ゲキバイオレット/深見ゴウ

登録日:2011/12/11 Sun 12:51:31
更新日:2024/04/16 Tue 16:39:58
所要時間:まいったぜ…約 7 分で読めるとはな





修行 その25

怒臨気(どりんき)をまとったヒヒに苦戦するジャン達。

だがゴウは、
「正義なんてガラじゃない」
……と、ゲキレンジャーになるのを拒否する。

次回!!

ヒネヒネ!(おれ)だけの紫激気(しげき)


「紫のゲキレンジャー!!」











……まいったぜ。



ゲキバイオレット/深見ゴウとは『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に登場した追加戦士。


演:三浦力

キャラクターソング:「Wandering Wolf」


◆概要

物語中盤より登場した、ゲキブルー/深見レツの兄。
初登場は修行その22「キュイキュイ!セレブとデート」ラストから、その正体が判明するのは修行その24「ガルガル!なんてこった、弟が!?」にて。

かつて臨獣拳に走り悪墜ちしかけた兄弟弟子の理央を止めるために動物の姿となる禁断の技「獣獣全身変」を使い、戦いの後はそのまま消息を絶っていた。
10数年の失踪の間の記憶はなく、技を使った代償として体つきは10年前のまま。

最初は狼男の姿でジャン達の前に現れ襲い掛かるが「獣獣全身変」が不完全だったため正気を取り戻し人間の姿に戻った。

一見ぶっきらぼうで協調性がない「一匹狼」のように見えるが、実は誰にでも優しい性格の持ち主。生真面目な弟に比べると、意外と豪放でノリのいい面もある。
口癖は「まいったぜ」「なんてこった」

失踪する以前、弟を戦いに巻き込みたくない故にレツに激獣拳を学ぶことを禁じる約束をさせていた。それにも関わらずレツが激獣拳を学んでいることを知り、辞めさせようとするも、その成長を見て激獣拳の拳士として認めた。認めてからもちょっとレツには甘い時も。
好きな物は先に食べるタイプらしく、その事でレツと兄弟喧嘩になる事もある。

友でありライバルでもある理央と美希とはとても強い友情で結ばれており、理央が道を踏み外した時に彼を止めるという約束を美希と交わしていた。一方で理央には自分をライバルとして見て欲しいというコンプレックスも抱いている。
現在の理央がジャンを宿敵として見ていることについても、複雑な思いがあったようだ。

修行の段階で激気ではなく、臨気に近い「紫激気(しげき)」(本人は過激気だと思っていた)を身につけてしまい、激気に合わせて作られたゲキチェンジャーでは紫激気と合わず変身できないため、自分はゲキレンジャーとなるのにふさわしくないのかと一時期すねていた。
しかし、美希が紫激気用に開発した新型アイテムゴングチェンジャーにより四人目のゲキレンジャー・ゲキバイオレットとなった。

因みに初めて美希の娘のなつめを見たときジャンと同じリアクションをしていた。

「獣獣全身変」を使った者同士、バエとは切りたくても切れない仲で、一度治まった狼化を再び起こした時には彼の渾身の実況で助けられている。
最終回ではロンとの戦いの後、共に旅に出た。


ゲキバイオレット



響け、獣の叫び!ビースト・オン!!


紫激気・俺流。我が意を尽くす!

“アイアン・ウィル”! ゲキバイオレット!!


スーツアクター:清家利一

テーマソング:「俺流!ゲキバイオレット」(歌:石原慎一)

初変身は修行その25「ヒネヒネ!俺だけの紫激気」。
ゴウがゴングチェンジャーのカバーを展開、内部のゴングを鳴らすことでビーストオン。
狼を模したゲキスーツを纏った姿から放つ獣拳は『激獣ウルフ拳』で、ムエタイのような独自の構えを取る。
ゲキレンジャーの初期メンバーがゲキヌンチャクやゲキトンファーなどの武装を用いるのに対し、ゲキバイオレットは完全な徒手空拳方式。
やはり兄弟だからかレツとのコンビネーションはとてもよい。
スーパー戦隊シリーズにおいて、史上初の紫をパーソナルカラーとした戦士。


