ガンダムビルドファイターズに登場した機体

登録日:2013/12/07 Sat 02:07:50
更新日:2024/01/07 Sun 01:58:00
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ガンダムビルドファイターズでは作品の世界観から数多くのガンプラが登場する。
アニメ化が初な機体も複数存在し、スタッフたちのいい意味での暴走でマイナーな機体も一瞬だが見ることができる。その中でガンプラバトルに使われた機体を紹介する。
一応、本編では普通に製作されたガンプラが飾られたりしているが、膨大な数になるのと判別ができないことから割愛するが検証している人たちもいるので、気になる方はググってみよう。
キット化されていない機体、ガンプラの状態とはいえアニメに初登場する機体が見られたり、セイの部屋に飾ってあるのが種、種運命のガンプラと細かく描かれている。
キャラ項目や専用項目がある機体についてはそちらを参照
フリーダムを皮切りにやられ役が微妙にアナザー系、特に種系に偏っている傾向がある点には一部で疑問の声も上がっている*1

★オリジナルガンプラ(メインキャラクター)
メインキャラクターたちが改造して使用する機体。HG(1/144)スケールの機体がベースである。
機体デザインは、歴代デザイナーが自分以外がデザインした機体をベースにデザインするという方法が取られている。
全て現実の方でもプラモ化している。


★オリジナルガンプラ
ガンプラを使用するためメインキャラクター以外でも改造したガンプラも見られる

ギャンギャギャン
サザキが準決勝にて使用。盾とサーベルをもう一つ増やすというウォーズマン理論ぽい改造で火力を上げている。
タツヤが辞退したことで精彩を欠いていたレイジに攻撃を浴びせるものの、リカルドとの猛特訓で腕を上げていたレイジの敵ではなくあっさり敗北する。
カラーリングは本体がマ・クベのパイロットスーツ、盾がアッザムカラーである。
サザキ君はどうやらギャンだけでなくマ・クベも好きなようだ。あんたそこまでギャンを愛してるのになんでビルドストライクを欲しがったのよ。
ザク、キュベレイ(OPを除けばザクだけ)に続いてまさかの非ガンダム系オリジナル機体としてギャンが抜擢されるとはだれが思っただろうか……

○トールギスワルキューレ
フェリーニのライバルであり世界大会出場経験もある「暴れ牛」の異名を持つグレコ・ローガンが使用。今大会に向けて新たに設計した機体。
アメリカ予選決勝戦にてニルスの戦国アストレイと対決。グリーンの塗装とトールギスⅢ用のメガキャノンを装備しているのが特徴。分かりやすくいえばドーバーガンをメガキャノンに変えたトールギス。
メガキャノン連続射撃や最大出力やビームサーベルでの接近戦、腕を喪失状態でスーパーバーニアでの突進などを仕掛けるがあらゆる攻撃が通用せず最終的には何をされたかもわからず敗北。戦国アストレイ初陣のかませとなった。
ちなみにフェニーチェとの再戦もおあずけとなった(ガンダムW16話の再現か?)。
4連続かませその2
OPにもシルエットで登場

○ドラグ・エピオン(仮)
11話で登場した、ライナー・チョマーの取り巻きの1機。
素体はエピオン、カラーリングはドラゴンで、足首がドラゴンクローに換装されており、内部にビーム砲を備える。
エピオンのモビルアーマー形態(バード形態)がこれによって双頭の竜のような形態になる。
空中戦で機動力を活かしスタービルドストライクを追い詰めたが、チョマーがやられてよそ見をした隙に撃ち抜かれた。
名前はスタッフ内での呼称であり、正式名は不明。

