ボスボロット(機体)

登録日:2010/11/28 Sun 19:13:52
更新日:2024/03/01 Fri 13:32:55
所要時間:約 6 分で読めます





「ボスボロット(BOSS ROBOT)」はアニメ『マジンガーZ』及び、それから続く『マジンガーシリーズ』に登場する架空のロボットである。

三枚目のコメディリリーフキャラである、ボスの搭乗するコメディロボットであり
〝元祖〟スーパーロボットと呼ばれる主役機・マジンガーZと共に、同系統の位置付けにあるキャラクターの元祖にして、頂点であると語られている。

アニメ作品から誕生した存在だけに、原作には登場しないが主役機を差し置いて、
旧アニメシリーズの時点で『グレートマジンガー』『UFOロボ グレンダイザー』に登場し、皆勤賞。

更にグレート以降のマンガ版にも逆輸入され登場する快挙を成し遂げており、更に彼が主人公のギャグ漫画が作られ、
ゲーム『スーパーロボット大戦シリーズ』で知名度を上げ、
「マジンガーシリーズ」の新世紀リメイク版とも言うべき『マジンカイザー』では、ゲームでの演出も加えた活躍により主役級の働きを見せた。


【出自】

ライバル兼親友の兜甲児が操るマジンガーZに嫉妬したボス自らが設計(良くツッコまれているが、デザイン位はしたかもしれないじゃ無いか!)し、
光子力研究所の3博士(のっそり、せわし、もりもり)が完成させた。

素材はスクラップ(ただの鉄)。
故に強度はかなり低く、そのせいで甲児には「このボロットで!…ってもう、大丈夫かぁ??」と心配される始末。*1
コックピットに窓がなく吹きさらしな上に、暖房機能もない。

主要機関は〝不明〟
…ガソリンじゃ無いの?と思う人もいるだろうが、何とこのロボット、光子力でも動く。
…というか、あらゆるエネルギーを〝燃料〟にする事が可能とかいう記述がある。
…勿論、設定が曖昧な故の粗い描写が原因だが、何故か納得させられる物がある。

ちなみに光子力は超合金Zで無ければ維持出来ない設定があったりするのだが……。

全高は
『マジンガーZ』では12メートル*2
『グレートマジンガー』では20メートル。
…まあ、ロボットの全高なんて気にするのは3Dゲーム位なんだから気にするな。

マジンガーZ(18m)がグレートマジンガー(25m)と同じ位の身長に描かれているのは可愛いもので、
グレートとグレンダイザー(30m)やゲッタードラゴン(50m)が同身長に描かれている世界なのだから…。
初代ガンダムでもマゼラアタックの大きさがマチマチだったし

そもそも、ボロットに純正パーツなんてものはなく、破壊されるたびに作り直していたらいつの間にか大きくなっていたのだとか。
それで動作に何の支障もないとは...ボス達と三博士の技術力恐るべし。ギャグ補正とも言う。それがなかったら確実に動く棺桶になっていた。

永井先生の自伝漫画『激マン』では、マジンガーZが倒して回収された機械獣の残骸を再利用しているという非常に納得のいく設定が付け加えられた。
言うなれば人類の味方として生まれ変わった機械獣でもあったのである。
確かに残骸と言えども機械獣は人類側からすれば喉から手が出るほど欲しい未知の技術の塊だし、平和利用出来れば便利この上ない。
これなら本編での意外な強さにも説明がつくだろう。
ボスボロットもまたマジンガーZ同様、戦うたびに成長していったと言える。
なお、後の漫画版マジンガーZの改訂版に於いて、書き下ろし漫画にもこの設定が描かれており、公式設定として正式に組み込まれたと見て間違いないようである。*3


【武装】

基本的に内部武装は無く、殴る、蹴る、ぶつかる、等を行う。名称はゲームから。
元々ボスはマジンガーZと同様の武装を搭載しようとしていたようだが、三博士曰く
ロケットパンチは発射の反動で機体がバラバラになる」
「ルストハリケーンは自分が先に錆びる」
「ブレストファイヤーは自分が先に溶ける」
「光子力ビームは光子力研究所がエネルギー不足なので無理」
等の理由から未搭載。