使用ゲキワザ


  • 厳厳拳(ごんごんけん)
ゲキバイオレット最大の必殺技。
ゴングチェンジャーに紫激気を集中させ、強力な鉄拳を放ち臨獣拳士をノックアウトさせる。
紫激気を収束させ、気弾として放つことも可能。

  • 蛮蛮肘(ばんばんちゅう)
敵に乗っかって脳天目掛けて放つ肘打ち。
派生技として、空高くジャンプし前方に回転し威力を増幅させた超蛮蛮肘(ちょうばんばんちゅう)がある。

  • 狼狼蹴(ろうろうしゅう)
跳躍し高速回転させて放つ延髄蹴り。

  • 剛剛撃(ごうごうげき)
紫激気を集中させることでリングにも似た戦闘空間を展開。
無数のリンシーをなぎ倒す際に使われる。

  • 昇昇拳(しょうしょうけん)
紫激気を左拳に集めてアッパーカットを決める。
ヒットした臨獣拳士を空高く舞い上がらせるほどの威力を誇る。

  • 輪輪拳(りんりんけん)
ゴングチェンジャーに紫激気を集中させ、前方に円月状の気弾を放つ。

  • 天地転変打(てんちてんぺんだ)
修行その45「ピキーン!宿命の対決」にて、七拳聖の一人たるミシェル・ペングとの修行により会得した「究極のゲキワザ」。
滝をも逆流させる高速回転で紫激気をまとい、きりもみ回転しながら強力なアッパーを放つ。
この技は七拳聖の師にして獣拳の祖たるブルーサ・イーが修得した技とされている。
理央の友情を果たすため、あえて出し惜しみせず幻獣ケイトス拳のゴウユを一撃で倒す威力を見せたが、彼を捨て石に技を見切った理央本人にはまったく通用しなかった。


ゲキトージャウルフ

全長:52.0m
全幅:32.0m
重量:2100t
最高速度:600km/h
出力:2000万馬力

ゲキワザ・来来獣でゴウ自身のゲキビーストであるゲキウルフだけでなく、ゲキタイガーゲキジャガーをも召還、それらが獣拳合体した拳法巨人。
ゲキバイオレットと同様、ムエタイを意識した足技主体の戦法でゲキファイヤーと共に巨大臨獣拳士に立ち向かう。
必殺技は右脚のゲキウルフの尾が分離したウルフカッターを回し蹴りの用法で撃ち出す大狼狼脚(だいろうろうきゃく)
ちなみに、ゲキバイオレットがゲキタイガー&ジャガーを召喚する際、ゲキウルフと同じ紫色のゲキタイガー&ジャガーが出現。
一瞬にして赤と青に変化するため、全身紫カラーのゲキトージャウルフの発売に期待した大きいお友達も少なくなかったとか…。


余談

三組ある全員が兄弟の戦隊以外で、初期メンバーとして登場する兄弟戦士ならゴセイブラック/アグリゴセイイエロー/モネが最初だが、追加メンバーを含めての兄弟戦士ならばこちらが先である。(ゴウライジャーの霞兄弟は? と思う方も居るであろうが、彼等はハリケンジャーとは別の独立したチームである。)

元々は仲間だった敵との対決に敗れる、動物の状態から元に戻るのは『魔法戦隊マジレンジャー』のマジシャイン/ヒカルと同様である。

アメリカでのリメイク作『パワーレンジャー・ジャングルフューリー』ではRJと呼ばれる青年が中盤に変身。
普段はレッドレンジャー/ケイシーらパイ・シュアのレンジャー達が働くピザ屋『ジャングル・カルマ・ピザ』の店長兼師匠代わりである。
原作と違いブルーレンジャー/テオとは兄弟関係にないが、とあるマスターとの親子関係や指導者と言うポジションもあって目立つ。

第35作『海賊戦隊ゴーカイジャー』においてはレンジャーキーも含めてレギュラー戦士として扱われているが、本来はゲキチョッパー/久津ケン共々追加戦士の立場に当たる。

映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では回想シーンにて仮面ライダーディケイドに敗れた事が明かされているが、その後の最終決戦では何故か未登場に終わった。



まいったぜ……追記・修正、頼んだぜ。(5.7.5.)


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最終更新:2024年04月16日 16:39