週刊仮面ライダー オフィシャルデータファイル

登録日:2012/03/18(日) 17:23:10
更新日:2024/03/13 Wed 11:39:39
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『週刊仮面ライダーオフィシャルデータファイル』とは、2008年にデアゴスティーニにより刊行されたいわゆる分冊百科。

ライダーや怪人はもちろんキャラクターや全アイテムを網羅したデータファイルを謳い文句として創刊された。

当初載せる情報は初代仮面ライダーから仮面ライダー THE NEXTまでで全100号を予定していたが、後にキバディケイドを加えた上で全125号に延長された。
また、MOVIE大戦2010についてはディケイド関連のみ収録。
Wやスカルは【『ディケイド』に登場した『W』ライダーたち】のコラムにて説明されるのみとなっている。
ちなみにGは載ってない

定価は通常税込560円だが、例によって創刊号のみバインダーとディバイダー(仕切用紙)がついて特別定価290円。

追加用のバインダーは2冊1セットで販売されたが、値段が590円と創刊号2冊の方が10円安い上にディバイダーが付属しないため、創刊号を大量に買いあさる者もいた。

また最終号の翌週にはインデックスとして索引号が発売。
どの号にどのキャラのどんな解説が載っているのかを確認出来る他、表紙コレクションとして全125号が2ページにわたって掲載されている。


◆仮面ライダーデータベース
各ライダーを3枚6ページに渡り徹底解明。
厳密にはライダーに含まれないシャドームーンオルタナティブ、果てはゼクトルーパーやゴルドラ・シルバラもここに分類されている。
また、ディケイドの変身するクウガ〜キバも「ディケイド○○」として単独ページが存在。

その一方で関東十一鬼京介変身体のコラムでひとまとめに紹介されるのみで、単独ページは存在しない。
OP映像に一瞬登場するのみの蛮鬼ら4人は仕方ないにしても、本編にも登場した弾鬼・裁鬼・鋭鬼くらいは別にしてあげても良かったのでは…

1枚目には誕生の経緯やプロフィールの他、変身形態・開発者・身長・体重・エネルギー源(契約モンスター)・動力源(召喚機)・人間名(変身者)が記されている。
ただしエネルギー源動力源は「不明」となっているものも多い。

また、変身者が複数いる場合はその全てが記載されるため、デルタイクサはやたら枠が広い。

裏面には変身メカニズムとして変身ポーズを画像付きで丁寧に解説。
これでよくわからないことで有名なタイガの変身ポーズも覚えられるぞ!
ただし、ポーズにバリエーションがある場合は基本的に初回の物が記載されているため、一般に浸透している物とは異なるポーズであるライダーも多い。

2枚目は各部装甲等の名称やパンチ力キック力ジャンプ力などのボディスペック、特殊能力等の詳細の解説。
裏面は劇中で使用された必殺技コレクションとなっている

3枚目はライダーの活躍や重要な出来事を時系列順に並べた戦いの系譜。
強化フォームがあるライダーに関しては後半の活躍はそちらにまわされる。

◆怪人図鑑
1枚目には所属や形態等のプロフィール及び身長体重等の基本データの他、登場話数も記載されている。
裏面には能力をはじめとしたボディスペックや劇中での動きが説明されている。

怪人はライダーと違い基本1枚目のみだが、幹部クラスの怪人には2枚目も与えられ、組織図とバトルノートが記されている。ただし作中で全貌が明らかになっていない「財団」のみ無し。
デッドライオン?あいつは仕方ないよ

あと何故かがんがんじいもこの枠組み


◆アイテムカタログ
ライダーには欠かせないバイクや、使用武器等アイテムの解説。
ただし、カブトエクステンダーやデンガッシャー等はモードごとに別ページになってたりファンガイアスレイヤーのページがあるにもかかわらず、一部を除いて肝心のベルトのページがなかったり、龍騎系サブライダーの武器がひとまとめに紹介されるばかりか召喚機や一部武器が全く説明されていなかったりと、本当に「全アイテムを網羅」と言えるのかどうかは疑問が残る。
ちなみにクウガゴウラム等のファイナルフォームライド形態もここに分類されている(リュウキドラグレッダーとモモタロスは覗く)。

◆キャラクターファイル
主要人物を人物相関図等を交えて紹介。
1話のみ登場のゲストキャラやモブキャラは「サブキャラクター」として2~3ページにまとめられている。
ただし、クウガのおやっさんや明日夢ママクラスのキャラでもサブキャラクター扱い。

