ホラー(牙狼-GARO- MAKAISENKI)

登録日:2012/11/07 Wed 21:57:42
更新日:2023/08/11 Fri 17:45:19
所要時間:約 6 分で読めます




この項目では、『牙狼-GARO- MAKAISENKI』に登場したホラーを紹介していく。
ホラーという存在の詳しい概要については、こちらを参照。

  • シガレイン
第1話に登場。
昔、大量虐殺を行った軍人が民間人から略奪したライターをゲートに現れたホラー。
組の金を持ち逃げして始末されようとしていたチンピラ・阿南英一(演:竹中直人)の生への執着に憑依し、煙草の火を求めて近寄ってきた人間を火花に変えて捕食していた。
魔戒騎士と事を構えるのを得策ではないと考えているのか、現れた鋼牙に口八丁手八丁と取引を持ち込んで煙に巻こうとするが、当然ながら鋼牙が聞き入れるはずもなかった。
ホラー体はライターの金属部品で形作られたような機械的な姿で、右腕の砲口から発射する火球や鋭利なライターの部品を飛ばして攻撃したり、球状に変形して突進を繰り出す。

数多の強敵を撃破してきた鋼牙にとって並のホラーはもはや敵ではなく、今回も危なげなく倒したものの、この直後に赤い仮面の男によって「破滅の刻印」を刻まれてしまう。

  • ルーザギン
第2話に登場。
処刑場の跡地に作られた公園の街灯をゲートに出現。ホームレス・一貝志乃(演:広田レオナ)の男に対する独占欲に反応し、彼女に憑依した。
人間体は黒衣を纏った美女で、気に入った男を誘惑して街灯の中の結界に引きずり込み、いたぶった後にその死体を冷凍保存でコレクションしていた。
ホラー体は一見すると黒いドレスを着た女性だが、足が四本生えた異様な姿をしており、怪力と肩から発する高熱で襲い掛かる。
正面からは鋼牙の攻撃をことごとく跳ね返したが、背後に回り込まれると成す術なく斬られた。

  • メルギス
第3話に登場。
鋼牙とレオが号竜・コルトの納品のために東の番犬所に向かう道中で戦ったホラー。
コルトの力を見せるためにレオが戦うが、この時にレオが負傷して飛び散った血が原因でコルトが暴走してしまう。

  • ゲノジカ
第4話に登場。
闇カジノに展示されたジョーカーのカードをゲートに出現。ギャンブラーの青年・キッド(演:草加雅人)に憑依し、ポーカーに負けた客の魂をカードに封じ込めて捕食していた。
「幸福を味わった後、絶望に落ちた人間が最高の美味」と語る美食家で、第1期のパズズとダンタリアンを合いの子にしたような性質を持つ。
一度は鋼牙もカードの中に封印したが、自身のギャンブラーとしてのプライドを鋼牙に利用される詰めの甘さを露呈。封印した人間の魂を解放されたばかりか、自身も鋼牙によって斬られ消滅した。

人間体はスマートなイケメンだが、ホラー体は豚のように醜悪な顔をした道化師の姿。

第5話に登場。
魔界と人界を穴で繋いで同族に餌を与える、ザルバ曰く「面倒見のいい」ホラー。
通りすがりのOLを穴に引きずり込んで憑依した後、鉄工所を営む黄島宏平(演:なだぎ武)のマンホールの蓋に対する異常な執着心を利用し、彼の作るマンホールの蓋をゲートに変えて人々を捕食していた。
いずれは街全体をゲートに変えて同族を呼び込もうとしたが、鋼牙と対峙したのが運の尽き。
人間体では「マンホールと空手を組み合わせた全く新しい拳法」で善戦したが、ホラー体に変化した後は鎧を身につけた鋼牙に手も足も出ず、逃げようとしたところを烈火炎装を浴びて消滅した。

視聴者にとってはこの後のシーンの方がよっぽどホラーだったに違いない。

  • 魔戒樹エリンネルグ
第6話に登場。
厳密にはホラーではないが、この項目で紹介する。
流れ弾に当たって死んだ戦場カメラマン・庄内眞人(演:手塚海之)が戦地で見つけ、実家に送った「変わった植物の種」が、息子の死を受け入れられない父・治(演:小松政夫)、母・直恵(演:松金よね子)の思いを受けて発芽。
庄内夫妻に眞人の幻影を見せて操り、自身を珍しがって家を訪れた人間を獲物とし、夫妻が振る舞った茶に仕込んだ毒で殺害、埋葬させて喰らっていた。
庄内夫妻はも殺害しようとしたが魔戒騎士の強靭な肉体に毒は通用せず、自ら無数の眼が浮かんだ不気味な正体を露にして零に襲い掛かる。
無数の根と枝を武器に迫るも、銀牙銀狼剣で真っ二つに両断された。

