レーザーブレード(特撮)

登録日:2011/11/22(火) 14:06:05
更新日:2024/04/02 Tue 15:57:03
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レーザー・ブレードッ!!




レーザーブレードとは、主にメタルヒーローシリーズの中でも特に宇宙刑事シリーズで使用されたである。
登場は『宇宙刑事ギャバン』から。
本項目では名称が違うだけでほぼ同一の武器やメタルヒーローシリーズ以外の特撮およびアニメ作品に登場した類似武器に関しても取り扱う。
あくまで演出で光る物はここでは除外する。




概要

レーザーブレードの最大の特徴は、実体剣に何らかのエネルギーを纏わせ、より威力の高い光の剣に変えるというもの。
通常時も普通の実体剣として使える点が、ライトセーバービームサーベルといった「実体の無いエネルギーの刃を持つ光剣」との違いである。

撮影では剣のプロップをビデオ合成によって輝かせている物と、蛍光灯を使った殺陣の2種類が用いられている。
『ギャバン』開始当初は前者が主流であったが、あまりにも大量に合成を施さなければならないため、その費用がネックになったらしく、シリーズが進むにつれて後者との比重が逆転していった。
が、蛍光灯も蛍光灯で、電源ケーブルが伸びているのを見抜かれるリスクがあったり、しかもデリケートであるため立ち回りの際に少しぶつけただけで割れてしまうなど、細心の注意が必要であった。
ただ、2000年代以降は新たにLED電灯が登場。蛍光灯より強度も備え、壊れた場合の被害が少なく、発光色を変えるのも容易なため、その辺りの負担も減った。

スターウォーズ』シリーズが始まった当初も、殺陣のノウハウが無かった*1ために、反射テープが貼られた棒で出来たライトセーバーが何本も犠牲になったという逸話はよく知られている。
放送当時、そんなことなど知らずに宇宙刑事シリーズを観ていた子どもたちは多かったと思われるが、あのチャンバラ殺陣はヒーロー役・怪人役の双方の演者に高度な技術を要求する、非常に緻密な連携プレイだったのだ。

だが、その苦労の甲斐あって渡辺宙明氏による処刑用BGMをバックにしたレーザーブレードによる殺陣は大変素晴らしいものとなり、メタルヒーローシリーズの顔とも呼べるものとなっていった(この処刑用BGMは音調を変えて何度も使用されており、宇宙刑事シリーズ以外にも使用されている)。

しかし、メタルヒーローシリーズにおけるヒーローの必殺技は『機動刑事ジバン』を契機に剣技から重火器にシフトしていき、その後は剣などの刃物が登場してもレーザーブレードの様に使用することは無くなった。



レーザーブレード

宇宙刑事三部作に登場。
銀河連邦警察のエリートである“宇宙刑事”の共通装備の一つであり、名称はエネルギー注入前後にかかわらず“レーザーブレード”で統一されている。

全長100cm、重量1kg程の大きさの実体剣が何らかの形でコンバットスーツに収納されており、特定の部位に手を添える(ギャバンは左手首裏、シャリバンは左腰ホルスター、シャイダーは腹部ベルトバックル状パーツ)ことで自動的に手の内に出現する。

エネルギーの注入は掌で行われ、注入後は更に切断力を強化する事が出来る。
なお逆に掌でエネルギーを戻す事でただの実体剣状態に戻せる。

しかし、レーザーブレードは強力な分、使いこなすには使用者の精神力と集中力を極限まで絞り込む必要がある。
そのため、訓練半ばで派遣せざるを得なかったシャイダーは己の未熟さ故に一度レーザーブレードを発動出来なかったことがあった。
また、当然ながらコンバットスーツの機能に支障が出た場合もレーザーブレードを発動出来ない。

当然のことだが、常にバージョンアップなどが成されているようである。

宇宙刑事ギャバン

ギャバン唯一の携帯武器であり、バードニウムエネルギーが注入されることで強化される。

必殺技はバードニウムエネルギーを最大出力にし、大上段から振り下ろして相手を一刀両断する「ギャバンダイナミック」
その威力は凄まじく、巨大化したダブルモンスターをも真っ二つにする。
番組後期には前方宙返りを加えて威力を増した強化版、次回作の最終決戦では複数回斬り付けるかのような演出の派生版が見られた。

