太陽龍ジーク・アポロドラゴン(Battle Spirits)

登録日:2012/07/06 Fri 19:39:15
更新日:2023/12/19 Tue 09:33:14
所要時間:約 6 分で読めます






太陽よ!炎を纏いて龍となれ!

太陽龍ジーク・アポロドラゴン、召喚!



《太陽龍ジーク・アポロドラゴン》とは、TCG『バトルスピリッツ』のスピリットカード。
アニメ『バトルスピリッツ ブレイヴ』の主人公馬神弾が番組序盤に使用したキースピリットである。
太陽を司るスピリットで、背景ストーリーでは太陽の軍の総大将という設定。


性能

スピリット
6(赤2青2)/赤/神星・星竜
<1>Lv1 4000 <3>Lv2 6000 <5>Lv3 9000
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』
回復状態の相手のスピリット1体を指定し、そのスピリットにアタックできる。
【合体時】Lv3『このスピリットの合体アタック時』
BP9000以下の相手のスピリット1体を破壊する。
シンボル:赤

解説

構築済みデッキ『太陽の合体ドラゴン』にて初収録され、
同じく構築済みデッキ『ブレイヴセンチュリオン』にもキースピリットとして収録されている。
レアリティはM(マスター)レアだが、通常ブースターパックには入っていないので見た目以上の意味は薄い。
太陽龍といっても某インティとは関係無い。後輩の派生にインティと名のついた龍は出たけど。

召喚コストは少し高め。BP値や維持コストは(この時代の)スピリットでは標準的か。
赤と青が2個ずつの軽減シンボルを持つため、赤・青の単色ならびに混合デッキならば序盤から出していける。
豊富なサポートのある系統・星竜なのも使いやすい。

かつて激突王と呼ばれたダンくんが愛用したキーワード能力【激突】に似た、所謂『指定アタック』という効果を全Lvで持っている。

【激突】とはこちらの攻撃をライフで受けることを許さず、スピリットでブロックすることを強いる効果で、
ライフダメージよりも敵の陣形を崩すことを得意とする能力だった。
防御するスピリットは(それがブロックできるスピリットならば)相手が好きに選べた為、想定したようにスピリットを破壊できないこともままあった。

しかし、太陽龍の指定アタックは回復状態、すなわちブロック可能なスピリットを好きに選んでアタックが出来る。
あくまでキーワード能力ではないため【激突】サポートの恩恵こそ受けられないが、
性能だけで比較すると一般的な【激突】よりも上位と言っていいだろう。
(なお、指定アタックは太陽龍が元祖というわけでもなく、第1弾から似たような効果を持っているスピリットも居た。
更にダンくん時代に使っていた龍星皇メテオヴルムは【激突】を持つスピリット全てに指定アタックを付加する能力を持つ)

また第2の効果として、ブレイヴと合体し合体スピリットとなり、更にLv3分のコアを載せられた時、BP9000以下のスピリットを破壊する能力を持っている。
BP9000以下とは下級〜中級スピリットなら大抵射程範囲に入る値で、バトルを介さずにスピリットを除去できるので便利。
BP10000を超える大型スピリットやBPが強化された合体スピリットは破壊できないが、
その場合は合体してBPの上昇したこのカードで攻撃・指定アタックで破壊すれば良い。

このようにコストと効果の釣り合いが取れていて、扱いやすいスピリット。
後の英雄龍ロード・ドラゴンともども入門者向け。

なお、主人公のカードであるために再録がとてつもなく多い。
約1年を通して8回と、某希望皇すら裸足で逃げ出すレベルで、再録が決まるたびにカードバトラー達に「またお前か」と言われ続けた。
その系譜は英雄龍やシャイニングドラゴン、アルティメットジークフリードに受け継がれた。
……と思ったら、主人公がロード・ドラゴンに交代したはずの覇王編ケンタッキーコラボ第2弾収録カードがまた太陽龍
しかもハジメとのセットイラストですらバージョンが3種類存在する。
さらに歴代主人公カードが集結した2012年8月発売のウエハースで再録、
2014年には台湾でアニメブレイヴが放映されたため、新フォーマットのプロモカードとして再登場(後に日本でも配布された)