この回は老夫婦がにこやかに人々を殺害して死体を処理する狂気と、後味の悪い結末から前回と並んでトラウマになった視聴者多数。

  • レベッカ
第8話に登場。
頭部から伸びた金属の触手を自在に操る。

同じく第8話に登場。
人間の血を得るため、刀に憑依して手にした人間を人斬りに変貌させるホラー。
病に冒された剣豪・猪狩重蔵(演:大友康平)が手にし、「自分に血を与える」事を条件に数百年の時をかけて彼の肉体を再生。現代に甦った。
だが、重蔵はあくまでも強者との戦いを望んでおり、かつて見た「鎧の剣士」の姿をした零を追い求める事に固執して、一般人を手にかける事を嫌って血を与えようとしなかった。
業を煮やして「俺に血を与えなければ貴様の体も朽ちる」と重蔵を脅すが「ただの人斬りに堕ちるくらいならば朽ちた方がよい」と、重蔵は妖刀を自らの体に突き立てて自害する。
だが、強者を求める重蔵の魂がカゲミツの意志を乗っ取って再び活動を開始し、零と戦った。
ホラーの身でありながら、戦いの中で零が取り落とした魔戒剣を拾い上げる=ソウルメタルをも操る強靭な精神と圧倒的な実力は、零をして「あんたほどの男なら魔戒騎士にもなれたはずだ」と言わしめた。
本来は実体を持たないホラーだが、重蔵がカゲミツの意志を乗っ取った後は鎧武者のような姿に変化する。

  • アグトゥルス
第9話に登場。
古い化粧箱をゲートに出現、かつての栄光を忘れられない元舞台役者・高峯龍之助(演:川崎麻世)の願望に付け込んで憑依。
かつての若さと演技力を与えると共に、現役の俳優やファンの人間を捕食していた。
自身の姿を女形やガンマンに変化させたり、舞台のセットを駆使してトリッキーに戦うが、スポットライトを鋼牙に奪われて激昂。
最後は魔戒竜に似た魚のような分身を繰り出して攻撃したが、まとめて牙狼剣で斬られた。

照明位置を気にしたりと自己顕示欲が非常に強いコミカルなホラー。鋼牙さんも割とノリノリだったのは内緒。

  • ズフォーマー
第10話に登場。
烈空ホラーとも呼ばれ、魔戒騎士でも視認が困難なほどの高速で移動するため、鋼牙はレオが製作した探知機を使って戦った。
が、後の伏線となるレオとカオルのドラマが中心だったため、戦闘シーンはなかった。設定では仮面のような顔に龍のような体を持つ。

  • ザジ
第11話に登場。
やはり厳密にはホラーではなく、これまで黄金騎士に倒されたホラーの邪気が固まり、ゲートを通じて実体化した「時空を越えて存在する邪悪な思念」。
黄金騎士を倒す事を目的としているが、鎧を無制限に使えるようにするなどあくまで正々堂々と鋼牙と戦った。
アマノッチが意外とイケメンボイスである事を教えてくれる。
牙狼-GARO- 魔戒ノ花第7話にも登場、黄金騎士の称号を受け継いだ雷牙にも襲い掛かる。
牙狼 -GARO- -魔戒烈伝-』にて三度登場。
エイリスの力で復活して、黄金騎士と同じ輝きを持つ守りし者を抹殺するために、烈花と莉杏というそれぞれ別の世界で黄金騎士と深く関わった者を自らの空間に引きずり込み追い詰めた。

  • ヤシャウル
第12話に登場。
娘への歪んだ愛情を持つ星川敏子(演:いしのようこ)の死体に憑依したホラー。名前通りの夜叉のような姿。
娘・星川ミサオ(演:水沢奈子)の「母をホラーにしてしまった」という罪悪感に付け込み、彼女を言いなりにしていた。
生前の彼女の店の常連だった零は、魔戒騎士としての本分を全うするため、そしてミサオの未来の笑顔を守るためにヤシャウルを斬る。
ホラーとなった母を終始庇っていたミサオは零に対して「あなたを許さない」と怒りをぶつけてその場で泣き崩れていた。

ザルバ「知っているか?恨みってヤツはいつ会うかわからない。たとえお前が正しい行いをしたとしても、だ」

第15話に登場。
爬虫類のような姿をした巨大なホラー。
子供を好んで捕食し、かつて鋼牙の修練所の仲間を喰い殺した。
数年後、黄金騎士となった鋼牙の怒りの刃によって口から頭を叩き斬られる。

  • セディンベイル
第17話に登場。
魔界についての事柄にとても詳しいホラー。その知識を失う事を惜しんだ古の人々によって魔導書に封印されていたが、旧魔界文字を解読するために赤い仮面の男によって解放された。
鋼牙と烈花の連携で再び魔導書に封じられるが、この時にカオルが「破滅の刻印」の事を知ってしまう……。

「メシアの牙」と謳われた太古の赤き巨大魔獣。
詳しくは項目を参照。


追記・修正の際は、アニヲタwikiをゲートに現れるホラーに憑依されないように気をつけてください。

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最終更新:2023年08月11日 17:45