……実は光子力ビームのオミットだけはボロットのスペックと関係がない
つまり材料がスクラップというこの状態でも光子力ビームは搭載できるのである。
だからと言って真マジンガーの光子力ビームなんて撃ったら自分が爆発しそうだけど

というか問題が装甲しかないところを見る限り、3博士の技術力は本物である。
下記の活躍はスクラップ素材ゆえなのかもしれないが、超合金ニューZあたりで作ったらさらに活躍できたかも……?

ボロットパンチ/ボロット正義の鉄拳

突進してのパンチ
…パンチじゃ無くなる事もある。
というか、『スーパーロボット大戦Z』では地対地・対空・空対地の3パターンある攻撃演出で一つとしてパンチしない。
なお、使用する際に鉄也には「ボロットパンチ!…で、いいのか?」と不安がられたり、
ジュンには「えー?言わなきゃダメ?」と技名をいうのを嫌がられたり…そういう意味では楽しめる武器でもある。
マリア・フリードに至っては「ボロボロボロットパンチ!」とボロボロに言い過ぎである。

ボロットプレッシャーパンチ

グレートのドリルプレッシャーパンチを装備して発射する。バラバラになるんじゃなかったんかい。
スパロボオリジナルだと勘違いされがちだが、れっきとした原作に登場した武装。
しかし、開発者の飛田博士によるとボロットでは新兵器に耐えることができないとのことで、威力は無に等しかった。
スパロボではそれなりの威力があり、数少ない遠距離武器として重宝する。システム上問題はないが、アニメーションでは使用後腕がもげている。
こっちの方では鉄也はちゃんと「ドリルプレッシャーパンチ!!」と叫んでくれる。

SPボロットパンチ/DXボロットパンチ

ボロットパンチの上位技。
単に気合を入れて殴るだけのことが多いが、炎を纏ってのパンチ、連続パンチといった強化された演出になっていることもある。
後述のように、津島直人版カイザーで逆輸入され、大活躍した。
この時は腕にブースターを装着している。

スペシャルDXボロットパンチ(スペシャルデラックスゴールデンデリシャスボロットパンチ)/スーパーDXボロットパンチ

スパロボオリジナルの、舌噛む程長いパンチ
パンチが美味しいって何やねん(笑)
「スペシャルデラックスゴールデンデリシャスハイパワーマグナムボロットパンチ」と。正式名称はさらに長いことも。
しかし、作品にもよるが大火力・低燃費の強力な武装。
気力制限や地形適応は厳しいが、うまく補えば侮れない活躍をしてくれるかも?
MXでは申し訳程度にしかパンチしていない。もはや肉弾戦ですらない。

ボロットスペシャル

スパロボZにおけるボロットのトライチャージ(小隊全機での一斉攻撃)なのだが、
ボロット自身は扇子両手に応援しているだけである。
しかし、そこそこ高めの威力があるうえに、トライチャージの例に漏れずバリア貫通の全体攻撃である。しかもなぜか運動性ダウンの特殊効果付き。
ボロットの応援で僚機もいつもより気合が入るというものであろうか。
なぜか敵の周りで謎の爆発が起こっているように見えるが、実はボロットのコクピットから直接パイロットがかんしゃく玉を投げている
……ボス達ならいいが、甲児や鉄也に果てはルビーナまでこれを使うとかんしゃく玉を投げなければならない。というかマジンガー系のパイロットたちはどんな肩してるんだ

ボロットダイナミックスペシャル

近作のスパロボでの最強技…内容がほぼ毎回変わり、原作再現だったり、ゲームオリジナル技だったりする。
技名はマジンガー系及びゲッター系の主人公機による総攻撃『ファイナルダイナミックスペシャル』からだろう。
とんでもない威力を設定されているタイトルも。
初出の『第2次スーパーロボット大戦α』では、単体では真ゲッター1に次ぐ全ユニット中2位の大火力。

