ヘヴィ・デス・メタル(デュエル・マスターズ)

登録日:2010/08/04 Wed 15:27:52
更新日:2024/04/15 Mon 15:44:07
所要時間:約 18 分で読めます


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12の王 DM G・リンク T・ブレイカー W・ブレイカー アーマード アーマード・ドラゴン ゴッド ゴッド・リンク ザキラ スピードアタッカー スーパーデッキ デスフェニ デュエル・マスターズ トライ・G・リンク トライ・ゴッド・リンク ドラゴン ドラゴン・ゾンビ ドラゴ大王被害者の会 ヘヴィ・デス・メタル ワールド・ブレイカー 三体神 世紀末 世紀末ヘヴィ・デス・メタル 多色 多色クリーチャー 暗黒破壊神デス・フェニックス 殿堂解除 火文明 火文明のクリーチャー 火文明のドラゴン 破壊王 破壊神デス 破壊神デスペラード 背景ストーリーのラスボス(プレイス) 超獣王来烈伝 闇文明 闇文明のクリーチャー 闇文明のドラゴン 龍神ヘヴィ 龍神メタル 龍魂珠被害者の会



その翼は絶対的な破壊の象徴。

その光は滅亡の閃光。




最強最悪の神、ここに在り。
*1


ヘヴィ・デス・メタルとは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
史上初の3体合体「トライ・G・リンク」で構成されたゴッドであり、DMC-40「スーパーデッキ ゼロ ヘヴィ・デス・メタル」に収録された。

カード名の由来は「ヘヴィメタル」及び「デスメタル」という音楽ジャンルであろう。
なお、音楽ジャンルにおいて「ヘヴィデスメタル」と呼ばれる事はない。


【解説】

漫画「デュエルマスターズFE」のラストを飾るクリーチャーの一つにして、ザキラの代表的クリーチャーでもある。
暗黒王デス・フェニックス》、《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》などの他のザキラの切り札に負けず劣らず、圧倒的な破壊力を持っている。
以下の三体で構成される。

龍神ヘヴィ/龍神メタル


黒翼が逃げ惑う敵の息の根を止める。

龍神ヘヴィ P 闇文明 (5)
クリーチャー:ゴッド/ドラゴン・ゾンビ 5000+
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャー1体を破壊してもよい。そうした時、カードを1枚引き相手は自分自身のクリーチャー1体を破壊する。
■G・リンク《破壊神デス》または《龍神メタル》の左横
■このクリーチャーがリンクしている時、相手クリーチャーは可能であればこのクリーチャーを攻撃する。


爆炎が対峙する敵の退路を断つ。

龍神メタル P 火文明 (7)
クリーチャー:ゴッド/アーマード・ドラゴン 7000+
■W・ブレイカー
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクロスギア1枚か、相手のマナゾーンにあるカードを1枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。
■G・リンク《龍神ヘヴィ》または《破壊神デス》の右横
■このクリーチャーは、リンクしている時「T・ブレイカー」を得る。
■このクリーチャー、《龍神ヘヴィ》、《破壊神デス》の3体がリンクしていて《破壊神デス》がバトルゾーンを離れた時、このクリーチャーを《龍神ヘヴィ》とリンクしてもよい。

まず目につくのがヘヴィ、メタルの汎用性の高さ。

《龍神ヘヴィ》は5マナ5000にして痛み分け除去能力持ち 。しかも自身をコストに出来る為、このカードを使いきりの除去としても使える 。
難点は相手のクリーチャーは相手が選ぶことだが、逆にアンタッチャブルクリーチャーも除去できる。とも言える。

《龍神メタル》は7コスト7000のW・ブレイカー。更にマナかクロスギアを1つ破壊する効果を持つ。
一見地味な効果だが、マナは基本的に必ず存在し、クロスギアについても除去カードが少なく使い勝手のいいモノがない。
そのどちらかを破壊しつつ、パワー7000W・ブレイカー持ちクリーチャーが残るのだから、十分過ぎる強さである。

破壊神デス


我は破壊と絶望の権化なり

破壊神デス P 文明 (10)
クリーチャー:ゴッド 11000+
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■トライ・G・リンク《龍神ヘヴィ》の右横または《龍神メタル》の左横、またはその間
■このクリーチャーは、《龍神ヘヴィ》と《龍神メタル》の2体とリンクした時、相手のゴッド以外のクリーチャーをすべて破壊する。
■このクリーチャーは、《龍神ヘヴィ》と《龍神メタル》の2体とリンクしている時「ワールド・ブレイカー」を得、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)

