僕らはみんな河合荘

登録日:2012/02/01(水) 02:41:09
更新日:2023/04/13 Thu 19:05:56
所要時間:約 4 分で読めます





ツッコまずにはいられない…
すこぶる残念なひとつ屋根の下ラブ!




『僕らはみんな河合荘』は『ヤングキングアワーズ』で連載されていた漫画。
作者は宮原るり。作者の初の4コマ漫画以外の作品である。単行本は全11巻まで発売中。帯によると累計140万部突破とのこと。
2014年4月よりアニメ放送。

平仮名で書くと「ぼくらはみんなかわいそう」だが、何も登場人物みんながかわいそうなわけではない(かわいそうなのもいるが)。

ひとつ屋根の下でハーレムな展開が待ち受けている…わけはなく、残念な同居人達と織り成すラブ3:コメ7のラブコメ作品である。


【ストーリー】
親の転勤によって念願の一人暮らしをすることになった高1の少年・宇佐和成。
家賃が安い、賄い付きなどという理由から親が勝手に決めた下宿先は「河合荘」。
そこには憧れの先輩の律だけでなく、強烈な個性を持つ住人達が暮らしていた。
彼女達に振り回され宇佐の日常は否応なく騒がしくなっていく…。


【河合荘の残念な住人たち】
  • 宇佐和成(うさかずなり)
CV:井口祐一
本作の主人公。
親の転勤に伴い念願だった一人暮らしをすることになる。県外の大学に通う姉がいる。
穏やかで人の良い常識人かつコミュニケーション能力に長けており専らツッコミ役。ややM気質。
年相応に快活でありコミュ能力の高さもあって友人は多い。
が、その面倒見の良さや状況にツッコまずにはいられない性格から大体面倒に関わってしまう典型的な巻き込まれ型。
打てば響くようなツッコミのせいでよく麻弓や彩花から童貞ネタや下ネタで揶揄われる不憫な16歳。

このコミュ力は両親が自由人であり、実家に変わり者がよく居着いていたことから(否応なく)培われた。
コミュ力の高さ&お人好しな性格ゆえ昔から変わり者に好かれやすく、中学の時「変ショリ(変人処理班の略)」と陰で呼ばれていた(ことを卒アルで初めて知った)。
その状況から逃れる為に実家から出て一人暮らしを始めようとしたが、辿り着いた先が変人の巣窟一風変わった住人の多い河合荘だった不憫な子。
その変人への対応力を買われ、(半ば強引に勧誘され)書生カフェでアルバイトを始めた。
案の定バイト先でも変人キャラの濃ゆい同僚に絡まれているためすぐに辞めたのだが、お人好しが顔を出しなんだかんだ緊急時にはヘルプで呼ばれている。

律に憧れており近づこうとするが無愛想な彼女の本心を読めず悪戦苦闘しており、一度踏み込み過ぎて律を怒らせてしまった事から律に合わせゆっくり距離を詰めようとしていた。
その後とある一件を超えて、最近は空気読みつつ律に積極的に関わろうとする攻めの姿勢へと路線変更した。
あと照れる律の反応を見て興奮するソフトSに目覚めた。


  • 河合律(かわいりつ)
CV:花澤香菜
本作のヒロイン。もともとは河合荘に住んでいなかったが、母親の海外転勤を機に1年前から住み始めている。
一度本を読み出すと痴漢や露出狂にも気付かないほどの超活字中毒者であり、何時如何なる時も本を離さない。
また、現在読んでいる本の内容に感情移入しすぎ影響される傾向にある(楽しい話を読んでいるときは日常生活でも若干テンションが高いなど)。
とにかく本は読めればいいようであり、本の状態や傷みなどは全く気にしないガサツ系読書家。怒りの際は本角を鈍器として振り回す。

普段は無表情かつ無愛想だが照れ屋で赤面症。いわゆるプロぼっちであり、一人でいることが苦にならない。
笑いの沸点が低かったり怖がりだったりとよく見ると結構感情が表に出てる。
普段は他人と関わりを持とうとせず基本的に事なかれ主義だが、顔見知り(知りあいと呼ぶほどでもない)程度の相手でも危難が及びそうなら周囲を気にせず助けに行く優しい面も持っている。