なお、彼を基に製作されたギャバンブートレグオレンジに輝くレーザーブレードを使用する。
精神力を持たないであろうロボット戦士にも使えるのは、30年の技術革新の賜物だろうか。

ちなみに処刑BGMとして有名なレーザーブレードのテーマ曲だが、これは元々マクーの襲撃シーンをイメージした楽曲で、タイトルも「レーザーブレード」を冠しない「襲撃II(B11)」だった。
実際、本編初期でもタイトル通りの使い方がされており、『テレビオリジナルBGMコレクション 宇宙刑事ギャバン』でも「マクーの攻撃」というタイトルが付けられている。
だが、ストリングスとトランペットのリズムやメロディーが醸し出す雰囲気を受けて、選曲を担当した村田好次氏のアイデアにより、第17話を境にレーザーブレードによる必殺技発動シーンの楽曲として使われる事が多くなったという。
以降、『宇宙刑事シャリバン』『宇宙刑事シャイダー』でもレーザーブレード使用時の楽曲は『ギャバン』のものを踏襲する形になった他、
同様に渡辺氏が作曲した『光速電神アルベガス』やOVA『破邪大星ダンガイオー』、『神魂合体ゴーダンナー!!』の一部楽曲も『ギャバン』のものがベースになった。


宇宙刑事アラン

ゲストキャラとして登場したバード星の宇宙刑事。彼はコンバットスーツを使用していない為、レーザーブレードはホルスターに収納している(なお、DVDの特典によれば、ギャバン同様にコンバットスーツや各種メカ自体は所有している模様)。
必殺技は刀身に注入したエネルギーをビームとして放つ「フラッシュ・イン・ゴー」


宇宙刑事シャリバン

シャリバンのレーザーブレードはギャバンの物とあまり変わりがないが、こちらはソーラーエネルギーを注入することで威力を3倍に強化することができる。

必殺技は輝く太陽をバックに最大出力のレーザーブレードで袈裟斬りを決める「シャリバンクラッシュ」
こちらも途中で複数回斬り付けるかのような演出の強化型になった。
新世代のシャリバンクラッシュは直接斬らずにエネルギーの刃を飛ばせるようになっている。

物語終盤では聖なる剣(イガ星の獅子の剣)との二刀流も披露した。


宇宙刑事シャイダー

シャイダーの使う物は前任の2人よりも新型らしく、「レーザーウィップという光のとしても使用可能(『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』ではギャバンも使用している)。
彼の場合はプラズマブルーエネルギーを注入して威力を強化するが、彼のみ右手(逆手持ち)でエネルギー注入が行われるので右→左→右と持ち換えている。

最大出力のレーザーブレードで敵を横薙ぎに真一文字に切り裂く「シャイダーブルーフラッシュ」はシャイダーの使う技の中でも最大の必殺技であり、一度も破られていない。
シャイダーブルーフラッシュもまた新世代の物はエネルギーの刃を飛ばせる。


宇宙刑事ギャバンtypeG

初代ギャバンと同じ形状のスーツなのか、これがギャバンtypeG唯一の携行武器にあたる。
バードニウムエネルギーも初代と同じかそれ以上であろう。

必殺技は初代と同じ跳躍式の縦一文字切り「ギャバン・ダイナミック」、そして最大出力のレーザーブレードで十文字に切り裂く「ギャバン・ハイパーダイナミック」

特命戦隊ゴーバスターズ』での競演回ではレッドバスターがソウガンブレードで横一文字に切り裂いた後、跳躍してギャバンtypeGがギャバン・ダイナミックを決めるというコンビネーションを見せた。
宇宙戦隊キュウレンジャー』とのコラボ回では、ヘビツカイシルバーの袈裟懸けのオフューカスインパクトに、同じく縦斬りを袈裟懸けにしたギャバン・ハイパーダイナミックを組み合わせて、回転する三枚刃の斬撃を飛ばす合体技を使用している。

後にVシネマ『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』で、マッドギャランとの戦いによりレーザーブレードを折られて以降は、初代ギャバンこと烈から彼自身の武器であり、『宇宙刑事の魂』でもある「レーザーブレード・オリジン」を託される。
ジャスピオンの故郷であるエジン星で鍛え直したものだけあって、その切れ味は抜群。
これを用いた際、ギャバン・ハイパーダイナミックと後述するジャスピオンのコズミックハーレーの合わせ技である「ギャバン・コズミックダイナミック」が必殺技となる。