ちなみにイラスト違いも多く、あるパックには別イラストが4種収録されていたりして、全バリエーションは22種に及ぶ。

2013年には剣刃編のネクサスにアポロニア岩窟寺院が登場。アポロの石像が描かれている。

リメイク

太陽龍ジーク・アポロドラゴンⅩ

スピリット
6(赤3神2)/赤/化神・神星・星竜
<1>Lv1 6000 <3>Lv2 9000 <4>Lv3 13000
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』
回復状態の相手のスピリット/アルティメット1体を指定してアタックできる。
そうしたとき、ブロックした相手のスピリット/アルティメット1体を破壊する。
Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』
BP9000以下の相手のスピリット/アルティメット1体を破壊する。
さらに、自分の赤の創界神ネクサスがあるとき、相手のライフのコア1個をリザーブに置く。
シンボル:赤

『バトスピドリームデッキ【太陽と月の絆】』で登場した(テン)異種リメイク。
指定アタックはブロックした相手を問答無用で破壊するようになり、破壊効果はLv2から無条件で発揮。
更に赤の創界神ネクサスがあるときにライフバーンを行うようになった。

ライバルの《月光龍ストライク・ジークヴルムⅩ》との関係や創界神推しの都合が絡んでいる為か、
ブロックさせる割にすぐ破壊したり、ブレイヴが一切関係なくなっていたりとリメイクとして中途半端な感は否めない。


派生カード

北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン

スピリット
6(3)/*/神星・星竜
<1>Lv1 5000 <3>Lv2 8000 <5>Lv3 11000
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』
自分の手札にあるブレイヴカード1枚を、コストを支払わずに召喚できる。
この効果でブレイヴが召喚されたとき、自分はデッキから1枚ドローする。
【合体時】Lv3『このスピリットのアタック時』
BPを比べ相手のスピリットだけを破壊したとき、相手のスピリット1体を破壊する。
シンボル:*
*はそのカードの色が入る

キャンペーン配布カードとして登場した、北斗七星の力を得てパワーアップしたアポロドラゴン。
各色に存在するが、同名カードなので色が違っても合計3枚しか使えない。

このようなキャンペーン用の亜種ドラゴンは先々代のジークフリードや先代のジークヴルム、
次代のロード・ドラゴン、次々代のシャイニング・ドラゴンにも多いのだが、この北斗七星龍には特筆するべき点があり、それは

強いのである

強いのである

大事なので2回言ってしまったが、実際強いのである。

召喚時にノーコストでブレイヴ1枚を召喚・さらに1ドローを行え、さらにLv3合体時の効果も攻撃的。
また、この手の効果でよくある召喚時効果の無効化がないため、
《バルカン・アームズ》や《騎士王蛇ペンドラゴン》といった、強力なブレイヴ召喚時効果も手軽に使用できる。
星座編初期には《牙皇ケルベロード》と合体し、バトルを速攻で終わらせていた。

ケルベロードの規制後もブレイヴデッキならばほぼ確実に採用され、2013年の夏にとうとう各色まとめて制限カードに指定されることとなった。
一部では「(類似効果である)剣刃5弾の【抜刀】をプッシュするための規制では?」とささやかれたが、
どうやら本命は《バルカン・アームズ》と北斗をドローソースとして猛威を振るっていた緑の弱体化目的だった模様。
その後は2016年に無制限になり、『十二神皇編 第1章』で新規イラストで再録された。
インフレもあるが、同時期に登場した異魔神と併用してほしいという意図もあるだろう。

