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トミカヒーロー レスキューフォース

登録日：2012/01/27(金) 14:10:21
更新日：2023/10/09 Mon 10:19:06
所要時間：約 5 分で読めます




常識を超えた災害『超災害』に立ち向かうため、

世界消防庁は特別救助部隊を結成した。

その名は『レスキューフォース』。

今日も彼らは、人々を救い続ける。

SAVE･THE･LIFE！

レスキューフォースよ、超災害を爆裂的に鎮圧せよ!!



『トミカヒーロー レスキューフォース』とは、2008年4月から2009年3月にかけてテレビ東京系列で放送されていた特撮テレビドラマ。
制作は松竹・テレビ愛知で、松竹の制作した特撮番組としては『魔弾戦記リュウケンドー』以来、2作目となる。
また、劇場作品も制作されている。

●目次

【概要】

『レスキュー』が最大のテーマであり、悪の組織ネオテーラとの戦いよりも人命救助を最優先して行動している。

同じレスキュー物でも東映のレスキューポリスが犯罪者の逮捕やテロリストとの戦闘もストーリーの中心だったり、
救急戦隊ゴーゴーファイブやこの作品の続編のレスキューファイアーがレスキュー以外に敵と戦うことも想定されていた組織であったのに対して、
こちらはあらすじの通り、世界各地で人類の常識を超えた災害「超災害」に対処するために世界消防庁が作ったエキスパートチームであるため戦闘集団ではないのだ。

1話での

「俺はレスキューフォースだ。俺の使命は、こんな奴らと戦うことじゃない。助けを待ってる誰かをこの手で救うことだ。それが、俺の使命だ!」

という輝のセリフに驚き、またしびれた視聴者も多いだろう。11話で濱グフィトに説教されたりしたけど

白組製作のCGによるダイナミックな巨大メカ戦は、今でも非常に評価が高い。
またかつてのレスキュー特撮ではどうしても予算や技術の都合上レスキューシーンの製作が難しかったのだが、
今作品ではそのCGをフルスペックで使っているため、レスキューシーンも見どころの一つである。

同じ松竹の制作でありながら、
上記のリュウケンドーとは作中で明確な繋がりは明かされなかった。
ただし、後に上映された劇場版『爆裂MOVIE マッハトレインをレスキューせよ！』でリュウケンドーの主役三名がゲスト出演した。
キャストの配役名はぼかされているが服装は同じであり、リュウケンドー最終回で変身能力を失った後と思われラストの「またいつかどこかで」は、最終回から約2年を経てこの客演を意味していたとも言える。
やがて、後のスペシャルライブにて世界観に繋がりがあることが明かされ、リュウケンドーと魔人軍団ジャマンガの戦いの教訓から世界消防庁が発足したことが明かされた。

OP、EDはどちらも非常に熱く、一度聞いてみることをお勧めしたい。

松竹製作だからなのか、ゲストに松竹所属のお笑い芸人が登場する事が多い。
更に特撮経験者がゲストとして登場する事も。

ネオテーラとの戦いは第50話で完結、第51話は次の世代に移りかわる後日談になっており、サブタイトルは『ウルトラマンA』最終話「明日のエースは君だ!」のオマージュになっている。


【登場人物】

◆レスキューフォース


レスキューフォースの新人隊員。
どんな状況でも人命救助を諦めない熱血漢。後に誰も成功しなかったR1マックスへの着装を成功させる。
また、次回作である「レスキューファイアー」にも登場。
R2～R4までが引退した中、第二期レスキューフォースのメンバーとしてレスキューファイアーを導いた。
レスキューストライカー、そしてレスキューマックスのメインパイロットを務める。

○R2/陣雷響助（じんらい きょうすけ）
演：野口征吾

レスキューフォースのリーダー格。でも女性陣より年下（21歳）
明るく陽気な性格だが、決める所はびしっと決める。
リュウケンドーのポーズをとったことがある。
「いやこれどっかで見たな…」
レスキューダイバーおよびレスキューセイバーでレスキューストライカーをサポート、レスキューマックスにレスキュー合体した際には右足のコックピットを担当する。

