未確認生命体(仮面ライダークウガ)

登録日: 2010/08/05(木) 15:07:25
更新日:2023/09/01 Fri 00:50:28
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未確認生命体は、テレビドラマ『仮面ライダークウガ』に登場する怪物。

長野県九郎ヶ岳遺跡から現れた謎の怪人に警察が付けた総称。劇中では「未確認」や「第○号」と呼ばれる。
未確認生物(UMA)ではない。



【概要】


いわゆる怪人。
圧倒的な力を持ち、人間を殴っただけで殺す事ができる。
身体も頑丈で、通常の拳銃程度では傷つけることが出来ない。
さらに、凄まじい再生能力も持ち、ある程度の傷はすぐに回復してしまう。

九郎ヶ岳遺跡の東南にある滝の近くの、墓のような場所から蘇った古代の生物と考えられている。
数は200体以上。
同遺跡に残されていた碑文から、本来の名前は〈グロンギ〉であると判明した。

2000年〜2001年にかけて出没し、この一年でほぼ全滅した。


《特徴》


〈高い身体能力と特殊能力〉
未確認生命体は人間とは比べ物にならない身体能力を持つ。

〈何かしらの生物の能力を持つ〉
クモやコウモリなど様々な種類が存在する。

〈殺人行為を行う〉
未確認生命体は頻繁に殺人行為を行う。
普通の人間では不可能な殺害方法が特徴。
殺し方には一定の法則がある場合が多く、それを特定すれば予測が可能である。
一体が殺人行為を行っている間、他の未確認はなぜか殺人に類する行為をしない。

後に、未確認生命体が日本語を話すようになった際に判明した殺人の動機は「ゲーム」であり、人間を狩って数を競っているだけだった。

殺人行為を止めるために警察が活動するが、人間の装備での殺害や無力化は不可能に近く、唯一人類に友好的な未確認生命体“第4号”が対応している。

〈奇怪な言葉を喋る〉
未確認生命体は未知の言語を使う。
だが、後に日本語を使う個体も出現した。

〈高い学習能力〉
上記の日本語の習得のほかにも、バイクの運転を習得した個体も確認されており、高い学習能力を持つ。

その適応力の高さから、人間が気付かないほど社会に溶け込んでいるのではないかと懸念されている。

〈人間体になる〉
怪人の姿から、人間の姿に変身する能力を持つ。
この姿の時は身体のどこかにタトゥーが入っているため、独自の言葉と共に未確認かどうかの判断基準となっている。

〈一定の場所に集まる〉
未確認生命体は、一定の場所に集まる習性がある。
だが、その場所に集まっていることが周囲に気付かれ、近隣住民が騒ぎ始めると姿を消し、別の場所に移る。

〈腹部に石を持つ〉
未確認の腹部には特殊な鉱石が埋まっており、この石が全身に神経系を行き渡らせて人間を遥かに超える力を発揮している。
未確認生命体の死体が入手可能になって判明した。

血液成分も人間のものに極めて近いため、未確認生命体の正体は、この石の力で変質した人類と同種の生物ではないか、と考えられている。


《主な未確認生命体》


第0号
九郎ヶ岳遺跡から最初に現れた未確認生命体。
遺跡の発掘作業中だったメンバーを惨殺、その後姿を眩ました。
姿を確認できるのは現場にあったビデオカメラに残っていた映像のみである。

「究極の闇をもたらす」と言われるなど、未確認の中でも特別な存在。

しばらく行方不明だったが、後に大量の同族を殺害する事件を起こし、本格的に活動を開始してからは3万人の人間を虐殺した。

最終的に4号と戦い、腹部神経断裂で死亡した。


第2号
第4号と似た姿の白い個体。
後に4号の体色が変化した姿と判明。
全ての未確認が消えた13年後に突如再び姿を現すのだが……。


第3号
コウモリの能力を持つ未確認生命体。
初期に発見されたが、倒しきれず逃したままになっていた。

後に異様に身体能力が強化されたが、第0号と争い死亡。


第4号
他の未確認生命体とは腹部の装飾品が異なる個体。日本語で喋る。
体色を変化させて様々な能力を発揮できる。

同族を殺し人間には危害を加えないため、人類の味方という見解もあるが、油断はできないと危険視されている。
警察も当初は射殺対象としていたが、何度も警察官の命を救ったため信頼されるようになった。

