呂布

登録日:2010/02/04 Thu 21:13:20
更新日:2024/02/09 Fri 18:53:22
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(りょ) ()とは、後漢末期に活躍した武将である。
字は奉先。

三度の裏切りの後に徐州に独立勢力を築くことになる。
著名な部下としては張遼、高順、陳宮など。また臧覇などと同盟関係を結んでいた。

利に敏く、裏切りを繰り返したことから忌み嫌われたが、同時に類い希なる武勇を誇り、
騎乗する赤兎馬と共に「人中の呂布、馬中の赤兎」と称され、前漢の勇将李広になぞらえ「飛将軍」とも呼ばれた。


【初期の経歴】

并州は五原郡・九原の出身。中国のどこそこというよりも半ばモンゴルの領域であり、そのころ北方に勢力を誇っていた匈奴の出身、もしくは混血であろうというのが定説。

并州刺史を務めていた丁原(のちに騎都尉も兼任)に見いだされて、彼の主簿に任命されたのが史書への初登場である。
丁原はやはり匈奴の混血である張遼たちを配下に従えており、呂布は彼らのまとめ役でもあったようだ。

その後、後漢王朝の首都・洛陽では霊帝が死去。相次いで大将軍の何進と宦官たちの対立が表面化する。
丁原はその期に後漢朝の実権を握るべく野心を燃やし、呂布たち匈奴上がりの精鋭部隊を従えて上京し、同じ野望を持っていた董卓と対立することになった。

実は董卓もさほどの戦力は持っていなかったのだが、董卓は呂布に対して丁原を裏切り殺すようにそそのかした。
これに応じて、呂布は丁原を暗殺。幸い将兵たちをまとめていたのは呂布であり、さしたる混乱もなく呂布は兵士をまとめ、董卓に帰参した。
董卓の喜びはひとしおで、親子の契りを結ぶほどに重用し、片時も手放さなかったという。
このおかげで董卓は強力なボディーガードを手にし、また、呂布の兵を加えた董卓軍は質面でも*1並ぶもの無き軍事力を備え、ついに洛陽を手中に収めることに成功した。

【董卓配下として】

董卓の専横に対して、曹操袁紹ら反董卓連合が結成されると、呂布は董卓軍*2の武将として参戦する。
しかし、呂布は董卓からの信任はどうあれ組織面では新参であり、古参の胡軫の指揮下に甘んじた。
ところがこの胡軫の性格が悪く、呂布も呂布で胡軫の妨害を図ったため、孫堅に大敗して華雄が戦死する結末を招く。

結局、董卓はあっさりと洛陽を破却して長安に遷都。曹操や孫権を徐栄が打ち負かした一方で、呂布はいいところなしのまま長安に去った。


長安に引きこもってからも、董卓から呂布への信任は変わらなかったのだが、結局「互いを信じること」だけで紡がれていた二人の縁は、「信じられなくなった」ことであっさりと崩れ去るものに過ぎなかった。
些細な口論から、二人は大ゲンカに発展し、ついに董卓は呂布に短剣を投げつけた。
呂布はとっさにかわして事なきを得たが、当然わだかまりは残った。
更に呂布は董卓の侍女(演義における貂蝉)と密通しており、それが露見することを恐れてもいた。

そして、そんな二人の対立を、董卓のもとで虐げられて憤懣を抱いていた漢朝の高官たちが見逃すはずもない。
その一人王允は呂布をそそのかし、ついに董卓を暗殺するに至った。
この件で呂布は奮威・奮武将軍、仮節、温侯に任命され、王允とともに漢朝の中枢に食い込んだ。


ところが、この時点で董卓の主力幹部というべき李傕・郭汜らは涼州に健在であり、王允が彼らの懐柔に失敗したために攻め込まれてしまう。
なおこの時、王允に対して非常にまともな進言をしているのだが、彼は「董卓度が少しでもあるものは全て滅ぼすべし」となっていた為に全て無碍にされている
この辺りは「董卓のみ」を憎んだ呂布と「董卓の生み出したもの全て」を嫌っている王允との違いであろう。