《破壊神デス》はそのままではパワー11000のスピードアタッカーのW・ブレイカーだが、ゴッドリンクした時の効果が極悪なので仕方ないとも言える。
スピードアタッカーを持つ唯一のゴッドであるが、ゴッドはゴッドリンクすると召喚酔いが無くなるので、基本的に意味がない。
しかしそれを利用し、ゴッド踏み倒し能力を持つ神王デッキに入れて単独雇用されることもある。

トライ・G・リンク時:通称ヘヴィ・デス・メタル

そんな単体でも強いこの神々だが、その真の強さはゴッドリンク効果にある。


絶対的な破壊!圧倒的な力!

これこそが神たる証!!!


神の力をその目に焼き付けよ!!!!

龍神ヘヴィ/破壊神デス/龍神メタル 文明 (5+10+7)
クリーチャー:ゴッド/ドラゴン・ゾンビ/アーマード・ドラゴン 23000
■ワールド・ブレイカー
■スピードアタッカー ■T・ブレイカー ■W・ブレイカー
■相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
■相手のクリーチャーは可能であればこのクリーチャーを攻撃する。
■《破壊神デス》がバトルゾーンを離れた時、《龍神ヘヴィ》と《龍神メタル》をリンクしてもよい。

まず《破壊神デス》の効果によりこのクリーチャーが登場すると、相手のゴッド以外のクリーチャーを全て破壊する
また《龍神ヘヴィ》がゴッドリンクした場合、このカードへの強制攻撃効果を持つ。この効果は非常に強力で、自身のパワーより低いクリーチャーを皆殺しにできる。

更にワールド・ブレイカー(全てのシールドをブレイクする)効果に加え、アンタッチャブル効果を持つ。
若干オーバーキル感はあるが、ワールド・ブレイカーと除去能力が非常に噛み合う為、ネタではない。
おまけに破壊された時、ゴッド特有効果でリンククリーチャー1体を身代わりにしバトルゾーンに留まることができる。
さらにこのクリーチャーの場合、《破壊神デス》を破壊することで《龍神ヘヴィ》と《龍神メタル》がリンクしなおすことができる。

加えて《龍神ヘヴィ》はドラゴン・ゾンビ、《龍神メタル》はアーマード・ドラゴンを兼ね備えているので、サポートカードが非常に豊富である。
《破壊神デス》はゴッド種族のみだが、専用サポートの【ゴッド・ルピア】が存在する。

2神リンク時:通称ヘヴィ・メタル

また、デスが非常に重い為、デスを抜いたデッキ(通称ヘヴィ・メタル)も存在する。


その魔眼は、敵対する者の狂気を呼び覚ます。

向かう先は、破滅のみ。

龍神ヘヴィ龍神メタル 文明 (5+7)
クリーチャー:ゴッド/ドラゴン・ゾンビ/アーマード・ドラゴン 12000
■T・ブレイカー
■W・ブレイカー
■相手のクリーチャーは可能であればこのクリーチャーを攻撃する。
■《破壊神デス》とリンクしてもよい。

《龍神ヘヴィ》と《龍神メタル》の出た時効果によりアドバンテージをとりながら、このクリーチャーへリンクする使用となる。
緑抜きデッキや重いカードを使わないコントロールに多く、こちらの場合、ヘヴィやメタルはあくまでもフィニッシャーの一つであったりする場合が多い。
メタルのランデス能力とヘヴィの除去能力が強いためよく大会等で見かける。大会に出る際は常に警戒したい。


【入手のお手軽さ】

上記の通り、非常に強力なカードであり、さらにザキラがメインフィニッシャーとして使用したこともあり、子供から大人、初心者から上級者まで様々なプレイヤーに愛され使われているカードである。

更にすごいところは、この超強力な3種のカード達はなんと

「DMC-40 スーパーデッキ ゼロ ヘヴィ・デス・メタル」の看板カードなのである。

スーパーデッキとは他のTCGでいう構築済みデッキのこと。
つまり、見ての通り超強力なこのカード達は、構築済みデッキを一個買うだけで全部手に入ってしまったのである。
次シリーズの「アルカディアス・ナイツ」「マッド・ロック・チェスター」といい、ザキラ様のサービス精神は世界一である。
ただしこれらのデッキは現在は生産されておらず、新品のデッキを入手することは難しい。