他人にぼっち呼ばわりされる事は気に入らないらしく「ぼっちじゃないし」と言って抵抗する。
またやられたらやり返す性質で悪口を言われたらネチネチと反撃する。
上記からも分かるが結構な負けず嫌いでチェスやボードゲームの際にその一面を覗かせてる。
どこか考えがズレていたり、考えを外に出さず自己完結してしまうことも多いため非常にめんどくさい。
本を読むと読んだ本に影響されるくらい感受性があるにも拘わらず、現実の人間へそれを発揮される事は一切無く、他人の心情はおろか自分の感情すらよく分かってないほど鈍感。

勉強はかなり出来るようで今の時点で希望大学は余裕らしいが、芸術関係は壊滅的で絵を描かせればモデルが原型を留めてなく版権に優しいくらいの下手さ、
歌を歌わせれば宇佐ですら「声や音程じゃなく心で歌っている」とオブラートに包みながらも音痴と言われるレベル。
料理も彩花から習ったホットスプリングエッグしか作れず女子力は低い。
…が、宇佐から「先輩の手作りなら何でも嬉しい」と言われ、最近は住子から料理を習い始めた。

同居していないものの彼女の母が河合荘のオーナーであるため、住人への制裁として身内権限を振りかざすこともある。
当初はとにかく不愛想だったものの、宇佐のアタックにより徐々に宇佐に心を開いている。
というよりむしろ宇佐以上に宇佐に依存しつつあり、宇佐とのすれ違いが生じると大好きな本も手につかなくなるほど。
ただし何が理由で宇佐に依存し始めているのか自分でも気づいてない超鈍感。

また最近は宇佐に影響されてきた事により本以外の事にも少しずつ興味を持ち始めているようだ。


  • 錦野麻弓(にしきのまゆみ)
CV:佐藤利奈
「河合荘」住人のOLで黙っていれば巨乳の眼鏡美人。ただしひとたび口を開けば下ネタまみれの困った人その1。
酒が入ればさらに勢いが増す自由人。感情の振幅が激しく律とは違うベクトルですごくめんどくさい。
見た目は文句なしの美女だが、部屋は汚部屋で出来る料理はフルーチェだけと女子力は壊滅的を超えて死滅的。
河合荘の面子の中では大家の住子を除き三十路間近の最年長で基本的に歳に触れるのはNG。
ただし彩花だけはよく毒づく時に年齢ネタを口にする。

とにかくダメ男クズ男ばかり吸い寄せてしまう習性がありいいように手の平で転がされて捨てられるチョロくて可哀相な人。
律曰く吸引力の変わらないダメ男掃除機
人が一生に一度お目に掛かれるかどうかのレベルの修羅場に幾度となく遭遇してるにも拘わらず、てんでその経緯に反省の色を見せない辺りかなり重篤。
9割方三十路な年齢という事で男日照りや婚期に焦ってる割に、自身は乙女な願望が強く相手の男には理想を求めすぎと自縄自縛の域に達している。
男にちやほやされたり大切にされるポーズを見せられるとコロッと引っかかってしまう、宇佐や彩花曰くチョロい女。
三十路間近で職場でもお局化しているらしく特にクリスマスなどのカップル御用達イベントでは毒を吐き呪いをかけまくる。
どれ●は知らない世代。

宇佐と律の関係は基本妨害しているものの、完全に破綻してしまうのは本意ではないようであり、二人がギクシャクしたときは最も狼狽えている。
シロ曰く「一途でブレない男に夢見てる」、愛美曰く「恋愛観は純な乙女」と言われており、宇佐と律にある種の羨望と期待をしているのは間違いない…ついでに嫉妬と怨念も混ざるのが残念なとこだが。
なお同時に彩花から「あれだけ修羅場潜って最後にソコ残るのがスゴイ」とからかい半分に言われた。

ちなみに車の運転が致命的に下手(慎重すぎる&判断が遅すぎる上に悪すぎる)でドMのシロですら心に深い傷を負い恐怖するレベル。


  • 渡辺彩花(わたなべさやか)
CV:金元寿子
「河合荘」住人で21歳の女子大生。一見すると可憐な女性だがかなり腹黒
男に媚びるような仕草をしたり、煽って修羅場を作り出したりする困った人その2。潰したサークルは数知れず。
素顔は美人と言うわけではないらしいが、麻弓曰く顔面工事力と言われるほどの化粧技術で愛嬌の良い顔を作り出している模様。
なお化粧魔術の凄まじさから林からは大先生と呼ばれている。ついでに宇佐の心にトラウマを負わせ化粧恐怖症を刻み込んだ。
ちなみに容姿は父親にそっくりらしい。

