ドラゴン(モンスターファーム)

登録日:2012/01/11(水) 12:43:35
更新日:2023/12/06 Wed 01:23:24
所要時間:約 18 分で読めます




モンスターファームシリーズに登場するモンスター。

目次



【概要】

初代からレギュラーに近い頻度で登場する、ファンタジーの王道を往く種族。
純血種は臙脂(えんじ。黒味を帯びた赤)色の身体と、蝙蝠状の大きな翼をもつ二足歩行タイプである。
巨体を誇り、太い腕、鋭い爪、そして大きく力強い翼で悠々と空を飛び、見る者を圧倒する…
モンスターファームの世界観でも円盤石から見つかることは少ない貴重な種族であり、そして強大なパワーを秘めている。

【再生条件】

シリーズ通じて、再生・育成するのに条件が要ることが多い。
それも難解な条件が、である。

【初代】

はまず、ドラゴンが出場している4月4週のチャレンジ杯(春、グレードB)に優勝することでFIMBA側に力を認めてもらう必要がある。
これを満たしてグレードAのモンスターを育てていると、7月に協会特別招待試合(夏)の招待状を受け取ることができる。
そこに現れる「メギラス(ラグナロックス)」を打倒し、商品として「ドラゴンの牙」を貰い、
「ティラノパープル(ディノ×ナーガ)」と「スティンガー(ナーガ×ディノ)」の2体の合体の隠し味に使うことで、めでたくドラゴンとご対面となる。
テスカ先生いわく、ディノとナーガはドラゴンの血を引いており、ドラゴンの牙を隠し味に用いてこの2体を合体させるとドラゴンの血が目覚めてドラゴンが生まれるのだが、
その特別な効果を発現させるためにはお互いの派生種を揃え、相手の派生に隠されたお互いの血の力を目覚めさせる必要があるのだという。
その名も「エックス合体」。シリーズ全体で見ても珍しい合体条件である。

3番目の合体条件はテスカ先生が教えてくれるし冒険もいらないし簡単!とはいかない。
詳細は後述するが、チャレンジ杯(春)に出てくる「マッカム(ドラゴン)」の能力がおかしい。どう見てもグレードS級の高さであり、初見ではステータスを見ただけで心を折られる。
まあチャレンジ杯は優勝しさえすればマッカムとの直接対決は勝てなくてもいいのだが、問題は次の招待試合。
ここで戦うメギラスの能力は最早四大大会レベルにまで至っており、能力値合計や攻撃面なら四強のグレブを上回る本作屈指の強敵。
何より招待試合は完全な一騎討ちなのでマッカム戦みたいに棄権で回避といった小細工は不可能。マッカムに勝てなかったブリーダーも、今度ばかりは正面からドラゴンを討ち果たさなければならない。

そして無事メギラスを下しドラゴンの牙を手に入れても、最後の難題「通常種の中ではワーストクラスにCDから出にくいナーガを見つけてくる」が待っている。
移植前はここで詰まった人も多いだろう。なにせ当時はインターネットという再生CDを検索できるツールは普及していなかったし、CDを片っ端から漁る策はリアルマネーが嵩むのでまず実行できない。

というわけで解放の難しさはヘンガーに次ぐものになっている。
強いモンスター(それも殿堂入りできるレベル)を育てることは勿論だが、ナーガ種がらみのCDを必要とさせられる辺り、一筋縄ではいかない。

【MF2】

続編のモンスターファーム2では、多数の条件を満たさなければドラゴンと出会うきっかけは生まれない。
まずは、二大陸対抗戦に一度でも出場して、FIMBAとIMAの交流を確認する事。
次に、大型のモンスターであるドラゴンを育成できるように、小屋を改築しておくこと。
最後に、一流の証であるブリーダーランク6段を獲得しておくこと、この3つが前提となる。
これで、7月1週の時点でランクB「ちょうど」のモンスターがファームにいれば、夏のインビテーション・マッチに招待される。
8月2週に行われるその大会で「ラギラス」を打倒すれば、商品として「ドラゴンの牙」を入手できるので、あとはそれを交えて合体すればよい。
前作のエックス合体はいらないが、グレードBでありながらグレードAでも戦えるくらい強いモンスターを育てなければならないだろう。それくらい「ラギラス」は強い。

【能力】

全体的な適性が高く、特にちから・かしこさがトップクラスで、命中(←ゴーレムとはここが違う)にも優れており、攻撃面に関しては盤石。
技の性能も平均して高く、気軽に撃てるものから、ここぞで使いたい大技まで、強力なものがあちこちに埋もれている。
ガッツ回復は最遅だが、それ故に「2」以降では補正のかかり具合も尋常でなくなるので、トータルな攻撃能力に関してはジョーカーと並び間違いなく最強である。

しかしこのドラゴン、短所も結構多い。
まず、回避が低く、ライフ・丈夫さも高くはない(ただしmf3では、寿命の短い反動で全体的に高め)。
そして前述のガッツ回復の重さは補正の強さと同時に、体勢の立て直しづらさも意味しており、ガッツダウンにアホみたいに弱い。
……とまあ、防御能力に関しては純粋に打たれ弱いジョーカーとは違う意味で、相当残念なことになっている。
作品によってはプライドの高さから声かけは他と変える必要があったり、ブリーダー視点だと激ワルという見方をされるほど、こちらを気安く認めようとはしない。
(ただし、初代では悪名高きエピソードを持つラグナロックスや移植版追加種を除きむしろまじめな部類なので、そこまで手はかからなかった。)

そしてシリーズ共通の拘りの泣き所が、全モンスターの中でワーストクラスの寿命に設定されているということ。
初代ではニクもどきの仕様もあって280~300週もあれば長生きさんなのだが、ドラゴンは一番低い250週グループをぶっちぎり、なんと唯一の「200」週グループである。
続編の2では延命手段が限定されたうえに、ジョーカーやナーガと並んで最も短命なグループであり、純血種の「250」週は特別な個体を除けば一番残念な数字である。
初代の図鑑に「現在は長く生きられないとされる」とある為、昔は300週以上生きられたのかもしれないが…。
また、ピーク期間が早く訪れたり、短かったりして、適性通りの高成長をさせるのも簡単ではない。

モンスターファームマニアの208ページ、「大会マニア大会」では、他のモンスターと同じノリで育てたところ
「育て方は薬漬け しかし寿命は8ヶ月でした。」という事態に陥ったブリーダーさんもいる程である。
初代ですらこれなのに、続編の2でやってしまうと危険なので、基本的に薬物アイテムよりは合体やセーブ&ロードで乗り切るべきである。
アーマードラゴンやオセロット等のような長寿な派生種であれば使える余地はあるが、晩成型のオセロットや移植版の特別個体でもない限り、伸びる期間を損ないがちなので注意。
2では完全要求なしおねだりの存在も相まってストレスにも非常に弱く、種族によってはピーク期間が残念なことになりがちなので、育成費用はかなりかける気持ちで臨みたい。
移植版ではある程度緩和されたが、それでも根っこは変わっていない。