この時、呂布の手元には曹操を破った徐栄など優秀な将軍がいたが、呂布の采配ミスなどもあってこれらを喪失。
呂布自らも最前線で応戦し、正史に記録される数少ない一騎打ちを郭汜と演じて負傷させるが、結局は敗退して長安を追われてしまう。
この時にはすでに張遼ら数百騎しか従わず、這々の体での脱出であった。

これにより漢朝は影響力のほぼ全てを失い、天下は袁紹派閥(曹操、張邈、劉表ら)と袁術派閥(孫堅、公孫瓚、陶謙ら)の二大勢力の対立の体を示すこととなる。

【流浪】

この情勢で中原にほっぽり出された呂布は、はじめ袁術側に付こうとしたが、袁術自らこれを拒否
ならばということで袁紹のもとに駆け込んだ。袁紹は当時、北の公孫瓚と連携していた西の黒山賊と戦っており、助太刀をする代わりに援助を求めたのである。

実はこのころ呂布の兵は数十騎しかなかったのだが、構成するのは魏越、成廉、張遼、高順ら勇猛な将兵ばかりであった。
呂布はその数十騎で、精鋭一万と騎馬数千頭を有する黒山の張燕軍相手に一日に何度も突撃を行ってついにこれを大破し、自軍の強さを見せつけて袁紹の庇護下に入った。
しかし呂布の配下の兵は好き勝手に略奪をし、さらに呂布も兵の補充を求めたために袁紹に疎んぜられ、察した呂布は脱走する。

道中兗州豪族である張邈にもてなされるなどし、同郷の友であった張楊を頼りしばらく大人しくしていたが、張邈と同郷の陳宮が暗躍を開始。
折しも張邈は、反董卓連合の際に袁紹と口論になったことを思い出して疑心暗鬼に陥っており、陳宮は張邈をしてついに曹操への謀反に踏み切らせた。
この時、呂布は陳宮の仲介で張邈に協力。
曹操と主力軍は徐州の陶謙を攻略しようとして留守にしており、その内に夏侯惇を捕えて兗州の大部分を奪うも、荀彧たちの守る三城を落とすことが出来ず、曹操の帰還を許してしまう。

イナゴの大量発生などに苦しみながら一年間奮闘するも、袁紹の支援を受けつつ戦う曹操の猛攻をさばききれずついに敗北。
徐州を陶謙より譲り受けた劉備を頼り、陳宮らと落ち延びる。

【徐州のいざこざ】

呂布は劉備のもとで厚遇されるが、劉備は袁術と対立し、迎撃のため徐州を留守に遠征に出た。
この時、呂布は袁術に唆されたことで、曹豹と張飛の喧嘩に乗じて下邳を乗っ取ることに成功し、劉備を小沛に追いやった。

この時点で呂布は袁術と組んだようなものだったが、その後袁術が紀霊に命じて劉備を攻撃させると、不意に呂布は怖くなった。
「劉備がやられたら次は自分の番ではないか」と疑い始めたのである。

ここで彼は劉備の陣中に介入し、紀霊を招きつつ三者面談を開始。
「劉備は弟だから助けに来た」「自分は戦争が嫌いだから和解を好む」とわけのわからぬ供述をし
「とりあえず離れたとこに置いた戟を弓で射るから、当たったら帰れ、帰らなくてもいいけどやるなら劉備に付くよ」と言い、
見頃に宣言した所に弓を当て、劉備の救援に成功する。

……が、舌の根も乾かぬ内に今度は劉備と反目してこれを攻撃し、劉備は曹操の下へ逃れることになる。

【曹操との決戦】

徐州をなんとか勝ち取った呂布だったが、劉備は曹操と合流し、その曹操は袁紹と組んでいたため、外交面・戦略面ではじり貧になってしまう。

そんな折、袁術から同盟を結ぶための縁談を提案されたが、色々あって反故になり、怒った袁術は我らが大将軍張勲らの大軍を差し向ける。
これは陳珪父子の離間の計が功を奏し散々に打ち破ることに成功する。
……が、この件で陳珪父子を信用したのが運の尽き。内心で呂布を軽侮していた彼らの企みにより曹操と対立してしまう。
そこで呂布は凝りもせずに袁術と同盟を組むが、すでに散々な目にあわされていた袁術からは支援を渋られてしまう。