宇宙刑事エステバン

Vシネマ『宇宙刑事シャリバン THE NEXT GENERATION』に登場する宇宙刑事エステバンも、もちろんレーザーブレードを武器としている。
必殺技はレーザーブレードに収束した黄金のエネルギーを斬撃として飛ばす「エステバン・アグレッション」


レーザーブレードの類似武器

その他メタルヒーローシリーズ

ブレーザーソード(プラズマブレーザーソード)

巨獣特捜ジャスピオン』の主人公・ジャスピオンの主武装となる片手用の光子剣。プラズマブレーザーソードとは、ブレーザーソードに光子エネルギーをチャージした状態を指す。
長さ105センチ、重さ3キロで、普段は5cm程に収縮されてメタルテックスーツの後頭部に格納されている。
必殺技はX字に相手を切り裂く「コズミックハーレー」。終盤では巨獣バドルゲスを倒すほどにパワーアップした。


ツインブレード

時空戦士スピルバン』の主人公・スピルバンの必殺武器。
必殺技を使う時以外はあまり使われなかったが、メタルヒーローシリーズでは唯一、柄の両側から刃を展開可能なタイプである。
エネルギーを注入することでレーザー剣に変わり、この状態では最大10数m程も光刃を伸ばして攻撃することが可能となる。
なお、スピルバンは発光する刃を掴んでもダメージを負う様子がなく、何らかの特殊な機構があるのかもしれない。

必殺技はツインブレードの片方を伸ばして相手を貫き、距離を詰めてから剣を抜いて袈裟斬り・逆袈裟を連続で決める「アークインパルス」
スピルバンは「アーク・イン・パルス」と発音しているが、エンディングテーマでは水木一郎氏が「アーク・インパルス」と発音しており、そのイントネーションはイマイチ不明。

派生技に専用バイク・ホバリアンに乗りながら斬りつけるバージョン、スピルバンの怒りが爆発した最終回での2回連続斬りバージョンがある。


レーザーアーム

超人機メタルダー』の主人公・メタルダーの必殺技。
「争いを好まぬ僕に武器はない」という剣流星の言葉通り、腕にエネルギーを集めた後、超高速で振動させる事によって前腕部を青く発光させ、敵を斬り裂く。つまりレーザー手刀
左右両腕で使用出来、2刀流も披露した。
基本的に敵へのトドメに使用するが、時折そのまま戦闘を行う時もある。


磁光真空剣

世界忍者戦ジライヤ』の主人公である山地闘破が磁雷矢となった際に使用する、戸隠流に伝わる日本刀。ジライヤスーツ同様、宇宙から伝わった装備である。
磁雷矢が「磁光真空剣!」と叫ぶことでレーザー刀になるが、これが可能なのは宇宙人の末裔である闘破だけであることが後に判明した。
そのため、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』とのコラボ回アカニンジャーが使った際は「ジライヤがレーザー刀にしてからアカニンジャーに手渡す」という形で対処している。
また、磁光真空剣自体には自意識が宿っており、デモストの愛刀である暗黒剣の封印が解かれた際には鞘ごと自ら闘破の元に現れたり、愛車である黒星馬(ブラックセイバー)の助手席に座り道案内をする、復活した暗黒剣と浮遊しながら刃を交えるなどの描写が見られた。

必殺技は「磁光真空剣・真っ向両断」「磁光真空剣・横一閃」「磁光真空剣・十文字斬り」他多数。
これらを喰らった相手は七色の光に包まれて消滅するが、明らかに死んでいるようにしか見えなかった敵の世界忍者が後日再登場することがあった。


暗黒剣

磁雷矢の宿敵である宇宙忍・デモストの愛刀で、デモストの邪悪な呪いと殺気が宿った半身的存在でもある。
2300年前、磁雷矢の祖先がデモストを投獄する際にその刀を人目のつかない地(後にダムの建築地となる予定の無人村)に処分したが、
名刀コレクターの異形忍・紅トカゲによって封印が解かれ、最終的にデモストの手に戻ってしまった。

磁光真空剣と同様デモストの意思でレーザー刀に変化。それと刃を交えるだけでエネルギーの奔流が周囲に巻き起こり、
鍔迫り合いだけでエネルギー同士が干渉しあって磁雷矢とデモストを巻き込むほどの衝撃波が襲い掛かった。
また自意識をも持っているが、デモストと同じく磁雷矢への恨みで満ち溢れており、手にした者をたちまち操り人形へと変えてしまう恐るべき妖刀でもある。