極端な話、初代では黄金モモや卵カブリの複数投与という強引な救済措置もあったが、
2ではそれも不可能なため、如何に長生きさせるかに全てがかかっていると言っても過言ではない。
ソンナ・バナナ? 聞こえんなぁ。*1


以上から、「真の力を引き出せるブリーダーは少ない」と2のモンスターカードに書かれてる通りに、
確かに強力だが初心者お断りという立ち位置にあるのが、ドラゴンというモンスターである。
それでも憧れたなら、準備を整えて、経験を積むつもりで臨んでみてほしい。


因みに他の続投組のいくつかと同じで、初代→2→PS2の間に見た目が大きく変わった種族でもある。
初代では投身が高めでスマートなデザインだったが、2では投身が低くなり前傾姿勢の丸みを帯びたデザインに。
レアモンスター「ムー」ありきのポリゴンモデルチェンジのようである。2からの新顔の中には割とマッチしている奴もいる。オセロットやクレバス、ギドラス辺りが好例か。
だがこれに関しては、初代のスマートながら力強さのあるデザインがかっこよかったので否定的な意見が多い。
PS2版では全体的なデザインこそデフォルメされてるものの、初代のスマートな体型に戻っておりこの点の評価は高い。

【技一覧】

寿命が短いだけに、技は無理なく無駄なく覚えさせたい。

【初代編】

思い切りちから特化のラインナップだが、実はマニュアル操作ならかしこさ技だけでも戦えてしまう要素があった…。

  • 頭つき(基本技)
大きめだが細めの頭で頭突きを仕掛ける、基本的な技。
基本技の中では威力は高めで、命中補正も低くない。
なかなかの強さだが、接近されるとこれしか出せなくなるのでオート操作では注意。

  • ひっかき(基本技)
大きな腕を振り、相手を引き裂く基本的な技。
ドラゴンの技の中では一番威力が低いが、頭つきよりも命中させやすい。

  • しっぽアッパーしっぽフック(命中重視技)
その強靭な尻尾を振り回して相手に打撃を与える技たち。
「しっぽアッパー」は飛び上がりつつ、文字通りしっぽで相手を下側から殴り飛ばす。
この時点でひっかき以上に当たり、頭つき並の破壊力を有する。そして遠距離からの攻撃用としても活躍。
「しっぽフック」になると地上で尻尾を振り回し、一回転するほどの勢いでお見舞いする。
命中重視技らしい命中補正に紛れ、一般のモンスターの下位大ダメージ技の破壊力をたたき出す。

続編ではただの「しっぽ」「しっぽアタック」になったが、モーションと消費に反して性能はエグくなっている。

  • ブレスジャンプブレス(大ダメージ技)
西洋ファンタジーのドラゴンには欠かせない、口から膨大な炎のブレスを放っての攻撃。
初代ではドラゴンの大ダメージ技にして、数少ないかしこさ技たち。
「ジャンプブレス」は飛び上がった後に上から炎で制圧するうえ、ガッツダウンも優秀になってくる。
たしかに大ダメージ技という分類ではあるが、実際は「技ジャンルという枠組みを破った何か」みたいな技である。
威力も高いが本当に凄いのは命中であり、表記もB→Aとパワーアップするほど高く、他にこんなモンスターは存在しない。
そのため、かしこさに特化したドラゴンでも戦えるし、両刀型だとガッツを順調にためてこれで焼き尽くすというスタイルが有効になる。

続編では「ファイアブレス」「インフェルノ」名義に。

  • かみつき(ガッツダウン技)
「頭つき」よりも威力のある、牙を使ったかみつき攻撃。
しかし、ドラゴンの場合は噛みついた後に後方に投げ飛ばすという、ただでは済まさない動作を見せてくれる。
クリティカル時の威力が高いという変わった特性がある。決まればラッキー。

続編ではバランス技になり、おとなしくなった。

  • 空中落とし(ガッツダウン技)
相手めがけて飛びあがり、両足の爪で掴んだ後地面に自由落下させてダメージを与える大技。
ガッツダウン技でありながらジャンプブレスと同じダメージA表記、さらに僅かに威力で勝るなど、もはや超必殺技の亜種である。
重量級モンスターへの決定打になりうる一撃だが、命中補正は低いので、そこまでガッツを溜めれるかが課題。

  • ウィングカッター(遠距離攻撃技)
巨大な片翼を器用に振り回し、相手を切り裂くというちから技。
ドラゴンの技の中では一番命中補正が悪く、当てにくいがそれでもブレス・しっぽフックに匹敵する威力を秘めている。
また、性能の埋め合わせか消費ガッツは控えめになっている。

  • はばたき(遠距離攻撃技)
はばたきの風圧で暴風を起こし、そのたびに相手を端の方に吹き飛ばしていく大技。
後のシリーズと違いちから技で、威力と命中を高めのレベルで両立している。
ちから派ドラゴンにとっては、ジャンプブレスの代わりに使っていける遠距離攻撃となる。

続編では高性能なかしこさ技「ウィングブレス」となった。

  • ふみつけ(超必殺技/セキトバ)
文字通り相手を踏みつけ、大打撃を与える。
後のシリーズよりも滑らかな動作で繰り出し、爪すら食い込ませてそうな、別の意味の痛々しさがある。
消費ガッツは50と大きいが威力Sに達し、命中もジャンプブレス並みにあるという、ハイスペックさが光る。
消費ガッツさえ何とかできれば、信頼に足る大技として機能する。

  • コンビネーション(超必殺技/レマ)
ドラゴンの巨体から繰り出す連撃が相手をK.O.せしめる最終奥義。
けたたましい雄叫びと同時に宙高く飛び上がり、膨大な熱量のブレスで相手を火の海に閉じ込め、
すかさず急降下しての突撃とクローの連打を浴びせて相手を完膚なきまでに粉砕する。
破壊力は同じS表記でも踏み付けを超え、ゴーレムの超必殺技に次ぐ70という数値をマークしている。
命中補正は落ちているので、逆転用、もしくはとっておきの大技としてお見舞いしたい。

【MF2編】

この世代では超必殺技に使い込み技がないので、合体による世代継承が軌道に乗るなら技コンプも狙いやすい。
そうでなくても全モンスターの中では技をそろえるのは楽な部類である。ガリとかとは大違いだ。
  • しっぽ系(バランス技)
近距離での小技。体を回転させその太い尻尾を勢いよく叩きつけて攻撃する。
「しっぽ→しっぽアタック」と発展し、上位技はより大きく振って相手を転ばせる。
特にしっぽは消費ガッツの割に威力、命中補正ともに高く、モーション時間も短めなので全体を見ても小技としては最強クラス。
ガッツ補正の受けやすさからダメージも牽制以上の数値になりうるため、使う技をこれ一本に絞って戦っても強い。
しっぽアタックは表記Cの壁を越えた攻撃力だが、下位技と違い距離が必ず変わることに注意。