それでも戦意を取り戻した呂布は、曹操に派遣され小沛を落としていた劉備に高順を派遣。
曹操は夏侯惇を援軍に送るが、高順は劉備も夏候惇もまとめて撃破し、劉備の妻子を人質にすることに成功する。

しかし曹操がついに大軍を率いてくると、陳宮の献策に従わぬこともあり負け続け、下邳に追い詰められる。
陳宮は献策を続け、一時は打って出ようとするが、妻の言葉に思い止まってしまうなどしている内に、郭嘉・荀攸の献策により曹操が水攻めを行うと戦意を失い始める。
そして侯成、宋憲らにより陳宮・高順が捕縛されると戦意を完全に喪失し、降伏する

ついに捕らえられた呂布は「殿が歩兵を、わしが騎兵を率いれば天下も夢ではありませんぞ」と自らの武勇を盾に曹操に命乞いし、一旦は曹操にもその気を起こさせた。
しかし、劉備にこれまでの裏切りの経歴を指摘されて結局拒否される。
「劉備こそが一番信用できない男だぞ!」最後の最後にして完璧に正しいことを吐き捨てるものの、時すでに遅し。縛り首となり、陳宮、高順らと共に許都の市に首を晒された。


この後、呂布の精鋭騎兵隊は張遼を介して曹操に引き継がれることとなり、後の戦にて活躍を見せる。



【人物】

キレの良さと悪さが極端な人物である。

武勇は他人の及ぶ所では無く、はるか遠方の戟に矢を命中させるなど、個人レベルの戦闘力は大したもの
武将である紀霊が「あてられるものか」と考えていたことからも、誰にでもできる技量ではないことがわかる。

また、彼は匈奴出身ということもあって軍を、特に騎馬隊を率いる能力にも長けており、その兵力は袁術、袁紹、劉備と名だたる群雄からも一目置かれていた。
人材マニアの曹操も、処刑寸前の様子を見るに、呂布の戦闘能力はかなり魅力的だったようだ*3


しかし物欲に弱く、目の前に利益を見せられて唆されると簡単に人を裏切ったために、いろんなところで摩擦を起こしている。
そのせいでいろんな派閥とくっついては裏切り、離れては連携し、といった奇妙な行動を繰り返しており、特に徐州に腰を据えてからの劉備・袁術たちとの右往左往っぷりはあまりにもひどい。
その軍事力の強さは傭兵としては魅力的なので、最後までかなりの外交的価値は発揮できたのだが、長期的な視野がないのかそのことごとくが「唆されて裏切って」というパターンで自ら台無しにしている

「布、謀を顧みず、去就を軽んず」
(呂布は先の事を考えず、自分の政治的不利を甘く見ています)
「布は、狼子野心なり。まこと久しくは養い難し」
(呂布は野生のオオカミだ。長く手元に置く事は出来ないだろう)

他方で部下の扱いもあまり良いものとは言えず、麾下でも随一の名将であり忠誠心もあった高順をやたらと迫害する一方、地元から離れているのに一度謀反を起こしている兗州豪族の陳宮を用い続けたと思えばその献策を聞かなかったり、徐州豪族の陳珪親子を信用しすぎて乗せられたりと、どうにも人を見る目も扱いも悪い。
しかも曹操からは「部下の妻に手を出してるだろ」などと正直お前が言うななツッコミを食らっている。

三国志を記した陳寿は『このような人物が成功したためしは無い』と酷評している。

また、単純な損得勘定からすると不自然な行動をとることもままあり、研究者も様々な見解を示し、中には『尊皇の過激派』という意見もある。

2度の父殺しや義理の弟を裏切るなど家族愛も皆無と思いきや、意外にも実の家族や親戚には優しい。
とはいえ妻の意見を聞いて下策を打ったり、娘可愛さに袁術との同盟を拒否したりと基本的に悪い方に働いている。
上記の高順迫害の1つに彼の精鋭部隊を丸々奪い取るというものがあるが、それを渡したのは親戚だった。
もしかして彼にとって唯一信じられるものは「家族」だけであり、あちこちで義理の家族を求めたもの、そういった温かみを求めたからなのかもしれない。
だが最後に自分を裏切った3人の中には、皮肉にもその親戚の姿があった…。