☆通常のガンプラ
作品の性質上多くのガンプラが登場する。
旧キットしか存在しない機体やキット化すらしていないもの登場するがそれらは改造やスクラッチによるものなのかビルドファイターズの世界では販売されているかは不明である
。アインラッドまでキット化しているとしたら大分羨ましい世界観ではある
メインキャラクターたちの多くが改造された機体を使っているため活躍は少ないがギャン系対決(ギャン対ガルバルディβ)、BD対決(1号対3号)、ザク対決(ガナーザク対アメイジング)のようなガノタならニヤッとするような組み合わせも見られる。
というかそもそも戦うはずがない時代や作品の機体が揃うことそのものがガノタにとっては嬉しいことだろう
シナリオの都合上他ガンダムでの量産機のような扱いではあるがたまに活躍する。2クールで話を進める都合上あまり活躍させられないと思われるのが残念
メインキャラたちの機体に加え、こいつらを動かすせいで設定の確認や作画(ジムとザクが動くシーンをMSV機体で動かしているようなもの)は苦労しているらしく(楽しんだり喜んだりもしているようだが)スタッフが心配される…

○パワード・ジム、ジム・カスタム、ジム・キャノンⅡ、ザクF2
一話冒頭セイの夢の中で登場。パワードは既に大破(ちなみにビルドファイターズ本編で最初に映った機体)。カスタム、キャノンⅡが応戦するが、キャノンⅡも撃破され追い込まれている。
意気揚々と発進したセイのビルドストライクも腕がすっぽ抜け、三機のザクF2にとどめを刺されかけたところで目が覚める。
登場機体やアルビオンからビルドストライク発進していることから舞台は0083だと思われる

ウイングガンダム
セイが使用。サザキのギャンと戦うも特に見せ場も無く瞬殺される。
「ウイングガンダムは第1話で落とされる」というジンクスを守ってしまう。
ウイングガンダム不遇伝説に、また新たな1ページが刻まれた……。

ギャン
サザキが使用。シールドにワイヤーが繋がれておりヨーヨーのように相手にぶつける事ができる。また盾をワイヤーで回す事で内蔵ミサイルの一斉発射も可能。
また、ゲルググのビームライフルが使えるように改造されている。
セイが駆る完成したてのビルドストライクをボコるが、操縦がレイジに変わった瞬間に動きの全てを見切られ、ビームサーベルで真っ二つに切り裂かれて敗北した(この時のビルドストライクは武装がサーベルしかなかった)。
……ビームライフルを使えるように改造したギャンが、ビームサーベルしか持たないガンダムに負けるとはなんたる皮肉か。
撃破された後も修復もしくは新規に作成されたのかその後の戦闘でも出てきている。
OPでもシルエットで登場。
HGUCギャンはHGUCとしては初期(2番目)のガンプラで、無改造ではゲルググのライフルを持てず、また最初期に発売されたため可動も微妙だが、
それを最新のキットであるHGACウイングガンダムを圧倒するほどに改造したサザキのギャン愛はガノタに評価されている。
現実世界でも模型店や密林で一時売り切れるという大人気に。だが上記の理由もあるので勢いで買った初心者は苦労することになったのではないだろうか

ガンダムリ・ガズィアッシマー
セイの回想の中でイオリ・タケシが使用したファーストガンダムが戦闘。
ティターンズ風カラーに塗られたリ・ガズィと宇宙で戦闘するアッシマーだったがビームライフルによって一発で二体まとめて仕留められる。

メッサーラvsリグ・シャッコー
○ガズアル&ガズエルvsアインラッドに乗るデナン・ゾン&デナン・ゲー
○ディジェvsフリーダムガンダム
○ランバーガンダムvsイーゲル
○ウイングガンダム
作品中の世界選手権のPVで戦闘。
リグ・シャッコーはメッサーラのメガ粒子砲の直撃で、ガズエルはゲーのビームライフルで、フリーダムは斬り合いを挑んだ末にディジェに両断され敗北。
ガズアルはガズエルが倒された後に爆炎の中から姿を現し、反撃のビームライフル射撃を繰り出したのがフリーダムの射撃に繋がるという演出となっていた。
また、ランバーとイーゲルは格闘している所を赤く塗られたウイングのバスターライフルで纏めて消し飛ばされ、ウイングは格好良くタイトルバックを決めた。
フリーダムのビームライフルは作画ミスかそう塗装した設定なのか、ストライクのライフルの様にカバー部分もグレー一色で塗られていた。
設定上の性能では大きく劣る方や、原作で八面六臂の活躍を果たした主人公ガンダムが敗北するなど、
「あくまでガンプラバトルである」「勝負を決めるのはガンプラの出来栄えとファイターの腕前」という事を端的に表現した名シーンとも言えよう。

