イワン・トビノフスキー

登録日:2011/09/10(土) 02:00:36
更新日:2020/08/31 Mon 20:46:22
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げるるうぎっぐ…ぎゅえるえるぐ。ぎゅるるうえく……げうっぐっぎゅるえるぅ。ぎえぎえるっぐ、ぎゅぎううえる。ぎゅるく。

ぎゅぎゅえるぅ。げうぎゅげるぅ…ぎうえるぐ。ぐぎゅるぐぅぐぇっけ。ぐえーっ!!

ぎゅるえぇっぐ、きゅうげるぅ

ぎょうげっ、ぐえぐえっ!

ぎゅう…ぐえぇーっ!












空を舞えぬ鳥などニワトリだけで充分です

卵を産まぬ時点でぬしの負けじゃ、ど阿呆

みんなひどすぎ…

イワン・トビノフスキーは林トモアキ先生のライトノベル作品「お・り・が・み」、「レイセン」の登場人(鳥?)物。通称イワトビー。

見た目は、でかいペンギン。稲妻のように尖った金のトサカに重量感溢るる白黒の体躯と、完全にペンギン。でも分類は魔人らしい。

人語理解はできるが話すことはできず、鈴蘭曰わく「汚い声」で鳴くらしい。ただしいくらかの人物たち(アウターたちや鈴蘭、伊織etc…)は「意思のようなもの」を感じることができ、会話することもできる。

見た目こそペンギンで鈴蘭も最初は舐めていたりしたが、その正体はかつて魔王の側近にまでなった高位の魔人。とうぜんその実力は並ではなく、文句なしにアウターといえるレベルである。

その羽は魔物をスパスパと切り裂き、それだけでも驚きだが、本当の力は原子分子の運動をとめる力。そのため見た目には凍らせているように見えるが、ただの氷冷系魔法とは違い氷を投げるなどといったことはせず、単純に相手を凍らせてしまう。その力は軽く数百度の炎を出す炎熱魔人イフリートを一瞬で凍らせるほど。

出生は遥か遠い南の海であり、その圧倒的な力を見初められて当時の魔王の側近にまで登りつめた。そして大陸全土を支配したのち悪名高いリョーシヤ帝国を建設するに至る。

…まあ言うまでもなく『大陸』とは『南極大陸』である。

アウターたちの中でも屈指の人間(猿の形をした者)嫌いである。アウターたちの多くは「神」であり、人間たちの信仰から生まれた者が多いため、人間を見下してはいても『嫌う』者はそこまで多くない。
これはイワトビーはあくまで「鳥」の魔人としてアウターになった者である故かもしれず、ゆえに彼にとって鳥以外はどうでもよく、同族の鳥を傷つけたイフリートを滅殺している。

作中ではその人間嫌いと、魔王以上の暴君と呼ばれた気性の荒さ、そして能力を使い大暴れを−−あまりしなかった。

一応、前述の通り魔物をスパスパと切り裂き、それなりに強い魔人であるイフリートを瞬殺するなどという活躍はしたのだが…

イワトビーと同じように作中にでてきたアウターたちのほとんどは最終戦で大暴れしたのに対し、イワトビーは最終戦には不参加。これでは少し影が薄いのも仕方が…



…が、影が薄いのはあくまで戦闘面での話である。

人間嫌いなはずなのに、彼がでてくる通常パートは彼がその人間にひたすらいじられる。

初登場の場面では、やはりまずペンギンの容姿から鈴蘭に舐められる。加えて真琴にお持ち帰りされかける。

次の出番では「飛べないペンギンなど、ただのペンギンだということをな」というどこかできいたセリフを言って、ロケットブースターを装着し、音速を突破して地面に激突、爆発した

そのまた次の登場では睡蓮によって初対面なのにニワトリ以下、悪しき鳥と罵倒され、ペンギンの存在を全否定される。さらにみーこによって枕にされ、死んだなら水炊きにしようなどとも…

「レイセン」にて久々に登場し、ヒデオをのしたりするが、やはり睡蓮に散々に言われて退散する。睡蓮が彼と絡むともう完全に罵倒されるパターンが確立しているようである…


また『ミスマルカ興国物語』では彼らしき鳴き声が「円卓」の一員として登場。相変わらず人間嫌いなのか「人間勢力を助けるか否か」という多数決時にも否定派に回っていた。

ミサイル、布団、枕、水炊き、浮き輪、鳥皮、煮炊き、唐揚げ…イワン・トビノフスキーの明日はどっちだ。


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最終更新:2020年08月31日 20:46