ギラーガ

登録日:2012/06/11(月) 03:04:56
更新日:2023/07/19 Wed 01:11:36
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さあ、始めよう。


GHIRARGA


ギラーガとは『機動戦士ガンダムAGE』に登場するヴェイガンのMSの一機。


緒元

型式番号 xvt-zgc
全高:20.3m
重量:53.8t
●武装
ビームバルカン/ビームサーベル×2
ギラーガスピア
ギラーガテイル
ギラーガビット
ビームバスター



機体解説

コールドスリープから目覚めたゼハートがゼイドラに代わり搭乗する新たなる機体。
元々は指揮官用に開発されていた実験機であり、それをゼハート専用に改造・調整したワンオフ機である。

シルエットは既存のヴェイガンMSのスタンダードを引き継いでいるが、可変機構は持っておらず、ボディラインもかなりシンプル。
装甲はゼイドラと同じく、ゼハートのパーソナルカラーの真紅で彩られている。


地上用のダナジンや水中用のウロッゾのような、局地戦に特化した結果、異形の機体が多いA.G.160年代のヴェイガンのMSにおいて、本機のようなスマートな人型は極めて珍しい。
反面、大気圏内外を問わず様々な領域で活動出来、汎用性は高い。
当時のヴェイガンの持ちうる全ての技術を投入した結果「ゼイドラ以上のスピード」「大気圏内飛行能力」「ギラーガスピアやギラーガテイルによる近接戦闘力」「ギラーガビットによるオールレンジ攻撃」と、あらゆるレンジで高いパフォーマンスを発揮することが可能となっている。

高過ぎるXラウンダー能力が登場機種の制限となっていたゼハートの操縦にも十分に対応出来ており、同世代機の純ヴェイガン製MSの中では最高クラスの性能を有する。



武装

UE/ヴェイガンのMS共通の武装。

  • ギラーガテイル
後腰部に搭載された尻尾を模した多節鞭状の武器
振り回すことで背後への奇襲が可能な他、取り外して携行武装としても使用できる。

  • ギラーガスピア
身の丈ほどもある巨大な。両端のビームエミッターから放たれるビーム刃と、機体の持つ高い機動力により強烈な貫通力を持つ。
刃の形状は直刃から片刃鎌状や三日月型の処刑鎌などに自由に変更でき、変幻自在の斬撃を繰り出す。
槍自体も中央部から分割することで二本のロングビームサーベルとしても使用可能。
更にビームエミッターからビームを投射することも可能で、ビーム砲としても機能する……どんな構造してんだ。
一本で射撃戦から近接戦までこなすマルチプルアイテムである。

  • ギラーガビット
両腕・両膝・バックパックのウイングに搭載されたビームデバイス「Xトランスミッター」から発生するオールレンジ攻撃兵器。
使用時には各部が展開しクリアグリーンの制御ユニットが露出し、そこから無数のビーム光球を発生させる。
発生した光球は使用者の意のままに機動し相手を撃ち貫く

  • ビームバスター
ゼイドラと同様の胸部大出力ビームキャノン。
OPではガンダムAGE-3のシグマシスライフルと撃ち合いを行っている。



◆劇中での活躍

キオ編

イゼルカントの宣言と共に地球・オリバーノーツを強襲。最初は上空に待機し殲滅作戦の指揮を行っていたが、起動した新たなるガンダム「ガンダムAGE-3」を発見し行動を開始。
その圧倒的な機動性を駆使しガンダムを追い詰めるも、セリック・アビス率いるアビス隊の活躍とAGEシステムが産み出した武装・ブラスティアキャノンにより母艦ファ・ゼオスが撃墜され撤退を余儀なくされた。

湿地帯に置かれた地球連邦軍ロストロウラン基地での戦いに於いては、本機の代わりにゼハート専用ウロッゾRで出撃している。


その後、宇宙へ上がったディーヴァの前に現れ新兵器ギラーガビットを持ってガンダムAGE-3 オービタルと交戦する。機動力に特化したオービタル相手に互角の機動を見せている。
更に救援に来たAGE-1を足留めし、最終的には中破させ行動不能に追い込んだが、トドメは刺せなかった。


三世代編

ルナベース攻防戦で、フラム・ナラフォーン・ファルシアジラード・スプリガンティエルヴァと共に、AGE-FXAGE-2ダークハウンド、AGE-1グランサと交戦。

因縁の相手アセムと死闘を演じるが、戦いの最中、ジラードがXラウンダー能力を暴走させた結果、ギラーガビットを操られ、暴走するティエルヴァを止めるために撃墜しようとしたAGE-2ダークハウンドからティエルヴァを庇ったものの、操られたギラーガビットで攻撃され中破。


その後修復されたが、ゼハートはガンダムレギルスを受領。
なので空いたギラーガはゼハート副官のレイル・ライトに与えられ、これに伴い赤からモスグリーンに再塗装されたギラーガ改となる。
衛星軌道上における最終決戦ラ・グラミス攻略戦ではフラムと共に連邦軍相手に奮戦。
ダークハウンドとも渡り合うものの、最期はオブライト駆るジェノアスOカスタムのビームサーベルで胴体を貫かれ撃墜された。



立体化

ガンプラ

HGAGEシリーズで発売。
プロポーションもしっかり再現されており、相変わらずいい出来。
ギラーガテイルはリード線入りで、フレキシブルに可動する。

バックパックと膝のXトランスミッター展開状態は差し替えで再現。但しXトランスミッターパーツは全てグリーンのクリアパーツ成型な上、シールも付属していないのでAGEプラモにしては珍しく塗り分けが必要。
逆にギラーガスピアのビーム部分もクリアパーツじゃないが、シールは付属している。
劇中通り分離できるが、ビームサイズ状態のパーツは付属しない。
体中クリアパーツを使っているので、コストの関係かもしれない。
Xトランスミッター減らせばいいんじゃ……



余談

初期のデザイン案ではドラゴン形態への変形案もあった。
ちなみにドラゴンといってもガフランのような西洋ドラゴンではなく中華系の細長いタイプ。
折りたたまれた胴体や首のパーツを伸ばして変形するというものだったが商品化が難しいため没になっている。



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最終更新:2023年07月19日 01:11