なおその家族であるが妻の厳氏(演義では貂蝉も)だけは曹操に保護されたらしい。
恐らく娘も保護されたと考えられる。
愛したものだけは残ったことが、彼にとってはせめてもの救いであろうか・・・。


【三国演義の呂布】

活躍そのものは正史とほとんど変わりない。
虎牢関で大暴れするのが新しく加えられた最大の見せ場だが、逆に言うとそれ以外は意外にも変更点がない。
虎牢関エピソードの変更によって胡軫とのいざこざが描く余裕がなくなったり、陳宮の謀反の逸話がカットされたり*4という細かい変更はあるが、大筋はほとんど変わっていない。
貂蝉とのメロドラマも「創作創作」とよく連呼されるが、董卓の侍女と密通して、その結果董卓を殺したというのは本当なので、結局「詳細は膨らませたが、あらすじは歴史通り」なのである。

そうした呂布の、演義における最大の特徴はとにかくバチクソ強いこと
その強さは、作中最強キャラである張飛関羽が二人掛かりでも全然余裕、劉備も加勢してやっと「退却に追い込める」、つまり討ち取りようがないというほど。

その一方で、欲望に忠実で主家を簡単に裏切る俗物とも描写されている……のだが、実はこういうキャラクターは中国人の一つの願望でもあったりする
そのため、単純に人気があるかというとちょっと違うが、
  • 「とにかく強い最強ヒーロー」
  • 「予想を裏切る強烈なトリックスター」
  • 「権威に従わないアンチヒーロー」
  • 「関羽や張飛の対極に立つダークヒーロー」
  • 「歴史の流れに翻弄されて最後には果てる悲劇の主役」
  • でも「基本的にはおバカでちょっと共感できる単細胞」
という張飛に孫悟空を掛け合わせて三国志に合わせるために人間っぽく弱体化補正掛けたかのような、
もとい庶民層の一つのあこがれを体現したかのような強烈なキャラクター像を確立しており、
三国演義の主人公たちに対するライバルキャラとして、一定の人気と活躍ぶりを確立している。


ちなみに、近年の呂布によく見られるあの「ゴキブリの触角」は京劇の衣装に由来するもので、雉尾(ちび)、あるいは翎子(りんず)と呼ばれる頭飾り。
京劇での呂布は「美形で勇猛、感情的で優しいところもあるが基本アホな若者」というキャラが基本。
……何か気になった方もおられようが、そう、京劇の呂布は「美形」キャラなのである。
もっというなら「美少年」キャラに近いかもしれない。声も男性としては最高音のカウンターテノールorアルト。つまり「女優が演じる呂布」というのも存在している。


【各作品の呂布】


●横山三国志
CV:矢尾一樹
性格は演義準拠ではあるが、容姿が恰幅が良く髭面で、兜をかぶっている。
漫画版ではほぼ演義通りの出番だが、アニメではスタッフのお気に入りなのか前半の準主役級としての扱いを受けた。
特に、炎に包まれる郿塢城を背景に貂蝉の死に涙するシーンや雪原で壮絶な最期を遂げ赤兎馬と死別するシーンは作画の迫力も相まって必見。
他の呂布像によくあるストイックな武人、暴力の化身、のような描写はなく、数ある呂布の中でも俗っぽく、一番人間味がある呂布といえるかもしれない。
貂蝉について王允からからかわれて照れながら笑みを浮かべる呂布など他の作品ではまずお目にかかれない。
触角:有り

蒼天航路
「た、たいそう、う、美しい」
ドレットヘアーと浮き上がる血管とどもりがトレードマーク。
戦のみを求め、竜になりたがる純粋戦士であったが、陳宮との出会いなどにより成長、王の風格を持つ将に。
彼の遺伝子は色濃く娘に継承され、容姿は…好みの別れる所であろう。
触角:無し