パワーアーム

真マジンガー版設定での搭載機能。腕がOVA版のゲッター3と同様に伸縮するゲッターならともかくボロットだと腕の伸縮する原理がどうなっているのか不明

必殺くろがね五人衆

真マジンガー版でスパロボに参戦した時の最強技。くろがね屋旅館の面子である五人衆がボスボロットの代わりに戦う。
そして自分はメンバーを紹介するだけ、という他力本願にして究極のネタ技。
生身の人間が刀やら糸やら爆薬やら素手やらで突撃しているのだが、場所が海や宇宙であっても関係なく登場する。
なお、なぜか空や海よりも宇宙の方が地形適応が高い。設定ミスなのか仕様なのかは不明。
変な奴がいるぞ!
BX』では変な奴が増えたぞ!今回はトドメ演出でボロットも攻撃に参加する。
シナリオ上でも、あしゅら男爵にとどめを刺す戦果を挙げた。

自爆

スパロボにおけるボロットの象徴。
古くは精神コマンド扱いJ、Wでは武器扱い。
近年は『スパロボ学園』を最後に自爆は実装されていない。
実は原作では自爆したことはほとんどない。ボロット=自爆の印象がついてしまった理由は下記参照。

鉄球


シルクハット

『グレートマジンガー』にて使用。実は爆弾で、意外に戦闘獣にダメージを与えた。

足ミサイル

正式名称不明。『マジンガーZ対暗黒大将軍』にて、ダンテを倒した必殺兵器。
…ボスボロットはこれで夢の初飛行を遂げた。
相打ちではあるが、何気にマジンガーZが敵わなかった相手を一撃で粉砕するという大戦果である。
これが上述のボロットダイナミックスペシャルとして扱われたこともある。

ボススペイザー

『グレンダイザー』で登場した空を飛ぶための武装。
TFOを失った甲児にボロットを貸し与える活躍を見せた。

ボロット必殺ヒップアタック

『マジンカイザー』で鉄仮面軍団に対して使用…したが汚水処理場に誤爆してしまった。
一応、溢れた水で攻撃には成功している。

ボロットローリングクラッシュ

ヒップアタックに続き使用し、鉄仮面をなぎ倒した。

ボロットチェーンアタック

敵にチェーンを巻き付けて投げ飛ばす。
『死闘!暗黒大将軍』でゴーゴン大公に対して使用した。

他にも、多くは1話限り(1発ネタともいう)だがミサイルや爆弾など多彩な武装を持つ。
第2次α』版のボロットダイナミックスペシャルではそれらの多彩な武器による連続攻撃となっている。


【戦歴】


機械獣、戦闘獣、円盤獣と戦闘。…結果は言うまでもない、と言いたいが、
妖機械獣サーペンターι(イオタ)6や機械獣ブラッキーF7、戦闘獣ドメス、ギュラソスを倒していたり、マジンガーZが手も足も出なかった戦闘獣ダンテと相打ちになったり、キャットルー軍団を壊滅させたり、重戦車Z改とのコンビで機械獣軍団相手に囮役を務めあげる等、実は強い。
ぶっちゃけレディースロボより役に立ってる描写が多い。
ボロットの援護がなければマジンガーZやグレートマジンガーは勝てなかった戦いも少なくない。
ドラゴノザウルスやギルギルガンの餌になったこともあるが。

挙げ句の果てに津島直人氏のコミカライズ版『マジンカイザー』では背中のロケットや風呂敷で華麗に空を飛び『スパロボ仕込みのDXボロットパンチ』で、カイザーが苦戦する空飛ぶ機械獣軍団相手に無双。
なんと機械獣達がボスボロットに怯えて逃げていくほどであった。
(なお、逃げた奴等はルストトルネードで消し飛びました)

