激竜王ガイアール・オウドラゴン

登録日:2011/08/08 Mon 18:46:35
更新日:2024/02/06 Tue 10:50:01
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勝利だけじゃ飽き足りねぇ!

*1


激竜王ガイアール・オウドラゴン》とは、TCGデュエル・マスターズ」のカード。
DMR-01「エピソード1 ファースト・コンタクト」に収録されたサイキック・スーパー・クリーチャーの一体である。


解説

激竜王ガイアール・オウドラゴン ≡V≡ 火文明 (24)
サイキック・スーパー・クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/ハンター 25000
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーをすべて破壊する。
■ワールド・ブレイカー
■リンク解除(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、そのサイキック・セルのいずれか1枚を選んで超次元ゾーンに戻し、残りのカードを裏返す)
※覚醒リンク前⇒《ガイアール・カイザー》(上)《ドラゴニック・ピッピー》(中)《ブーストグレンオー》(下)

スーパー(笑)と言う人も居るかもしれないが、この単語が付いているカードは実用性が高い物が多い。
(《アクア・スーパーエメラル》《スーパー・スパーク》等。コイツらは元になったカードの上位互換である)

では、もう一度テキストを見てほしい。



ワールド・ブレイカー

実質相手だけの全破壊効果

ほぼ殴り返されないパワー25000



(  Д ) ゜ ゜

そう、かの《最凶の覚醒者デビル・ディアボロスΖ》を凌ぐトンデモ効果を持っているのだ。

ブロッカーはもはや意味を成さず、相手がどのくらいクリーチャーを並べても一瞬にして墓地送りにしてしまう。
さらに、その直後にワールド・ブレイカーが飛んでくるので攻撃ができる他のクリーチャーがまだいたら、ほぼゲームエンドである。


サイキック・セル

…しかし、そのぶっ飛んだスペック故に他のサイキック・スーパー・クリーチャーと同様に覚醒条件は極めて厳しく、自分のターン開始までに特定のクリーチャーを生き残らせないといけないのである。

このクリーチャーの場合、下記のクリーチャーが必要となる。

ガイアール・カイザー ≡V≡ 火文明 (8)
サイキック・クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター 6000
■スピードアタッカー
■自分のシールドがブレイクされる時、そのシールドを見る。手札に加えるかわりにそれを自分の墓地に置いてもよい。そうした場合、こうして墓地に置いたカードのいずれかと同じコストのハンター・サイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
■W・ブレイカー

ドラゴニック・ピッピー UC 火文明 (3)
サイキック・クリーチャー:ファイアー・バード/ハンター 2000+
■覚醒リンク−自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の《ガイアール・カイザー》と《ブーストグレンオー》があれば、そのクリーチャーとこのクリーチャーをすべて裏返しリンクさせる。
■ハンティング

ブーストグレンオー UC 火文明 (5)
サイキック・クリーチャー:フレイム・モンスター/ハンター 3000
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手の、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーを1体破壊する。
(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札に含めず、自分の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)

…え?多い?

そう、ガイアール・オウドラゴン最大の弱点はここにある。
何しろ、限りのある超次元ゾーンからサイキック・クリーチャーであるこの3体を出さないといけないのだ。

また、対となる《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》と比べると…
  • 《復活の祈祷師ザビ・ミラ》の効果で揃えられない。
  • 《ガイアール・カイザー》を呼び出す手段が限られ、しかもカイザー自体が単体で強力なため、カイザーしか入れないことが多い。
  • 一方で他の2体の性能がイマイチ。ピッピーはほぼバニラ、グレンオーの火力はやや弱い。
  • 何より、新レアリティのビクトリーにより《ガイアール・カイザー》の封入率が極端に低い。
    (2、3箱に1枚有るか無いかのレベル。シングルではデュエマにおいて異例の3000円越えが当たり前)
と、厳しいところが多い。

それでも、《超次元ガイアール・ホール》でカイザーorピッピー&グレンオーの組み合わせで出せたり、全てのカードが火文明なので構築が楽といったメリットも多いのも事実である。

また、《ガイアール・カイザー》には相手がシールドブレイクした時、シールドと引き換えにハンター・サイキック・クリーチャーを呼び出す能力を備えているので、うまくデッキを組めば返しのターンでパーツをそろえられることも。
まぁこちらの効果は受動的な上他のサイキック・クリーチャーを呼び出した方が良かったりするので余り活用されないが。

いずれにせよ、覚醒リンクすればほぼ勝ちと言うことは変わらないので、その気がある人はぜひリンクさせてサイキック・スーパー・クリーチャーの醍醐味を楽しんでもらいたい。
《ガイアール・カイザー》も現在では幾度も再録されかなり安価になっているので敷居も低め。

ちなみに、このカードの登場によって一番喜んだカードは、ブロッカー破壊とおまけで火文明の9マナ以下のサイキック・クリーチャーしか出せなかった《超次元シューティング・ホール》であろう。