●北方三国志
マザコン。しかし漢。恐らく後述の無双シリーズや三國志曹操伝などといったコーエー呂布などに対して影響強し。
こちらは最後まで政治的な野心を持たない純粋軍人として描かれ、妻への愛と戦への誇りと赤兎への友情をどこまでも貫いた。
作中最強の黒尽くめの騎馬隊を率い、曹操を圧倒するほどの誇り高さを最後まで見せて死ぬ。
なお貂蝉はこの作品には登場しない。これは北方本人が正史をベースにしているため。
マザコンであるのも、妻の言葉に思いとどまったという実際の記録があるのを調べた北方が設定したものである。
触角:文中で描写無し

●覇~LOAD~
実質的なラスボス
物語の途中で趙雲をヤった事で、趙雲は呂布の子供「関平」を妊娠・出産させる。
なぜかといえばこの作品の趙雲は女性として描いている。
触角:無し

●三國志(コーエー)
90半ばの超統率、そして唯一の武力カンストの三國志チート勢の一人。単騎突撃4kという脅威のダメージを叩きだす。
その武力は装備品の方天画戟の加護で上乗せされているが、作品によっては内部データ上でもさらにゲタを履かされていて文字通り桁違いの武力を発揮することも。
ただし知力と政治はかなり低め。副隊長に高知力のキャラを配置しよう。
そして2作目からマスクデータとして実装された「義理」が低く、「野望」が非常に高いので、裏切り・引き抜き・謀反のリスクも高いので、考えなしに運用すると酷い目に遭う。
また君主になっているシナリオもあるが、国力に乏しい・周りは曹操をはじめ強国だらけ・陳宮を除きまともな文官がいない、
しかも呂布自身は政治家として無能、と難関勢力になりやすい。
張遼・高順・そして呂布自身と武力に関しては屈指の勢力なので、外交や文官の拡充に気を遣おう。武勇だけで乱世を統一するのは難しいゲームなのだから。

●無双シリーズ
ゴキブリ。プレステ派のアクションゲーマーの何割かがその名前で恐れ慄く一因。
詳細は呂布(三國無双)の項を参照。
触角:有り

●一騎当千
CV:渡辺明乃
素肌にブレザーを直接着る(当然ノーブラ)という、エロいセンスの色黒コギャル。
おっぱいはかなりでかい。ミニスカートの下は普通のパンツで、ノーパンや褌ではない。
性癖はバイでかなり尻軽(つっても『計略のためならエンヤコーラ』型でありセックスジャンキーというわけではない)、陳宮ちゃんとはアラアラウフフな関係。
原作ではその強力な力ゆえに病弱であったが、アニメでは死んだのちも頻繁に復活させられる。
全裸やらフ●ラシーン、あとおしっこ漏らすシーンもあるよ。
ちなみに『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』ではコラボキャラとしてちょいちょい登場する。
本編では死んでる扱いだが、シノマスでは半ば蘇ってる死者もいるからかコラボの度にあの世から遊びに来てるらしい。
触角:ツインテール

●天地を食らう
西洋人の血を引く。ついでに貂蝉の実兄。
金髪。
荊州争奪時にでてくる。
触角:無し

●恋姫無双
真名は恋。髪の色は赤でショートカット、やや中性的な顔。
無口&大食いキャラ。やはり武勇に優れ作中最強と言ってもいい実力を誇る。
主人公の下につくルートでは「ご主人様」と慕い、子犬のように懐く。裏切ることもない。
おっぱいおっぱい。
触角:二本の長いアホ毛

●DRAGON SISTER
ツインテール幼女。
年齢相応の自由奔放な少女だが、戦を好み相手に容赦しない残酷な一面も。
触角:有り

●BB戦士 三国伝
トールギス
詳しくは呂布トールギスの項を参照。
触角:有り?(玄武装で再現するので、解釈次第)

SDガンダムワールド 三国創傑伝
シナンジュ
殆ど呂布トールギスと変わらないが、彼に比べて冷静沈着な所がある。
因みに貂蝉はクシャトリヤ、元側近の張遼はサザビー、主人公(呂布にとっては宿敵)はユニコーンガンダムというぐうの音も出ない配役。
触角:有り

