パリス(FE)

登録日:2012/07/13(金) 14:15:31
更新日:2023/10/15 Sun 02:04:49
所要時間:約 4 分で読めます




1、ゲームファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡暁の女神の主人公アイク(FE)の没ネーム。
蒼炎が発表された頃に公開された画像で確認出来る。他にもデロス兵(デイン兵)、レト(レテ)といった没ネームもあった。



本編には一切登場しないキャラクター。
強いて言うなら、EDのスタッフロールの声優一覧と、マイユニットの支援一覧のシルエットでしか登場しない。
その為、発売当初からパリスが一体何者なのか度々議論になった。

「先代のイーリス王ではないか」
「絶望の未来からやって来た子世代キャラクターではないか」
「アイクに関連したキャラクターではないか」
と様々な意見が飛び交う中、発売から約3ヶ月後の2012年7月12日、ついにその正体が明らかとなった…。


以下、外伝23章のネタバレ含みます。



















出典:任天堂公式LINE、https://www.nintendo.co.jp/social/index.html#section-line、2015年9月22日、
ファイアーエムブレム 覚醒、インテリジェントシステムズ、任天堂、2012年4月19日、
(C)2012 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

なんと蒼炎の勇者の末裔でした。

EDの二つ名もそのまんま「蒼炎の末裔」。
中の人は同作のキャラクターフレデリクと同じ、小野大輔氏。
誕生日は2の月9の日(肉?)で、軍の中で一番、肉料理が好き。


外伝23章「蒼炎の勇者」で登場。
蒼炎の勇者の末裔がいるという噂を聞いたクロム達がヴァルム大陸の強者の園へ向かうと、蒼炎の勇者の末裔を名乗る人物が現れる。
その人物こそがパリスなのである。
パリスは仲間にしたければ自分を倒せと、大勢の傭兵達を連れて現れる。

この章は敵50人VS味方30人の総決戦となる。
敵は上級職レベル20の強者揃いなので、充分鍛え上げたメンバーで戦おう。
因みに、パリスは3回話掛けたり主人公でトドメを差さないと仲間にならない、ということはないので普通に倒してOK。
ただしパリスはスキル「太陽」&「月光」、剣、槍、斧殺しを所持している上、直間両用武器かつ使用回数制限無しのラグネルとトマホークを所持している為、油断出来ない。
ロングボウでチクチクするか、ソーサラー等の魔法職(兼防御の高いユニット)で対抗しよう。
なおラグネルの間接攻撃は投擲である*1
一応フォローすると、覚醒のラグネルは経年劣化で刀身にヒビが入っており、衝撃波を撃てなくなっているという設定がある(戦闘グラフィックをよく観察すると実際にラグネルの刀身にはヒビが入っている)。
そこ、めんどくさいからアマツの使いまわしで作っただけだろとか言わない。

敵を全滅させると、クロム達の実力を認め、仲間に入ろうとする。
と、ここでパリスはイーリスの天馬騎士やフェリアの戦士等、あらゆる大陸の戦士達を引き連れていることが判明。
更に彼は一人一人に手合わせしていた事も判明する。
あれだけ大勢の戦士連れてたのに戦争の時何やってたんだ、とは言ってはいけない。

あと、仲間になった瞬間無制限だったラグネルの使用回数が元の25に戻るのやめてください。


【ユニット性能】
加入時で既に勇者レベル20になっている上、フルパラカンストもしていないので、レベルを上げ直した方が良い。
チェンジプルフでなれるクラスは傭兵系に加え、剣士系、戦士系。
何故か「武器節約」を習得していない為、まず傭兵に戻してから育てるのがオススメ。
また、魔力、魔防の成長率が低い上、DLC職の魔戦士による成長率底上げかすれ違いでのドーピングアイテム購入でもしないとカンストは厳しい。

ラグネルと並ぶアイクの代名詞とも言うべき奥義「天空」は何故か習得していない。
マイユニットと結婚した時にマーク♂に「天空」が継承できるとマーク♀の立つ瀬がないという判断だったのだろうか?
(イーリス父が結婚した場合、彼らのスキル配列に関係なく息子には「王の器」、娘には「天空」が継承される)