作ってる性格は愛嬌の裏に狡猾を含んだ腹黒な性格だが、素の性格は結構なおてんば娘で男勝りと呼んでも過言じゃないレベル。
家庭環境と性格のお陰か腕力的な意味でも結構強いようで、河合荘にある釘バットは彼女の所持品。
麻弓と違い部屋の整理は出来てるが料理の腕はホットスプリングエッグ(温泉卵)が作れる程度…フルーチェよりマシだけど料理か、これ?

麻弓に対しては容赦なく毒を吐き、乳を揉みしだくなど仲がいいのか悪いのかわからない関係。
河合荘の面々をおちょくって楽しんでいる。宇佐と律の青春を察知すると麻弓ともども全力でちょっかいを出しにいく。
そしてやり過ぎてよく住子にお仕置きされる。
河合荘の面々には隠しているがいろいろと黒歴史があるようである。
黒歴史の1ページとしてホモ漫画男同士が情熱的に愛し合う漫画が好きらしい…。
ちなみにウサギが大の苦手だが実家が岐阜の山奥であり虫関係にはすこぶる強い。

天敵は親友の常田美晴ことツネコ。
彩花の過去を知ってるだけでなく天然で爆弾を撒き散らす上に彩花の心理を良く見切ってて抵抗を上手く流される。
一方で彩花のほうもツネコの事は大体お見通しであり悩んでるツネコの肩を押すなど心配や協力は率先してしている。


  • 城崎(しろさき)
CV:四宮豪
宇佐を除けば唯一の男性住人であり、宇佐のルームメイト。ニックネームはシロ。現在の住人では一番の古株。
年齢、職業不詳であり外に出れば不審者として職質を受けるのは日常茶飯事。
なお正確な年齢は不詳だが麻弓よりは下らしいので24歳以上~28歳以下の模様。
一応小説を書いてるらしいけど、その為のPCを起動させることは極めて稀。
ただし家賃の滞納は一度もしたことがないらしい。チキンカツの好きなチキンカス。
ちなみに愛車はリアカー…ただし普通の車も運転は出来る。

罵られたり殴られたりすると快感を覚える真性マゾという作中トップクラスの変人。
よく麻弓と彩花に折檻されモザイクにされる。
基本的に善人ではあるが同時に自分のM気質を満足させる事にも全力なため、大体周囲の反応はドン引きや冷たい視線が送られる…そしてその状況を悦ぶ。
性癖こそ人としてアレな感じだが人格面では真っ当な大人の思考の持ち主であり、何かと精神的にダメな河合荘の面々をフォローして回っている。
河合荘の面々及び関係者の事はよく見ており助言をする事も多い…のだが大体聞いてもらえない。日頃の行いって大事。


  • 河合住子(かわいすみこ)
CV:小林沙苗
「河合荘」管理人であり、律は彼女の姪孫にあたる。
常に割烹着を着ており温厚で面倒見のいい女性だが、一方でお茶目なイタズラ好きであり、また時にしたたかな面も見せる。
怒ると怖いらしく、麻弓や彩花も頭が上がらない。

河合荘における食事に関する全権を担っており、彼女が箸を置いた位置がその日の食事する場所となる。
なお怒らせると強制的にその日は箪笥の上・廊下・便所などで食事する破目になる。
一方で住人が落胆してたり、何か良い事があった時はその人物の好きな食べ物を作ってくれる。
ちなみに食事は平日のみだが休日も300円+事前に伝えておけば作ってくれる。
…ただしその日の気分で作る物を決定するので、300円出して良ければステーキ、悪ければゆで卵と両極端な結果になる事も。

また案外言動が辛辣で被害者は大体麻弓とシロ。
特に麻弓はよく年齢・結婚・ダメ男キャッチャーなどのネタで心にダメージを負う。

ちなみに部屋の中は和人形だらけで夜中に行くと大変怖い。

宇佐のバイト先である書生カフェのオーナーである篠原タエとは友人同士。
また住子とタエは作者の別作品である『恋愛ラボ』の舞台となる「藤崎女子中学」のOGで同校100周年記念式典の来賓として出席している。