  • かみつき系(バランス技)
近距離での小技その2。文字通りその鋭い牙で噛み付いて攻撃する。
「かみつき→連続かみつき」と発展し、右から左から食らいつく。
同じ距離でのしっぽ系の使い勝手に隠れがちではあるものの、上位の「連続かみつき」はC表記に限りなく近い威力18(D表記)を持ち、
しっぽ並に高い命中率、地味に支えるガッツダウンとクリティカル率、燃費もそこそこ良好と、バランス技の名に恥じない安定した性能。
ウイングコンボやウイングブレスの間合いに吹っ飛ばす事も出来る。

  • ウィングアタック系(命中重視技)
前作のウィングカッターの系譜を受け継ぐ、大きな翼による攻撃。
「ウィングアタック→ウィングコンボ」と発展し、「ウィングコンボ」は右→左→右→左の四連撃で敵を叩きのめす。
ウィングアタックはしっぽと特性が近いものの、別の距離でしっぽ以上の命中補正があるため、これはこれで使いやすい ちからドラゴンでは重要な技。
上位のウィングコンボは命中こそ上がっていないが威力がより上昇しており、極まればコンボパーツとしても活躍する。

  • ウィングブレス系(命中重視技)
羽ばたきの風圧で相手にダメージを与える。前作の「はばたき」が進化して帰ってきた。
「ウィングブレス→超ウィングブレス」と発展し、よりすさまじい暴風が相手を襲うようになる。
ウィングアタック系に比べると消費ガッツが1.5倍くらいに上がったが、命中率に相当高い補正がかかるようになったうえ、
超ウィングブレスになると命中重視技とは思えない、威力Bへと到達する。最早かしこさ型や両立型を育成するなら必修である。
高ランクに超ウィングブレスが持ち込めると、回避型の強豪選手もこれ一発で蹴散らせるし、
ガッツを溜めてのウイングコンボ→超ウイングブレスのコンボは、名人への道は元よりフルモン対戦でも超実戦級のコンボ。

  • コンボ系(大ダメージ技)
逞しい腕からその爪で連撃を加える大ダメージ技。
「ひっかきコンボ→空中コンボ」と発展し、空中コンボは飛び上がり空対地で連撃する。
「ひっかきコンボ」逞しい腕でひっかきの連撃を行い、ドラゴンパンチでフィニッシュを行う。
消費ガッツが抑えめながらも、この時点で威力は高い。ウィングアタック系と使い分けて戦おう。
「空中コンボ」は怒涛の三連撃を放つ技で、威力は大体1.5倍になり、遠距離からの奇襲に使える。
あまりに命中率が低いので普通は意味不明の所を狙いたいが、消費は軽めで数撃てる。フツーに耐久力が高い相手に積極的に使ってもいい。
ただし、いくら消費が軽いといっても外したところにガッツダウンを刺し込まれないよう注意。

  • ふみつけ(大ダメージ技)
2の「ふみつけ」は勢いよく飛び上がってから、その巨大な足で敵をペシャンコに踏み潰す。
ジャンルの変化から命中補正は激しく落ちてしまったが、実は威力に関しては大して落ちておらず、それでいて消費ガッツは27と大きく下がっている。
50(表記S)という凄まじい破壊力は並のモンスターを一撃で沈め、対戦でもガッツ差次第では一発逆転をもたらす。仕留めそびれても拘束時間がある。
コンボ系同様に命中率は悲惨なので撃つ場面を選ぶが、種類によっては連発も狙うという使い方もある。
また、超必殺技ではなくなったので、合体でコンボ系を抜かしてこれだけを継承したりでき、
使い込みが要らず力と忠誠度だけで覚えられるなど、覚えやすさも魅力的。

  • ドラゴンパンチ(クリティカル技)
両手を殴るように突き出し、エフェクト付きの打撃を喰らわせる。ひっかきコンボの締めのアレ。
しかし、同じ距離にあるバランス技系のほうが命中率や燃費が良いので、技が揃い出すとあまり使われないだろう。
当たった相手と距離を取るのでコンボパーツにはなるが、しっぽアタックで代用できるのが悲しい。

  • クローアタック系(クリティカル技・ワル技)
巨大なツメの生えたその腕で貫手攻撃を行う、確かにキツそう(byコルト)なワル技。スカイアタックと対を成すポジションである。
「クローアタック→超クローアタック」と発展し、上位になるほど低いヨイワル度が求められる。
命中はやや低いがそれ以外の要素をバランスよく併せ持っているという立ち位置で、代償として燃費は悪め。
超クローアタックは激しくえぐるモーションでより痛そうになり、威力もひっかきコンボ並に上昇している。
ドラゴン種が短命かつ、使い込みと性格調整が必要になるため、超クローアタックまで覚えるのは少し大変かも。
移植版だと最初から覚えているパターンもそこそこ見かけるのだが。

  • スカイアタック(クリティカル技・ヨイ技)
遠距離から急降下で相手めがけてぶつかる技。命中させると相手がノックバックするので、当て逃げにも使える。
クリティカル技はバランスのいい性能のものが多いのだが、このスカイアタックは遠距離技かつ命中率が高めなのがウリ。
超ウイングブレスから繋ぐことも出来、勿論推し出しハメにも使える。
ドラゴンはワルモンの種族が多いので、覚えやすい種族で覚えて合体で継いだ方がいいだろう。

ムーはどうしても覚えられなかったが、移植版なら特別な個体であれば初期ヨイワルが変動しているので、そのルートでいけるように。

  • ファイアブレス系(ガッツダウン技)
前作からおなじみ、口から膨大な炎のブレスを放っての攻撃。
「ファイアブレス→インフェルノ」と発展し、動作は前作のブレス系に準ずる。
前作のブレス系は大ダメージ技でありながら命中も確保した凄い技であるように、ファイアブレス系もガッツダウンと威力を両立している。
ただダメージを与えるよりもガッツ回復が遅い、あるいは回避が低い相手に、時には意味不明の隙をついて使い、反撃の勢いを殺しつつ攻めるのに使える。
かしこさ技主体で行く場合、技候補が4つしかないのでいっそ全て覚えてしまい、ウィングブレス系と使い分けて相手を追い詰めてしまおう。

  • 空中落とし(超必殺技)
前作の時点ではガッツダウン技だったが、本作では超必殺技に昇格している。
超必殺技になったからか命中が上方修正され、ライフとガッツ両方への攻撃力は健在。
消費ガッツ40は安くないが、これで相手の逆転を封じれると痛快である。

  • ドラゴンラッシュ(超必殺技)
数あるドラゴンの技の中でも、桁外れの派手さを持つ最終奥義。
相手の真上を取った後に、連続蹴りとしっぽの連打を浴びせてボコボコにした上で、
ブレスによる追撃で相手を燃やし尽くすという、前作のコンビネーションと逆の順序でとどめを刺す。
命中率の低さからロマン、バクチになりがちながらも、当てれば一発逆転も夢じゃないトップの威力も持っている。

