Lycee

登録日:2011/03/02 Wed 17:50:46
更新日:2023/10/29 Sun 15:38:30
所要時間:約 7 分で読めます




Lycee(リセ)は、2005年よりSilver Blits(通称:汁鰤)から発売されてsilver blits活動終了の2014年で共に終わった、様々な美少女ゲーム(一部BLゲー、アニメ作品あり)を元にしたトレーディングカードゲーム
その後、2016年より株式会社ムービックから『Lycee Overture』として再始動した。



●目次

【概要】

元ネタは18禁のものが多いが、カードは全年齢向け。未成年も安心である。

ゲームの初回特典やコミケのグッズにプロモカードが入っていることも多いため、やってないけどカードは持ってる、という人もいるのではないだろうか。

今でこそ増えたが、1つの会社が主導して各メーカーに協力・協賛してもらい、その作品を用いるカードゲームとしてはかなりの古参である。

オフィシャルの絵ではなく様々なイラストレーターによって新たに書き下ろされた絵を採用しているのが特徴。
業界の原画家も多く、イラストが自重してないこともしばしば。だがそれもまたいい。
ゆえに絵師単デッキ構築も可能。

エキスパンションのリリース間隔が異常に短く、平均して隔月、ひどい場合は3ヶ月連続リリースという例もザラにあるため懐にはあまり優しくなかったりする(大人向けなので仕方ないが)。

壊れカードを調整せず発売し、発売当日にエラッタという事態も。だが、汁鰤なのでよくあること。


◆関連項目


【参戦メーカー一覧】


あと何故か
も参戦している。


【ルール】


1.デッキ
枚数は60枚。ライフも兼ねているためちょうどでないといけない。
なお、同名カードは4枚までしかデッキに入れられない。
特殊能力やカードの種類が違っても、名前が同じなら同名カードである。
ただし中には「※このキャラは別番号の同名キャラとは別に4枚までデッキに入れる事が出来る。」と書かれているものもある。

2.勝利条件
相手のデッキを0枚にする。
引けなくなったとき、ではなく、0枚にした瞬間に勝利である。
他に特殊な勝利条件もあるが今ではまず見ない。

3.試合開始
初期手札は7枚。
キャラクターカードが1枚もないときは任意でマリガンが出来る。

4.ターンの流れ
a.スタートフェイズ
キャラをウェイクアップをし、ドローする。
先攻1ターン目は1枚、以降は2枚ずつドローする。

b.メインフェイズ
  • キャラの登場
  • 特殊能力の使用
  • 基本能力の使用
  • イベントの使用
  • アイテムの装備
  • エリアの配置
  • 攻撃宣言
を、好きな順に行う。

c.エンドフェイズ
手札が8枚以上あるときは7枚になるように手札を調整し、能力値修正を失わせる。

5.戦闘
攻撃宣言をしたとき、同列の相手のDFのキャラが未行動状態の場合、相手は防御を行う事ができる。

  • 相手が防御をしなかった場合
攻撃キャラのAPの値だけ相手のデッキを破棄する。

  • 相手が防御を行った場合
味方キャラのAPと相手キャラのDPを比べる。
AP>DPなら、相手キャラは破棄される。AP≦DPなら相手キャラはそのまま。
相手キャラのAPと味方キャラのDPも比べて、同じように処理する。
また、隣接したキャラでサポートをすることで、AFにいるキャラはAPを、DFにいるキャラはDPをサポートしたキャラのSPの値だけ上昇させることができる。

女子学生最優のサーヴァントを一方的に殴り倒すとか、マルチデモンベインの攻撃を受け止めるとか、Lyceeではよくある事。


【カードの種類】

キャラクターカード
フィールドに登場させることで戦わせることができる紺色のカード。

  • 登場可能フィールド
サイコロみたいなマーク。
該当する場所にしかそのキャラは登場できない。

  • AP、DP、SP
順にピコピコハンマー、ヘルメット、メガホンのマーク。
戦闘で使う。大きいほど強い。

  • コンバージョン
橙色で書かれているもの。
該当するキャラがいるときに、それと交代するように登場させる。
魔女っ娘になったり劔冑に乗ったりする

  • 基本能力
緑色で書かれているもの。
ダッシュ、アグレッシブといった戦闘に有利なものから、ジャンプ、ステップといったフィールド内を動くものなどがある。
中にはデメリットになるものも。

  • 特殊能力
黒の太字で書かれているもの。
コストを支払って使う『宣言型能力』と、常に効果を発揮している『常時型能力』の2種類がある。
宣言型能力は相手ターン中にも宣言することができる。

  • 性別
右下にある♀または♂のマーク。
基本的にこのゲームは女尊男卑である。

イベントカード
使い捨ての赤いカード。
相手ターン中にも宣言できる。

アイテムカード
キャラに配置する黄色いカード。
キャラを強化したり弱体化させたりする。
自ターン中のみ宣言できる。

エリアカード
フィールドに配置する緑のカード。
そのマスに効果を持たせたり、全体に効果を及ぼしたりする。
自ターン中のみ宣言できる。


【属性】

Lyceeには全部で5つの属性が存在する。
戦術の特徴以外にも、所属しているキャラにも特徴がある。
もちろん例外も多く存在する。そうでないとニトロプラスとか宙だらけになるし。
属性名の由来は宝塚歌劇団の組名。

雪の結晶のマーク。
影のあるキャラや不思議系のキャラが所属する。ロリ率高し。
代表的やキャラは古手梨花紅瀬桐葉

除去やタップといった直接の戦闘阻害を得意とする属性。
反面、戦闘能力は低い。

三日月のマーク。
お姉さん・先輩・クール系・アダルトなキャラが所属する。
代表的なキャラはシエル大音灯花

コントロール奪取やハンデス、能力消去やカウンターなどの搦め手を得意とする。
当然扱いは難しく、事故とも戦うこととなる。

花のマーク。
乙女チック・純粋無垢・心優しいなどのメインヒロインが所属する。男の娘も大抵ここ。
代表的なキャラは泉戸ましろ宮小路瑞穂

SPが高く、サポートによって場を固めるのが得意。アンタップ手段も豊富。
爆発力はないが安定して扱いやすい。

雷のマーク。
武闘派・人外・悪人・凶暴なキャラが所属する。男率が非常に高い。
代表的なキャラは川神百代大十字九郎

AP、DPが高く、単体での戦闘力の高さは圧倒的。
その分コストが重く、除去や搦め手に弱い。

太陽のマーク。
天真爛漫で元気で明るいキャラが所属する。アホの子の色とも言われる。
代表的なキャラは棗鈴リシアンサス

移動能力や速攻性に優れた能力を持ち、相手のデッキを素早く削っていく。
一旦息切れすると立て直しが厳しい。殺られる前に殺れ。

星のマーク。
マスコット(ラッキーカード)や主人公が所属する。

いわゆる無色。そのためコストが重い。
中には5色のコストを要求する豪快なカードも。


【その他】

  • 定期的に壊れカードを主軸にする極悪デッキが環境を支配し、エラッタが入る。
そのため「このカード強すぎエラッタかけろ」という話題がよく出る。

  • MtGをパク、オマージュしたカードがある。
バランス、十手など、名前や効果も割と露骨。

  • 同じシステムで東方Projectを題材にした「東方銀符律」という作品が存在する。

  • リセペディアなどでセレビィ量産型の漫画が見られる。
彼はプレイヤーでもあるため皮肉めいたものも。



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最終更新:2023年10月29日 15:38