GGG

登録日:2013/12/15 Sun 21:14:09
更新日:2023/11/02 Thu 18:04:18
所要時間:約 5 分で読めます






       / ̄\
      /    」
  / ̄\   一┐
/     」\_/
\  ┌一/ ̄\
  \_/    」
     \  一┐
       \_/

GGG(スリージー)とは『勇者王ガオガイガー』及び続編の『勇者王ガオガイガーFINAL』に登場する架空の防衛組織。
正式名称は『ガッツィー・ジオイド・ガード』。後半は再編され『ガッツィー・ギャラクシー・ガード』となる。

両者に共通するものはあふれ出る勇気に他ならない。

なお、ここでは『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』に登場する『ガッツィー・グローバル・ガード』についても解説する。


◆ガッツィー・ジオイド・ガード (Gutsy Geoid Guard)

EI-01落下事件の後、ギャレオンもたらした情報にもとづいて設立された日本国内閣総理大臣直属の対ゾンダー秘密防衛組織。
日本語では『勇気ある地球生命圏の守護者』、または『地球防衛勇者隊』。エンブレムカラーは金色。

活動拠点はGアイランドシティの宇宙開発公団ビル直下のベイタワー基地
形式的には宇宙開発公団の一部門ということになっており、またスタッフ全員が表上の職業として宇宙開発公団に所属していることになっている。


組織は防衛部門と研究開発部門からなっている。

防衛部門は更に機動部隊、整備部、諜報部、参謀部の各部からなり、研究開発部門はR&Dの下に一般の研究部が置かれている。


対機界文明防衛の要となる組織であったが、発足当初はその存在をひた隠しにされていた。
またその存在が明らかになるにつれ、国会答弁などもなされるようになっていたが、
増大する出費やオーバーテクノロジーの独占、組織結成に際しての政府の独断等の問題を多く抱えており、
その立場は決して確固たるものではなかったと思われる。後にその技術を無償で各国に提供した。

オーバーテクノロジーの世界各国への公開に際して、日本政府は組織の拡大提案を国連に提出しそれに対する参加、協力を国連加盟国に要請する。

だが、突如出現した三体の原種の攻撃により破壊され、ヘキサゴンのみが分離し、衛星軌道上にあるオービットベースへと逃れた。
その後、オービットベース内で解散が宣言され、スタッフはガッツィー・ギャラクシー・ガードへと転属になった。


後のガッツィー・ギャラクシー・ガードもそうなのだが、隊員同士の通信手段は、なんと専用のポケベル*1
これは設定の不備という訳でもないため、恐らく何らかの機密保持上の都合であると思われる。

が、が緊急メッセージを出しても、ゾンダーに「今日の昼食はハンバーグ(以下略」と誤ったメッセージに改変されてしまうというエピソードがあったため、
セキュリティに関する特殊機能があったとしてもそれがあまり役に立っているとは言い難い。

ただし「約束は光の彼方」では、宇宙開発公団のメンバーがEI-18のマイクロマシンが発する極超短波で操られる中、
ポケベルを所持していた一部のGGG隊員(護含む)は発せられる電波によって操られなかった。ちょうど体から離していた命は操られたけど。

ちなみに、2010年が舞台の『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』ではGGGスマホに変わっていた。
その後の2016年に帰還した凱はスマホの存在に「地球の技術はこんなに進化していたのか!」大いに驚いていた*2
なお、その際にポケベルだった理由が「混乱した状況で安定した通信を行うのにポケベルが最適だと判断されたから」と判明している。




【主要スタッフ】

GGGスタッフの項目を参照。


【機動部隊】

GGGの中核をなす実動部隊。
超AI・GBRシリーズを搭載したビークルロボを中心に構成されている。
いついかなる時も『人命尊重』を最優先として戦う彼らを人々は信頼と尊敬を込めて『勇者』と呼ぶ。

隊長は獅子王凱。オペレーターは卯都木命がそれぞれ担当している。

メンバーはギャレオン及びガオガイガー
そして竜型ビークルロボの『氷竜』『炎竜』
マルチロボ『ゴルディーマーグ
GGG諜報部より『ボルフォッグ

実はギャラクシーの時も含めて人間の機動部隊員が凱しか存在していない。


【主要設備】

GGGベイタワー基地が本部となる。
詳しくはGGGベイタワー基地/オービットベースの項目を参照。


◆ガッツィー・ギャラクシー・ガード(Gutsy Galaxy Guard)

原種の出現により壊滅したGGGを再編した組織。
地球防衛会議によって国連直属となり活動拠点は衛星軌道上のオービットベースに移行した。
スタッフは基本的に旧GGGからの引継ぎだが、ゾンダー事件の縁による新規参入のスタッフもいる。
日本語では『宇宙防衛勇者隊』。エンブレムカラーはGストーンのようなグリーン。

秘密組織であった旧GGGから、国連直属の防衛組織となったために世界にその存在が公開されている。
その性格上、政治的紛争や軍事的制裁に出動することは禁じられており、主にバイオネットなどの国際犯罪組織の大規模な破壊活動に対応して運用される。


相変わらずスタッフ間での連絡手段はポケベル。
宇宙衛星通信を通して地上のどこからでも連絡ができる。
カラーリングはエンブレムと同じく、金色から緑色になった。


【主要スタッフ】

基本的に旧GGGのスタッフが主体だが、旧GGGに以前から協力していた組織の人間も参加している。
こちらも詳しくはGGGスタッフの項目を参照。


【機動部隊】

旧GGGのメンバーに加えて、中国人民解放軍・科学院航空星際部より、『風龍』『雷龍』
アメリカから正式に『マイク・サウンダース部隊』。
フランスGGG開発シャッセール所属の『光竜』『闇竜』が加わっている。

