鷹村守

登録日:2013/12/13 (金) 00:00:00
更新日:2023/06/15 Thu 05:11:12
所要時間:約 3 分で読めます




ボクシングはよ、オレを生かしてくれてんだよ

その大切なもンを、バカにしたり裏切ったりできねぇよ



ボクシングにだけは・・・・

ウソをつきたくねぇんだ




はじめの一歩の登場人物。

CV:小山力也(ドラマCDでは梁田清之

苛められていた一歩を助け、一歩がボクサーになるきっかけとなった人物。
物語の副主人公と言える存在。

●概要
出身:不明
所属:鴨川ボクシングジム
階級:ミドル級
受賞歴:後述
タイプ:インファイターだがぶっちゃけ万能型
身長:185㎝
生年月日:1969年7月7日
血液型:O型
好きな物:イタズラ
苦手な物:歌(本人に自覚は無い)、オバケ(殴って倒せないから)
副業:なし

WBC世界ミドル級・ジュニアミドル級チャンピオン。
そしてWBAミドル級のチャンピオン・バイソンを倒し、ミドル級統一王者となった。
鶏冠とも称されるリーゼントヘアーがチャームポイント。だが髪を下ろすとかなりの美形でもある。

性格は良くも悪くも豪快。
いわゆる「ガキ大将がそのまま大人になったような人物」
青木木村をくだらないイタズラでイジったりもするが、心根では繊細な一面もあり、素直になれないだけで本質的には優しい人物である。
またかなりのスケベでもあり、合コンで女性を無理矢理ホテルに連れ込もうとしてぶん殴られたり(しかもそれを週刊誌に撮られる)、
大阪に着くなり夜の店を物色したり、試合前日に体重を減らそうとAV相手に6回もアレをしたり(アニメではカットされた)、
浜辺でいちゃつくカップル(実は青木とトミ子)に夜這いを掛けたりするなど、女がらみの不祥事に関しては枚挙に暇がない*1
作中一の大勝負であるホーク戦でも、疲労困憊したからかホーク以下の超下ネタを満員のドームで発言しブーイングを貰い、
後輩たちからは他人のフリをされた。
ミドル級統一王者戦後は国民栄誉賞授与まで検討されたものの、山口先生への痴漢行為及び一歩への逆恨みによるパン一路上爆走事件により
あっさり取り消された。
初期には彼女がいたが、ゲロ道のデビュー戦あたりで振られた。


実は鷹村財閥の次男、御曹司である。
特に何もしなくてもどこぞの財閥系列の大企業で幹部ポストに収まる世襲コースもありはしたが、当人はそんな柄ではなかった。
彼は財閥の人間らしからぬ気性の荒さが災いして喧嘩沙汰が絶えず、自分の身体能力と闘争本能を持て余す日々が続いていた。
ただし、口喧嘩が絶えないながらも長男・卓を尊敬しており、三男・渡曰く
「流血沙汰になる程の喧嘩をするのは、長兄を侮辱されたり暴力を振るわれた時等。相応の事情がある時に限る」
そうで、根底の部分での家族仲は良い。
特に姉の長女・京香からは未だに(子供の頃からの呼び名であろう)「守ちゃん」と呼ばれており、
彼が鴨川会長以外で唯一頭が上がらない人物でもある。


中学生の時点で既に尋常でなく強く、不良10人程度なら血塗れにした上で返り討ちにして自分は特に怪我もしない。
高校時代の青木村コンビに襲われた際も難なく瞬殺している。
実力差と鷹村財閥がそうした喧嘩沙汰を刑事事件に発展しないようにもみ消してきた(父親の奔走がなければ少年院行きになっていた事件もあったという)ことも災いして、
喧嘩両成敗でなく一方的に鷹村が悪者にされがちだった。
不良としてそんな喧嘩に明け暮れる高校時代に出会ったのが、鴨川会長である。
当初は
「好きなだけ拳を振るっても褒められる世界を紹介してやる」
と言われてボクシングジムに付いて行っただけだったが、厳しい練習を超えて観客の歓声を受けられる試合の充実感や、
気の良い後輩達を過ごせる環境に強い愛着を抱くようになった。
実はボクシング関係者の中で一歩のことをボクサーではなく人間として見ている人物で、一歩をボクサーとしか見なさず彼の復帰を急く人間(主に宮田)に対して彼と関わらないようにすることを勧めることが多い*2