マクシミリアンTYPE-3(マクシミリアンソード)

警視庁秘密捜査官警視正・機動刑事ジバンのメインウェポン「マクシミリアンTYPE-3」の3つの形態の内、に変形したものがマクシミリアンソード。
エネルギーを集めることで光輝く必殺武器となり、「ジバンエンド」「ジバンハーケンクラッシュ」等の必殺技が使えるようになる。

物語中盤で重火器のダイダロスやオートデリンガーが登場してからは若干影が薄くなるが、最後まで活躍し続けた。


マックスキャリバー

警視庁特別救急警察・特警ウインスペクター隊長の香川竜馬がクラステクター・ファイヤーに着火した際に使用するレスキューツール。
クリスタルバイオファイバーで精製された刀身・エレクトロブレードは、通常時でも直径50センチメートルの鉄柱を難なく切り裂けるが、剣先からは超エネルギーパルス弾を発射する「レーザーパルス機能」や超振動レーザーを発生し削岩作業に用いる「超振動レーザーソード機能」も備えている。

これだけでも強力なのに、物語中盤に投入されるギガストリーマーにジョイントすることでマキシムモードに変形。
1発で50cm四方の鋼鉄の塊を蒸発させ、M1エイブラムス戦車を5秒で消滅させるプラズマ光波弾を発射する。
レスキューツールとはいったい……


仮面ライダーシリーズ

光子剣リボルケイン

仮面ライダーBLACK RXがサンライザーで光を結晶化させて作り出す必殺武器。
相手に突き刺しエネルギーを注入し、爆死させる「リボルクラッシュ」が必殺技。
本来は剣ではなく杖(cane)。更に言えばライトセーバー式の方が正しいのだが、ゲスト出演するとレーザーブレード式となるので、本項目でも一応触れておく。
詳しくは上記項目を。

ちなみに合成に相当の手間がかかるため使える時間(フィルム数)が決まっていたのだとか。
劇中でもチラっとだけ光っていない状態が映る時があった。
なお、『RX』放送当時、旧来のファンからはよく「宇宙刑事っぽいライダーは邪道」と批判されており、『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』でも鳴滝が同様の苦言を漏らしていた。

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』では、ラスボスライダーである仮面ライダーバールクスがリボルケインにも似た長剣を使用している。


バイオブレード

RXが二段変身したバイオライダーの武器。
リボルケインが変化した物で、必殺技の「スパークカッター」を決める際に光輝く。


ファイズエッジ

仮面ライダーファイズが使用するエナジーハンドルブレード。
普段は専用バイク・オートバジンの左ハンドルグリップとして収納されているが、ファイズがミッションメモリーを装填することで引き抜かれる。
刀身には凄まじい出力のフォトンブラッドが収束されており、刃ではなく放出するエネルギーで敵にダメージを与える。
グリップ部のボタンを押すことで「Exceed Charge!」の音声と共に必殺の「スパークルカット」が発動。
ファイズエッジを振るうと赤い光波が地表に放たれ、拘束された敵を横薙ぎに一閃→逆袈裟に斬り上げるとΦのマークと共にオルフェノクが灰と化す。


カイザブレイガン

仮面ライダーカイザが用いる複合装備。
名前(BLADE + GUN)からも解るように銃と剣が一体となったもので、基本はガンモードだがファイズのフォトンエッジと同じくミッションメモリーを差すことで刃を展開、必殺の「カイザスラッシュ」を発動した際に黄色いフォトンブラッドが充填されて発光する。

ちなみにブレードは下部に付いているので基本は逆手持ちだが、変身者によっては順手持ちにしたこともあった。


トンファーエッジ

仮面ライダーサイガ専用の飛行ユニット「フライングアタッカー」の操縦桿にミッションメモリーを装填・引き抜くことで2本のトンファー型格闘戦用装備トンファーエッジが出現する。
トンファーといいつつ斬撃武器だが、その切れ味はファイズエッジやカイザブレイガン以上であるという。
ファイズ、カイザと同じく必殺技「サイガスラッシュ」を発動する際に青く発光する。