○R3/香月レイ（こうづき れい）
演：はるの

明るい元気娘とツンデレとクールとお色気とパンチラとハイレグと川柳担当。
柔軟性と身体能力が高いため、水泳や新体操が得意。水泳と水泳飛込みを応用した水中戦や柔軟性と身体能力を応用した新体操技が得意。
ハイレグの競泳水着を着用する体格を持つ。
SAT出身であり、格闘能力は非常に高い。
バツイチ子持ち中年とフラグを建てる。

○R4/白木寿里（しらき じゅり）
演：長谷川恵美

レスキューフォースの癒しキャラにして大食い。
医学に関する知識が豊富。
武道家のおじいちゃん(演:柴田秀勝氏)がいる。
「火事場のスーパーパワー！」

○R5/石黒鋭二（いしぐろ えいじ）
演：岩永洋昭

「たぎる闘志を炎に変えて…燃やせ正義のレスキュー魂！愛と平和の使者・R5!!10年の時を超えて今、ここに…あ、現着!!」
レスキューフォースの隊長。あとギャグ担当。そして真の主人公。
当初は指揮官として指令を送るだけだったが、後に着装して現場に赴くようになる。そして当初よりも演技力が上がってる
着装後は指令を送る様がヒートアップ。ジャケットを脱いでムッキムキな肉体を見せたり、オカマになって言ってみたり、と多種多様。
必殺技はレスキューチョップ、レスキューパンチ、レスキューキック、そしてビークル全機発進。
輝と同様「レスキューファイアー」にちゃっかり登場した。
2008年かっこよすぎるヒーローの一角を担うカッコよすぎる男。
というか、リアルにそっちの筋の男性からの支持が多かったようだ。
後に頭に残った銃弾の摘出手術費用を稼ぐため、鴻上ファウンデーションに出向。たぶん長官に紹介されたんだろう。
更にその後、銀河連邦警察に出向して2代目宇宙刑事シャイダーを継いだ。
「ぎんぎゅうじだいだぁ…！」

○南部奈津乃（なんぶ なつの）
演：早見優

世界消防庁の総司令を務める女性。
かつては石黒と共にレスキューフォース（R4）として活動しており、現在でもRU(レスキューユニバース)として前線に赴く事がある。早見優(U)が演じるからRUかよ、なんて言ってはいけない。
中の人が英語が得意なため、よく英語のことわざを使ったりする。
レスキューフォースにあだ名のナンシーと呼ばせようとしたことがある。
これも中の人の曲ネタ（夏色のナンシー）

○岡村尚美（おかむら なおみ）
演：白井小百合

レスキューフォースのスーツメンテナンスを担当する、システム開発局のチーフ。
彼女もかつてはR3として石黒と共に活動していた。

○R0/刑部零次（おさかべ れいじ）
演：藤岡弘、

世界消防庁の長官。
自身もR0に着装して、マッハトレイン救助の手助けをした。
その実態は元祖仮面ライダーである。
次回作「レスキューファイアー」では準レギュラーだったが、今作では劇場版「爆裂MOVIE マッハトレインをレスキューせよ！」のみの登場となった。


◆ネオテーラ

○マール、サーン、シーカ
ネオテーラの三大幹部。
女リーダーのマール、三枚目頭脳派でザンスなサーン、脳筋かつ力持ちでガンスなシーカと、タイムボカンシリーズの三悪を彷彿させる三人組。
最後には改心して、レスキューフォースの雑用として過ごしていた。残念ながら次回作には登場しなかった。
通称○△□。後にロイミュードに転生したらしい。
ちなみに中の人は安田大サーカス。サーンが団長でシーカがHIRO君、そしてマールの声はあの人である。