Fate/EXTRA
狂戦士のクラス、バーサーカーとして登場。
狂化されている為理性が失われ、意思疎通も出来ずに叫ぶだけと思いきや、主を守る為に身体を張る漢。
触角:有り

●STOP!劉備くん
頭に漢字が一個しか入らないバカ。ちなみに標準レベルとされた曹操や劉備は九個入る。
しかし貂蝉を口説くのに対してだけは異常な情熱(家屋敷を購入し子供たちの将来入る学校やら融資を受ける金融会社まで設定しておくなど)を注ぐ。
髪は金髪っぽい。
触角:有り。

●十三支演義~偃月三国伝~
猫耳関羽が主人公の乙女ゲーにて、数少ない女性武将として登場。
とはいえ呂布の名に恥じず怪力であり、殺戮大好きな鬼畜女王様体質。
そして女性向け媒体なのにレズ子ちゃん。一部のプレイヤーからは「呂布ルートも作れ」との声も。
おっぱいは一騎・恋姫の呂布並。関羽ェ。
一騎当千の陳宮ポジションなのが貧乳の貂蝉ちゃん。
触角:無し

●名探偵呂布
「謎が俺を呼び、俺がまた謎を呼ぶ!」
武力100知力1の探偵で、助手として高順と陳宮を引き連れている。短パン。行きつけのトレーニングジムの受付嬢である貂蝉に惚れている。
知力はないが腕立て伏せで台風を起こしたりダイヤモンドを指圧で軽く砕けるほどの圧倒的な肉体を活かし、合間合間にカップヌードルの宣伝を挟みつつ事件解決に挑む。だが…
「アバヨ…みんな…!!」
触角:有り

三国志大戦
「ギギギ…」
SRで二枚、Rで一枚登場している。
SRの一枚は本ゲーム中最大の武力(武力10+)を持ち、計略もその名に恥じぬ性能である天下無双。
天下無双を使った時の武力は演義での再現のためか基本的に「劉備と関羽と張飛の武力の和」と等しくなる。
しかし三国志大戦における実戦での戦闘能力は武力の二乗と言われているので、計略なしに天下無双状態の呂布をこの3人が止めることはできない。
Rでは破格の2.5コストの武力10騎馬。ただし計略がすこし使い辛い。森川ジョージ氏のイラストでパンチが飛んできそう。
もう一枚のSRは初の武力差ダメ計を持って参戦。最近ではそこそこ見掛ける。
ただしどれも低知力(1か2)な為、デッキのバランスを崩しやすい。
最初のSRのみ触角付き。
二枚目はラオウ。
現行排出のLEは蒼天航路。2ではRが弓にされ横山三国志と天地を喰らうも排出されて居たが、横山は現在使用出来ない。
が、遂に次ver.にて赤兎(横山)と飛将神弓が復活!やったね!ただし赤兎は弱体化を喰らっている。

三国志大戦(第2版)でも勿論登場。
お約束とも言っていい武力10知力1の無双呂布のほかに真島ヒロ氏の弓呂布、更に槍呂布もいる。
天下無双は飛翔がついて士気が上がり、事実上若干の弱体化が施されているが、計略使用後の武力はやはりお約束。
更にカード化された武力100知力1の歩兵名探偵呂布で4兵種を制覇した。なお10+と10にはゲーム的な差はあったが100と10には差がない。
基本的には全て3コスト、名探偵に至っては計略の消費士気が最大の12なのでよりバランスが難しくなっている。
漢軍所属の呂布まで登場。こちらは美形設定を反映してか魅力特技を持っている。
そして武力10+から11にパワーアップを遂げた元祖無双呂布も遂に帰還、ただしデメリット特技が付けられた。

●英傑大戦
三国志大戦の流れを組む新たな大戦においても続投。三国志大戦では3コストだったが、今回はなんと4コストで登場。
嘗ての戦国大戦での上杉謙信に代わり、全武将最高値である武力12に「気合」の特技まで獲得している。ただし知力は相変わらず1のまま。
武力12と気合の効果も相まってとにかく硬く、通常戦闘での撃破は困難。
まさに無敵かと思いきや、今回は攻城速度に知力が反映されるようになったため、攻城までが遅い。妨害などの搦手に弱いのも相変わらず。