○スモー
ゴンダが使用。まさかのゴールドスモー。
IFバンカーから高出力のビームを撃てるように改造されているが、その威力故に発射には長いチャージ時間が必要。
第2話のバトルではビーム砲のチャージ時間の隙を突いたビルドストライクに懐に入られ、コクピットを破壊され敗北。
OPでもシルエットで登場

グフ
ラルさんがレイジへの訓練のために使用。グフはグフでもHGではなくメカニックコレクションシリーズ(いわゆる旧キット)であるらしくデザインラインがかなり古くさい。
ラルさんの技量でバルカンをステップでかわすくらいはしたものの、元のキットの関係上大して動かないのでビームサーベルであっさりぶった斬られた。
この他にもラルさんは、忠実な塗り分けと砂漠用のウェザリングを施した観賞用のグフや、バトル用のグフR35を製作している。
グフ愛がすごい。

○サイコミュ高機動試験用ザクⅡvsリック・ディアス、セプテムvsプロトタイプ・ドム
ジオンバーにて戦闘中だったがラルさんが来たことで中断される。リック・ディアスはジオン風カラーで右腕にビームピストルを二つ接続しているが、タコザクのサイコミュに敗北

○ボール
レイジがジオンバーで使用。貸出用の中で最も弱いと言われながらその場にいた歴戦の大人たちのガンプラをアームで圧倒するも5人相手にはさすがに押されてしまった。

ザクⅠ
ゲルググキャノン
バウ
○シャイターン
○マヒロー
ジオンバーにいた大人達が使用。
レイジのボールに連敗し、最後は5体掛かりでリンチ染みた戦闘を行うが割り込んできたフェニーチェに一蹴された。大人たちが痛いうえにかなり大人げない。

○ガルグイユvsヒラメガンダム
ザンスカールの水陸両用機体と海洋生物型の助っ人ガンダム。ヒラメガンダムが水中を泳ぐ描写は初。

ガルバルディβ
ガンプラ選手権日本予選でサザキと対戦。
サザキにマさんの名言もどきの発言をされながら撃破される。一応、ギャン系列の機体なんだけどね…。

ガナーザクウォーリア
ガンプラ選手権日本予選でユウキと対戦。
ガンプラの出来に感心して傷をつけるのを惜しんだため、オルトロスのセンサーをハンドガンで撃ち抜き、ナタを喉元に突きつけてサレンダーさせた。

ブルーディスティニー1号機、3号機
ジム・ブルーディスティニーと陸ガンと紛らわしい3号機。3号機はMG並みのデカさの腕を持つ(ブルーディスティニーのMGは未発売)。
1号機がEXAMを発動して殴りかかるがリーチの差で負けてしまう。
同作品内の機体ではあるが敵対どころか並ぶことすらなかった(性能自体は大差ないが後継機的な位置づけ)結構レアな組み合わせ

ハンブラビ
ガンプラバトル選手権の第一回戦においてセイの相手が使用。フルパッケージの初陣だったため案の定かませと化し、ビームライフルの一撃で落とされた

マラサイ
ガンプラバトル選手権の第二回戦においてセイの相手が使用。機体自体はノーマルだがメガビームランチャーを装備している。
セイらと同じく、使い手がビルダーとファイターのコンビであり、しかもどっかで見た事のある外見をしていた。