【主な派生種】

やはり、シリーズに多く登場しているということもあって派生は多い。
しかし、寿命が短いというのは殆どで共通している。

ドラゴンがSUBになると、その血の強さから全身に臙脂色のウロコ、蛇腹、鋭い目つきといった外観的特徴が思い切り表れる。
適性はちからもかしこさもプラスになり、目立ったマイナスも回避位にしか表れないが、それ以外でのマイナス面が多い。
性格はプライドが高くなりワル認定を受けたり、寿命が大きく縮んだり、ガッツ回復が遅くなったり、そんな要因が重なって、
多くの場合は上級者向けモンスターになる。代わりに対戦においては移動速度を維持しつつ、ガッツ補正を大きく得るための選択肢にできる。

【初代から】

この時代の純血種は相川七瀬の「Red」でのみ再生出来た、貴重なモンスター。
移植版ではかなり候補が増えているが、それでも通常種で再生できるのは純血種とラグナロックスの2択と、拘りを感じさせる。
  • ジハード
ゴーレム派生。
ドラゴンタイプの中でも特に破壊力に優れる。が、その破壊力が他者に及ぼす悪影響を恐れるのと
はずかしがりや…というか「謙虚」という一面もあって、洞窟の奥に隠れ住んだりしている。
その図鑑の説明文通り、初代ではちからの適性は最高レベルで、丈夫さ適性も上がり、ゴーレムの頑丈さも併せ持った優秀な派生種。
しかし、2では丈夫さ適性と引き換えに、回避どころか命中適性までDに落ちるという弱点を抱えることになってしまった。
代わりに純血種よりは長生きし、ピーク期間が遅い代わりに伸びた点を何とか活用して、ハンデを克服したい。
初代四大大会の一つ、グレート・モンスターズ杯のボス「レドンド」に恐怖した者も多い筈。
「4」以降にも登場しており、敵としても相変わらず高ランクの大会で立ちはだかる。

  • ガリエル
ガリ派生。
ジハードとは対照的にドラゴンの中では知能に優れる。名前が「エル」というあたりで、神格さえ感じさせる*2
ガリの意匠が見られる短い首に、その上から更にイリュージョン化したドラゴンの頭部が生えているという独特の容姿をしている。
風変わりだが、ガリが仮の身体と半透明の本体を両方持つことを反映した、センスに溢れたデザインである。
やはり説明文通りに、初代ではかしこさ適性が最大レベル。さらに命中適性も上がり、他のガリ派生のように攻撃的な適性でまとまっている。
2では純血ドラゴン自体の丈夫さ適性の底上げに伴い、ガリエル自身も平均的な丈夫さ適性を手にするなど強化されている。
ちからの適性は下がり、寿命は相変わらず最短のグループだが、性格の良さと成長タイプが普通になったことで、純血よりも育てやすくなった。
かしこさ技自体も少数精鋭で命中率のいい技、威力の高い技が両方あるので、特化した育成でも戦える。

  • ラグナロックス
モノリス派生。
太古の文明を滅ぼすきっかけとなったという、「暗黒の使い」とも称される恐ろしいモンスター。
正確に言えば暗黒の使いと称されるモンスターそのものではなく、モノリスとの掛け合わせで人為的にそのモンスターを再現した存在という設定を持つ。
時系列的に最古となるPS2版のストーリーでは「ラグナ」というドラゴンがラスボスを務めており、おそらくこちらがオリジナルと思われる。
初代では他のモノリス派生のモンスター同様、丈夫さと命中適性が一段階ずつ上昇し、ドラゴンの力強さにいいものが添えられている。
だが、何よりも恐ろしいのはラウー種のガリ派生、ボスすらも超えてまじめ度が最低数値の「5」という超怠け者ということだろう。ちなみに、意図的らしい…。
これでは脱走率も大変なので、小屋を最高段階に改築しておかなければ修理費がかかりまくり、ファーム発展の邪魔にしかならない。
初代でこいつをまともに育てようと思うなら、相当な根気が必要となる。
2ではドラゴンの中では適性Aが一つもない代わりに、ちから・かしこさ・丈夫さがすべて伸びやすく、伸びにくいのも回避位にとどまっている。
性格は前作より大分マシになったが、純血種やガリエル同様に寿命が短いという本作での悩みどころはそのままなので注意。
初代におけるドラゴン入手に立ちはだかる最後の壁、「メギラス」の種族としても猛威を振るう。

移植版MF2だと「ブレスオブファイアⅤ ドラゴンクォーター」のオリジナルサントラから、「ボッシュ=1/64」を意識したような特別な個体が再生できる。
全パラメータが「164」で統一されている反面、長命な割に早熟なので油断しているとポテンシャルを活かせないかもしれない、珍しいタイプ。

  • テクノドラゴン
ヘンガー派生。そして男のロマン第一弾。
古代の超技術によって生み出された黄金の体と、レーザーで構成された緑色に透き通る翼を持つ、サイボーグドラゴン。
ドラゴンをサイボーグ化するほどの技術は複雑すぎて、現代では扱えないらしい。それ程のロストテクノロジーが生んだ、超古代の伝説のモンスター。
初代ではドラゴンとヘンガーという隠しモンスターでも特に手間のかかる2体の融合体ということもあって、その能力は最高水準。
全モンスターで唯一、全ての能力適性が平均以上という凄まじいポテンシャルを秘めている。
加えてまじめさも90と最高数値であり、育てやすさという点でも問題なし。
寿命の短ささえどうにかしてしまえば、その恐ろしいまでの力を存分に発揮できるであろう。
2においても性格の良さや全能力適性が平均以上なのは健在で、命中適性が下がった分ちから適性に回って最高値になり、
更にはしゃてき得意、オイリー・オイルによるストレス軽減と、育成で役に立つオプションを手に入れたので、この世代のドラゴン入門にも向く。

移植版MF2では、カプコンの「ブレスオブファイアⅤ ドラゴンクォーター」から、「リュウ=1/8192」を意識した特別な個体が再生できる。
長寿晩成化の一方、パラメータは「181」と「92」で統一されているが、ネタ寄り能力値の中では育てやすい方。

「4」では見た目が大きく異なり、ちょっとヘンガー色を意識しすぎた感が否めない。

【2から】

この世代だと「ダブルキャスト」のDisc2から、「根性」「本気」「クローアタック」が追加された純血種が再生できる。
…わかるような、わからないような。
  • アテナ
ピクシー派生。
このモンスターの強さについて意見は一致するが、姿の美しさに関しては意見が様々、おそらく賛否両論とのこと。
実際に見るとドラゴンにピクシーの肌色といい、対戦時のサムネといい…マンナと同じにおいがする。
ピクシー派生ということもあって、ガリエルと同様にかしこさが最高値であり、ちから適性もBと高く保ってはいるが、
ライフと丈夫さの適性が低く、特にライフは初期値が三桁を切っていて非常にヤワになり、伸ばすのも大変になってしまった。
代わりに回避適性がドラゴンの中では平均的になっているので、いっそ避けるドラゴンを検討したい。
ガッツ回復速度、移動速度は後述のギドラスと並んでドラゴン種では最速。補正は軽くなったが、多少手数を稼げるようになった。
着実に敵のライフを減らしてダメージレースに勝っていける、クセのある見た目とは裏腹に戦闘面はかなり扱いやすいモンスター。
フル戦ではどのモンスターとも五分以上に戦え、ギドラスと並んで最強候補の一角。