一部の警察官の独断により、警察の装備も使用している。

4号が倒した未確認生命体は身体が爆発し、4号の力が強くなってくると爆発も大きくなったため、周囲の被害を考慮して警察が協力して爆破ポイントを決定するようになった。

自身以外の未確認生命体を全滅させたあと姿を消している。


第31号
初めて人前で日本語を話した未確認生命体。
カメレオンの能力を持ち、体色を変化させる事で周囲に溶け込むことができる。

第10号と第11号の間に出現していたが、当時は緑の力の習得前なので姿を発見できず対応が取れなかった。


第36号
初めて武器を使った未確認生命体。
4号が強化形態で初めて殺した個体でもある。


◆第49号
全ての未確認全滅から13年後に現れた新たな未確認生命体。
第48号達と共に人間社会に長く潜伏しており、社会的地位も持つ。



【未確認生命体B群】


未確認生命体の人間体を指す。

B1号
最初に発見された未確認生命体B郡。
バラのタトゥーを持つことから「バラのタトゥーの女」と呼ばれる。

自分から殺人行為を行うことはなく、他の未確認生命体をたしなめる光景が目撃されるなど、同種の中でも特異な存在。
その特異性から、当初は0号ではないかと推察されていた。

怪人体は確認されていない。

最期は神経断裂弾をうけてに転落。
おそらく死亡しただろうが、死体は上がっていない。


B9号
全身を黒い服で固め、口元を白いスカーフで覆った男。
怪人体は第47号。
神経断裂弾で初めて殺された個体。



【対策班】


未確認生命体関連事件を担当するチーム。
様々な対未確認生命体用装備を持つ。



【対未確認生命体用装備】


軍用装備や、未確認生命体用の特殊装備。
未確認用は主に科警研で開発されたもの。

◆銃器
シグザウアーP230自動拳銃、
ヘッケラー&コッホMP5サブマシンガン、
高性能狙撃ライフル、
コルト・パイソン
が支給された。


◆特殊ガス弾
第6号が工場の煙を嫌がる特性を持つことから開発された。いわゆるスモークグレネードの一種。


◆超音波感知器
第3号など一部の未確認が放つ音波を感知し、居場所を特定する機器。


◆特殊ガス弾(銃弾)
上記の特殊ガス弾を小型にしたプラスチック弾。
煙の成分を10倍に圧縮しており、命中すると皮下組織に毒素が浸透して細胞を破壊する。
倒せないまでも、怯ませる程度の効果はある。

後に濃度をさらに2倍にした強化型が開発された。


◆スタングレネード
強烈なと音で対象を無力化する対人用非殺傷武器。
第31号の能力が強い光を浴びると一定時間使えなくなると分かったため使用された。


トライチェイサー2000A
試作白バイ〈トライチェイサー2000〉の量産型
コストの都合で試作機からいくつか機能がオミットされた。


◆超高圧弾
恐らく特殊ガス弾の強化型。
普通のライフルでも使用可能だが、反動が大きいため専用ライフルを使う。


ビートチェイサー2000
警察が開発した4号専用バイク。
完成時期に4号の強化が問題視されたため、警察上層部が引き渡しを渋ったが、現場の人間の協力で4号のもとに渡った。


◆中和弾
第43号が出す王酸以上の強酸性の体液を中和するための装備。
着弾すると蒸気が噴出する。


◆超音波発生器
第3号用試作装備。
人間には聞こえない超音波を発生させ、第3号に苦痛を与える。


◆筋肉弛緩弾
筋肉弛緩剤が入った弾。
一発にかなりの量が入っているが、第45号は一瞬動きが鈍った程度にとどまった。


◆神経断裂弾
未確認生命体に致命傷を与えられる弾丸。
未確認の体内に存在する石から全身に伸びた特異な神経組織を連鎖崩壊させる。
多数命中させればたとえ強い個体であっても死亡する。

後に強化型が開発された。
13年後も使用実績あり。

◆第0号検知システム
気象庁の協力で設置された電気的中性状態(プラズマ)を感知するアンテナによって行動に規則性のない0号の居場所を感知する装備。


G3
第4号をもとにした強化服。
未確認が全滅したあとに作られたため実戦データはない。
試作品としてG1・G2が存在。





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最終更新:2023年09月01日 00:50