ジャスティスガンダム
ガンプラ選手権においてユウキと対戦。
バッセルビームブーメラン(HG正義はバッセルのギミックはないので恐らく改造によるもの)を難なく回避し、ロングライフルを撃ち込んで体勢を崩したところをヒートナタで切り裂いた。

○マンダラガンダム
予選に参加。ポーズを決めた直後に撃たれる。

ガーベラ・テトラ
キララが使用したガンプラ。ピンクのカラーリング。詳細は項目で
OPでもシルエットで登場

ヴィクトリーガンダム
リカルドがナンパ用に製作するもののレイジに練習用として使われる。フェニーチェのWのOP風やかっこいい立ち姿の見せ場を提供した。
キットが発売されたのにちょっと不遇…。
ちなみに抜刀するシーンでは、原作通り手首からクルクル回転しながらサーベルが出てきていた。

ガンダム試作2号機
ガンプラバトル選手権準決勝でセイの相手が使用。ジオンカラーっぽいグリーンの塗装が特徴。
セイ新作の強化型ビームライフルのかませとして盾ごと貫通されあっさり敗北。
ちなみに、この機体のラジエーターシールドはその名の取り冷却装置とアトミックバズーカの砲身を積むことが主目的なので通常戦闘での防御には向いていなかったりする。

○バトラーベンスンマムvsサタンガンダム
Gガンダムのマイナー機体とSDガンダム。予選で戦闘していた。

GN-Xvsアッシマー
レイジが見かけた店でバトル。アッシマーが勝利。GN-Xのファイターは不死身の炭酸によく似ている。

ガンダムDX
ガンプラバトル選手権決勝戦にてこのバトルが初陣となったビルドガンダムMK-Ⅱの対戦相手になったガンプラ。
パイロットは軍団の魔術師の異名を持つカトウを含む3人。どこぞのニートさん風の格好だが、セリフはドズル、コンスコン、中の人はユニコーン版ブライトさん。
本体は金色、リフレクターやラジエータープレートは銀色に塗装されていた以外大きな改造は無い。機体の色や中の人からどこぞの黄金勇者を思い出した人もいるとか
この機体の最大の特徴は12機のGビットを従えていることで、それによる波状攻撃を仕掛けたが、Gビットは3分持たず全滅しDXの方もサテライトキャノン展開中の隙をつかれ一撃で撃破された。
Gビットが戦術の要だったのか撃破されると動揺してツインサテライトキャノンの展開を忘れ、DX本体はビームライフルやシールドすら携帯していなかった。

アプサラスⅢ
選手権大会優勝の副賞として貰った温泉旅行で訪れた旅館にて、その旅館を地上げしようとしていた通称「灼熱の辰」こと辰造が用意したガンプラ。
プラフスキー粒子を活かし、本来この機体に存在にしないIフィールドとアッザムリーダーが特徴。さらに原作通りメガ粒子砲の撃ち分けも可能であり、視聴者に『Iフィールドが装備されているアプサラスⅢの恐ろしさ』を存分に見せつけた。
ビルドガンダムMk-ⅡとガンダムX魔王のタッグを相手にしたが、アプサラスに施したプラフスキー粒子を応用したコーティングや、辰造本人も三年前のガンプラバトル世界大会で活躍していた選手だった為にセイ達は大苦戦。
追加武装の硬化ガスやアッザムリーダーでさらに追い詰めるが、魔王に施されたコーティングとマイクロウェーブに頼らなくても撃てるように改造されたサテライトキャノンにより形勢逆転。
最後はビルドMk-Ⅱが至近距離から連射したライフルにより大破した。
一応、一対一ならば十分勝てていたと思われる。
因みに地上げで迫る辰造に対しガンプラバトルで解決しようとしたセイのやり取りが遊戯王っぽいと話題になった。
「おい、ガンプラバトルしろよ」
OPでもシルエットで登場する