  • コーカサス
ビークロン派生。
茶色い甲殻に覆われたドラゴンで、ビークロン派生らしくカブトムシのような一本角をたたえ、翼は薄羽のようになっている。
活動する場所が限られているために、本体や円盤石の発見例も滅多にはない。
カードではちからと丈夫さが高いとされているが、実際の適性は純血種と両方変わっていないうえ、
寧ろかしこさが一気に平均まで下がっているので弱体化気味。重り引きが得意なところに活路を見出せるだろうか…。
寿命も多少伸びているが、アーマードラゴンやオセロット程ではないので、総合的に見ると育てにくいかも。

意外なことに4でも続投されており、そのデザインも隠れた人気がある。

  • アーマードラゴン
デュラハン派生。
体の一部を分厚い鎧で覆ったドラゴンで、古代の戦争で人間に利用された時の姿。
改造手術により、単純に純正のドラゴンに鎧を被せたわけではなく、体型がより小柄になっているのも特徴。
デュラハン派生ということで丈夫さに優れ、ちからの適性も最高レベル。ドミノ倒しも得意になった。
だが、何よりも重要なのは純血ドラゴンと比べて寿命が一年以上も多いということ。
ドラゴンの中でも寿命の長さはアーケロ派生のオセロットに次いでトップクラスで、短命のドラゴンにとってこれは大きな強みである。
デュラハン派生であることからオイリー・オイルのストレス軽減効果を受けられるので、
ストレスによる寿命の減少も抑えやすく、慣れたブリーダーなら多くの重トレを積ませることができる。
クレバスやテクノドラゴンとは違った意味で、ドラゴン初心者に薦められるモンスター。

  • クラスター
アローヘッド派生。
アローヘッドの性質がハサミ状の両手と、体表を覆う外骨格に強く表れた、淡水性のドラゴン。
湖の中を支配しており、一番強いのは自分だと思っているなど、ジハードと違い自惚れの強そうな性格。
ただ、あくまでも湖の中では最強というのは間違っていないとモンスターファーム2マニアでは書かれている。
ラグナロックスと同様に、ちから・かしこさ・丈夫さの三点の伸びやすさを重視している。
適性はアーマードラゴンに劣るが、オイリー・オイル絡みの特典と寿命の長さは同一であり、こちらのほうが初期ヨイワル度は高い。
アーマードラゴンとは細かい違いで、プレイヤー次第で育てたいほうを選択するといいだろう。オススメ度は高め。

  • クレバス
ライガー派生。
ライガーの外見を色濃く受け継いでおり、ブリーダーに対して忠実である。最早「でかいわんこ」に見えるブリーダーも数多い。
適正はアテナと同じくかしこさと回避に優れている。というか、単純な適性ランクだけ見れば完全に上位互換。
向こうとは違ってライフの適性が下がっておらず、命中適性まで上がっているのはかなり偉い。
ヨイワルの初期値がプラスなので、育てやすさという面でもある意味でこちらが上。
とはいえ、結局はブリーダーの育成方針が全てなので、一概にこちらが絶対に上とも断言できないのも事実だが……
移動速度はアテナ、ギドラスに並ぶがガッツ回復速度が1だけ遅い。どちらも強力な事に変わりはないが。

「2」においては見た目がアレだと言われる事も多かったが、「4」では頭部が狼の様になっており、なかなかのイケメンである。

  • オセロット
アーケロ派生。
やはりアーケロ派生らしく飲兵衛で、カードイラストでは豪快にカメ酒をあおっている。
伝説上のドラゴンには酒に弱いものも多いとされるが、彼らと違ってその心配は無用という酒豪である。
適性自体はちからが大きく下がったものの、回避が平均になり全部の適性が平均以上になっている他、
寿命がアーマードラゴン、クラスターよりも更に上でドラゴン種では最長、さらに晩成でピークも最長と、能力伸ばしに関しては最高のドラゴン。
ソンナ・バナナに頼らない方針でもかなり育つため、育てやすさという点では頭一つ抜けていると言っていい。
ただ、アーケロもドラゴンもワルモンなのでヨイワル度は相当低いので、ズルやサボリやおねだりには悩まされるかもしれない。

長寿・晩成・不得意な能力がないという3点から、一部のブリーダーにはかしこさ型モンスターの合体材料として需要を呼んでいるようだ。

  • ドドンゴー
バジャール派生。
砂漠地方に存在するドラゴンの仲間であり、皮膚は固くザラついており、触ると痛いらしい。
体表に刻まれた呪術的な模様が目を引く一方、バジャールの性質が顔つきや性格に表れており、どこかユーモラスな種族である。
適性自体はかしこさが下がっただけで特筆するべき点はなく、
寿命も伸びてはいるが上記三種には及ばないなど、やや地味な印象。
まあ、メインがドラゴンで、ロードランナー並にバランス型補正を加えるバジャール派生なので、手は付けやすい方かもしれない。

  • ギドラス
メタルナー派生。そして男のロマン第二弾。
メタルナーの持つ力を引き継いだという、シルバーカラーでメタルなボディがイカすドラゴン。
見た目に反してアブラではなく、水をエネルギーに変換できるという特性を持つので、他の生命体のように生きられる。
最高適性の能力こそ無い物の、ちから、命中、丈夫さが伸びやすく、ライフ、かしこさも平均的。
寿命もドラゴン種としてはそこそこ伸びており、何よりメタルナー派生なのでガッツ回復がある程度は早くなっている。
使い込みを重ねる世代として育ててみるのはアリかもしれない。
しかし、ガッツ回復が早いとそれだけ補正も軽くなってしまう。一撃の重さは他に譲り、間合いの取り易さと手数で勝負。

移植版だと「ゴジラ大全集(18)ゴジラVSキングギドラ」のサントラから、メカキングギドラを意識して特別なギドラスが再生できる。
ステータスが「ゴジラVSキングギドラ」の公開日「199」「112月」「14日(0)」で統一されており、
初期技が連続かみつき、ふみつけ、空中落としと普通に充実しており、やはりネタと実益を備えた育て心地である。

  • ディアボロス
ジョーカー派生。
ドラゴン……というかドラゴン型の骨という、アンデッド要素全開なモンスター。
実際にジョーカーの手によってあの世から蘇ったドラゴンが、円盤石に封印されたものとされているらしい。
しかし、ジョーカーというよりゴースト派生の方がしっくり来るんじゃ…なんて考えたプレイヤーも多いだろう。
ドラゴンにジョーカーという、攻撃能力の権化みたいな両者の組み合わせということで、
ちからと命中の適性がB、かしこさの適性はAと、攻撃面については最高クラスの性能を持っている。
しかし、寿命は変わらずでヨイワル度も更にダウンと、別の意味で育てにくさも目立つ。
四大大会のメンバーの一人、「ゼーランディア」の種族としても有名。

移植版では、0801弐209XX6の「彼らは禁断の呪文を唱えた「ゼロハチゼロイチニーニーゼロキューダブルエックスー!ロク」」から、文字通りのパラメータのネタ個体が再生可能。
ライフ08/ちから01/かしこさ22/命中9/回避XX=20/丈夫さ06と、禁断の呪文の数字で統一されている。
元々の適性は優秀なので特殊レギュレーション向け。

