イエローデビル

登録日:2010/12/28(火) 10:49:49
更新日:2024/02/13 Tue 19:52:49
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「ようし、ボスの部屋までたどり着いたぞ…あれ? 誰もいないじゃないか。
ん?な、なんだなんだ!?なんか飛んで来るぞ!う、うわあああぁぁぁ!!」
ティウンティウンティウン…

CONTINUE
「くそ、なんだったんだあの攻撃は。どんな奴がしてきたんだ。
なんとかもう一度来たぜ。
く、やっぱり避けきれない…ん、なんだお前は!?まさか、さっきのが合体したのか!?
うわ、また分裂してきた!うわあああぁぁぁ…」
ティウンティウンティウン




イエローデビルとは、デカくて黄色くて一つ目のあいつである。
初代ロックマンのワイリーステージ1で鮮烈デビューを果たし、
まさに黄色い悪魔として当時のプレイヤーにトラウマを植え付けた。

液体金属やスライムのような体をしていて、自らの体を細かく分裂させて飛ばして攻撃する。
飛ばした先で再び合体、目から弾を一発撃った後、再び分裂を始める。
攻撃の手段はこれだけなのだが、分裂、合体のテンポが早くて避けづらい。しかもダメージも4とかなり痛い。
弱点は目だが、合体している間しか現われず、すぐに分裂してしまうので攻撃のチャンスは限られている。

かなりの強敵だが、分裂する順番は完全にパターンなので、ジャンプのタイミングを身に着け、
弱点のサンダービームを叩き込めば勝つことは難しくない。
しかし当然覚えきるまでは、何体ものロックマンが散ることだろう。
また、覚えたところで、こちらの攻撃のチャンスは短いくせに、相手の攻撃を避けなければならない時間は圧倒的に長いので、
依然鬱陶しい敵である。

設定では、Dr.ライトが研究中であった形状記憶粘土を、Dr.ワイリーが盗み出して作り上げたものとされる。
ただ、素材そのものが未完成品であったため、合体した状態では自力で動くことができない。


印象深いボスであるため、以降のシリーズにも多く登場する。
以後は基本的にバランス調整から大幅に弱体化したり、システム面の違いから相対的に弱くなっている。類似ボスの中にはこれよりも強烈なのも居るが…。




ロックマン3
改良型のイエローデビルMKⅡが登場。目つきが悪くなった他、肩の部分が張り出したようなデザインになっている。
新たに地面を跳ねるように動く分裂パターンが追加されたが、スライディングが追加されたため避けやすい。
弱点はスパークショックではなく、ハードナックルかシャドーブレード。


ロックマン8
半透明の緑色のゼリー状の体をしたグリーンデビルが登場。
分裂をはじめゼリー津波やゼリー針など、多彩な攻撃を仕掛けてくる。
合体中は目玉コアが内部に埋没していて、ゼリーを攻撃で剥がしてコアを剥き出しにしないとダメージが通らない。
武器エネルギーに余裕があればフラッシュボムでゼリーをはがして、サンダークローでコアの弱点を突くと効果的。
これとは別にOPムービー中でサビ前に初代イエローデビルが登場。


ロックマン9
人型から離れ二体一組のツインデビルが登場。
今までのものとは逆に、分裂して飛んで来る時しか弱点の核を攻撃できない。
攻撃チャンスが限られるが、弱点武器であるブラックホールボムを軌道上に設置すれば…。
またギャラクシーマンステージやワイリーステージの道中では小型化し、球体になったプチデビル・グリーンとプチデビル・イエローが登場。
決まったルートを動くだけで向こうからは攻撃してこないが、こちらから攻撃すると分裂する。よく考えて倒そう。


ロックマン10
ブロックで出来たブロックデビルが登場。雰囲気としては2のピコピコくんに近い。
これまでのデビル系と比べるとコアの露出度は高いが、床からもパーツが剥がれて穴が開くので落下に注意。
弱点は地形に関わる武器であるリバウンドストライカーだが、コアが下に行ったときにはトリプルブレイドで追撃するという選択肢もある。


ロックマン11
初代から数えて3代目となるイエローデビルMk-IIIが登場。目玉には歯車(スピードギア?)が内蔵されている。
攻撃パターンは初代のように横方向にパーツを飛ばす→合体して攻撃→横方向にパーツを飛ばすを踏襲しているが
分離攻撃を活かすためにスピードギアが組み込まれており、発動するとボディを9体に分裂させて一斉に動き出し、小柄なイエローデビルが飛び跳ねたり走り回ったりして対処法が変わるので注意。
マシンパワーによる進化がうかがえるものの、分裂体攻撃の際は9体の内1体にだけ上記のパーツ飛ばしの際にはなかった弱点部分が常に露出しているため、こちらの攻撃チャンスでもある。
弱点はチェインブラスト。狙える時間はシビアなので、パワーギア込みで起爆させる事。


ロックマン パワーバトル
1、2コースにイエローデビル、3~6コースにイエローデビルMKⅡが登場。
攻撃方法はそれぞれ多様化している。


『ロックマン2 パワーファイターズ』
ロールをすくえルートに登場。
細かく分裂こそしないが、新たに目からレーザーを撃ったり、身体の一部を破壊可能なブロックとして投げつけて来たり、
手の平でビターンして体内に取り込んだりする。
弱点は初代よろしくサンダービーム。しかし彼に対しては弱点武器が当てづらいので、全弾ヒットを狙おうとすると苦戦する。素直に溜め撃ちで攻撃した方が良い。


ロックマンワールド5
スペースルーラーズの特攻隊長、ダークムーンが登場。デビル名義ではないが挙動はまさにそれ。
前半の4ステージクリア後に戦うことになる。デビル系統では初めて歩行し、さらに撃破された際に崩壊していく演出が入る。
弱点はフォトンミサイル。


ロックマンX5
未来の世界観にて、真っ黒のシャドーデビルが登場。
それまでのボスと比べてライフゲージが異様に長い。
そしてワイリーマシン6号のような姿に変形したり、道中もクイックマンステージそっくりだったりと、過去の戦いを彷彿とさせる部分が多い。
BGMまでロックマン1のものと一緒である。ついでに弱点武器も電気に関わる特殊武器であるトライサンダーであるあたり、強い拘りを感じる。
分裂する際は反対側に「シャドーシェイプ」というエネルギーを残して安全地帯を狭めたり、時々分裂してる途中で往復したりするから厄介極まりない。
さらにこのシャドーシェイブへの接触ダメージがとんでもなく大きい。
とは言え、壁端でひたすら蹴り続けてれば、分裂パターンに関わらず全て回避可能。


ロックマンゼロ
パンテオンの頭をゲルが覆った、レインボーデビルが登場。
ゼロよりひとまわりほど大きいだけで、デビル族の中では小柄。
分裂しながらアギトの様な形になってバウンドしたり、巻き付いて連続ダメージを与えたり、小さな飛沫を飛ばして攻撃する。
「ザコにしては図体がでかいな、邪魔だ」というのは遭遇時のゼロの台詞だが、これを言った直後無残に玉砕したテツクズは多い。

余談だがこのステージは没シナリオでは捕まったシエルを救出するものだったという噂があり、
(レインボーデビルを倒した直後突然シエルがやってきてコピーエックスの素性を明かすのはその名残と言われる)
その案では擬態能力を持っていて"ニセシエル"として出現する予定だった模様。


ロックマンゼロ2
レインボーデビルMKⅡが登場。ただし、あんま変わんない。
一応パワーアップとして、前作でEX技だったナイトメアブロー(ダッシュパンチ)を普通に使ってくるようになった。
また、飛沫攻撃に着弾時の爆発が追加。

さらに戦闘時SかAランクだと、一定時間無敵になって瓦礫を落とす技を使う。
その状態で撃破するとEXスキル「フィルターシールド」をラーニングする事が出来る。ここに来てまさかのデビル系からの特殊武器取得という。


ロックマン&フォルテ
8のグリーンデビルがオープニングステージのボスとして再登場。
オープニングボスだけあって弱い。ほとんど分裂もせず突っ立ってるだけ。
ちなみにフォルテで戦うとゼリーの回復速度が若干早い。


『ロックマン&フォルテ(WS)』
グリーンデビルがハードの発色の関係でグレーデビル名義に変更。それだけ。


ロックマンロックマン
ロックマン1と同じくワイリーステージ1のボス。
ファミコン以上に間隔は狭く、イエローデビルも渦巻いているが、その分弾速がゆっくりである。近づきすぎるとビターンされる。
キャラによっては有利だが、苦手なキャラだと長期戦となりかなりキツい。
難易度「きつきつ」だと分裂パターンが変わる。
台詞は「ぶも!ぶももも!」といった感じ。日本語でおk。
でもなぜかアイスマンだけはそれを解読できる。


『スーパーアドベンチャーロックマン』
超高性能コンピューター『ラ・ムーン』が造りだした新イエローデビルとして登場した。ラスボス。
の装飾した黒い奴とか言っちゃダメ
基本音声はラ・ムーン共々ボイスチェンジされているが、ラ・ムーンの断末魔の発音が発音のせいで中の人が誰だか丸わかりである。
ちなみに直前のボスのラ・トールはどこかしらハイマックスに似てないでもない。
他のデビルと違い分裂せず、ほぼ肉体派な戦い方をする。ぶっちゃけ分裂しないとかデビルにおいて劣化なような…
ちなみに海外のアーチーコミックス版では「ラ・デビル」という名称が用いられている。


『ロックマン バトル&チェイス』
雑魚レーサーとして登場。
ブラックイエローデビルという黒だか黄色だかわからんものも現われる。


ロックマンゼクス
ガレオンの頭を岩で覆ったラバ(ラヴァ)デビルが中ボスとして登場。
体がマグマでできており、拳の形に変化させて下から突き上げてきたり、複数の溶岩弾に分裂して空から降ってきたりする。
通常時はコアが岩で覆われていて攻撃が効かず、体を変化させての攻撃中のみ、体から分離したコアがむき出しになるのでダメージを与えられる。
実はプラズマサイクロンで瞬殺可能。(弱点属性・多段ヒットするため)


大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U
「ワイリー基地」ステージのギミックとして登場。ロックマン参戦PVのラストでもその姿を見せている。
警告音とともに背景のワイリーキャッスルからパーツが飛来し、徐々に本体が形成されていくかたちで出現。
目からの光弾やオリジナルよりも速度の早くなった分裂でステージ上のファイター達を攻撃する。
プレイヤーは目に攻撃を加え続けて倒すことができ、その際大爆発を起こす。
この爆発はイエローデビルを倒したファイターの攻撃とみなされ、他のファイターたちを巻き込んで吹っ飛ばすことも可能。
続編のSPにも続投している。


『ロックマンメガミックス』
有賀ヒトシ作の漫画。ロックマン1がベースの「ロックマン誕生」、ロックマン3がベースの「メタルハート」にて登場。
「ロックマン誕生」では、要塞のコントロールルームまで侵入したロックマンを捕獲。
怪力で握り潰そうとするが、スーパーアームを使ったロックマンに腕を吹き飛ばされて脱出され、再生する前にサンダービームでコアを破壊された。

「メタルハート」では、ワイリーがゴミ捨て場に捨てられていた玩具ロボットの電子頭脳をベースに、歩行も可能な「イエローデビルMk=Ⅱ」として作られる。
しかし起動と同時にワイリーの命令を聞かず暴走、その後街を襲撃し、止めに来たロックマンおよびサードナンバーズと交戦する。
性能の割には移動は赤ん坊のような這い這い歩きであり、また侵入した中央管理ビルでは何故か警備システムから攻撃されないが…?
最終的にはシャドーマンの攻撃によりコアを破壊され、爆発した。


各作品での詳細など、分離しながら追記・修正お願いします。



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最終更新:2024年02月13日 19:52