アポカリプス・デイ

登録日:2011/05/17 Tue 03:32:04
更新日:2024/04/17 Wed 07:34:54
所要時間:約 3 分で読めます





バトルゾーンには攻撃可能な自分のクリーチャーが6体以上…!

対する相手の場にブロッカーは1体も無く、シールドは残り1枚…!


圧倒的有利な状況…!

絶望に染まる敵の顔…!

まさに勝利は目前…!


だが不気味に佇む最後のシールド…

まだ光を宿している対戦相手の瞳…!





あなたは、どうしますか?


《アポカリプス・デイ》とは、転生編(ジェネレート・ギア)第1弾に登場したTCG『デュエル・マスターズ』の呪文である。


概要

アポカリプス・デイ R 光文明 (6)
呪文
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい
バトルゾーンにクリーチャーが6体以上あれば、それらをすべて破壊する。
光文明には珍しい、破壊という形での除去呪文。

その効果はバトルゾーンにいるクリーチャーが合計して6体以上いれば全て破壊してしまうという単純かつ豪快なもの。

自分のクリーチャーも巻き添えにしてしまうが、そのあたりはpig(破壊された時〜する)効果を持ったクリーチャーや、墓地利用などと組み合わせればむしろメリットとなる。

なおこのカードはS・トリガーを持っているため、いざという時には逆転のキッカケにもなりうる。
相手のマナゾーンに光文明のカードが有るならばこのカードの存在も警戒しなくてはならないだろう。

しかし使用出来る状況はかなり限られる。まずクリーチャーが6体以上存在しなければ唱えられないため、クリーチャーをあまり展開しないデッキ等には効果が薄い。
その点では《スーパー・スパーク》といった、スパーク系呪文に汎用性では劣るだろう。

さらに使用すべきタイミングもかなりシビア。

相手のクリーチャーだけをまとめて吹き飛ばしたい所だが、敵クリーチャーが6体以上も並んだ状況はかなり危険。
そんな窮地に都合よく《アポカリプス・デイ》を引き当てて使える程現実は甘くない…

よってぶっちゃけた話、このカードの採用率はかなり低かった。

時と場合を選ぶカードは大体腐るので、このカードも例に漏れず敬遠されがち。
大量展開系のコンボデッキが環境に増えれば投入を考えてもよいだろう。


…つまり《サイバー・G・ホーガン》や《神託の精霊アルメリック》系統のデッキが多い現環境ではかなり有力な1枚
遊戯王で言う《ブラックホール》に近い役割が見込めるのだ。


\(^o^)/みんな消えてなくなれー


相性の良いカード

このカードと相性のいいカードを幾つか紹介する。
  • 《神令の精霊ウルテミス》
破壊された時に、S・トリガー付きの呪文をサーチ出来るエンジェル・コマンド。そのため後述のウルフェウスとも非常に相性がいいカード。

  • 《龍聖霊ウルフェウス》
自分の墓地にドラゴンか、エンジェル・コマンドが1体でもいれば手札のトリガー付き呪文を唱えることが出来るアポロニア・ドラゴン/エンジェル・コマンド。相手が5体しかクリーチャーを出してない時に、こいつで場のクリーチャー数を6にしてアポカリプス・デイをぶっ放すという荒技も出来る。

ご存じシールド・フォース能力で場を離れないエンジェル・コマンド。(詳細は項目で)

  • 《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》
メテオバーン(進化元を墓地に置く)能力で3回まで場を離れないフェニックス。

特にこの2枚の場合、相手クリーチャーを消滅させたバトルゾーンを平然とした顔で暴れまわる不死身クリーチャー達…と相手にとっては地獄、という状況が完成する。

  • 《聖魔連結王 ドルファディロム》
「EXライフ」シールドをコストとした1度限りの除去耐性を持ち、さらにこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時に多色以外を対象とした全体除去を放つ。
従って「EXライフ」シールドが残っていれば、相手の単色・無色クリーチャーを二重の全体除去で一掃し、多色であっても除去耐性を使い切りのEXライフやスター進化に頼るクリーチャーであればそれを消費させることができる。


メディアミックスでの活躍

漫画「SX」でザキラ偽キサナドゥ戦で使用。
最後のシールドからS・トリガーで引き当て発動し、自身の《神滅海王グラン・ベルゼ》、相手の《タイタンクラッシュ・クロウラー》×4と《コーライル》を巻き込みクリーチャーを全滅させ、さらにドラゴンのグラン・ベルゼを破壊したことで《黒神龍グールジェネレイド》4体をリアニメイトさせた。
他にもアダム白凰が使用しているが、元々闇文明火文明中心の使い手だったザキラが光文明のこのカードを使用したことには驚かされた読者も多く、同時に前章で勝舞に敗れてなお衰えぬザキラの強さを知らしめる名場面としても名高く、ザキラを象徴するカードの一つに挙げられる。


デュエル・マスターズ プレイス

DMPP-05 第5弾 「永遠の戦渦 -VORTEX OVERLOAD-」にて収録。
リセットボタン的能力に変更はないが、レアリティがベリーレアへと昇格になった。

同弾に収録された《聖霊王アルファディオス》に対抗可能な数少ない手段としてよく使われる。
アルファディオスを使うデッキが相手を封じたと思って調子に乗りながら場にクリーチャーを大量に並べて総攻撃を仕掛けた瞬間、この呪文でリセットを受けてしまう場面はよく見られる。
そのため、アルファディオスを使うデッキはこの呪文を想定して攻撃に入る際には場が6体以上にならないように意識しながら動く傾向がある。


余談

  • 余談であるが、このカードの元ネタは明らかにMTGの神の怒り
    本家と違い、発動に制限があるのは、本家は呪文で相手にトドメを刺す事が出来るのに対し、デュエマはクリーチャーで殴り勝つかクリーチャーの効果で勝つかしかトドメを刺す方法が無いからである。

  • 何故光で除去(?)と思うかもしれないが、「平等化」という意味を込めてお互いに全滅という効果だからである。

  • DMD-24 「マスターズ・クロニクル・デッキ ボルメテウス・リターンズ」にて再録された際のフレーバーテキストは「世界が終わる。そして、フィオナの森が燃える。」という内容であり、相変わらず被害者になっているフィオナの森に多くのファンが涙した。
    一方でこの呪文が背景ストーリー的には世界が滅亡するような状況における存在という事も読み取れるので、考察的には非常に興味深い内容とも言える。


追記・修正はアポカリプス・デイを唱えてからお願いします。

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最終更新:2024年04月17日 07:34