◆エピソードガイド
メインスタッフやキャストはもちろん、サブタイトルや監督・脚本・放送日などを1話ずつ全て紹介。
見所やストーリーをダイジェストの形で記載している。

響鬼を除きアギトカブトには正式なサブタイトルは存在しないが、テレビ欄に表記されていたものが掲載されている。
アギトや響鬼等世界観が複雑な作品は別に解説項目を設けている。

◆トピックインフォメーション
開発秘話や裏話、当時のグッズや話題になった出来事などライダーに関する様々なこぼれ話が紹介されている。
なお、てれびくんの応募者全員サービスである「ハイパーバトルビデオ」や「仮面ライダーしん王」もここで触れられている。

◆継続購読キャンペーン
毎回ついてくる応募券を貼って応募することでB5サイズのブロマイドが全員にプレゼントされた。
また、定期購読者の場合は応募せずとも自動的に届くサービスがあった。
当初は全5弾合計26枚を予定していたが、本誌自体の延長に伴いキャンペーンも全6弾31枚となった

  • 第1弾 創刊号~12号
V3/アマゾン/スカイライダー/クウガ/龍騎/1号&2号>&V3

  • 第2弾 13号~34号

  • 第3弾 35号~56号

  • 第4弾 57号~78号

  • 第5弾 79号~100号

  • 第6弾 101号~125号
ディケイド/シャドームーン/タックル/1号~RX/クウガ~ディケイド最強フォーム&ディエンド&キバーラ

◆表紙
各号の表紙にはライダーのバストアップ写真が使用されている。
ただしクウガがグローイングからライアルまで全てが表紙を飾っている一方で歌舞鬼以外の劇場版響鬼ライダーがはぶられていたりとやはり格差は大きい。
また、第4号に未確認生命体4号であるクウガマイティを、第10号にライダー10号であるZXを、最終号には歩く完全ライダー図鑑の異名を持つディケイドコンプリートフォームを表紙に採用するなど狙ったかのような号も存在する。

◆特集(?)
明言はされていないが同モチーフの怪人ばかり収録されている特集号が存在する。
例えば101号の怪人図鑑は ユキオオカミ/オオカミジン/ウルフオルフェノク/ウルフイマジン/ン・ガミオ・ゼダ と特集。
120号では ドクターケイト/魔女参謀/ラ・バルバ・デ/クレインオルフェノク/パールシェルファンガイア(真夜)/キバーラ/大神官ビシュム と女性怪人のみが収録。

そして極めつけが124号で
ライダー:ディケイドカブト/ストロンガーチャージアップ/クウガ アルティメットフォーム/ブレイド キングフォーム
怪人:カブトロング/クワガタ怪人/ゴ・ガドル・バ/ビートルロード/ビートルアンデッド/ネイティブ/ビートルファンガイア
アイテム:ガタックゼクター/ゼクターカブト

…と怪人のみならずライダー・アイテムにいたるまでカブトムシ・クワガタで統一されている。

◆誤植
オフィシャルな割に誤植が多い。
ファイルナンバーを間違う程度の物から完全に間違いな情報まで様々。
初期は度々訂正シールが付属したが中盤以降は一切触れられずそのまま放置されるかと思われたが、123~125号のラスト3号でこれまでの誤植の訂正シールが付属した。

以下誤植の一部
仮面ライダーベルデ
× 100AP=1t ○ 100AP=5t
1人だけ能力が1/5に。
100AP=1tなのは剣系のライダーである。

× 所属 アンノウン ○ 所属 闇の力
ある意味間違ってはいないのだが…

× 仮面ライダーコーカサスと同様に ○ 仮面ライダーケタロスと同様に
どうやらコーカサスは大量生産らしいな

× 体重 138km ○ 体重 138kg
仮に身長だとしてもでかすぎ

  • 魔神提督
× ドクターメテオ ○ ドクターメデオ
METEOR Ready?


ちなみに余談だが全部集めると
290円+560円×125号=70290円
バインダーが1冊につき約10号分なので追加で6セット買ったとすると
70290+590×6=73830…

うん、忘れろ


2014年にはストロンガーチャージアップ、G電王やW~ドライブまでの作品を加えた『仮面ライダー オフィシャルパーフェクトファイル』が刊行される。

追記・修正は両方のシリーズを網羅した人がよろしくお願いします。

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最終更新:2024年03月13日 11:39