【その他の登場人物】
  • 千夏(ちなつ)
CV:清水愛
シロに財布を拾ってもらった恋バナ大好きなおませな小学生。
シロに興味を持ち、ちょくちょく河合荘に遊びに来るようになった。
9歳にしてサディストの片鱗を見せる逸材。
その年齢らしからぬ言動から佐久間曰く「妖婦(麻弓と彩花)の仲間か!」との事。


  • 林(はやし)
CV:沼倉愛美
宇佐の中学時代の同級生であり、超霊感少女という変ショリ物件にして宇佐のトラウマ。
高校デビューを果たし、中学時代を黒歴史としているために過去を知る宇佐を避けている。
合コン中に偶然宇佐と遭遇した際は自らの黒歴史を知る宇佐に対して冷たい態度をとってしまうが、後に謝罪し和解している。
また、律ともお互いに本好きというところから徐々に仲良くなり、とにかくコミニュケーション下手な律をフォローすることも。
だんだんと宇佐に劣らずお人好しな面が顔を出すようになり、今では律の唯一の友人と言っても過言ではないとこまできている。
彼女も読書家であり、本はとにかく丁寧に扱う几帳面タイプである。雑に扱う律とはこの部分だけは相容れないようである。

ちなみに中の人は恋愛ラボのリコ役に続き宮原るり作品でキャラクターを演じている。


  • 篠原タエ(しのはらたえ)
CV:甲斐田ゆき
住子の友人で和食レストラン「金華庵」と和風カフェ「川華路」(「書生カフェ」はこの店の離れ)を営む。
夏休みに金華庵に客としてきた宇佐の変ショリ能力を見て宇佐をバイトに勧誘するも拒否されるが、住子を買収し(報酬はきみまろのチケット)、書生姿に見とれる律をダシにして宇佐に翻意させる。
夏休み以降もバイトを止めた宇佐には何かと執心であり事あるごとにバイトやヘルプに呼んでいる。
河合荘と同作者の漫画『恋愛ラボ』に登場する「藤崎女子中学」のOGであり、住子とはこの頃からの付き合い。


  • 北条
CV.緑川光
書生カフェのアルバイト。バイト中の源氏名は「山本」。
設定にこだわっており、大正時代頃の設定を作り出し自らもその設定になりきっている。宇佐に対しても会うなりすぐさま様々な設定を生み出した。
変わり者ではあるが病気の同僚に代わりシフトを変更するなど基本的に他人思いである。
ツネコの腐女子爆弾発言を聞いてしまった際は宇佐の後ろを涙を流すほど心配していた。


  • 黒川
CV.近藤隆
書生カフェのアルバイト。源氏名は「西園寺」。
温和な顔つきに落ち着いた物腰であり一瞬宇佐を安心させたが、直後に背後霊が見えるなど霊感を語り出し宇佐を絶望させた。
特別イケメンというわけではないのだが、相手の求めている言葉を無自覚で把握し口にするためモテるタイプであるとの事(林は見事に打ち抜かれ、麻弓もトキメキかけた)。
雰囲気に流されず彩花のちょっかいにも全く動じないため彼女からは苦手意識を持たれている。


  • 常田美晴(つねだみはる)
CV:諏訪彩花
彩花の中学生時代の同級生であり、通称ツネコ。彩花とセットでナベツネと呼ばれていた。
バリバリの岐阜弁で話し、ノホホンとした口調から(主に彩花の過去についての)爆弾を投下しまくる。
穏やかかつマイペースな性格でそれが高じて対外的にやや控えめな面はあるが芯は強い。
料理は上手でよく彩花も食べてた模様。

宇佐&麻弓曰く「彩花の弱点ボックス」。
彩花の事が大好きで迷ってる時には会いに来たが、一方で依存しきってるわけでは無く自立した一面も持っている。
専門学校卒業後は親戚のコネで村役場で働く事となり地域振興に力を振るい始める。


  • 前村(まえむら)
CV:中島沙樹
律のクラスメイトで、彼女も読書好き。
自分が良かれと思ったことを相手の考えなしに悪気なしでしてしまうタイプであり、律とは基本的に合わない。
とある件で律とは疎遠になりかけるが、彼女もまた律とは合わないことを理解したうえで一緒に勉強会をする程度には仲よくなっている。