普段の生活は意外にもかなり質素で、実家から離れて小さなアパート「太田荘」で一人暮らししている。
世界チャンピオンになって以降も引っ越しておらず、このアパートにはかなり愛着がある模様。
部屋の中は世界チャンピオンになる前は小奇麗にしていたが、チャンピオンになってから忙しくなったからか、散らかってしまっている。
金遣いは荒いかと思いきや、際立ったのはホーク戦の時のファイトマネーを自身の銅像+ミニ鷹村像×300に全部つぎ込んだぐらいで、
目立った浪費癖は殆ど無い。
これは身長が高いためミドル級に抑えるための減量が非常にきつく、普段からかなり節制しなければならないからなのかもしれない。
チャンピオンになってからは一人旅を趣味にしており、一度成り行きから日本一周旅行をした事もある。


●戦績

戦績は24戦24勝24KOで、作中では無差別級でも最強と公言されるボクサー。
減量失敗時や調子に乗って油断している時を除けば、世界上位ランカー相手でもジャブだけで1RKO勝ちも難なくこなし、
リカルド・マルチネス等伝説級のチャンプの試合でも無い限り、他人の試合で驚くことも滅多に無い。

しかし、減量苦から、試合の際に不調に陥る事もしばしば。
というのも身長185㎝の巨体のため普段の体重は90kg近く、ヘビー級の体格だが、
試合の度にジュニアミドル~ミドル級まで20kgもの減量を強いられる。
この世界観の90年代には日本ではヘビー級が設置されておらず*3、世界を舞台にしてからも、鴨川ジムの資金力から試合が組めない為である。
初の世界戦であるWBC世界ジュニアミドル級タイトルマッチでは、2ヶ月の間に2度もジュニアミドル級の減量を強いられ、苦しんだ。
逆に言えば階級を上げる(適正体重に近づく)ほど本来の力を取り戻すとも言い換えられるため、未だにベストウェイト・ベストコンディションで試合に臨んだことがない。

しかし、周囲に減量苦の愚痴を漏らした事はない。
まぁ何となくボクシングを始めて迎えたデビュー戦であの厳しい減量ができるぐらいなのだから当然と言えば当然か。
一歩ら後輩には目指すべき強さを体現するが、その裏では真摯に試合や練習に取り組んでいる。

余りにも格下が相手だと調子をぶっこくことも間々あるが、普段の練習に関しては決して手を抜くことはない。


●ボクシングスタイル

世界的に有名なトレーナーであるミゲル・ゼールからは「野生と科学の融合」「ボクサーの理想形」と称される。
天才型のボクサーで、鴨川と出会ったド素人時点でそのまま日本チャンピオンクラスの実力を持っていた。
普段はオーソドックスなスタイルを取るが、本来はガードを下げた攻撃偏重のインファイトを主体とする。
というか鴨川は鷹村が器用なボクサーに振り回されないための備えとしてボクシングスタイルを教えたにすぎず、こっちで戦った方が普通に強い。

本領を発揮した際は、激戦区であるジュニアミドル級を苦労なしに制覇したブライアン・ホークを吐血させ、トラウマを植え付け引退に追い込んだ。


●熊殺し

合宿の際に熊と遭遇し、KOした事がある。
寄ってきた小熊に情が湧き、留めを刺さなかったが、その後、猫田に熊鍋にされてしまった。
熊の死に鷹村は号泣するが、弔いとして大いに食した。
この際付けられた熊の爪痕がトレードマークになっている。
後にこの熊は猫田によって毛皮にされ、試合の際の鷹村の衣装となった。
頭がフードとなり、毛皮を脱ぐ事によって爪痕が現れるようになっている。

なお、熊はツキノワグマであるが異常に大きく、立ち上がると鷹村の身長より高い(通常のツキノワグマは1.2~1.8m)。
余談だが、熊の頭蓋骨は銃弾でもなかなか貫く事も出来ず、鷹村のように頭部への攻撃で倒す事は不可能に近い。



ブライアン・ホーク戦より後は、追記お願いします。

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最終更新:2023年06月15日 05:11

*1 そのせいで彼に恨みを持つ女性達が彼に抗議の電話をかける事も少なくなかった。

*2 自分のナイーブさを周りが分かってくれないところもある。

*3 現実世界では2009年にやっと設置され、2011年に初めてタイトルマッチが開催された。