スーパー戦隊シリーズ

スパークサーベル

大戦隊ゴーグルファイブゴーグルレッド、ゴーグルブルー、ゴーグルイエローが第19話で使用。
5人の共通武器であるゴーグルサーベルの刀身を青く輝かせることでサーベルの威力が増幅される。
コウモリモズーが隠れ蓑にし、実体を持たず瞬間移動する幽霊屋敷のドクロ兵士を切り払った。
第46話ではゴーグルレッドがこの技の強化版である「電光サーベル」を使用。
スカンクモズーのスカンク腐れ爆弾の着弾による毒ガスで攪乱攻撃を行うマダラマンを退けた。
最終話では暗黒科学帝国デスダークの本拠地である暗黒機械城デストピア内でゴーグルブラックが使用、総統タブーの間を守護する鎧武者を迎え撃った。


ダークソード

科学戦隊ダイナマンの第三勢力であるダークナイトが使用する長剣。
隻眼の仮面に施された緑の宝玉が輝くと周囲が暗転、その際に刀身が緑色に輝く。素材が夜光塗料であるため、この仕様は無理もない
ダークナイトはこの剣を振るい、緑の円月殺法と共に闇に溶け込む「ダークナイト・闇の舞」で敵を翻弄し、一瞬の隙をついた突き攻撃「ダークハリケーン」で息の根を止める。


帝王剣

ダイナマンの敵・有尾人一族ジャシンカ帝国の帝王アトンが使用する魔剣。
有尾人一族の帝王しか振るうことが許されないその剣は強大な魔力を秘めており、常人が手にするとたちまち命を吸われ、相手を殺すまで発狂してしまう。
所有者の妖力を受けることで刀身が黄金色に煌めき威力が増大、その切れ味はダークソードと寸分違わずダークナイトの作り出した空間を打ち破るほどの力を見せる。
アトンの死後、帝王剣は姪っ子である王女キメラを介してその息子たる王子メギドが所有者となる。その際、メギドは若き帝王として認められた。


バイオソード

超電子バイオマンの共通武器。
通常は光線銃として右腰のホルスターにマウントされているが、銃口から刀身を出すことで短剣・長剣へと変化。
短剣モードでもメカクローンを破壊できる切れ味を持つが、長剣モードではエネルギーユニットが五人の体内に流れるバイオ粒子に反応し刀身が発光。
その状態から「ファイヤーソード」「ハリケーンソード」「エレキソード」「サンダーソード」「レーザーソード」など、メンバーごとに異なる強力な剣技を放つ。
また、バイオマンの必殺技の一つとして発光したバイオソードを真上に重ね、渦状の光線を放つ「バイオエレクトロン・ミラクルレーザー」がある。
「カラーバリエーションがあるレーザーブレード」という、宇宙刑事にもなし得なかった新要素が実現した。


プリズム聖剣

超新星フラッシュマンのリーダー・レッドフラッシュ専用の長剣。
プリズムエネルギーを長剣状に錬成したその剣は、剣先から柄に至るまでルビーのごとく真紅に輝く。
額のプリズムパワー増幅メカからエネルギーを伝達することで威力が増強。
その状態のまま、円月殺法の構えから繰り出す燃える剣戟「ファイヤーサンダー」や、その強化版である「スーパーカッター」が必殺技。


マスキーブレード

光戦隊マスクマンのリーダー・レッドマスク専用の両刃剣。
刀身は3段階に調整が可能で、片手を通して刀身にエネルギーを集めることが出来る。
エネルギーを光の矢として発射する「レーザーアロー」、オーラパワーを集中して剣先から放つ「マスキーブレード・オーラ斬り」、そして集めたエネルギーを以て相手を切り裂く必殺技の「マスキークラッシュ」など多彩な技がある。
「刃のエネルギーを飛び道具として攻撃に使う」という、これまでになかった使い方を実践してみせた。


ファルコンソード、ファルコンセイバー

超獣戦隊ライブマンレッドファルコンの武器。エネルギーを溜めて敵を切り裂く「ファルコンブレイク」を決める。
前半はファルコンソードを使用していたが、第23話ドクター・ケンプから新合金ギガゾメタルの剣を与えられた頭脳獣ケンズノーに折られて以降、新武器のファルコンセイバーを使用する事になった。*2