○ダーエン
演：和田圭市

人類を粛正するためにネオテーラを組織した、ネオテーラの首領。
マール達アンドロイドの生みの親なのだが、マール達はダーエンの事を知らなかった。
その正体はかつてのR1であり、石黒の尊敬していた先輩「大淵(おおぶち)」である。
人命救助のためのレスキューツール開発を兵器開発に利用されていた事により、人類に絶望してバーツに憑依され、闇堕ちした。
最終的にはR1のプロトスーツを装着、現役R1の輝と戦う。
大淵ですら成し得なかったマックス着装に成功した輝との戦いの中で正気に戻り、テラリセッターを止めるために……。
演じたのはリュウレンジャーや初代龍騎のあの人。
ついでに一度『救急戦隊ゴーゴーファイブ』にケンカを売ったりしている。
「ファイナル……レスキュゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!!」

○マーエン
CV：斎藤千和

ダーエンの娘を自称するアンドロイド。
子供のような無邪気な性格でありながら、残虐な作戦を思いつく事が多い。
デバイスから「メガトンアーップ!!」とドスの効いた声も発する事も。

「壊滅的に、超災害しちゃうのっダー！」

後にパパを殺されたから…じゃなくて、
「スーパーマックスブラスター」のエネルギーを取り込んで真の姿を取り戻し、口調も変化したりした。
ネタバレ

【主なレスキュービークル】

放水車型のレスキュービークル。
R1専用ビークルだが、R2やR3も運転可能。
ファイナルレスキューは巨大な水の砲弾を発射するウォーターキャノン。

  • レスキューセイバー
装軌式放水車型ビークル。
R2専用だが、R5やR1も運転可能。
ファイナルレスキューは弾丸状の超冷却液を発射するフラッシュキャノン。

  • レスキューマックス
レスキューストライカーとレスキューセイバーが合体して誕生した巨大ロボット。
ファイナルレスキューは左腕に装着されたセイバーの放水銃から弾丸状の超冷却液を発射後、そのまま突撃し相手を粉砕するマックスキャノン。

  • レスキューマックスドリルドーザー
レスキューマックスの左肩にレスキュードーザー、右肩にレスキュードリルを合体させた漢のロマンあふれる形態。
ファイナルレスキューはレスキュードーザーで投げた対象物を、レスキュードリルで破壊するマックスブラスター。

  • レスキューライザー
はしご車型ビークル。　
消火活動のみならず、高所にいる人を救助する際にも活用される。

  • レスキューショベル
パワーショベル型ビークル。
ガレキを取り除いたり、壁を粉砕する際に使用。

  • レスキュードリル
2本の大型ドリルヘッドを機体両側面に、後部にディスクカッターを装備するドリルビークル。

  • コアストライカー
CV：中山大吾

R1が操縦する高性能パトカー。最高時速は400km。
人工知能が備わっており、R1やほかの隊員たちと会話ができる。
R1とは最初は凸凹コンビのような関係だったが、徐々に信頼を深めていく。
モデルは日産・フェアレディZ(Z32)。
劇場版ではいくつかバリエーションが存在する。

  • コアストライカーマックス
上記のコアストライカーに大幅な改造を加えてパワーアップした姿。最高時速は600km。
クレーンハイパーハイオクのカードを使用することでレスキューストライカーを呼び、走行しながら給油するという荒業が可能。
モデルは日産・フェアレディZ(Z33)。


悲報
のちに「新幹線変形ロボ　シンカリオン」発表の際のネットニュースにおいて、「タカラトミー系列初のヒーロー作品」といった紹介がされ、当時のちびっ子たちは「自分たちのヒーローはヒーローではなかった」という絶望に打ちひしがれた。



「みんな～、部屋を明るくして～」

「パソコンから離れて見よう！」

「そしてもう一つ。」

「追記・修正をする時は！」

「安全な場所で、いじってね！」


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