Tears to Tiara

登録日:2012/02/11(土) 09:48:29?
更新日:2024/01/03 Wed 23:52:42
所要時間:約 6 分で読めます






かつて…黄金の時代があり
白銀の時代があり
青銅の時代があった

それは、友と交わした遥かな約束の物語


2005年にLeafから発売されたエロゲ。略称はTtT。
うたわれるものと同じくADV+シミュレーションRPGだがうたわれるものがSRPGだったが、こちらはギャラクシーエンジェルなどと同じRTS
しかし、PS3、PSP版ではSRPGになっている

上記の通りPS3、PSPに移植され、2009年にはアニメ化もされた。
コンシューマ版とアニメ版ではタイトルが、
『ティアーズ・トゥ・ティアラ~花冠の大地』
と副題がつきカタカナ標記になっている。


PC版とコンシューマ版ではなんとキャラデザが違う
しかも誰だお前レベルで違うのでぱっと見て同じゲームだとは思えない。ちなみにアニメはコンシューマ版のキャラデザがベース。

だが、うたわれるものと同様にエロが壊滅的なので今からやる人はあえてPC版に手を出す必要はない。追加シナリオや追加キャラもいるし。
エロどころがヒロイン勢は出番や行動内容から印象は総じてみな影が薄く、野郎どもや敵の方がよほど印象深かったりする(※個人差があります)。
ぶっちゃけアロウンとアルサルによるダブル主人公にして、ダブルヒロインでもあるみたいなカオスを想像してくれても構わない。

コンシューマ版を基にした外伝アヴァロンの謎も発売されている。こっちは結構ガチな難易度だったり、本編では敵だったキャラが仲間になったりしている

アニメはエロゲ原作だが、黒歴史ではなく程よくアレンジされ評判も上々。が、同じ時期に発売されたOVAうたわれるものに全部持っていかれた感が否めない
あと、OPがとてもかっこいい
ちなみにPC版のOPはとてもエロゲのものとは思えずテイルズやサモンナイトといわれたほうが納得する

また、2013年に続編『ティアーズ・トゥ・ティアラII 覇王の末裔』が発売された。


◆ストーリー
青銅の時代の終焉から1200年。世は赤鉄の時代。
突如神聖帝国の神官ドルウクがエリン島に住むゲール族の村を襲う。ゲールの族長の娘リアンノンをさらったドルウクは
魔王アロウンを復活させ世界の覇権を握ろうとした。
それを阻止すべくリアンノンの兄アルサルはドルウクに立ち向かう。しかし、時すでに遅く魔王アロウンは復活してしまった…


◆登場人物

※声優はCS版

  • アロウン
CV:大川透
主人公にして太古の眠りから復活した魔王。悪ぶったりすることもあるが目指すのは王ではなく王道。黒い服に赤い剣エドラムを所持している。過去妖精王プィルとともに妖精族を導き戦ったため、妖精族にとっては神様みたいなもののはずだが扱いはわりとぞんざい。人間から魔王扱いされてたりもするが周囲の人間があれなのでやっぱ扱いがわりとぞんざいだったりもする。それと女性の罠をガンガン踏み抜いて(意図せぬ求婚行為)ハーレム状態となるが、彼自身はいたってまじめでむしろ珍奇過ぎる掟とかが悪い。
ゲームの2周目をやると恐らくプレイヤーは彼の視点になる。
アゴウンではない。

アニメではハクオロよろしく自爆型嫁ホイホイ。
末永く爆発しろ。

  • アルサル
CV:石井真
もう一人の主人公。PS3版のパッケージではアロウンやリアンノンを差し置いて中央。ゲール族一の戦士。剣の腕前は確かで村人達からも信頼されてるがシスコンなのが玉に瑕。だけど親が居ないのでそりゃそうもなる。妖精王プィルの末裔(生まれ変わり)で彼の血を濃く引いているが、本人はプェル(小僧)に聞こえるため嫌っている。元々が生粋の狩人なので狩りを優先したりするけど仕方ないね。物語終盤でプィルが使っていた黒の剣ダーンウィンを手に入れる。アロウンと違い彼女も妻も出来ずに物語が終了する。また、PC版とコンシューマ版では原型がないほどデザインが違うキャラの一人。

地味に作中開始前から過酷な人生を歩んでいてそれからも過酷な人生を歩む苦労人。作中ずっと頑張っていてアロウンも彼に非常に気を遣っているのだが(負い目があるからって言葉不足過ぎるけど)、何だか良いとこ取りされてしまった感のある生粋の苦労人…とは言え彼自身も底なしの善人でアロウンとお互いに救い合った結果でもある。生い立ちもあって感情的になりがちだが、誓約を非常に重視しているが素の性格は割とお気楽なのが救い。

