フラン(ACV)

登録日:2012/03/07(水) 18:26:47
更新日:2024/02/06 Tue 19:52:35
所要時間:約 5 分で読めます






始めましょう、最後の勝負を

ARMORED CORE Vに登場するキャラクター。

本名は『フランシス・バッテイ・カーティス』



代表の圧政により、地下で生きる事を強いられた人々が起こしたレジスタンス組織のリーダー(ジャック・バッテイ)の一人娘。

興<遅かったじゃないか……

主任に撃破され、命を落とした父に代わり、レジスタンスの新たなリーダーとなった。

当時の主人公を含めた企業の手により、再び地下に逃げるしかない程に大打撃を受けた組織を再興し、代表の支配を打ち破る為に日々奮闘しているが、優しい性格が影響してか、切り捨てる冷酷さや現実的な判断力が決定的なまでに足りていない。

その為、リーダーとしての役割を殆ど補佐のレオンや協力してくれるミグラントロザリィに任せているのが現状。

ストーリーでは主にオペレーターを担当し、作戦を指示するのが役目となるが、前述の通り資質が決定的に無い為、序盤は彼等二人に流される何とも情けないカタチで指揮を執る事になる。



以下、ネタバレに付き未確認のミグラントは撤退推奨









ストーリーが進むにつれ、覚悟が深まったのかロザリィに影響されたのかは分からないが段々とリーダーとしての責務を自覚し、自ら率先して指示を下す様になる。

中には巨大兵器を街中かつ代表拘束中作戦中に撃破すると言う、ロザリィにここにも正気じゃないのがいるなんてねと評される程の大胆な指示を主人公に命じる事もあった。

そして、作戦終盤に於いて企業の裏切りによる無差別攻撃でレオンは音信不通に。
そんな中、精神的に不安定になるロザリィを説得しつつレオンの死亡及び作戦続行不可能を判断。

即座にレジスタンスのシティ脱出を命令し、リーダーとしての責務を果たす等、序盤の気弱な少女の面影は何処へ行ったのか分からない程の成長を遂げた。




だが、彼女の見せ場はこれだけに止まらない。




……無理よ


あなたにそのACは倒せない


私には分かる。死ぬのはあなたよ



シティ脱出後、殿を請け負った為、離脱が遅れているロザリィのヘリが企業側に寝返ったRDの手で狙撃され撃墜。

RD曰く『姐さんが避けた』為、主人公は無事だったが、逃げ場も無く、最早交戦する以外の選択肢が無くなった時に、復活以降増長し続けるRDに上記の啖呵を売り

……あぁ!!?やってみろよッ!!

と彼を本気で激昂させた。これは主人公を信頼し、父親の遺品でもあるACを操るRDを倒せると信じていたからだろう。

結果的にオーバードウェポンGRIND BLADEを起動させながらも、特別は例外に敵う事は無くRDは死亡する形になり、主人公が勝利。

その様子を見て、全てを焼き尽くした主人公に恐れを抱きながらも雇い続ける事を誓うのだった。



一緒に来てもらうわ

私が、あなたを雇い続ける限り

あなたが戦い続ける限り


そのシーンは台詞だけ見れば遠回しなプロポーズともレジスタンスが街を離れざるを得なくなった責任を取らせる意味合い等々と受け取れるものの、判断は個々のモノになるだろう。


最終的に、主人公は主任が駆るEXUSIAを破壊し、『戦いこそが人間の可能性』であることを証明。

レジスタンスは汚染地域に逃れ、これで企業との戦いを描いたストーリーミッションは一区切りとなる。

それから一年後を描いたオーダーミッションでは一年の間、生きていたロザリィと前述の通り雇っている主人公を引き連れ放浪していた事が判明。

シティに帰還後は生きる為にミグラントとして活動を開始、ロザリィとはよきパートナー同士として仲良くやっている。
実働している主人公は相変わらず過労死しそうなまでに酷使されているが。

終盤では星座のエンブレムを掲げるACの集団ゾディアックの事情を察し、彼等のミッションを終わらせる事を決め、主人公がそれを実行。


やりたいことって、例えば?

彼等との最終決戦後、ロザリィと楽しく今後の目的を話しながら、オーダーミッションもまた終わりを結ぶのだった。
当然、主人公は酷使され続けられるだろう。彼女達の『やりたいこと』が終わるまで。

尚、オーダーミッション時のフランはストーリーミッション時よりも過激な性格になっており、『物資持ってそうだから奪いに行く』的な事をも口にしていた。

誰が呼んだかロザリィ一行のわくわく世界征服の旅。

余談だが、没音声の中にはオーダーミッションでの決闘じみた他ミグラントACとの一騎打ちに反対する台詞がある。
しかし、ロザリィに主人公が狙われている理由(ストーリーミッションの事件でかなり名が知れてしまった、敵はその名声と金目当て)ことを聞くと、即座に「そういうことなら話は別」「潰しましょうそんな愚か者」と答えている。

本編終了後、ストラトフォード家の長女、ゴネリル・ストラトフォードの(脅迫に近い)依頼で、当時前人未踏の領域であったタワーの探索をすることになる。
そこで欧州からやってきたもう一人の『黒い鳥』セサル・ヴェニデと出会い、更に主任とキャロルと再び相まみえることに。

主任とキャロルの正体と、その目的を知ることになり、彼女は彼らを人類が乗り越えるべき存在と考え、そのための力を手に入れるため、ロザリィと別れ、サンドリヨンの民と呼ばれる
流浪の集団を率いて、極東地域のタワーを目指した。

記録によれば彼女たちはタワーに辿り着いた後にそこに一定の安住の場(後のEGFの礎となる)を作り出し、タワーから得られた数々の進んだ技術を駆使して汚染地域でも暮らせるようになっていたらしい。

彼女の最後については判然としていない。ある程度の目処が付いたあと、再び何処へと旅立っていったとも、彼らと最期まで共にあったとも言われている。
その優れたカリスマ性と、最期の神秘性から、彼女はVDの時代ではEGFの民にとって、タワーとともにある種の信仰の対象とすらなっている。









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最終更新:2024年02月06日 19:52