その後構築デッキが絶版になり、一時期高騰するが、その後DM-29の+1Dream、レジェンドクロニクル、コロコロレジェンド7と様々なパックに収録され、現在では比較的入手が簡単である。


【関連カード】

世紀末ヘヴィ・デス・メタル SR 闇/火文明 (13)
クリーチャー:クリエイター/ハンター 39000
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、召喚せずに出していれば、自分の山札に加えてシャッフルする。
■スピードアタッカー
■ワールド・ブレイカー

いろいろと変わったが、効果はとても奇襲性が高く、出した瞬間に他に1体でもクリーチャーがいればゲームエンドまで持って行ける可能性がある。
パワーも本家よりかなり高く、当時としては全クリーチャー最高の39000という値を叩き出している。
現在?トップどころか10位以内にすら入りませんが?

ただし、召喚以外の一切のコスト踏み倒しができないという、非常に大きなデメリットも持つ。
痛い欠点ではあるが、召喚であれば良いので、《超神星ビッグバン・アナスタシス》や《星龍マーシャル》など、召喚に含まれるコスト踏み倒しなら可能。
また、墓地進化からの退化で場に出した場合もデメリットを踏み倒せる。退化のルール変更で強力なライバルが増えたものの、ほぼ専用サポートの《滅亡の光》があるため差別化は可能。


怠惰の悪魔龍 コシガヘヴィ C 闇文明 (5)
クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン 5000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、カードを1枚引く。
スレイヤー

当時殿堂入りしていたヘヴィ単体をリメイクしたカード。
なのだが、cipによる効果から相手クリーチャーの選ばせ除去が無くなっているなど酷く弱体化している。
スレイヤーがその代替という事なのだろうが…。
差別点は原点にも無かったデーモン・コマンド・ドラゴン持ちである事くらいか。


破壊神デスペラード P 闇/火文明 (8)
クリーチャー:ゴッド 5000+
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■トライ・G・リンク:《龍神ヘヴィ》の右横または《龍神メタル》の左横。
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーをすべて破壊する。
■このクリーチャーは、このカードにリンクしているカード1枚につき、シールドをさらにひとつ追加でブレイクする。

DMX-21「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」で登場した新しい破壊神デス。
ヘヴィ・デス・メタルの新たな核となる、破壊神デスのもう一つの姿。

デスが持っていた、ゴッドを除いた全体除去・ワールドブレイカー・アンタッチャブル化・スピードアタッカーなどの強烈な効果が消滅。
その代わりに、自身のパワー以下のクリーチャーをすべて消し去る火力アタックトリガーと、リンク時の追加ブレイク能力を取得。
パワーも従来のデスの半分以下と貧弱になったが、コストはその分軽くはなった。
また、殿堂入りのヘヴィへの配慮のためか、三体リンクしなくても能力を生かせるような設計になっている点は強み。

本家が有していた圧倒的な場の制圧力は低くなってしまってはいる。
だが、殿堂入りのヘヴィがいなくてもかつてのヘヴィ・デス・メタルと似たようなことが出来るようになっているのは面白い。
本家ほどのロマンや強さは失っているが、安定性などの面では向上したと言えるカードだろう。

……でも正直な話、殿堂入りのヘヴィの名前を宿したリメイクカードの方が欲しかったという声も多い。

かと思いきや2016年2月1日の実施で龍神ヘヴィの殿堂入りが解除された。完全復活に多くのファンが喜んだ。


ゴッド・オブ・ゼット P 文明 (8)
呪文
名前に《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》または《破壊神デス》を持つクリーチャーを2体まで、自分の手札からバトルゾーンに出す。

ヘヴィ・デス・メタルの専用サポート。
同様にゴッドを踏み倒す《ゴッド・サーガ》からは5マナ軽くなったものの、手札からのみという点が痛い。
とはいえ出してしまえば召喚酔いを解除して攻撃しに行けるので、ロマンとして入れてみてもいいだろう。


そして時は流れ2021年、デュエマ20周年の節目を迎えたこの年、ヘヴィ・デス・メタルの新規カードが次々と登場した。

破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS P /文明 (13)
クリーチャー:ゴッド/フェニックス 39000
■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■スピードアタッカー
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーが召喚以外の方法で出た時、山札に加えてシャッフルする。