百式
ニルスがアメリカ予選で使用。予選決勝まで勝ち残るが、グレコ相手には役不足(誤用)と判断され戦国アストレイと交換されることに
漆塗りのようなカラーが加わった和風カラーが特徴。どことなく某社長カラーに見えるのは偶然である。
ニルス自身はガンプラに興味が薄いので恐らく名前的に日本風であることから採用されたと思われる。

Gセイバー スペースモード(宇宙戦仕様)
第8話の冒頭でニルスがプラフスキー粒子の説明をするシーンに登場。百式に真っ二つにされて即退場した。
Gセイバーとはガンダム生誕20周年記念に日米合同で作られた実写映画だが、日米合同というところが版権の問題を複雑にしており映像化はおろかプラモの再販すらままならない状態であった。
しかしこの度映像化&プラモの再販が決まったので版権の問題がいくらか解消したのか、あるいはバンダイが発売しているプラモという関係ですり抜けたのか。
ちなみにGセイバーのビームシールドが百式のビームライフルに耐えきれなかったシーンがあったが、これは公式設定でシールドの出力が低いことになっているのを反映したからである。

ジェガン
CCA、UC、F91と宇宙世紀で長年登場する量産機。借り物&量産機だがアイラのファイターとしての高い実力により、デビルガンダムの攻撃を次々回避(シールドで防いですらいない)。
そしてサイドアーマーのミサイルでひるませた後、サーベルで頭部を突き刺す。ご丁寧にシールドのミサイルも打ち込み鮮やかに撃破。
この時の作画監督がジェガンが好きなのもあって中々かっこよく描かれている。

デビルガンダム
ネメシスのメインファイター、ガウェインがアイラとのバトルで使用。
まさかのデビルガンダム登場、なのだがビームによる連続攻撃を仕掛けるもかすりもせずアイラの乗った(しかも借り物の)ジェガンにやられアイラ初陣の見事なかませと化した。
さすがに再生機能は無し。
4連続かませその1。

アルヴァアロン
御存じ金ジム、だけど赤紫。タイ予選選手権で世界大会常連のルワンが駆る新機体アビゴルバインの相手としてちょっとだけ登場。
一瞬で瞬殺され一瞬で退場するまさに瞬間かませ。
4連続かませその3。

α・アジール
前回の世界大会優勝者、「キング・オブ・カイザー」の称号を持つカルロス・カイザーが使用。パープルの塗装が特徴。
アイラのキュベレイパピヨンと対決したが、前世界大会優勝ガンプラなのに戦闘シーンすらなく(カットされ)キュベレイパピヨンに敗北する驚愕のかませっぷり。
ラルさんは見に行ったのに数分遅れた結果、試合を見逃すことに…。
4連続かませその4。ちなみにこの一連のかませ連続劇は何とたった一話の中で行われた出来事である。

アッグ
御存じドリル。べアッガイIIIの練習相手(というよりは的)として登場。これでアッグシリーズは全てアニメ化したことになる
ちなみに、べアッガイが躓いた石はルナツー。ネタが細かい…。

○ノーベルガンダム・デコ
女の子限定ガンプラバトルにてアレンビーっぽいモブキャラが使用しベアッガイⅢと対決。
初手からいきなりバーサーカーモードを発動し仕掛けるも回避されベアッガイⅢのビーム一発で敗北。例の如くべアッガイⅢ初陣のかませとなった。
名前が変更されているが塗装以外外見に改造は見られない(一応バーサーカーモードは別キットなので変更できるように改造した可能性はある)。
塗装は某ジュピター風の片足ニーソ。

ナイトガンダム
女の子限定ガンプラバトルにてチョロ…キャロラインが使用したガンプラ。セイの発言とギミックからキットはレジェンドBBのナイトガンダム。
作中に登場したSDガンダムはサタンガンダムが初だが、戦闘シーン等が省略されずにちゃんと描かれたのはこのナイトガンダムが初。
時間が無かったからか大きな改造はないものの、メッキ塗装、マントを布製に変更、マントとケンタウルスモード用の後足の共存
(キットでは選択式でマントと後足の共存は不可能)と効果的な改造がピンポイントでなされている。
布マントはともかく、メッキ加工は専用の設備が無いと出来ないので相当な金と手間がつぎ込まれたことが窺える。