永井豪&石川賢の漫画版『UFOロボ グレンダイザー』では牧葉吾郎の証言からベガ星連合軍の円盤の潜伏場所を突き止め攻撃、
その円盤から発せられている怪電波で操られ、ダブルマジンガーでグレンダイザーを襲撃した甲児と鉄也の洗脳を解くことに成功した。

真マジンガーZERO』においても、コマンドーばりの完全武装で機械獣や戦闘獣と戦った。

『小説版マジンガーZ/INFINITY』ではマジンガーがあしゅら男爵&ブロッケン伯爵と交戦に入るまでの間、機械獣を引き寄せるための囮として奮闘。なお劇場版では尺の都合か、重戦車Z改共々わりとすぐ撃破される。*4

いろんな意味で隠れた実力者であり、ガチで様々なタイプの敵と100話以上戦い抜いたロボットアニメ史上でもトップクラスの猛者の一人である。


【スーパーロボット大戦シリーズでの活躍】


全シリーズ共通

性能は微妙、特に運動性はその辺の戦艦と同程度しかないくらい低い。*5それでコミカルな動きが出来るのは、機体の性能でもパイロットの操縦テクでもなくギャグ補正なのだろうか。
装甲値は鉄クズで出来ている割にやや高め。武装は上記通りクセが強い。
気密性が殆どないため、地形適応は陸以外かなり低い。一応強化パーツなどでテコ入れが可能で、多くのシリーズで強化パーツスロットが多めに設定されている。
元がスクラップだからか、撃墜された際の修理費が安い。

東映版

シリーズ通して性能はポンコツ、武器の射程はほとんど1だが、補給機能を持つ。
この補給装置については、ウィンキー時代のスパロボEXでは、シュテドニアス軍が鹵獲した際「大して使い道がないので搭載した」という理由がある。
しかし、世界観につながりのない作品でも特に理由なく搭載しており、それどころか、時系列はEXより前となる第2次Gでも搭載されている。
精神コマンド「自爆」があった頃は、どうせ修理費10なのを利用して、ありったけのHP増強効果のある強化パーツを積んで自爆、という戦法を使うプレイヤーも多かった。
また祝福が無い時代には、さやかにマジンガーZを取られた甲児が高い格闘を生かして乗せるというパターンもあった。
SPDXボロットパンチは使用制限こそ厳しいものの、火力は高く、作品にもよるが低燃費のことが多いので、うまく補助してやればボスキラーになれる…かもしれない。

最近ではそれなりに性能が見直されたり、ロボットJrによる超射程の合体攻撃「ボロットホームラン」が追加されたり、
ムチャとヌケのサブパイロット化で若干使えるようになってきてる。若干だけど。
ルビーナを乗せると萌え死ねる。
また、小隊制やPU制の作品では、補給装置のある機体が自部隊にいるだけでEN回復が付与されるので、その点でもお呼びがかかる。

劇場版ストーリー上や『スーパーロボット大戦MX』では鉄製であることを利用してギルギルガンのおとり役となった。
この時、鉄製だと知った神名綾人の驚きの顔は忘れられない。

スーパーロボット大戦α外伝では、ザブングルを奪おうとしたジロン・アモスがザブングルよりも先に乗りこんで動かそうとした…が、燃料切れで動かず断念。
その隣にあったザブングルに乗りこんで強奪に成功する。
少なくとも操縦系統にはツッコんでいなかったので、燃料さえあれば普通に動かして戦闘していた可能性は十分にある*6

スーパーロボット大戦Kでは、エンジェルダウン作戦によってフリーダムガンダムを失ったキラ・ヤマトにボロットを貸そうとするも*7みんなに総ツッコミを受けて断念している。
なお、キラは真面目に受け取りつつもやんわりと断った。