また宇宙へ旅立っていったギャレオン(ガオガイガー)に変わり、
ガオファイガー・プロジェクトによって開発されたファイティング・ガオガイガーこと『ガオファイガー』が新たな主戦力となっている。


【主要設備】

地球軌道上に建設されたオービットベースに本部を移す。
こちらも、GGGベイタワー基地/オービットベースの項目を参照。


◆ガッツィー・グローバル・ガード (Gutsy Global Guard)

2010年、木星から到達した不可視の異常電磁場「インビジブル・バースト」によってコンピューターシステムが破壊され社会インフラは崩壊。
そして2012年に災害復興に尽力した国連事務総長ロゼ・アプロヴァールが任期を終えて退職した際、
地球圏に残されたGGGの人員や施設などを吸収し、編成しなおした組織がこの『ガッツィー・グローバル・ガード』である。
ギャラクシーからジオイド並に規模が縮小したとか言っちゃあいけない
日本語では『国連防衛勇者隊』。エンブレムカラーは地球の青を掲げたブルー。

なお、実はガッツィー・ギャラクシー・ガードとは別の組織である。

人員や施設はあくまで吸収・引き継ぎをしたものであり、
それらを擁していた「ガッツィー・ギャラクシー・ガード」と言う組織が名前を変えたと言う訳ではない。
そういう意味では上述の名前の規模が縮小していないか?という疑問については別組織ということで説明がつく。

これは「地球圏から追放された旧GGGメンバーの帰ってくる場所を残してやりたい」と言う阿嘉松の配慮から。
これらの事情は作中でも殆どの人間が知らなかったが、これは別に機密だったとかではなく、
その方が話が簡単で不都合もないからわざわざ説明しなかったと言うだけの話でしかない。

だが十年の時を経て獅子王凱の帰還と、その証言により旧GGGメンバーの生存と帰還がほぼ確定事項となった事で、
書類上残っているだけの様な状態だった旧GGGが、凱を長官代理として正式に活動再開(大河復帰後は彼が特務長官になっため、正式に長官)。
それに伴い、二つのGGGはエンブレムのカラーに因んで、グローバルを「GGGブルー」、ギャラクシーを「GGGグリーン」と呼称して区別する事になった。
当初は凱一人でGGGグリーンを運営、GGGブルーによる委託を受けていた形であったが、旧メンバーが復帰したことで40人程度の組織になっている。


ちなみに組織としては別扱いだが、従来同様敵ロボのコードネームは共有しているため、
グリーンが先に認定呼称した結果、ブルー側の命名が却下されて番号が繰り下がった例もある。
……もっとも、ネーミングに独特のこだわりのある阿嘉松長官意外気にする者はいなかったが。

「んだとぉっ!? 同じ作戦使うヤツでZX-05とZR-05、韻を踏めてヤッターって思ったのによぉ~~!」


当初は「インビジブル・バースト」の影響で無線通信がほぼ不可能となっていたため、
情報伝達手段は有線設備を初めとした制限のある物ばかりであり、設備の機能や配置も情報伝達の不便性を前提とした形が多い。


【主要スタッフ】

「ガッツィー・ギャラクシー・ガード」時代の主要メンバーがソール11遊星主との戦いで行方不明になり、
残りのメンバーも10年程の歳月を経て大幅な世代交代が進んだため、FINALの頃のメンバーからはほぼ一新されている。
長官としてGGGマリンレフュージ基地所長だった阿嘉松滋をロゼ国連事務総長が指名している。


【機動部隊】

全員が新規メンバー。
当初、旧機動部隊のメンバーは未だに合流を果たしておらず、復帰してもGGGグリーン所属になる為、
GGGブルー機動部隊としては現状で固定の正規メンバーである。
隊長は20歳になった天海護。副隊長は戒道幾巳。オペレーターは牛山あやめ(旧姓:初野)から引き継いだ初野華。

蒼斧蛍汰は当初GGG入隊を断っていたが、覇界の眷属たちとの諸々の敬意を経て後に入隊。
隊長関係者と勇者ロボしなかった機動部隊に一般隊員が初めて参入することになった(このため隊員服が新規で登場)。


【主要設備】

引き続き、オービットベースを本部とする。
ディビジョン艦のほとんどは三重連太陽系に行ったメンバーが持っていったため、
カナヤゴなどの既存のものだけでなく、新たに新造されたディビジョンⅩ・機動完遂要塞艦ワダツミやヤマツミなども存在する。
やはり詳細はGGGベイタワー基地/オービットベースの項目を参照。




『《追記・修正》発動承認!!』


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ハイパーツール
  • 勇者王ガオガイガー
  • 勇者王ガオガイガーFINAL
  • 勇者シリーズ
  • ガオガイガー
  • 秘密組織
  • 国連直属
  • 防衛組織
  • 勇者部隊
  • 宇宙開発公団
  • 勇気ある地球生命圏の守護者
  • 地球防衛勇者隊
  • オーバーテクノロジー
  • GGG
  • 勇気ある者
  • 勇者

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年11月02日 18:04

*1 放送当時の年代を考えると仕方ないが、作中の時代設定は2005年であり、子供でも普通に携帯電話を持っているはずなのだが…

*2 GGGの技術はあくまでギャレオンのブラックボックスを解析して得られた三重連太陽系のオーバーテクノロジーであったため。