キャロラインはガンプラバトルはおろかガンプラに関しても初心者だったが、ニルスが全面的に協力(製作等にアドバイスしたのは確実だがどこまで関わったのかは不明)した為に順調に勝ち残り委員長のベアッガイⅢと対戦。
ケンタウルスモードを披露したりと終始優勢だったが、ベアッガイⅢ内部に仕込まれていた綿に絡まり動きがストップ。そのまま場外に投げ飛ばされ失格となった(綿が絡まったおかげで破損することはなかった)。
「私のナイトが~」といったキャロラインの台詞からキララとは違いこのナイトガンダムに愛着があった様子。
またアッガイⅢ、ナイトガンダム共に瞳の描写があったので、この回は表情がコロコロ代わる非常にコミカルな回となった。
かつてカードダスに小遣いをブッ込んだ作画担当・牟田口裕基氏の愛の結晶である。
ナイトガンダムが見栄を切ったシーンで一瞬だけスペリオルドラゴンが映るというサプライズがあったが、後に思わぬ形で回収されることになった(後述)。
OPでもシルエットで登場。

○フルアーマーナイトガンダム
「オーノホ…ティムサコ…タラーキー!!!」

最終決戦でキャロラインが乗ってきた新たな機体。
炎の剣、霞の鎧、力の盾の三種の神器を装備したナイトガンダムの最強形態。
この機体は当時キット化されていないため本来最終決戦にはノーマルのナイトガンダムが参戦する予定だったが、前述の牟田口氏が監督に土下座して描かせてもらったらしい。
どんだけナイトガンダム好きなんだこの人。

モックにわざわざランスを持たせ、カードダスのポーズを忠実に再現したその動きは必見。ご丁寧に、このナイトガンダムに倒されたモックはサタンガンダムのツノと杖を持っていた。
なお力の盾は、ニルスのアストレイを庇った際に原典に忠実に割れてしまっている。
バーサルナイトガンダムの参戦フラグ?

その後、長い間出ていなかったBB戦士レジェンドとしてフルアーマーナイトガンダムの発売が決定した。
ヤジマ商事から圧力でもかかったのだろうか。

○ゲルググ、ベルガ・ギロス、ゲイツ、コブラガンダム
世界大会予選に登場。
ベルガ・ギロスはゲルググにショットランサーで襲い掛かるも躱された所にビームライフルで撃たれて撃墜される。
ゲイツは当初は透明化するように風景に溶け込む隠す布を被って隠れていたが、姿を現し斜面を滑り降りながら(おそらくはゲルググに)射撃を仕掛ける。
しかし直後に砂漠に潜っていたコブラガンダムの奇襲戦法によって撃墜される。
コブラはゲルググの片腕を撃ち抜くも、回転ビームナギナタを前に倒された。
ゲルググはドイツ代表のライナー・チョマーが使用。スカートアーマーを装備、カラーリングはニムバスのパーソナルカラーにも似た赤と青紫。
ベルガ・ギロス、ゲイツは本編にも登場したブラックバンガード仕様と指揮官カラー。

○メッサーラ、ギラ・ドーガ
世界大会予選に登場。
メッサーラは既に残骸状態、ギラ・ドーガはアビゴルバインのパンチで胸を貫かれ敗北。

○ガンブラスター
世界大会予選に登場。ほとんど頭と真上から見た図しか描かれていないが、カラーリングとバックパックが見える角度で倒れたためガンイージでないと判断できる。
フェニーチェに頭をとばされたうえで敗北。ちなみにこの時のリカルドは二日酔い。
12話でもチラッと登場。

○ジ・O、ガンダムスローネツヴァイ、ガンダムヴァサーゴ
世界大会予選に登場。ラスボス二体と強敵一体という豪華なメンバー。
カイザーを倒したアイラを危険視し、一時休戦を申し出て全員でキュベレイパピヨンに向かうも、全員まとめて謎の攻撃で撃墜される。豪華なかませ