GTソード

高速戦隊ターボレンジャーのリーダー・レッドターボ専用の長剣型ターボカセット(個人武器)。
刀身にエネルギーを集めて逆時計回りの円月殺法の構えから放つ×の字斬り「GTクラッシュ」一度も破られたことがなく、数多くの暴魔獣はおろか、暴魔百族の長である帝王ラゴーンすら一度は単体で倒したほど。
GTクラッシュは5人の共通武器であるターボレーザー(ソードモード)を手にしても発動可能で、DCD『スーパー戦隊バトル ダイスオー』シリーズやソシャゲ『スーパー戦隊レジェンドウォーズ』でも二刀流版が採用されているが、実は本編中ではごく稀にしか放っていない。
他にも、「GTソード電光突き」という強力な技も繰り出す。


Vソード

地球戦隊ファイブマンのリーダー兼長兄・ファイブレッドの個人武器。
普段は「Vシャトラー」という短剣だが、5人の共通ツールであるVパワーグリップと接続することで両刃剣となる。
この時、特殊金属ファイバニウムの刀身にエネルギーを集めて銀河闘士をVの字に斬る「Vソードアタック」が必殺技となる。
序盤の必殺技であるブラザーアタックの〆として使われる際はジャンプしながら縦一文字に斬る形になる。
また、エネルギーチャージ時に剣先を地面に突き刺し敵の足元で爆発させる「Vソードスパーク」も強力。

後に海賊戦隊ゴーカイジャーゴーカイレッドもファイブレッドにゴーカイチェンジ時に使用している。


龍撃剣

恐竜戦隊ジュウレンジャーティラノレンジャーの武器。
ヤマト族・正義の戦士にのみ持つことが許される伝説の武器であり、刀身にガイアトロンエネルギーを集めて斬撃を放つ「ティラノスラッシュ」*3を決める。
後に兄であるドラゴンレンジャーから彼の装備であるドラゴンアーマーとレンジャーアームレット、そして専用武器の短剣「獣奏剣」を託されてアームドティラノレンジャーとなった際、二刀流でガイアトロンエネルギーの刃を繰り出す「ドラゴンティラノスラッシュ」*4が使える。


バイブレード

闘う交通安全・激走戦隊カーレンジャーの基本装備。
柄の下のグリップを引っ張ると刀身が発光した「フルパワーモード」になり、ワンパーを一撃で消滅させる程の威力を発揮するようになる。


星獣剣

銀河を貫く伝説の刃・星獣戦隊ギンガマンの共通武器であり、ギンガマンの証。
3000年前の初代ギンガマンが星獣から与えられた長剣で、星を守る神秘の力・アースを正しく扱える者にのみ使用でき、宇宙海賊バルバン封印してからも森の民の中でも選ばれた戦士に代々受け継がれてきた。
剣それ自体にも戦車を難なく斬り裂く切れ味があるが、星獣剣に込められた星獣の力とアースを一つにすることで光輝き、「炎一閃」「疾風一陣」「激流一刀」「雷一掃」「花一心」など、各々のアースに応じた必殺の一撃を繰り出すことが出来る。


ダブルベクター

西暦3000年から来た未来人と西暦2000年の若者で構成される未来戦隊タイムレンジャーの共通武器。
普段はストレージフィールドという亜空間に格納されているが、「クロノアクセス!」の音声コードを受けてクロノチェンジャーから転送される。
二刀が一対となっており、メンバー達は右手に時計の長針型の長剣「スパークベクター」を、左手に短針型の短剣「アローベクター」を携えてロンダー囚人と渡り合う。
アローベクターの刀身はクリスタライズド・メタルという合金で精製され、メンバーごとに刃先の色と形が異なる。
スパークベクターの刀身はクロノマイト合金製で50センチの鉄棒を難なく輪切りにできる切れ味だが、こちらは更に柄のパワーボリュームをスライドすることでエネルギーチャージされて(ビートアップと呼称)威力が増強される。
文字盤を背に時針の構えから放つ「ベクターエンド」が基本的な必殺技で、タイムレッド「ベクターエンド・ビート3」タイムピンク「ベクターエンド・ビート6」タイムグリーン「ベクターエンド・ビート9」を繰り出す。
また、タイムブルーもX字斬りの「ベクターエンド・ビートX」を放つ。

二刀を連結すると両剣のツインベクターになり、その際「ベクターハーレー」という光線を放つ。
また、タイムイエローはこの状態からビートアップして二段袈裟斬りを決める「ベクターディバイディング」が必殺技となる。