スーパーロボット大戦X-Ωでは、チュートリアルで入手できる最初のユニット。
SSRが存在せず、性能は低く戦力的には役立たずだが、レアリティがR以上のものは「獲得資金アップ」のアビリティを持っており、資金が不足しがちな序盤ではお世話になるだろう。
しかし、敵として立ちはだかった旧制覇ステージ65(現28A)ではとんでもなく装甲が高く、特殊燃焼でしかダメージを与えられないうえに、大量に出現してもたもたしていると直ぐに戦艦を落とされてしまう、ゲーム中屈指の難所として立ちはだかった。
後にヒュッケバインエヴァ初号機(マゴロクEソード)といった敵の装甲を無効化できるユニットが登場して難なくクリアできるようにはなっているが、実装当時は大半のプレイヤーがクリア不可能であった。


新スーパーロボット大戦では「スーパーボスボロット」なるスパロボオリジナル形態が登場。
姿は『マジンカイザー』で潜水スタイルとして応用された。ちなみに小脇に抱えたミサイルは寺田プロデューサーの発案。
気密性皆無のボロットが宇宙で戦えるようにするために用意されたパワーアップだが、
その後「ボス達が宇宙服着ればいいんじゃね?」ということに気付いたのだとか。…えーと、どこから突っ込めばいいんですか。

OVA版

ボスボロットなのに非常に使える。特にJWは「歴代最強のボスボロット」と多くのプレイヤーが認めるほど。

性能が悪くない上に強化パーツをたくさん積める事が出来、
単独武器になったボロットホームランで遠距離戦までこなせるので、最終的には下手なスーパーロボットより使えたりする。
修理機能も追加され、修理も補給もこなせるようになった。そして何故か宇宙適応A。
だと言うのに、Jではルリに「頭数に入れないでおけば、万が一活躍した時うれしいと思います」などと暴言を吐かれた。何故だ…
そりゃJのナデシコはバランスブレイカー級に強いが、燃費がとても悪いので、そういうときこそボロットの補給装置の出番でもあるというのに。
戦力的にもサポート的にも、微妙性能のエステバリスよりははるかに役に立つはずである。

しかしLでは修理機能がカットされ、宇宙適応はBとなり、ボロットホームランは没収され、おまけに機体性能も微妙な数値に逆戻り。
それでも、すべての武器に気力低下の特殊効果がついたので便利。
ビルドエンジェルと組ませると、空と宇宙の適応が補強される(ビルドエンジェル側は陸適応が補強される)上に互いの気力低下武器により恐ろしい勢いで敵のやる気をなくしていく。
ビルドエンジェルが、ボロットの翼だ!

JとWでは自爆は武装扱いになったが、そもそも自軍に皇帝陛下だけでなく冥王様勇者王とかがいるので、自爆しないといけない状況にならない、むしろなる方がおかしいため、あまり使われない。
使うとしたら敵ボス級ユニットの削りくらいか。普通に熱血使って何度も殴るか、補給に回って主役機の必殺技を撃ちこんだ方がダメージ効率はいいだろうけれど。
余談だがこのボロットの修理費10Gという金額は『スパロボW』だと食堂で丸一日バイトして貰える給料より安いようだ…。

真マジンガー版

第2次Z以降のスパロボに参戦。
元々が光子力研究所の作業用ロボットであるためか修理費はこれまでの100倍となる破格の1000。これでも安いが。
第2次Zでも運動性は無改造の初期値で65しかない。原作劇中では動きの鈍かったティエレン地上型ですら75(難易度HARDで90)もあるのに
上記の通りくろがね五人衆も同行している設定となっており、いざという時には...。変な奴がいるぞ!