  • リアンノン
CV:後藤邑子
アロウンの妻1号。ゲール族族長の娘。ドルウクから助けてくれたアロウンをアルサルが切ろうとしたため(※アルサル視点ではおかしくない)強引に妻になった。アルサルの価値は当然魔王なんかより妹の方が圧倒的上位存在なのでそのまま話が通った。それ以降の本編ではいかにも正妻っぽい感じはするのだがまあ空気と考えてもらって良い。というかこのゲームの女性キャラは大体空気。AQUAPAZZAの初期では最強キャラとまで言われたが、凄まじく弱体化した。

  • モルガン
CV:中原麻衣
妻2号。ゲール族の弓の名手。凄まじく酒癖が悪く大食いで後先考えずに突っ走る。やっぱ狩人。

  • オガム
CV:秋元羊介
アロウンたちの参謀的存在。かっこいい爺さん。大賢者とまで呼ばれるほどの人物だが、堅物ではなくおちゃめ。ある意味で今作最強の萌えキャラ。物語中盤でとんでもない覚醒をする。そこいらの妻よりよほど印象深い。

  • リムリス
CV:小清水亜美
アヴァロン城に使える家付き妖精。要はメイドさん。
何故か妻ではない。

  • エルミン
CV:清水愛
メイド2号にして妻5号。PC版はアレだがコンシューマ版ではかわいくなったと専らの評判。

  • スィール
CV:名塚佳織
妻3号。アザラシ妖精というかなり ちょっと首を傾げたくなる妖精族。槍の使い手で魔法も使える中距離タイプ
実は一人で戦っている方が強い。通称「アザラシ無双」

  • ラスティ
CV:植田佳奈
鉱山妖精。カナモノヤーという武器屋を経営している。眼鏡をかけると人格が変化する。ハンマーが武器。妻6号

CV:坪井智浩
旅の吟遊詩人。ゲール族と同じく古代アルビオン王国の末裔。宴会をしているときにアロウンたちと知り合う。弓を武器に戦い、歌を使い味方や敵の能力を変化させる。
普段は女たらしな言動が目立つため、よく周りからはへぼ詩人へぼ詩人と言われている。
しかし、そんな彼も物語後半で大活躍する。
そしてアルサルを差し置いてエポナとかとフラグを立てる。アルサルェ…

  • エポナ
CV:浅井清己
妖精族の商人。決してオカリナ吹いたら来る馬ではない。元ネタは同じだろうが。商人根性たくましく、アロウンだろうと容赦なく取り立てる。道具屋の名前はグッドピープル。胡散臭い。
オガムは衣服を巻き上げられた。
胸が小さいのを気にしていて帝国の悪徳通販に騙されたりする…

  • オクタヴィア
CV:田中理恵
妻4号。帝国の騎士だったが諸事情によりアロウンたちに味方する。設定も立場も複雑で見た目も目立ちそうなキャラなのにPC版だと登場シーンくらいしか見せ場がない…が、コンシューマで色々追加されて女性陣の中では最も自然な形で目立てた。素直に良かったと思える。ちなみにアニメ版だと妻ではない。
モルガンと仲が良い

  • ガイウス
CV:浜田賢二
神聖帝国将軍。豪放磊落で喰えない人物。野心家な一面もあり、自分が帝国の皇帝なるという野望を持っている。神聖という響きが嫌いで今の帝国には忠誠を誓っていないが、部下からの信頼は厚い。明らかにそこいらの妻より目立っている。と絵に描いたように仲間フラグが立っているが、本編では仲間にならない。外伝では仲間になる。

  • リディア
CV:沢城みゆき
神聖帝国治安維持部隊ルブルムの隊長。コンシューマ版から登場したヤンレズ。オクタヴィアをとある理由から恨んでおり執拗に追い詰める。靴舐めさせて色んな意味で見悶えてた。出番が多いとまでは言えないが、敵なだけあってやっぱそこいらの妻より目立つ。やっぱり仲間にならないが、外伝で仲間になる。

  • デキムス
CV:羽多野渉
ガイウスの副官。ゲームではただのやけに渋くてかっこいいモブで陰に隠れてそこいらの妻より人気を博していたが、アニメではイケメンになり名前も与えられるという大出世を遂げた。外伝でガイウスと一緒に仲間になる。

  • 白の精霊
アルサルたちの父親を殺したという精霊。妖精ではなく精霊。
しかし白の精霊が殺したという話については皆アルサルの見間違いだと思っており、全く信じてもらえなかったアルサルェ……*1。その正体は…

  • プィル
妖精王。アルサルやリアンノンの先祖。黒の剣ダーンウィンを携え、妖精族を率い神の軍勢と戦った。その後アルビオン王国を建国し王になった。PC版ではアルサルそっくりだが、アルサルのキャラデザが変わったためコンシューマー版では似ていない。アルサルと違ってちょっと気負いすぎた印象がある。




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最終更新:2024年01月03日 23:52

*1 アロウン(と恐らくオガムも)だけはこのことについて情報を持っていたものの、アルサルの成長を見届けたいことやなんやかんやあって話そうとしなかったため、かわいそうなぐらい空回りすることに