アニメ、漫画では切札勝太の切り札として活躍しているがアニメでの活躍のほうが目立つ、その圧倒的な破壊力を存分に活用し大活躍している。

《ガイアール・カイザー》については個別項目を参照。


専用超次元呪文

超次元ガイアール・ホール R 火文明 (6)
呪文
■自分の超次元ゾーンから火のサイキック・クリーチャーを、コストの合計が8以下になるように2体まで選び、バトルゾーンに出す。
名前の通り、激竜王の専用超次元。数少ない《ガイアール・カイザー》を呼び出せる超次元呪文であるだけでなく、《ドラゴニック・ピッピー》、《ブーストグレンオー》を2体同時に呼び出すことができる。

《ガロウズ・極楽・カイザー》がある状態で唱えれば、1ターンでリンクパーツすべてを揃えることが可能。


派生カード

激竜王 R 火文明 (7)
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター 25000

DMX-01でオウドラゴンの前置きとして登場したクリーチャーで、文明とパワー、ハンターを持っている点が共通している。
7マナとしては破格のパワーを持つがW・ブレイカーすら持っていない完全なバニラ。バニラサポートを利用したデッキは存在するものの、数を並べるデッキなので残念ながら使いにくい。

激竜王 R 火文明 (7)
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター 25000
ガイアール流激烈竜王破・滅 P 火文明 (1)
呪文
このターン、自分のクリーチャー1体に「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)

そんな激竜王が「謎のブラックボックスパック」でツインパクト化。
パワード・ブレイカーを付与する呪文面《ガイアール流激烈竜王破・滅》を得た。

バニラサポートは相変わらず受けられるがデッキの性質と噛み合わないのは変わらず。使うならば《百万超邪 クロスファイア》や《秘密結社アウトレイジ》のように大幅にパワーを上げる手段と組み合わせるべき。

ガイアールベイビー VR 水/火/自然文明 (5)
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター 5000
スピードアタッカー
このクリーチャーが相手のシールドをブレイクする時、相手はかわりにそのシールドをすべてのプレイヤーに見せる。そのシールドの中のカード1枚よりコストが小さい、進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。その後、このクリーチャーはそのシールドをブレイクする。

《オウドラゴン》をデフォルメしたかのような愛らしい見た目のクリーチャー。
ただし効果はどちらかと言えばセルとして構成している《カイザー》寄りで、発動タイミングがシールドを割る直前である点、効果で参照するシールドが相手側になっている点、踏み倒す対象が超次元ゾーンではなく手札のクリーチャーである点などで異なる。

勝利皇帝 Guy-R VIC 火文明 (25)
進化クリーチャー:アウトレイジMAX 25000
超無限進化-自分のアウトレイジ1体以上の上に置く。
∞ソウルシフト(このクリーチャーを召喚する時、このクリーチャーの進化元クリーチャーを好きな数選ぶ。このクリーチャーのコストは、その選んだクリーチャーのコストの合計分少なくなる。ただし、このクリーチャーのコストは1より少なくならない)
このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーをすべて破壊する。
ワールド・ブレイカー

サイキック・クリーチャーから進化クリーチャーへと新生した《オウドラゴン》。
ワールド・ブレイカーに25000もの基礎パワー、実質的な全破壊など本家と同様の能力を持つが、25という異様なまでに重いコストを同様に抱えている。
超無限進化に加えて自身の能力である∞ソウルシフトにより、進化元にしたクリーチャー達のコスト分だけ軽減する事が可能。


デュエル・マスターズ プレイス

激竜王ガイアール・オウドラゴン PS 火文明 (24)
サイキック・スーパー・クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/ハンター 25000
ビクトリーアイコン
攻撃する時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーをすべて破壊する。
ワールド・ブレイカー
リンク解除:バトルゾーンを離れる時、《ブーストグレンオー》、《ドラゴニック・ピッピー》のほうに裏返す。(《ガイアール・カイザー》は超次元ゾーンに戻る)

DMPP-16「ファースト・オブ・ビクトリー -激竜王の目覚め-」から登場。
P'S覚醒によってTCG版よりもリンクの難易度やタイミングの自由度は上がっているが、リンク解除時にはガイアール・カイザーを場に残すことは出来なくなってしまった。


余談

コロコロコミックの懸賞で、350人にコロコロ限定の激竜王セットがプレゼントされた

後日、その激竜王がオークションに出品されたところ、最終的に17万円で落札された。



追記・修正は覚醒リンクを成功したらお願いします。

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最終更新:2024年02月06日 10:50

*1 出典:Twitter イラストレーターこめたに氏 @h_kometani 2017年5月30日掲載 https://twitter.com/h_kometani/status/869568407389077504?s=20&t=3cbwdvQNJM4nV2SqQxXkHQ