ゴーカイサーベル

海賊の汚名を誇りとして名乗る海賊戦隊ゴーカイジャーの共通武器であり、元々はアカレッド率いる赤い海賊団の所有武器であった。
二刀流や五刀流で戦ってもよし、投げてもよし、ぶん回してもよしと型にはまらない使い方がウリだが、
歴代スーパー戦隊の力の結晶であるレンジャーキーを鍔元に施されたゴーカイシリンダーにセットすることで「ファァァァイナルウェイィィィィィブッ!!」の音声と共に刀身が発光、「ゴーカイスラッシュ」という衝撃波が繰り出される。
発光はメンバーごとに異なり、ゴーカイガンと併用することでエネルギー弾を衝撃波で加速させる「ゴーカイブラスト&スラッシュ」という技も使われる。


ソウガンブレード

ヴァグラスの脅威から人類を守る特命を帯びた特命戦隊ゴーバスターズの共通武器。
普段は双眼鏡として使用されるが、戦闘時にはボディ部をコの字から一直線状に移動させることで短剣として使用、ヴァグラスが送り出すメタロイドを切り伏せる。
柄部のスイッチを押すことでパーツが展開、「It's time for Buster!」の音声と共に刀身にエネトロンがチャージされて威力が増強される。


キラメイソード

秘密組織CARATが作り出した青く輝く剣で、キラメイストーンに選ばれたキラメンタルの戦士・魔進戦隊キラメイジャーが使う。
主にキラメイブルーキラメイグリーンが使用する。
刀身はブルーダイヤというキラメイストーンから錬成されており、鍔部に施されたセンターボタンを二度押すことで「キラメイチャージ!」、キラメンタルが刀身に宿り威力が増強。必殺の剣戟「チェックメイジ」が発動する。
なお、妄想力想像力に長けるキラメイレッドも使用。
更にこの剣とキラメイイエローキラメイピンクも使う銃・キラメイショットを合体することで必殺のキラメイバスターが使用可能となる。


暴太郎戦隊ドンブラザーズドンモモタロウが振るうサングラス型大太刀。
ドンモモタロウの型にはまらないフリーダムな戦闘スタイルで立ち塞がる脳人ヒトツ鬼を切り伏せる。
サングラス状のゴーグルをスライドすることで脳人レイヤーのギミックを利用し、ブーメランの如く投擲することも可能。
鎺下(はばきした)*5にあたる位置に施されたギアを回すことで「ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!カモーン!!」という音声と共にエネルギーチャージ。「アーバタロ斬!アバタロ斬!」の待機音声が鳴り響き刀身が虹色に発光。トリガーを弾くと「必殺奥義!アバタロ斬!!」の音声と共に・快桃乱麻が発動。虹色の軌跡と共に敵を両断する。
他にも、「お供たち」こと他のメンバーが祭りやぐらを引き上げてからギアを回すことで「ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!!」の音声と共に「モーモタロ斬!モモタロ斬!」の待機音声が鳴る。その後、援護射撃を受けて放つ乱れ斬り桃代無敵・も強力。ヒット後、「必殺奥義!モモタロ斬!!」の音声の後で「ドン!ドン!ドンブラザーズ!!」と鳴り響くのもインパクトが大きい。
更に、変身アイテムであるドンブラスターにも対応。天面部の送信機をギア部の裏側にある受信機に合わせることで、歴代スーパー戦隊のアバタロウギアのデータを読み取り、「レジェンド必殺技」を繰り出すことができる。
ドンモモタロウアルター時には脳人レイヤーに当たると複数の剣が発生。広範囲の攻撃が可能。
ドンロボタロウ時にもザングラソードを使用。その際、猛スピードで居合抜きを繰り出す「心桃滅却・アバター光刃」とロボタロウとなったお供らと繰り出す前人未桃・打ち上げロボタロウが必殺技となる。


その他特撮・アニメ

レーザーサーベル

星雲仮面マシンマンの武器。見た目・戦法ともにフェンシングで使うレイピアのように見えるが、実際は刃が付いており刺突用の剣ではない。
バリアを張ることも出来る。
必殺技は剣を緑色に輝かせてZ字(人間相手にはM字)に斬る「マシンサンダー」
発動シーンはバンクなので、第2話以降は収納されることが殆どになった背中のマントを付けたまま発動せざるをえないというメタな欠点がある。
アンドロイド兵士を破壊する程の威力があるが、悪人相手には威力を加減して気絶させ、カタルシスウェーブを浴びせて更正させるのがマシンマンのお約束
意外なことに、宇宙刑事のレーザーブレードと違って放送当時に玩具が商品化された。