太陽極龍セブンス・アポロドラゴン

スピリット
7(赤1紫1緑1白1黄1青1)/赤/神星・星竜
<1>Lv1 6000 <3>Lv2 9000 <5>Lv3 11000
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』
自分の手札にあるカード名に「アポロ」と入ったスピリットカード1枚を、コストを支払わずに召喚できる。
【合体時】Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』
系統:「神星」を持つ自分のスピリットすべては、
アタックするとき相手のスピリット1体を指定し、そのスピリットにアタックできる。
シンボル:赤

キャンペーン用カードで登場した、七星を辿り真の力を取り戻したアポロドラゴン。
踏み倒しは「アポロ」全体に対応しており、北斗七星龍はもちろん後述の《光導龍騎ゾディアックアポロクリムゾン》を出すこともできる。
しかし軽減が各色1と非常に捻出しにくい組み合わせのため、使用には工夫や愛が求められる。

光導龍騎ゾディアックアポロクリムゾン

同じくキャンペーン用カードで登場した、アポロドラゴンが光導の力を得た姿。
こっちは実用性なんてものは宇宙の果てに置いてきたとばかりの超絶ロマンカード。出して勝てたら周囲の喝采は間違いない。
詳しくは個別項目で。

アルティメット・アポロドラゴン

アルティメット
6(3)/赤/新生・星竜
<1>Lv3 10000 <3>Lv4 14000 <5>Lv5 21000
【召喚条件:自分の赤スピリット1体以上】
Lv3・Lv4・Lv5『このアルティメットのアタック時』
回復状態の相手のスピリット1体を指定し、そのスピリットにアタックできる。
【WUトリガー】Lv4・Lv5『このアルティメットのアタック時』
ヒットしたUトリガー1回につき、BP9000以下の相手のスピリット1体を破壊する。
【ダブルヒット】:Uトリガーが2回ヒットしたら、さらに、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。
(WUトリガー:相手デッキの上から2枚をトラッシュに置く。それらのカードのコストが、このアルティメットより低ければヒットとする)
シンボル:極

2014年にキャンペーン用カードとして登場した、アルティメット化したアポロドラゴン。
アルティメット・サジット・アポロドラゴンのマイルド版のような存在だが、破壊効果や指定アタック、
WUトリガーによるライフ貫通効果などバランスの良い効果を複数持ち、Uサジットとともにダブルアポロを結成して大会環境でも好成績を残した。

アニメでの活躍

ブレイヴ』で未来に渡ったダンさんが東京での初陣で使用したスピリット。
以後上位種である《太陽神龍ライジング・アポロドラゴン》登場まで、ダンさんの主力として活躍する。
支給された束の中に入っていたカードで、主人公のカードというイメージに反して大量生産品である。
後に部隊の支給デッキ(前述のブレイヴセンチュリオンがそれという設定)にも採用され、多くのバトラーが使用している模様。
なんなら黄デッキ使いのはずのクラッキーも「何もかも破壊したい気分」と称して使ったことがある。

これに関してはCGバトルの都合による部分が大きく、ブレイヴ1つを出すのに「スピリット形態」
「ブレイヴ形態」「合体形態」の3つのCGを用意する必要があり、合体先を複数用意するには大変すぎたのが原因。
この製作上の負担という問題の解決は、後年のソードブレイヴ、そして異魔神ブレイヴの登場を待つことになる。

合体の豊富さはライジングにも受け継がれたが、ダンさん最後の切り札である《光龍騎神サジット・アポロドラゴン》は、
残念ながら《輝竜シャイン・ブレイザー》と《トレス・ベルーガ》との合体しか披露しなかった……。

最終的に出番はほぼ無くなったが、ブレイヴ最終バトルではネクサス《光り輝く大銀河》の効果で手札コストとして破棄され、サジット・アポロの勝利に貢献した。
次作「覇王」では主人公ハジメのテントにぬいぐるみが飾られていた。商品化してくれ!



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最終更新:2023年12月19日 09:33