DMSP-02「超獣王来烈伝にて、リメイクカードとして選出されたヘヴィ・デス・メタルの姿。
世紀末ヘヴィ・デス・メタルにG・ストライクという新規能力を追加したほぼ完全上位互換である。地味に2体目の非進化フェニックス。
ちなみに龍神(しん)なので、龍神(じん)ヘヴィのサポート、具体的には《ゴッド・オブ・ゼット》で出すことはできない。

運用法もそちらと一緒で墓地退化の核として使うことになる…と言いたいところだが、王来篇開始と共に退化のルールが変更され、退化によってHDMより強力なクリーチャーを残せるようになったため、わざわざこれを核にする意義が薄くなってしまった。
さらにクリエイターサポートの《滅亡の光》が登場したことにより、それ目的で世紀末の方が使われる事態も起こってしまっているのが残念なところ。


連結 バラデスメタル SR //文明 (13)
クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド・ドラゴン/ゴッド 24000
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、相手のクリーチャーをすべてタップする。次の相手のターンのはじめに、それらのクリーチャーはアンタップしない。

DMRP-17 「王来篇 第1弾 王星伝説超動」で登場した、青き薔薇を模った正義(justice in the shape of a blue rose)聖霊龍王 バラディオス》と連結させられて生まれたディスペクター。ヘヴィの代わりにバラディオスがリンクしているという、ヘヴィ殿堂入り時代を皮肉ったかのようなデザインが特徴。

強力な全体フリーズ能力を得た代わりにSAを失い、効果がディスペクター特有のEXライフが関わっている関係で、従来のように墓地退化で出すうま味が皆無なクセしてコストはバカ高く、活躍の場を得るのは難しい。


ゲンムエンペラー <ヘヴィ.Star> VR 闇/火文明 (13)
スター進化クリーチャー:∞ドラゴン/ゴッド/レクスターズ 39000
G・ゼロ:バトルゾーンにリンクしているゴッドがあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
スター進化:レクスターズ、闇のクリーチャーまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)

「破壊王」としてゲンムエンペラーへと継承されたレクスターズ
殿堂時代を皮肉ったようなネーミングのバラデスメタルとは対照的に、こちらはヘヴィの名のみの継承している。

これまで高打点・高パワーを有しながら同時にコストもバカ高く、召還難易度に悩まされてきたHDMの派生カード群だったが、ついにG・ゼロが付き自前での踏み倒しが可能に。
効果も「場にリンクしたゴッドがいる事」と緩いため、神帝起源神、下述の暗黒破壊神などのG・リンクが発生しやすいデッキでは活躍の機会も多いだろう。


暗黒破壊神デス・フェニックス P /文明 (4)
進化クリーチャー:ゴッド/フェニックス 9000+
■墓地進化V:闇または火のクリーチャーを2体墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつ出す。
■パワード・ブレイカー
■トライ・G・リンク:《龍神ヘヴィ》の右横または《龍神メタル》の左横、またはその間(バトルゾーンに自分の指定ゴッドがあれば、このカードをリンクしてもよい)
■メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下に重ねたカードを1枚、墓地に置いてもよい。そうしたら、《龍神ヘヴィ》または《龍神メタル》を1体自分の墓地から出す。

ザキラ様の過去の切り札である《暗黒王デス・フェニックス》が新たなる破壊神デスとなって帰ってきた。
コストは破壊神デスとしては最軽量となる4。墓地に進化元さえあれば即座に場にだせる。
さらにメテオバーンによってヘヴィかメタルを蘇生できるので、弱点であった「G・リンクまでのタイムラグ」が解消されている。

ただしそれ以外の効果は無く、トライ・G・リンクを達成しても得られる恩恵はデスやデスペラードに比べて少ない。
このカードの真価は、ヘヴィとメタルの効果である「選ばせ除去+ドロー&攻撃強制」または「ランデスorクロスギア破壊(今日日使いどころはないだろうが)を早期に発揮し、相手の行動を阻害しつつ殴ることにあると言っていい。
ヘヴィとリンクすればパワー14000の攻撃強制クリーチャーとなって立ちはだかる。インフレが進んだとはいえこの効果はやはり強力なもので、《ドギラゴン閃》や《ドルファディロム》、《ガイアール・ブランド》といったメジャーなフィニッシャーを纏めて討ち取る事が可能。