ゲーマルクデュエルガンダム・アサルトシュラウド、スーパーカスタムザクF2000
世界大会予選に登場。
デュエルとザクはそれぞれゲーマルクとスタービルドストライクに、ゲーマルクは展開したチルド、マザーファンネル共々ビルドストライクに撃墜される。
カスタムザクはF2本体が緑(ザクそのままをイメージしていると思われる)、追加装甲が黄色。たっつんは装備していなかったアンテナも付けている(現実で発売されるキットでもF2ザク頭部全てがつくので可能)。
デュエルASは基本装備に加えて本編では使用しなかったゲイボルグを装備している。カラーリングは臙脂、黒、灰(要するにプロトタイプガンダムかスローターダガーに近い)。
ちなみに、ゲイボルグはリニアキャノン系の装備、つまり実弾なのだがビームとして扱われている(設定の誤認、設定の変更、改造した設定等が考えられるが不明)。
ゲーマルクのパイロットがどことなくジュンコさんっぽい。完全に高火力の遠距離砲撃仕様の機体だが、
高速のチルドファンネル以外だけでなく、マザーファンネルから発射されたビームは複数回屈折しつつ敵を追尾する鬼畜仕様。かつてのビルドストライクでは勝利出来たか怪しい強敵。

ガンダムヴァーチェ
会場モニターに映る。映像は00第1話の使い回し。
後に世界大会決勝トーナメント1回戦にも出場し、その時はなぜかう◯こ色に塗装されていた(ヴァーチェフィジカルの設定だったのだろうか)。

○ガンダムF91、陸戦型ガンダム・ジムヘッド、GN-X
世界大会予選に出場。ケンプファーアメイジングと対戦し、全機瞬殺された。
F91はハリソン・マディン専用機。ビームライフルの撃ち合いで撃墜される。
ジム頭は爆煙の中から飛び出してきた敵機に対応しきれずよりにもよって頭をナイフで串刺しにされ、ライフルを至近距離で浴び爆散。
GN-Xは連邦正規軍カラーで後期型擬似太陽炉のオレンジ色の粒子を放出していた。ライフルのバレルをパージし連射で畳みかけるもライフルの一射で撃墜される。
こいつらのファイターはダグオンの森、海、翼に似ている。

○M1Aアストレイ、エアリーズ、ガンダムデュナメス
世界大会のロワイヤルに出場。
M1Aはシュライク装備。エアリーズがマシンガンで撃ち落とすが、直後にデュナメスに狙撃された。

ドムトルーパー
世界大会のロワイヤルに出場。3機でケンプファーアメイジングを取り囲むも、投げナイフとマシンガンで一掃される。

○コンティオ、オクト・エイプ改、ハイペリオンガンダム、ガンダムヘビーアームズ改EW
世界大会のロワイヤルに出場。3機はキュベレイパピヨンに一掃される。
ヘビーアームズは距離を置いてフルバーストを仕掛けるが全弾かき消され撤退した。ちなみにEW版なので全て実弾。

○NダガーN
世界大会のロワイヤルに出場。森にひそんでいた戦国アストレイに忍び寄るが、サムライソードの投擲で倒された。

○ザクタンク、ティエレンタオツー、ドワッジ、サーペント
世界大会のロワイヤルに出場。
タオツーとドワッジは地上での機動力を活かし、サーペントはパラシュートで降下しながら4機がかりで優勝候補のウイングガンダムフェニーチェに仕掛けるも、バスターライフルの照射で消し炭にされた。
なぜ攻撃力実質皆無のザクタンク(一応的が小さいというのはあるが)を選んだかは不明。