「4」でも健在であり、純血に次いで火属性に強い。初期から「火の知識」を持つ為即戦力として期待が持てるが、4のジョーカー派生の宿命で寿命が他のドラゴンに輪をかけて短い。
ただし晩成型で適性もいいので頑張ればフルモンも目指せる。
Sランク大会に「デスオーガ」名義でエントリーしており、賢さ700超えと同ランク内でも屈指の強敵。
シングル戦で頻繁に戦う事になるのも厄介さに拍車を掛ける。
ノラモンとしては裏表のプロミアス遺跡に出現する。


【レア種】


  • アポカリプス
初代におけるレア種。
別名タイガードラゴンとも呼ばれる、黒い縞模様混じりの黄色い体毛に覆われた変種のドラゴン。
超古代においてスエゾーの遺伝子が混ざった結果、こうなったのではとモンスターファームマニアには書かれている。
首都リューンよりも、西方のアルタビスタで絶大な人気を誇るという、分かる人にはわかる設定が図鑑に書かれている。

THE 虎舞竜「ロード/祈り」から再生可能。
基本、円盤石再生が不可能なドラゴン種としては、純血種と同様にダイレクトに入手可能なドラゴンという意味でも、結構レアだったりする。
移植版では電気グルーヴの「DRAGON」、クレイジーケンバンドの「タイガー&ドラゴン」、そして「ドラゴンクエストX いばらの巫女と滅びの神 オンライン」等から再生が可能。

そして移植版の追加モンスターの一種として、白い体毛に覆われた別名ホワイトタイガードラゴンと呼ばれる別種も登場している。
白色だけにアンコールの「ホワイト・ドラゴン」に加え、「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」という大物タイトルから再生が可能。

  • ムー
2におけるレア種。
人間以上の知能を持つとされる、白と紫の体毛を持つ非常に凶暴且つ邪悪なドラゴン。
しかし存在こそ語り継がれてはいるが、伝説上でも僅かしか登場しておらず、非常に謎の多い種でもあるとのこと。
使い道のない冒険発掘アイテムである「神々の石板」やら、
非常に高ステータスのコイツのノラモンデータが発見されているやらと、
想像が膨らむ没データが満載であり、そういう意味でも謎めいた存在。
名前繋がりでMuuの「デジタルミュージックパワー」から再生可能。
そして、ムーが大きな存在感を示すのは何といってもアニメ版であり、メディアミックス色も強いモンスターといえる。

…とまあ、色々と大層な設定が数多い種でありながら、悲しいことにコイツもバグの被害者。
何と再生されたコイツの適性は純種のビークロンと同一という何とも反応に困るものとなっており、
それでいて寿命やヨイワル度は劣悪なままという、客観的に考えてもクセが非常に強いものになってしまっている。
再生限定のレア種という弊害からスカイアタックも習得不可能であり、
コイツを一流に育て上げるには他種族以上の深い愛が必要となっている。

そして上述の白アポカリプスや、シロ・エクスプレス・スケルトン等と同様に、ムーも初代移植版の追加モンスターの一種として電撃参戦。
初代のデザインを踏襲したムーという、別の意味でもレアな存在となっている他、
何と再生した時点で全ての技を習得済みという、
2における鬱憤を晴らすかの如くなとてつもないポテンシャルを秘めていたりもする。

…のだが、適性は純血種と同一のため、防御面に難があったり、
設定を反映してかまじめさがラグナロックス以下の『1』と非常に不真面目で仕事や修行の失敗が目立ったりと、育てにくい面も多めなため注意が必要。

再生可能な円盤石は、MF2のそれと同様。


2の移植版では全技修得という要素こそなかったものの、
本来の適性である「ライフC/ちからA/かしこさA/命中A/回避E/丈夫さC」という、純血種を攻撃方面に更に尖らせたような適性で再生可能になった。
「デジタルミュージックパワー」以外にも、ヘビー・ロードの「邪悪の化身」、ジョン・ウィリアム氏作曲の「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」等、ダークなチョイスから再生可能に。
また、アニメ版の設定をしっかり拾ったダニエル・ロ・プレスティの「私のお父さん」や「魔王/シューベルト名歌曲集」等から長寿個体も確認されており、フルモン戦向けもきちんとカバー。
激ワルなのに変わりは無いが初期ヨイワル値が-75と微妙に低くなっているため、スカイアタックの修得も可能なのがありがたいところ。

また、アイアン・メイデンの「魔力の刻印」から再生できる個体はパラメータがALL6かつヨイワル値も-66という、本気持ちの個体が再生される。
一見ネタじみているが、寿命が475週と非常に長く、成長タイプもピークが長い晩成、適性も「ライフC/ちからB/かしこさA/命中B/回避C/丈夫さC」に向上しているため、
パラドクシンや新バナナ育成*3の使い方次第では一世代でのフルモンも狙える逸材となる。

  • マグマハート
2におけるレアノラモン。
カウレア火山に生息している出自不明の変種であり、その名の通り心臓部分がマグマ溜まりのようになっている。
2マニアによればその火炎攻撃は鉄をも溶かすといわれるが、高いパラメータを見ると誇張ではないかもしれない。
爪や牙の部分も炎のように熱そうな色に染まり、体表は火山岩の色をしたジハードのような岩肌になっていて、
まるでドラゴンの姿をした火山の化身のようである。
モンスターカード曰く、自らのテリトリーをおかすものには容赦なく攻撃を仕掛けているという。

一応Aランクに設定されているが明らかにランク詐欺のパラメータの持ち主で、
能力の合計値は同カウレア火山のSランクモンスター「フェニックス」すら凌ぎ、全ノラモン中2位(1位のビッグハンドも僅差)。
4大大会に混じっていても全く遜色のない強さを持ちとてもAランクのモンスターとは言えず、
カウレア火山の解禁条件であるBランクに上がりたてのモンスターではまず太刀打ちできる相手ではない。

かつてはCPU専用だったが、移植版の目玉要素として、モンスターカードを得れれば再生可能に。
当然のことながら、ドラゴン種の再生が解禁されていないと、遭遇してても無理なので注意。
基本の適性は「ライフB/命中B/丈夫さC/回避D」で更に巨石よけが得意と、ノラモン勢の中でもハイスペックでフルモン育成が狙いやすく、
稲葉浩志の「マグマ」、モンク(メレディス)の「ボルケイノ・ソングス(火山の歌)」、THE MEの「DRAGON HEART」等からは、
超クローアタックを目印とする「ちからA/かしこさB」のちから型の個体が再生でき、
火山といえば、テクモの「ほっかほか銭湯」や、a・chi-a・chiの「STEP/魔神英雄伝ワタル2夏休み増刊号」からは、
超ウィングブレスを目印とする「かしこさA/ちからB」のかしこさ型の個体が再生できる。