  • 佐久間範弘(さくまのりひろ)
河合荘の近所に住む中学生。
受験勉強のイライラで河合荘の塀に落書きをしていたが、住人に見つかりお仕置きされた。
その後は宇佐や律が志望校の北高生と知ると一目置くようになり、ちょくちょく河合荘を訪れるようになった。
その後無事北高に合格、晴れて宇佐や律の後輩となった。

見た目はガラが悪そうに見え、認めた人間以外には無愛想だが根は良い子。
下記の椎名とは幼馴染。
宇佐とシロの事は尊敬していて基本的に敬語だが、一方で麻弓・彩花とは落書き事件の事でたびたび弄られるため会う度に角を突き合わす仲の悪さ。
ちなみに実家は和菓子屋らしくお婆ちゃんと一緒におはぎを作るなど女子力では河合荘の女三人衆よりも上。


  • 椎名(しいな)
佐久間の幼馴染で、彼女もまた北高生。
底抜けに明るく嫌味なく気配りもできる出来た子でこの漫画で唯一と言ってもいい影の無い良い子。
余りの影の無さに麻弓ですら普通に良い子と突っ込む余地が無かったほど。
どんな相手でもあっという間に仲良くなる宇佐以上のコミュ力モンスターであり、河合荘の面々ともすんなり馴染んでいる。
宇佐ともあっさり打ち解けたことで林からは要注意人物扱いされ、律は複雑な感情を見せることも。
宇佐と律が一悶着あった時は周りから勝手に警戒されていた(別に椎名自身には他意はなかったのだが)が、一方で本人は恋愛話は苦手な模様。
またお菓子作りが趣味であり、その圧倒的な女子力を以て麻弓を打ちのめした。


  • 瀬戸愛美(せとまなみ)
麻弓の学生時代からの親友でスレンダーな美女。
学生時代に麻弓と一緒に出たミスコンで1位だったり(麻弓は2位)、麻弓と惚れた男がかち合った場合かならず愛美のほうになびいていったなど麻弓の目の上のたん瘤的な存在。
なおダメ男は麻弓の元に来るが愛美のほうに行った男はいつも良物件だったとの事。
麻弓の性格だと大喧嘩になってもおかしくないような惨状であるにも拘わらず、不思議と性格は合ってて親友同士と呼べる間柄。

高校時代はゆるふわで愛嬌のある美少女だったが、現在はバリバリのキャリアウーマンでありパリッとした美女となっている。
ただ何事も出来過ぎる美女というステータスが男には重たかったらしく、婚約までしていた彼氏とも破局し別れてしまった。
容姿も頭も良い上に更に努力家だが故に自分に対する理想が高く、凡庸な男には重すぎる女と化しており、それを指摘された時はショックを受けていた。
一方で対外的な性格は基本的に温和だが言葉遊びや飲み会やコンパの挑戦には乗るなど快活な面もある。
総じてコミュ力はかなり高いほう。



【河合荘】
一軒家を改装したアパート。岐阜県にある。
オーナーは律の母、管理人は住子。
家賃は相場と比べて安いらしく、平日の食事は住子が作ってくれる。基本的に食事は住人みんなでとるのが決まり。

現在の住人は男2人、女3人。生活スペースは男女で分かれており、
  • 男子エリア(女子侵入自由)
  • 共同エリア
  • 女子エリア(男子侵入厳禁)
となっている。女子エリアには様々な護身グッズ(竹刀、釘バット、スタンガンなど)が設置されており、男子が侵入した場合は容赦なく使用される。

女子の部屋は個室であるのに対し男子の部屋は1つの部屋をアコーディオンカーテンで仕切ってあるだけである。
  • 女子はウォシュレット付きのトイレ、男子は和式
  • 女子はシャワーつきの風呂、男子は真四角の湯船だけ
など、男女で格差がある。

住子の怒りを買うと食事の際に箸が様々な場所に置かれ(強制便所飯、庭など)、そこで食事をとらされる。





「シロくん、追記修正してくれない?」

「もっと傲慢にお願いします」

「あらごめんなさい 追記修正しろよ このブタ野郎」

「御 意 !!」

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最終更新:2023年04月13日 19:05