オデルのアスクレプオスとも交戦する。
…が、リミッターがなかったせいでシステムのオーバードライブに機体が耐えきれずに自滅した。




■ガンプラ

アスクレプオスのみ1/144で発売。
変形もできるが、コレン搭乗機は再現不可。
どうしても02を再現したい場合01を塗装する必要がある…という状況だったのだが、

2020年に発表された「新機動戦記ガンダムW DUAL STORY G-UNIT Re:OPERATION」という企画の一環としてプレミアムバンダイ限定で「HG ガンダムジェミナス02」が受注生産され、ようやく立体化された。
同企画でリメイクされたガンダムジェミナス01のリカラーキットで、もちろん01用の換装パーツもそのまま装着できる。
さらに追加の換装パーツセットとして「ガンダムジェミナス02用 陸戦重装ユニット 拡張パーツ」も発表されている。

アスクレプオスもやや遅れて発売。
こちらも最新のプラモのフォーマットに合わせてデザインにアレンジが入り、旧デザインよりも頭身が上がって細身のボディとなった。
新装備としてビームライフルが2丁追加され、接近戦モードは脚部にも変形機構が追加されている。
また、余剰パーツとしてグレー成型のジェミナスのパーツとシールドの一部、アクセラレートライフルも付属するため、シールド表面のパーツさえ用意出来れば最終決戦仕様にすることも可能となっている。




■ゲームでの扱い

SDガンダムGジェネレーションシリーズ』では、アスクレプオス、バーンレプオス共に変形形態を考慮されてか、水中適性が高めに設定されている。
が、こともあろうにラピッドショットがBEAM連射属性なのでダメージが安定しない上に水中では使えないのが難点。







追記・修正はPXシステムをオーバードライブさせながらお願いします。


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最終更新:2024年04月05日 18:30