また、種族にゴッドを持っているので《神の裏技ゴッド・ウォール》のG・ゼロにも対応。このコンボが決まると《デス・フェニックス》は次の自分のターンの始めまで場を離れなくなるので、防御力が飛躍的に跳ね上がる。ヘヴィとリンクした時に放つこのコンボは凶悪そのものであり、ザガーン様のように一方的に勝つことが可能となる。
フィニッシュ時にももちろん役立つのでデッキを組む際は一考の余地がある。

一度リンクに成功すれば圧倒的な制圧力でゲームを一気にこちら側に引き込める、まさに破壊神の名に相応しいカードとして蘇った。

このカードが収録されたDMEX-16 「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」は内容固定パックで、これが入っているパックにはヘヴィとメタルも一緒に入っているため、パックさえ当たれば一通り揃うようになっている。地味に初となる新枠での再録。


極限龍神ヘヴィ VR 文明 (4)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァOMG/ドラゴン・ゾンビ 5000+
■このクリーチャーが出た時、自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうしたら、カードを1枚引き、その後、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。
■G・リンクOMG:《龍神メタル》、《破壊神デス》、「中央G・リンク」または「右G・リンク」を持つゴッドの左横(このクリーチャーが出る時、自分の指定ゴッドの左側にリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕を持つ1体のクリーチャーとなる。離れる時は、その中の1枚を選ぶ)
■このクリーチャーがリンクしている時、相手のクリーチャーはこのクリーチャーを可能なら毎ターン攻撃する。

極限龍神メタル R 文明 (6)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァOMG/アーマード・ドラゴン 7000+
■パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、相手のマナゾーンからカードを1枚と、バトルゾーンにある相手の、クリーチャーではないカードを1枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。
■右G・リンクOMG:《龍神ヘヴィ》、《破壊神デス》、「中央G・リンク」または「左G・リンク」を持つゴッドの右横(このクリーチャーが出る時、自分の指定ゴッドの右側にリンクしてもよい)

DMEX-17 「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAXマックス」で登場した暗黒破壊神の両翼たる《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》のリメイク。
勿論、ルビを含めて《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》の名を持つので暗黒破壊神のメテオバーンや《ゴッド・オブ・ゼット》にも対応している。

《極限龍神ヘヴィ》は文面が多少違うだけで能力はそのままにコストが1下がり、新能力である左G・リンクOMGで《龍神メタル》《破壊神デス》だけでなく中央G・リンクや右G・リンク持ちのゴッドともリンク出来る様になったほぼ上位互換。
対応する踏み倒しやリアニメイトが増えて出しやすくなった反面、射程範囲に入るコスト指定除去も増えたので油断は禁物。

《極限龍神メタル》も《極限龍神ヘヴィ》同様コストが1下がり、こちらも新能力である右G・リンクOMGでリンク対象が増えた。
今日日使う事がほぼなくなったクロスギア破壊はクリーチャー以外破壊と強化された上でランデスと同時に行える様になったが、リンク時にT・ブレイカーを得る能力は消え、W・ブレイカーがパワードブレイカーに変更となった。
総合的には強化されている反面、ランデスと除去が一緒になっているので、リメイク前と違って除去したくないカードを避けてランデスだけすると言う対応が出来ず、除去するか何もしないかの2択になる。
何より、リメイク前が持っていたトライ・G・リンク解除時に《龍神ヘヴィ》とリンクする能力を失っているのが大きな相違点。
除去を受けた際にリメイク前と同じつもりでうっかりデスを抜いてしまうと、リンク解除されたヘヴィとこのカードが場に取り残され、ヘヴィの攻撃強制も解除されて大きな隙を晒す事になるので要注意。


【余談】

  • このカードの使用者であるザキラ曰く「不死鳥から成り上がった神」と称されており、見た目が他のゴッドとかなり違う。
    また、このゴッドのトライ・G・リンクに成功したザキラは傷を負って丸ハゲの状態から髪の毛を生やした。
    主人のヘアスタイルまで解決してくれるとはさすが神である……。
    ゼロ・フェニックス召喚時には「ザコ」と切り捨てられ進化素材にされたが



追記・修正はトライ・G・リンクを完成させてからお願いします。

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最終更新:2024年04月15日 15:44

*1 画像出典:Twitter イラストレータータカヤマトシアキ氏 @tata_takayama 2023年3月5日投稿 https://twitter.com/tata_takayama/status/1632223487720042497?s=20 ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids