三征西班牙武神隊(境界線上のホライゾン)

登録日：2011/08/29(月) 23:34:46
更新日：2022/06/26 Sun 13:31:56
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三征西班牙武神(トレス・エスパニアグラン・ムニエーカ)隊とは、川上稔著〈GENESISシリーズ〉『境界線上のホライゾン』に登場するモブキャラクターである。
しかし暴走する地脈炉を巡る三河攻略戦では扱いとしては主要人物級。相変わらずモブも手抜き無しの熱さである。
ちなみにまだ変態な奴らは…………いや、戦士団に一人いた。

○まず武神って？
人が同化し、人工の関節や駆動系によって動く巨大な鎧武者。おそらく〈都市シリーズ〉における重騎の前身。
登場はAHEADシリーズ『終わりのクロニクル』からで、遠隔操作型の無人機も存在する。
有人型は搭乗者を情報に分解し、機体の神経系や駆動管理系に流し込むことで起動。己の肉体を動かすように操作することが出来る。幾つかの種類があり、三征西班牙のものは「戦闘好きな三征西班牙らしい」航空用の足無し武神“猛鷲(エル・アゾゥル)”。

配備武神
航空用重武神“猛鷲”
赤と白の塗装を施された、空を行くためのフロート型武神。背の十字型四枚翼で姿勢制御や加速を行う。

開発ブランドである“清らか大市(サン・メルカド)”は未だにレコンキスタ引きずって攻撃的な田舎パーツ(マルガ・ナルゼ談)ばかりのため技術が甘いらしく、駆動系はK.P.A.Italiaの“機械仕掛けの明星(フィーノ・アルバ)”ブランド製。

装備品

“清らか大市”製の先込め式短筒銃。

装填短縮のために銃身を切り詰め、短くなった銃身を旧派聖術による十字型架空銃身の展開でカバー。秒間六連射可能で短距離追尾性あり。
ただし空戦用の長銃は追尾性に劣る。

重武神用短剣

腰のハードポイントに懸架する短剣。二振り装備。
アニメ版ではビームサーベルのような描写になり、素敵度上昇。

装甲服

武神サイズの装甲服。
〈都市シリーズ〉にて重騎が身にまとうものの、おそらく原型。
三征西班牙の物は赤を基調に、十字架のような白のラインが入っている。

○任務
戦場においては常に先陣を切り、その性能を持って歩兵の障害を薙ぎ倒す役割を負うことが多い(現代でいえば戦車と同じ)。
空戦可能な武神は数が少なく、それ故に航空用武神の乗り手は各人が国の防護に直接関わるエリート。いずれ本国の防衛任務につく有能な人材ばかりらしい。

“武蔵”の東国巡回路警備の一環として“武蔵”内の動きの監視も担当。『Ⅰ上』序盤の梅組の大はしゃぎに対し警告として“武蔵”至近を掠める軌道で飛行した。

三河攻略戦では、陸港の陽動に引っかかり対空装備で出撃してしまったため、簡易の装備変更を行い市街地戦にはやや不利な状態のまま突入。
一機が市街地を先行して侵攻を邪魔する自動人形を排除。一機は単身突入した武神の援護に回り、残る一機が地脈炉爆破解体役の戦士団と足並みを揃えて侵攻。
作戦成功まであと一歩のというところで、“東国無双”本多・忠勝の神格武装『蜻蛉切』の割断能力を喰らい、戦士団もろとも戦闘不能となった。

○隊員

ａ１

三河攻略時の武神隊隊長。
三河に単身突入し、襲い来る自動人形の群れを蹴散らしながら侵攻。本多・忠勝の世話役自動人形“鹿角”と交戦し、手繰られる４つの巨大短剣と重力制御を用いた圧縮砲弾を捌きつつ互角の戦いを繰り広げる。

「――ａ３とともに後を頼む！あとは、
――撤退命令があるまで話しかけるな！」

ａ２

後続の戦士団に随伴して侵攻。
「ａ３と“共に後を頼む”」との一言から仲間の思考を読み取り、ａ１が敗れた瞬間、彼が最も望む位置――倒れ崩れゆくａ１の背後――から鹿角に狙撃を仕掛けた。

………ここが勝負だ
『ａ３！――援護を！』

ａ３

空中からのａ１援護担当。彼の武神は情報戦仕様で、ａ１の死角から次々と襲い掛かる敵を撃ち抜きながら全武神の視覚情報をリンクさせ仲間をサポート。ａ２が有効な攻撃位置につけたのも彼の情報共有が不備なく成された結果でもある。
余談だが妻帯者。

「ａ３は上回ってろ！オマエ、新婚なんだから浮かれた位置が丁度いいだろ！」
『落ちたら死ぬ位置ってのは妻帯者の境遇ですかね』

三河攻略戦において空中援護に回っていたため彼だけは生き残り、後に武蔵勢の白黒魔女“双嬢(ツヴァイ・フローレン)”マルゴット・ナイト/マルガ・ナルゼと交戦。
激しい空中戦の末、顎下へ攻撃を喰らい頭部を吹っ飛ばされ撃墜された。
ちなみに翼部分である十字型飛翔機は後に地摺朱雀を飛行させるために使われた。
ａ３、ちょっと涙目。

〇サンティアゴ騎士団
アルマダ海戦の最終段階“三征西班牙艦隊の撤退戦”にて参戦した武神団。
三機で一隊の構成を持ち、計五隊による攻撃を行い、武蔵側はモブ魔女達も迎撃に参加した。

ｃリーダー

武神団を統括してるリーダー
マルゴットから砲撃を受け早急に治療が必要なレベルのダメージを負うが
｢戦場が終わるまで、その程度の傷じゃ下がれないって言うの！？｣
帰艦せず空母の艦底に隠れマルゴットが上昇する際に迂回軌道で飛び出し打撃を与え“黒嬢”を砕く。
そのままマルゴットをぶっ飛ばし撃墜したが自身も力を失い夜の底に落ちていった。

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