復帰勢には新鮮さを、ルーキーには素晴らしい感触を提供するドラゴンであり、きちんと方針を定めておけばどちらの型も採用できるモンスターである。

なんか明らかに場違いな漢字の名前来ましたけど。
LINE版におけるコードギアス 反逆のルルーシュとのコラボ種族で、彼方に登場する人型機動兵器KMFの1機がモンスター扱いで登場したもの。
紅蓮弐式はフレンド再生で入手可能な☆2モンスター、紅蓮可翔式は期間限定ガチャでのみ入手可能な☆3モンスターという扱いになっている。
紅蓮可翔式はツワモン覚醒すると紅蓮聖天八極式の姿になる。
コラボ種族ではあるが、既存技「ダークブレス」「空中落とし」を技登録可能なのが特徴。紅蓮はドラゴンだったのか。

【大会に登場するドラゴン】

ドラゴンは、特に強力な隠しモンスターというポジションである。
そのためドラゴン種解放のために、必ず戦う必要があることをはじめとし、
同ランクの中でも頭一つ抜けた高い能力を持った強敵として設定されていることが殆ど。

【初代編】

  • マッカム
初代においてドラゴン入手のための最初の壁として立ちはだかる純血種。
グレードBの大会、春のチャレンジ杯に登場。
同ランクのモンスターたちが、特化した能力でも数値400台が精々な中、
600台というSランクモンスターに匹敵する高い命中と、400台という高いちからも併せ持つ強敵。
他の能力もやはりBランクのモンスターとしては高めに纏まっている。
強いて言うならちから技は低威力のものが大半のため、見かけ以上の破壊力は感じにくいことだろうか。
とにかく開幕が怖いが何とか接近して、頭つき等を耐えつつ、できればライフの低さを突いてKOしてしまおう。
同時出場しているクワンム(ワーム)あたりに負けることもあるので、棄権して躱して優勝決定戦で乗り切るという手もある。

  • メギラス
ドラゴン入手最後の壁となる、グレードAの特別招待試合の相手。
種族は初代ではぶっちぎり最低のまじめ度でも有名な暗黒の使い、ラグナロックス。
全体的な能力はマッカムとどっこいで、ちからに関しては若干低下(それでも385)しているが、
唯一異なるのがかしこさが一気に数値500台と大幅に上昇していることだろう。
当然のことながらブレス・ジャンプブレスを高い命中で撃ってくるので、遠距離戦はリスクが大きい。
接近戦でもマッカムと違い高威力のちから技であるふみつけを使うため、遠近双方で油断ならない難敵となっている。
直接試合をしない、という手は使えないので、低めのライフ・回避や重いガッツ回復に狙いをつけて戦うしかない。

  • レドンド
初代の四大大会の一つ、「グレート・モンスターズ」のボスとして登場するジハード。
初代においてトップの破壊力を持つと言っても過言ではない破壊神。
初代の敵モンスターの中で、唯一ちからもかしこさも600を超えており、
そこから放たれるジャンプブレスや空中おとしといった高威力の技で対戦相手を苦しめる。
ただ、メギラスと違いふみつけは未修得で、コンビネーションなども覚えていない。
上記二つの技の射程から外れた近距離戦を臨めば、比較的安全に戦えるので、チャンスメイクできる。

2の二大大陸対抗戦では何故かグレードAで参戦する。もっとも、その実力はIMaのSランクの面々にも引けを取らないだろう。
移植前は高いちからと丈夫さというジハードらしい数値で、重い小技を多用する。
移植版だと高いちからとかしこさというレドンドらしい能力値に戻り、かしこさ小技も痛くなった。半端に距離を離すべきではないかも。

なんと移植版MF2では、レドンドがモデルと思しきジハードがプリンス・トーマス「プリンシペ・デル・ノルテ」から再生可能。ワルモンだが足が速い。
その由来はサッカー選手フェルナルド・レドンドの愛称「エル・プリンシペ」という、探し出すのにマニアックな知識を要求するものだった。

【MF2編】

  • ラギラス
初代と同じでドラゴン入手のために必須の戦いとなる、グレードBインビテーションマッチに登場する純血種。
FIMBA側がIMAの優秀なブリーダーを対象に、ドラゴンの育成方法を伝授するに相応しいか見極めるために用意した相手とのこと。
名前や設定的に、前作のメギラスと何か関係性がありそうだが詳しいところは不明。
敵モンスターの全体的な能力値が大幅に上昇している2においても、やはり頭一つ抜けたステータスを持ち、
500越えの命中、かしこさを筆頭にその他能力もBランクのモンスターとしては高水準。技も豊富に取り揃えている。
要求されるブリーダーランクの差か、Aランクのレオ(デュラハン)よりも実力者。グレードBどころかグレードAで余裕で勝てる腕前やモンスターの強さが試される。

なお、このモンスターに限った事ではないが、2におけるFIMBAモンは善悪度や移動速度、ガッツ回復速度が色々おかしい。
このラギラスは内部データでは善悪度が+25(ヨイ)であり、前作ではドラゴンは真面目だった事が関連しているのかも知れない。
ちなみに移植版だと「底力」を出すようになったので、できれば一気にトドメを刺したいが、難しい…。

移植版では、「スーパーロボット大戦外伝・魔装機神 サウンドストーム」から、ラギラスを意識した特別な個体が再生可能。ウィングコンボ持ちのヨイモン。
同作の舞台となる地底世界「ラ・ギアス」と「ラギラス」をかけたという、かなりの変化球。こんなマニアック路線だが、相方のレオのほうが発見は遅かった。
なんとなく「スカイアタック」を覚えて「アカシックバスター」と呼びたくなりそうだが、あくまでわかる人だけの内輪ネタにした方が良いだろう。

  • シヴァ
グレードAの純血種。深紅の超龍。
招待試合や飛び級での四大大会といった特別な要素を抜きにすれば、はじめて顔見せするドラゴン。
初めてドラゴンを目撃した、誕生させたブリーダーはコイツの能力に憧れた人も多そう。
名前の由来は恐らくヒンドゥー教における最強の破壊神・シヴァ
同ランクにおける、ちから特化のゴートレック(グジラ)と、かしこさ特化のキティー(ファー)と同等の攻撃能力を持つ。
数値だけ見れば前作のレドンド並で、そこから繰り出す遠距離からの「空中コンボ」による事故死が脅威。
ただ、攻撃特化のために命中やその他防御能力についてはラギラス以下と、隙も多い。
開幕空中コンボは冷や汗モノだが、これをしのげれば搦め手でも手数でも一発でも、好きなやり方で仕留められる。

  • ゼーランディア
グレードSの四大大会に出場するディアボロス。地獄大使。
800越えのかしこさを筆頭に、ちからと命中も600越えとやはり攻撃能力に秀でたボーンドラゴン。
修得技にもインフェルノやドラゴンラッシュがあるため、下手にこれらが当たろうものならヤワなモンスターでは一撃死の危険性もありうる。
シヴァと同様に同ランクのモンスターの中ではやはり防御能力に難があるため、そこを突いていきたいところ。
四大大会の頁にもあるように、超ウイングブレスが無いのが救い。きっとカーマイン先生にその辺は譲ったのだと考えておこう…。