蛇の韓鋤剣(オロチノカラサイノツルギ)

海の戦神スサノオが『ヤマトタケル』の主人公ヤマトタケルに授けた聖なる剣。
ヤマトタケルがウツノイクサガミ(宇宙戦神)に化身してヤマタノオロチと戦った際に光輝く剣として首を薙ぎ払った。

なお、元ネタである蛇之韓鋤(をろちのからさひ)とは、日本神話において須佐之男命が八岐大蛇を退治した際に用いた剣で、またの名を天羽々斬(あめのはばきり)という。


ジャスティスブレード

宇宙刑事シリーズをモデルにしたOVA『学園特捜ヒカルオン』から、主人公・四方堂光が変身するヒカルオンの必殺武器。
レーザーブレードにも似ているが、エネルギーを込めることでその刃は伸縮自在となる。
必殺技は最大出力のエネルギーで赤い逆光を背に、邪教集団ウラーの怪人に袈裟斬りを決める「ジャスト・バン・ブレイク」


レーザー竹刀

吉崎観音作のSFコメディ漫画『ケロロ軍曹』から、宇宙探偵556(コゴロー)が使用する武器。
見た目は竹刀だが元ネタのギャバンのレーザーブレードのごとく刀身を光らせて556(コゴロー)オーガニック」を繰り出す。


キュアフルーレ

プリキュアシリーズ第5作『Yes!プリキュア5Go!Go!』から、プリキュア5が中盤習得した武器。
薔薇を模した柄部からフルーレにも似た細身の光の刃が伸び、「クリスタルフルーレ」「ファイヤーフルーレ」「シャイニングフルーレ」「プロテクトフルーレ」「トルネードフルーレ」と、それぞれが各プリキュアのイメージカラーと同じ色をしている。
5人が刃を重ねた後、突き出すことで必殺の「プリキュア・レインボー・ローズエクスプロージョン」が発動、巨大な薔薇のエネルギーが敵を飲み込んで浄化させる。

最終話ではミルキィローズもミルキィミラーからキュアフルーレを思わせる光の刃を生成。
「プリキュア・ミルキィローズ・フローラル・エクスプロージョン」を発動させエターナル館長を浄化させた。

映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪』では、シャイニングドリームとなったキュアドリーム「スターライトフルーレ」を使用。
ムシバーンとの決闘の末、 自身を光に変えて敵を撃ち貫く「プスターライトソリューション」で勝負を制した。


ガット・ブロウ(ファイブスター物語/花の詩女ゴティックメード)

設定変更後のFSSにおいて騎士達やゴティックメード(GTM)*6が振るう武器。
前設定での実剣(スパイド)と光剣(スパッド)の設定を一つにまとめたもの。
正式名称は「エレクトロ・マグニフィケーテッド・カーソル・ガット・ブロウ」。
通常時は刃のない刀身をもつ実剣だが、刀身から電磁波を発生させ、電磁プラズマの刃を纏わせることで切断力を得る。
そもそも騎士やGTM自体が、レーザーの斉射を見切って切り払えるという規格外の身体能力/性能を持っており、そんな彼らが自在に振るえるこの武器もまた常人には扱いきれない規格外の武器である。


余談

他に剣を使う戦隊ロボは、高確率で「剣に光を纏わせ、斬りつける」必殺技を持つ。




追記・修正用にレーザーブレード風BGMが欲しい今日この頃

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最終更新:2024年04月02日 15:57

*1 ヴェイダー役のデヴィッド・プラウズが寸止めが下手だったというのもあったらしい

*2 ファルコンセイバーの初登場は第22話なので、ファルコンソードが折られたからセイバーが作られたわけではない。

*3 「ジュウレンジャー」本編では技名はなかったが、『スーパー戦隊バトル ダイスオーDX』にて付けられた。

*4 こちらも『ダイスオーDX』にて技名がつけられている。

*5 鎺(はばき)という太刀/刀身を鞘に固定する金具に隠れた部位のこと

*6 前設定でのモーターヘッド。いわば巨大ロボ。詳細は項目参照