シャンデラ

登録日:2010/10/08 Fri 03:20:37
更新日:2024/03/18 Mon 16:17:34
所要時間:約 10 分で読めます




シャンデラの炎に包まれると魂が吸い取られ燃やされる。抜け殻の体だけが残る。


ポケットモンスターシリーズに『ブラック・ホワイト』から登場するポケモン


《データ》


全国図鑑No.609
分類:いざないポケモン
英語名:Chandelure
高さ:1.0m
重さ:34.3kg
タマゴグループ:不定形
性別比率:♂50♀50

タイプ:ゴーストほのお

特性:もらいび(ほのおタイプの技を受けると技のダメージや効果を無効化し、自身のほのおタイプの技の威力を1.5倍にする)
  /ほのおのからだ(接触技を受けると3割の確率で相手をやけど状態にする)
隠れ特性:すりぬけ(相手側の「リフレクター」「ひかりのかべ」「しんぴのまもり」「しろいきり」「みがわり」の効果を無視して攻撃できる)

HP:60
攻撃:55
防御:90
特攻:145
特防:90
素早さ:80
合計:520

努力値:特攻+3

2倍:みずじめんいわ/ゴースト/あく
1/2:くさ/ほのお/こおりどくはがねフェアリー
1/4:むし
無効:ノーマルかくとう


ヒトモシがレベル41でランプラーに進化
さらにランプラーに「やみのいし」を使うとシャンデラに進化する。


《概要》


巨大なシャンデリア型のポケモン。の揺らぎを利用して相手を催眠状態にする能力を持つ。ヒトモシの説明文にある通りこのは人やポケモンの生命力を燃料にしたもの。

シャンデラのこの青白い炎で燃やされた生き物は『魂』を吸い取られ、脱け殻となった体のみになるというなんとも恐ろしいポケモン。
また、燃やされた魂は行き場を失い、この世を永遠にさまようことになる。
シャンデリアに似たポケモンだが、間違っても照明がわりに使ってはいけない。なぜならシャンデラを灯りがわりにしていた屋敷では葬式が絶えることがなかったというからである。

進化前のランプラーの図鑑説明も負けず劣らずの恐ろしさ。
普段はただのランプの振りをして町中に潜み、臨終の際の人の魂が肉体から離れたのを見計らってすかさず吸い取ってを灯すため、不吉なポケモンとして知られている。
人が亡くなるのを待つため、病院付近をさ迷っているらしい。この習性から死神の使いとも呼ばれているという。

未進化のヒトモシですら末恐ろしい。
明かりを灯して道案内をするように見せかけながら、生命力を吸い取っての元にする。迷子が相手だと霊界へと誘うという。(同じゴーストタイプのフワンテと話が似ている。)

恐ろしい設定の持ち主ではあるがその容姿や後述の性能から人気が高く、2011年には某雑誌でイッシュ地方ポケモン人気投票レシラムゼクロム御三家エルフーンを抑え一位を獲得した。
また2020年に行われた投票企画「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」では5万票以上を集め総合18位、そしてイッシュ地方のポケモンとしてはまたしても一位に輝いた。


なお、ポケパークのシャンデラはオカマで鳴き声は三木眞一郎が担当した。


そして、ほのお/ゴーストの複合タイプの元祖である。
この複合タイプを持ったポケモンは、他にはアローラガラガラズガドーン第7世代)、ヒスイバクフーン第8世代)、ラウドボーンソウブレイズ第9世代)がいる。
第5世代のシャンデラが初出であるため少なく、その3分の1がリージョンフォームである。

《ゲームでのシャンデラ》


タワーオブヘブンに進化前のヒトモシが出現。「おにび」や特性『ほのおのからだ』でやけど状態にさせられやすいので注意。
一応、タワーオブヘブン三階には回復してくれるナースがいるので、特攻の努力値を振るのにいかがだろうか?
ちなみに同じ場所に出現するリグレーも特攻努力値が稼げる。