第3次Zでは時獄編序盤から登場しているが、くろがね五人衆がいないため頼れない。
途中で五人衆が加わるのだが...時獄編の最終話では生身で天元突破する。

BXでは射程の短さという欠点こそあるものの、打撃力高し、3人分の優秀な精神コマンド、陸適応ボーナス、おまけに補給装置装備と、パートナーユニット候補としてはかなり有能。

Vではくろがね五人衆の攻撃にバリア貫通とサイズ差補正無視があるため、A.T.フィールドすらぶち抜いて攻撃してくれるというとんでもない事となっている。


【余談】

正式名称は実は「ボスロボット」である。
実際登場回では「ボスロボット戦闘開始」というサブタイトルを与えられていたが、ボス自身がその場でボスボロットと命名してしまった。

コントロールは車のハンドルで行う…『ザブングル』より遥かに早くこの操縦方式を取り入れている。

コックピット(?)は敷きで壁掛け時計や卓袱台、果ては和式便器まで置いてある寛ぎの空間。
…実はロボットアニメの歴史上でも屈指の快適さ?か。トイレに至っては『Gレコ』よりも先駆けている。
(『INFINITY』では上記便器の中にレーダーディスプレイのようなものが確認できる。本編から10年の間にボロットもハイテク化したのだろうか…)

内部にはだいぶ〝空間〟があるらしく『死闘!暗黒大将軍』ではカイザーパイルダーを体内に隠して輸送…。
世界の救世主となった。

感情により表情が変わる事をスパロボのアンソロジー等でネタにされる…。
最近の「生きている」ロボットも真っ青で、マジンガーシリーズとしては『真マジンガー』版のZや『マジンカイザー』より遥かに早い〝魂〟持ちの機体…か?

鉄クズから作られたと言われながら、パワーはマジンガーZ(最後期は95万馬力)に匹敵するという公式設定がある。
イデか何かでも宿しているのだろうか?

ちなみに超合金魂で立体化されており、磁石で接続された交換用の表情付き頭部パーツが付属してくる。
ただし現在は入手困難気味。中古おもちゃ屋を回れば入手できるかもしれないが。

ちなみに、ボロットはよく頭だけになることが多く、アニメでも頭だけで跳ね回っているシーンをよく見かける。
この頭はかなり頑丈で、ドラゴノザウルスの強力な胃酸でも何故か溶けなかった。
一説にはこの頭だけ光子力研究所からちょろまかした(あるいは提供された)超合金Zでできているのだとか。

ボロットのデザインは、『マジンガーZ』放送当時の『テレビマガジン』誌上の企画「マジンガーズクラブ」で公募を行い、受賞したものが採用されている
……と、長年言われていたが、永井豪の漫画『激マン! Z&グレート編』にて、実際は永井豪が既にデザイン画を用意しており、企画自体が出来レースの類であったことが明かされた。
一応、優秀賞の応募者に賞品を贈呈するなどのフォローはされてはいたとのこと。

『マジンガーZ』が1985年にアメリカで放映された際には人名が米国風に改められ、ボスは『ボボ(Bobo)』に改名されている。
その流れでボスボロットも『ボボボット(Bobo-bot)』という原語に劣らぬインパクトのある名になっていた。




〝追記、修正よろしく頼むわよ~ん〟

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最終更新:2024年03月01日 13:32

*1 スパロボシリーズの戦闘台詞より

*2 宇宙世紀ガンダムシリーズでいうところのボールやロトと同じくらいの大きさ。

*3 ちなみに完成したボロットを見てボスは「カッコ悪い〜」とちと不評だった。

*4 小説版ではマジンガールズはイチナナ式と共に出撃しているため到着が劇場版よりかなり遅く、その分ボロットの活躍が大きくなった。逆に言えば劇場版のマジンガールズは無断出撃していた可能性が...

*5 マジンガーでも75〜90、νガンダムなど回避重視の機体で120前後な中、ボスボロットは65くらいしかない。

*6 というか、ザブングルなどのウォーカーマシンは動き的にもボスボロットと親和性はいい気がする。また公式アンソロジーコミックに掲載された津島直人氏の短編ではボスやチルと共にボロットに搭乗したジロンが強敵ベルゲルミルを撃破するというエピソードも描かれている。

*7 ボス曰く「キラがのればボロットも少しは強くなる」ボス自身、キラが乗っても少ししか強くならないと思う程度にはボロットの性能を低いと自覚はしているようだ