レンタルマギカ

登録日:2010/01/12(火) 23:39:20
更新日:2023/08/02 Wed 09:17:07
所要時間:約 4 分で読めます




『レンタルマギカ』はライトノベル作品の一つ。
レーベル:角川スニーカー文庫
原作者:三田誠
イラスト:pako

全24巻。


古今東西あらゆる魔法が集まる、「異種魔法格闘戦開始」がキャッチフレーズ。
読んで字のごとく他のマンガやアニメで一回は聞いたことがありそうな魔法が登場し、それを使う術者が闘いを繰り広げる。

主に登場する魔法・能力「ケルト魔術・ソロモン王の秘術、
陰陽道・神道・ポルターガイスト・密教・ルーン魔術・錬金術・ホムンクルス・くだぎつね・妖精眼」


【あらすじ】
ただの高校生だったはずの主人公・伊庭いつきは、
行方不明になった父が遺した魔法使い派遣会社<アストラル>の社長になってしまい、
いろいろな仲間と出会い、敵と闘い成長していく。


【人物】

  • 伊庭いつき
CV:福山潤

能力「妖精眼(グラムサイト)」

海賊のような眼帯がトレードマークの高校生。
赤子の頃アストラルの先代社長伊庭司に拾われた孤児で(名前の由来も拾われた場所が樹の下だったから)、その養父も消息不明になってからは彼の親戚の家で育てられていた。
なりゆきでアストラルの社長になったものの経営学と魔術の勉強を強いられるなど大変な主人公。
怖がりでドラ〇もんの映画を見ただけで気絶しかけたなど、極度の怖がり。

昔の事件で右目に異変が起きており、この事件の際に、竜を見た事で、竜と右目の妖精眼にパスが繋がってしまう。
この時から、眼全体が深紅に充血したようなものになった。
闘いでは妖精眼を発動することにより呪力の流れが見えるようになり、的確に味方をサポートする。
ちなみに眼帯を外すと性格が変わる。怖がりな性格は妖精眼の影響によるもの。最近覚醒中。
+ ネタバレ
修学旅行時フィンの手で妖精眼を変異させていた要素を「赤い種」として摘出され、眼のチートスペックと負荷(及び発動時の人格変貌)を一気に殆ど無くしてしまう。
その後穂波の祖母ヘイゼル・・アンブラーの元で修行を積むことで最低限の指揮は出来るくらいの能力は再取得しており、眼の機能も眼帯ではなくコンタクトで抑え込めるようになった。

  • 穂波・高瀬・アンブラー

能力「ケルト魔術」

アストラルのケルト魔術課契約社員。
昔はイギリスに留学していて、そこで失われていたケルト魔術を復活させた、努力の人。
いつきに妖精眼を背負わせるきっかけを作ってしまった張本人でもある。
幼いころはいつきと知り合いで「いっちゃん」と呼んでいたが、今は社長である。
ツンデレその1。

  • アディリシア・レン・メイザース

能力「ソロモン王の秘術」

世界トップクラスの魔法結社<ゲーティア>の首領。
穂波とはイギリス学院時代からのライバル、かといって仲が悪いだけではない、
いろいろあってアストラルの経営権の2割はこの人が持っている。
なのでアストラルの面々とも関わりが深い。
戦闘ではソロモン72柱の魔神を喚起し闘う、空飛ぶサメ、獅子、槍兵などでいろいろな闘い方が出来る。ツンデレその2。


  • 猫屋敷蓮

能力「陰陽道」

アストラル陰陽道課課長。魔法関係の仕事以外にもライター業もこなしている(締め切りに追われ続けている)。
飄々としているが知識、経験、実力はアストラル中ではトップクラス。猫バカ。


  • 葛城みかん

能力「神道」

アストラル神道課契約社員。神道を使うあなどれない小学生。
家柄は神道の大きな家だったが才能のコンプレックスで逃げ出してきたところ、猫屋敷に拾われ、そして現在に至る。
ロリその1。
神道の性質上、魔を祓う浄化能力に特化している。


  • 黒羽まなみ
CV:伊藤静

能力「ポルターガイスト」

アストラルの見習い社員。ちなみに幽霊です。
いつきがある事件で知り合い、行くあてもないまなみをスカウト。
アストラルの中では一番常識人。雑用などは率先してやり社員にハーブティーを淹れてくれる。
特殊な背景とかは(生前の詳細こそ不明だが)特に無いが、アストラル周辺の地脈の影響を受けているせいで話が進むにつれ「ポルターガイスト」(念動力)の強度が上昇している。


  • オルトヴィーン・グラウツ

能力「ルーン魔術」

アストラル、ルーン魔術課正社員。
魔法使いとしてはもちろんヴァイキングの末裔であり腕力もある。
北欧にある結社<ミーミル>からアストラルに移籍してきた。
経営状態のアストラルを立て直すためにやってくる。
ツンデレその3。


  • 隻蓮
CV:小西克幸

能力「密教」

先代アストラルからの社員で真言密教課契約社員。
ぶっちゃけたまにしかアストラルに帰ってこない。
世界中をある目的で旅をしている。
いつきの体術の先生でもある。


  • フィン・クルーダ

能力「妖精眼」

チェンジリングという人種である彼には、「自らの欲望」がまるでない。
…が、他人に必要とされたいと願っているがその意欲は異常で、それゆえに自分の大義0である組織から強い願いを託され所属者となったというだけでいつき達の敵となり、最終的に本作のラスボスの座に就くことになる。
イギリス学院時代では穂波のケルト魔術復活に協力したためケルト魔術も使え、妖精眼との複合もあり作中屈指の実力を持つ。


なおアニメ化は全24話で放送されたがいきなり時系列バラバラというサプライズから始まり、
原作未読の状態で入った視聴者をぶっちぎりで置いていった。


温泉回、水着回、結婚回とサービス回だけは好評だったらしい。
あといろいろ原作の良かった所、名言・名シーンをカット、無意味な改竄しまくりで黒歴史扱いに、
葛城の祭りの回は数人どころか黒幕自体の存在を消去しモブ扱いにするなど、DVDもいまや中古で1000円未満で売られる始末に……。


ちなみに作者の父は奇術研究家(2022年他界)で、作者は実際に父親による魔術ならぬ奇術(手品)を見たことがあったという。



追記、修正よろしくお願いします。

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最終更新:2023年08月02日 09:17