ストーリー攻略用としては戦力としてはランプラーに進化するまで時間がかかるのと、リーグ戦等で弱点を突かれやすいのがネックか。

トレーナーの手持ちとしては四天王シキミの切り札。
特攻が高いので「シャドーボール」の威力は尋常ではなく下手に戦うとボロボロにされるので注意。
他にベルサブウェイマスターのノボリが使用する。

X・Y』では四天王のパキラも使用。

OR・AS』では四天王のフヨウが強化版で使用する。

ソード・シールド』ではシールド版のみ登場するジムリーダーオニオンがトーナメントでクリア前・クリア後共に使用する。
またシナリオ面以外の話となるが、あえて『ほのおのからだの』個体を育成し孵化要員として運用すれば、そのままマックスレイドバトルでも使用できる。
「準備完了!」を押すともう取り消し・変更ができないためうっかり決定してしまうと致命的だが、レベル100のシャンデラを先頭に置いておけば(もちろん相手にもよるが)十分な火力で戦えるだろう。


《対人戦でのシャンデラ》


非伝説にもかかわらず特殊攻撃力が145という既存のゴーストタイプやほのおタイプはおろか禁止級を除いた全ポケモン中最高クラスの値を持つ。
ヒヒダルマ共々ほのおタイプを躍進させた一匹で、BWが火力インフレと言われた要因の一つ。

耐久面・素早さはそこそこだが、スカーフを巻いて特化させれば130族を抜かせる速さはあり能力値に無駄がない。

技範囲はほのお・ゴースト・くさ・エスパー
その為、相方に選ばれやすいナットレイ共々狩れるヘルガーが注目されたことも。
また、新600族サザンドラとも相性が悪いなど過信は禁物。
しかし、その破壊力が脅威であることは間違いない。

その火力は凄まじく、『こだわりメガネ』を持たせ「オーバーヒート」を使うと、半減でもHD無振りのドサイドン位なら一撃で落とせる。
勿論これは強引過ぎるが特攻の高さが尋常じゃない事はよくわかるだろう。
性格補正を入れれば少しの努力値でメタグロスを確一に出来るなど、調整のしがいがある。

技は先程挙げた四タイプ。
ほのお技なら居座りながら撃てる「だいもんじ」打ち逃げの「オーバーヒート」威力不足と言われる「かえんほうしゃ」ですらコイツが撃つとただではすまない。
また、新技の「れんごく」威力100で確定やけど付加ではあるが命中率がたったの50。リスキーな上見返りも少ない。
一応潰しにはなるが無理に採用する必要はないだろう。

ゴースト技はお馴染みの「シャドーボール」また新技の「たたりめ」は「どくびし」を撒いて常時相手を状態異常に出来れば威力も高く申し分ない。

他はサブウェポンとして「エナジーボール」はラグラージ辺りが仮想敵。
「サイコキネシス」はかくとう・どく対策だがそこまで採用順位は高くない。等倍ほのお技で十分突破可能。
バシャーモエンニュートを強く意識する場合には候補かもしれない。

めざめるパワー」はドラゴン対策の氷かバンギラス等のあく対策の格闘が基本。

補助技に「おにび」「どくどく」「いばる」「あやしいひかり」「のろい

積み技に「めいそう」「ちいさくなる」「かげぶんしん」
回復技に「ねむる」
「おにび」は物理アタッカーで特性『がんじょう』や襷持ちに。
「めいそう」は特殊アタッカー対策と火力増強に。
また「トリックルーム」も覚えるが、シャンデラ自身がやや速いのが難点。

型としては『こだわりメガネ』持ちの「超火力型」、『こだわりスカーフ』持ちの「最速型」、『いのちのたま』持ちの「汎用型」等。

また火力増強以外には新アイテムの『ふうせん』も有り。
じしん」等しか有効打が無かったり、こだわり系アイテム持ちに後出ししたりと中々便利。
後は『きあいのタスキ』も悪くない。