移植版では、SIRIUSの「オラニエ」から、ゼーランディアを意識した特別な個体が再生可能。いきなり「インフェルノ」を吐け、根性で起き上がれるという再現度。
その由来は「ゼーランディア城の旧称がオラニエ城」であることから。ドラゴンの特殊個体の発見難易度は、やはり一味違っていた。

【各世代の対戦におけるドラゴン】

  • 2
この世代では文句無しの強種族かつ、フル戦における屈指の入門モンスターだったりする。
重量級の性質上「後半に技を仕掛けていく」と戦術の方針が分かりやすく、各技の性能自体も高いため
  • 全モンスター最強の「しっぽ」
  • 命中率も良い「ウイングアタック」でのハメ
  • 「ウイングコンボ→超ウイングブレス→スカイアタック」のコンボ
  • トータルで優れた「スカイアタック」でのハメ
  • 逆転用の「ふみつけ」、「ドラゴンラッシュ」
この辺りを抑えておけば初心者でもそれなりに戦えてしまうポテンシャルを持つ。
それ故戦術が読まれやすいとも言えるが、そもそも戦術自体が「補正を乗せて高性能な技で一気に畳み掛ける」という王道なものであるため、読まれたところで対策自体がそれ程ないというのが現状である。
序盤にガッツダウン技を必死で当てに行くくらいだが、それもドラゴンのガッツが溜まって補正が乗ってしまうと当てること自体が難しくなる。

大まかな流れとしては序盤は「しっぽ」で牽制、終盤に「ウイングアタック」による連打ハメか「ウイングコンボ」始動の連携を相手によって使い分けていく。
「連続噛みつき」も相手を後ろに飛ばす事を覚えておくとより盤石。

同じく強キャラであるメタルナーに比べると操作性が易しく、どの距離からでも安定してライフを削っていけるのが持ち味。

特に平均的な移動速度と中量級のガッツ回復速度を持つアテナ、ギドラス、クレバスは弱点らしい弱点が見当たらず、自分より重い種族すら高性能な技の数々で押し切ってしまえる強さがある。
重いドラゴンも弱点と言えば序盤のガッツダウン技くらいで、ツボにハマった時の爆発力は当然中量級ドラゴンを上回る。

フル育成自体も前述の通り一見難しく思えるものの、適性の悪い種族が一つとして存在しないため、性格さえ矯正できればバナナ育成でのストレスは他種族に比べて格段に低い。
技の使い込みも必須技だけをピックアップすれば数種類でいいので、合体で能力を底上げしてやれば通常育成でのフルも存外簡単だったりする。
バナナ育成がなくなった移植版でも、適性の優秀さのお陰で、少ない世代で無事に完成させることが可能だろう。

円盤石のかけらで安売りこそされているものの、憤怒がデフォルトで付いているのも地味にありがたい。
ガチのフル戦をするならお気に入りの一体は是非持っておきたいモンスターである。

  • 4
最高クラスの火属性を持ち、優秀なデフォルト火属性の賢さ技を覚えるため、戦闘能力は高い。
特に4はほぼ低燃費のちから技に属性を乗せた近距離での殴り合いになるため、特徴の「マッチョ*4」がほぼ必修となっており、その環境において賢さ技を得意とするドラゴンが刺さるのは間違いない。

ただ欠点として、あまり強くない「ドラゴンテイル」以外の技の属性カスタムが出来ないためサブウェポンに乏しい*5…というかほぼ火を吹く以外にやれることがなく、火属性を徹底して対策している相手には相性が悪い事もある。
そしてやはりガッツ回復速度はダントツに遅い。

【アニメでのドラゴン一族】

2におけるレア種のムーが、ゲーム版の発売に先駆けて…というか、メディアミックスの一環として、敵勢力のワルモン軍団のボスという立場で登場している。
CVは小杉十郎太氏が担当。
肉体から離れた邪悪な魂が人間に乗り移った仮の姿を持っているというオリジナル設定があり、真の姿は当初謎に包まれていた。
まさに「魔王」という立ち位置もあって、悪役らしい冷酷で残忍な性格。
かつては最終的に憎しみの力で暴走して自分の軍の本隊すらも壊滅させてしまうが、ヒノトリによって封印されたが…。

他には「ハヤブサ」という名義で、ノラモンの盗賊団を率い、部下共々ゲンキ達に力を貸してくれた純血種のドラゴン(CV.若本規夫)、
チョイ役としてはゲンキ達一行が迷い込んでしまった、古代の科学都市の統括者のテクノドラゴン(CV.伊藤栄次)、
ワルモン四天王の1人、ナーガの配下のジハードがいたりもする。

【余談】

初代の隠しモンスターとの試合(チャレンジ杯・特別招待試合など)で、ホリィがまともな分析やコメントをしてくれる唯一の隠し種族である。

ニャーのエザルド:「ニャーニャー人形」みたいだよ。いったい、どんな攻撃をしてくるのかなぁ?
ラウーのソンム:どうしようもない、なまけもののモンスター、ラウーかなぁ?うわさには、きいていたけど本当にいたんだね
ヘンガーのゴーラ:登場するときにすごい変形をするっていうから、楽しみだよ
マジンのソロリノ:人間に似ているけど「マジン」っていうモンスターなんだって(ピクシーェ…)

ドラゴンのマッカム:マッカムの破壊力はすごいってきくから、KOだけは気を付けてね
ラグナロックスのメギラス:「暗黒のつかい」とも よばれる、ラグナロックスよ!!(中略) とにかく気をつけて戦ってね…

ちなみにそのラグナロックス(×モノリス)、PS2版のラスボスでもあり、アドバンス2ではsub???扱いだが結局入手するにはモノリスが必要である。
しかもPS2版(実質mf3)のラグナロックスはラスボスということもあってか再生可能CDが存在せず(無論再生可能CDの自作も不可能)、当初はプレイヤーは入手不可能なNPCモンスターとなっていた。
その後公式イベントである『モンスター甲子園』にて配布されたものの、配布対象がイベントの優勝者のみである上に再生CDの配布ではなくデータのみの配布となっていた為、現在では極めて入手が困難なレアモンの中でも希少な種族となっている。
敵として現れた場合ラスボスらしく糞強いのに、プレイヤーが使うと確かに能力の適正は全種族中最高だがその分全種族一寿命が短いせいで大した性能じゃないが。



追記・修正はスティンガーとティラノパープルをドラゴンの牙を隠し味に合体させてからおねがいします。

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最終更新:2023年12月06日 01:23

*1 尤も、その適性の良さからバナナ育成に向いている種族ではある。しかし移植版ではこのルートは使えなくなった。

*2 「エル」はヘブライ語で「神」

*3 従来の油草育成で2週目にソンナ・バナナを使い、ストレス低下+忠誠値上昇効果を引く。これで夏美草よりストレスが下がるので、その分を重トレに費やす。オイリー・オイルによるストレス軽減が得られない種族の育成に用いられつつある。

*4 ちから技のダメージを軽減するが、賢さ技のダメージは増加する

*5 無属性技では威力がAあろうと大してダメージが出ない