●三国志~Three kingdoms~
京劇で好んでモチーフとされる「(貂蝉への)愛に生きる男」的な呂布。演じるのは日本人にもわりと知名度があるピーター・ホー。(いざとなったら変身できるのかもしれない
当然ながら作中最強クラスのキャラでもあり、馬上のアクションはもはや実写無双と見まごうばかりの超アクロバットになっている。
貂蝉とは連環の計より前からの恋愛関係で、それを王允に利用されたという形になっており、二人のロマンスは序盤の軸の一つ。
本来的には単純だが実直な男で、ずる賢さから裏切るというより、衝動的・かつ行き当たりばったりに動くため結果として裏切りを繰り返す、という感じのキャラになっている。
触角:無し

終末のワルキューレ
神vs人類の最終闘争(ラグナロク)における神殺しの13人(エインヘリャル)の1人として選出された。
中華最強の英雄の肩書を持っておりブリュンヒルデからは「戦場で出会った中でも最強にして最狂の戦士」と言われている。
人類側の先鋒として第一回戦に出場し、北欧神話最強と謳われる雷神トールと激戦を繰り広げる。
生前の彼を描いたスピンオフ作品「呂布奉先飛将伝」では主役を務める。
詳細は個別項目にて。
触角:有り

遊戯王OCG
三国志テーマ戦華の一員「戦華の叛 呂奉」として収録。
カード名が姓と字の1文字になっているのは戦華共通で、それとは別に彼に与えられた一文字*5は「叛」というなかなか厄いもの。
味方に他の戦華がいれば直ちに登場し、攻撃力2800という戦華第2位*6の戦闘能力と、お互いのターンで使える除去効果で盤面を荒らせる。
しかし相手フィールドに自分より攻撃力が高いモンスターが居ると寝返ってしまうという呂布度280%のデメリット効果を持っているため、迂闊に使うと自分の首を絞める。
更に除去効果も使うターンは戦華以外のモンスター効果を放棄しなければならないため、これも使い所が難しい。なお、寝返った先の相手プレイヤーも知らずに効果を使うと大変なことになる。
戦闘力は確かなのだが、上手いこと扱えなければ自分に牙を剥いてくる、「叛」の一文字を背負うだけのことはある呂奉先。用事が済んだらリンク素材などにして墓地に送ってしまう方がいい。
触角:有り

●ウルトラマン英雄伝
裏切りを繰り返した最強最暴の英雄と言う事で、ウルトラマンベリアルがその役を担う。
因みに息子のジード孫権役。
触角:有り

モンスターストライク
三国志モチーフのイベントに登場しなかったが、
超絶「咎人シリーズ」の水属性枠という、まさかの予想を裏切る形で登場。
種族が「サムライ」である、唯一の超絶モンスター。
枷で封印されており、想像を覆すような異形の姿になっていた。

【余談】

蜀の関羽の部下にも呂布というものがいる。
「魏書、夏侯惇伝」にて登場するも「曹操軍によって呂布軍は撃破された」とたった一行の登場の上、現在では「衍字」…文章の中に入った余計な文という見方が主流であり実在したかも怪しい
ただしこの呂布は関羽の腹心であり字は「周倉」 …つまりあの周倉の元となった人物という説もある。こちらも眉唾ものであるが。
しかし裏切り者として嫌われた「呂布」と同じ名を持つものが、最期まで忠義を見せ、ただ誰かの為に戦ったというのはある意味ではロマンかもしれない。




追記・修正はとりあえず轅門の戟に矢を当ててからお願いします。
紀霊「できるわけがないッ!」

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最終更新:2024年02月09日 18:53

*1 量的にも何進の残存兵力を吸収して増大している。

*2 正確には彼らが漢朝の正規軍で、反董卓連合」は「反乱軍」に他ならない。

*3 まあ「呂布の軍団を率いさせるなら呂布でなくてもよくね?」という結論に至ったのだが。

*4 おかげで演義の陳宮は「きれいな陳宮」になった。

*5 劉備や曹操は字の残り1文字というだけだったり、張遼や周瑜は異名から取られていたりと様々。

*6 1位は戦華の孟 曹徳こと曹操の3000。