補助技が優秀で防御特防の数値も低くはなくその気になれば耐久型もできる。
運も絡んでくるが、「ちいさくなる」「とける」「おにび」辺りを組み合わせれば大抵の物理アタッカー泣かせに。


シャンデラの対策としては上記のヘルガーやサザンドラ、バンギラス等のあくタイプ等が候補。

驚異の特殊耐久を誇り、ノーマルの耐性と『もらいび』をトレースすることで一致技を両方無効にできる奇石ポリゴン2
ヒードランボーマンダ等も良いかもしれない。

上記の通り全体的にメジャー所に弱いのが辛い所。なので「めざめるパワー」の厳選はしっかりと。


ダブルバトルではカポエラーとのコンビが流行っている。
シャンデラの苦手なバンギラスやカビゴンをカポエラーが縛り、カポエラーの苦手なメタグロスクレセリアにシャンデラで圧力をかける。
シャンデラが使う「トリックルーム」やカポエラーの特性『いかく』との相性も良好。ダブルメジャーコンビの一つである。

ちなみに隠れ特性は『すりぬけ』。
XYで解禁された。「みがわり」も貫通するため、その超火力を存分に活かした戦い方が出来るだろう。
BWの解析では『かげふみ』であったらしい。と言っても一度も公式で言及されたことはないため本当かどうかは怪しい


SMでは、新要素Zワザが登場。
『ホノオZ』なら「オーバーヒート」の特攻ダウン、『ゴーストZ』なら威力不足を解消できるためアタッカーとしては強化点。
一方で「ちいさくなる」「トリック」を用いる型の場合、Z技は必中かつトリック無効なので注意。
勢力を拡大するフェアリー、フェアリーに強いどく・はがねを半減するのも利点。
また、同じタイプでアローラガラガラが登場したが、持ち物はほぼ『ふといホネ』固定かつ物理アタッカーなので差別化は必要ない。

USUMでは同タイプでより特攻・素早さが高い上、専用技も持つズガドーンが登場した。
しかしズガドーンは耐久が無い・技の融通も利かないと欠点だらけである為、結局シャンデラの方が扱いやすいと言う結論に至っている。

剣盾では「ふういん」で「トリックルーム」を行うための枠として、ダウンロードコンテンツ解禁前のダブルバトルで活躍。アーマーガアドラパルトに対する有利というのも大きかった。

外伝のLEGENDS アルセウスでは同複合タイプとしてヒスイバクフーンが登場した。

《アニメでのシャンデラ一族》


BW編第26話では進化前のヒトモシとランプラーが登場。
ブラックな設定を生かし、可愛い顔をしてロケット団の生気を吸うわトレーナーの知らぬ間にポケモンを攫うわやりたい放題した後、
仕上げにサトシ達を冥界送りにしようとした。
最終的に仲間のランプラーと共に異空間でサトシ達とバトルを繰り広げたが敗北し、自分達が冥界送りになってしまった。
(/υO)<モシモシ? 

ランプラーはシューティーの手持ちの一体でもある。彼の魂が奪われないか心配である。

また、シャンデラは原作同様ノボリの手持ちとして登場。
サトシ達を「サイコキネシス」でピカチュウ達のいる車両に飛ばしたり、ロケット団の車両におにびをぶちこむ等の活躍をした。
因みにボールから出た後は高速で走るトロッコに後ろ向きで並走するという規格外のスペックを見せた。流石はサブウェイマスターのポケモンである。

シャッシャ〜ン♪

\(O+++O)/

デラッシャ〜ン♪

という歌ってるような鳴き声が特徴的。かわいい。担当は福圓美里。

その後、野生の個体がヒトモシ、ランプラーと共に登場。
アイリスに「あやしいひかり」を見せて幻惑させた。


アニメ本編の後のポケモンライブキャスターでも紹介されたが紹介映像の中にノボリのアップを映したシーンが2カットもあった。
アニメスタッフどんだけサブウェイマスターが好きなんだ…。



追記・修正はかげふみ、ではなくすりぬけ特性の人がお願いします。

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最終更新:2024年03月18日 16:17