○ガウ攻撃空母
○ドラグ・エピオン(仮)
○ゲンガオゾ
○ガンダムヴァサーゴチェストブレイクonシャクルズ
○ガンダムアシュタロン
○バンデット
○ビギナ・ギナ
世界大会のロワイヤルに出場。ドイツ代表ライナー・チョマー率いるNTR組。全てをつぎ込んでフルスクラッチしたガウに仲間を乗せてフェニーチェに復讐する。
ヴァサーゴCBはトリプルメガソニック砲を撃ちかけたところでスタービルドストライクに撃ち抜かれ、続けてアシュタロンとゲンガオゾも撃墜される。
ヴァサーゴとアシュタロンは兄弟的な関係らしくヴァサーゴが撃墜されると兄さんと言っていた。
ビギナ・ギナはフェニーチェに撃ち落とされる。バンデットはワイヤーでフェニーチェを拘束するが、バルカンでワイヤーを切られて肩部ビームガンを喰らい大破。
ガウはどこぞの坊やよろしく、拘束状態のフェニーチェに突撃するが、あと一歩のところで魔王のハイパーサテライトキャノンに貫かれ墜落した。

○ザクⅡF型
世界大会のロワイヤルで突如出現した機体。メガサイズモデルであるが、頭部のディテールはPG。
PPSE社会長のマシタが余興として投入した無人機で、スタービルドストライク、魔王、フェニーチェに襲い掛かるも、
戦国アストレイやケンプファーアメイジングが援護に加わり、ディスチャージライフルモードの散弾砲を喰らい爆散した。
ちなみにF2や初代名人のイメージ図のシャア専用(S型)を除けば、普通のザクとしては初登場。

○ハイゴッグVSゾノ
アルゼンチン代表のレナート兄弟が駆るモスグリーンのハイゴッグ。
相手の赤いゾノは八つ裂きにされていた。
ブレードアンテナが付いていることや、あのレナート兄弟が製作したことから、なんらかの特殊なシステムが搭載されている可能性が高いが、詳細は不明。

☆本作完全オリジナル

○モック
PPSE社が提携しているバンダイのガンプラではなく、PPSE社オリジナル商品。
真っ白なボトムズ。名前の通りもどき、パチモン。
真っ白で簡単なラインなのは、恐らくコイツが登場した最終回の大規模宇宙戦闘の作画スタッフへの負担を減らすため

ガンプラがあるのにこんなもん売れるのかよ……と思われがちだが、こいつは対CPU戦用である点がミソ。
通常所謂1Pプレイのエキシビジョンの場合、既存のガンプラのデータしかインプットされておらず、高度な改造ガンプラと戦うことは出来ないが、
このモックは任意でパーツを変更することが出来るので、特定の改造ガンプラという仮想敵を相手に一人で延々と練習することが出来る、というメリットがある。

いわばガンプラバトルのみに重点を置いた商品だが、ガンプラ作りの楽しみというものは殆ど無いと言って良いだろう。
ガンプラバトルを提供するPPSE社らしい発想である。

最終決戦後、アリアンに送還された元マシタ会長の露店で売られている。
エンディングを見る限りかなり売れているようだが、このままアリアンでガンプラバトルが広まるのだろうか。

「っていうかなんですのこの項目は!? これ何、熊?! ってかロボットじゃない!?」

「ロボットじゃなくてガンプラ!」

「何ですの? それ?」

「ガンプラとは、アニメ機動戦士ガンダムのプラモデルの略称です」

(…プラモデル? おもちゃの項目に、私が敗れたというの…? ば、馬鹿にしてぇ…! コウサカ・チナ! この屈辱、絶対に忘れなくってよ!)

「今度こそ私は貴方に勝ってみせる!どちらの追記・修正が美しく!そして強いか!勝負よ!」


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最終更新:2024年01月07日 01:58

*1 主役機がストライクの改造機であるため、ある意味では釣り合いが取れているとも。第1話でギャンに敗北したり纏めて掃除されたりしたW系やX系にしても、ウイングガンダムやガンダムXは主要キャラの愛機として大活躍が描かれている。