加えて、上限値自体も幸運が3高い以外は全てアイク(の魔符)に劣っている。
子世代以外で魔符と性能を比べる方が無茶かもしれないが、配信キャラである彼は魔符にはないメリットである支援の相手も最大で二人。
また、幸運が高いということは「武器節約」と相性が良いと言えるが、どちらにせよDLCスキル「限界突破」なしでは完全節約はできない。
そして「限界突破」を付ける前提なら幸運に関係なく誰でも完全節約ができる。つくづく立つ瀬がない…

【支援】
上述の通り、他の配信キャラクター同様マイユニット(+息子マーク)のみ。
男女どちらの支援のいても常に強さを求める求道者として描かれている。
特に男性の方はマイユニットが呆れる程に熱く語り出す。

勿論女性尚且つ独身なら結婚も可能。
因みに、告白イラストをよく見てみると、無精ひげが生えているのがわかる。 

「天空」を習得していないので息子に継がせるべき奥義は特に無いのが残念。
強いて言えば「太陽」「月光」があれば育成が楽になるか。

【ファンの反応】
あれだけ長く引っ張っておいて、ぽっと出のキャラクターが配信されたため、ネットでの反応は賛否両論。
「個性があって面白い」「アイクが好きだから末裔が見れて嬉しい」という人もいれば、
「アイク贔屓し過ぎ」「何故テリウス関連のキャラクターを出したのか」「ロイセリスの末裔を出せ」「天空使え」と否定する人も多い。
外伝のアルムセリカの末裔については大陸の地形や公式のバックグラウンドなどでのヴァルム帝国とヴァルム大陸の成り立ちの裏設定から、ヴァルム編のボスであるヴァルハルトがまさにそれであることが仄めかされている。
覚醒に登場した登場人物の中でマルス以外の過去作品の登場人物の子孫である事が公式に示されているのはパリスとヴァルハルトの2人のみである。
何時の日か覚醒の後の作品であるifを含む、歴代FE主人公だけでなく、味方・敵共に他の登場人物達の末裔たちも登場して欲しいとファンをやきもきさせてもいる。


【余談】
蒼炎で散々フラグを折り、暁では男としかペアエンドが無かった為、アイクは一体誰と結ばれたのか話題になっている。候補としては

等が上がっている。



たまに、敵が羨ましくなることがある。

お前を敵に回したら…異界の英雄たちや特務機関と思う存分剣を交えられるからな。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ヒーローズへは2021年12月に実装。イラストはmaCo氏。
剣・歩行ユニットで、同時実装のフラヴィアとは属性が完全に被っている。
「想いを集めて」では早くもご先祖と共演している。

武器は守備3と遠距離反撃に加え、戦闘開始時自身のHPが50%以上または自身が「有利な状態」を受けている時、戦闘中敵の攻撃、守備を-6する『末流ラグネル』。

Aスキルは戦闘開始時自身のHPが100%または「有利な状態」を受けている時、戦闘中自分の攻撃、守備を+7し、
両方を満たしている時は更に自分の攻撃、守備を+2する『攻撃守備の万全4』。
Bスキルは戦闘中敵の絶対追撃を無効かつ自分の追撃不可を無効にする『見切り・追撃効果3』。
Cスキルはターン開始時周囲1マス以内に味方がいなければ、自分の速さ、守備を+6し「見切り・パニック」を付与する『速さ守備の奮起4』。

ターン開始時に孤立していれば発動する奮起4の効果がトリガーとなり、武器効果や万全のスキルが発動。
魔防以外に大きなバフと敵へのデバフをかけられる。見切り・パニック持ちなので反転される心配も無い。
ステータスはやはり蒼炎の勇者の血を引いているだけあって剣・歩行ユニットで総選挙マルスと当時は同率一位の攻撃57を誇る。他も平均的なHPと魔防がやや低い以外は高めだがパリスが上回る。

公式クロスオーバーストーリ『想いを集めて』ではアイク本人とご対面。アイクに自分が蒼炎の勇者の末裔である事、使っている武器がラグネルである事を伝えた。ラグネルが手入れを重ねてもボロボロな事に「寿命が近い」としながらも「ラグネルが砕ける時が役目を終える時」「もしかしたらここ(アスク王国)がラグネル最期の晴れ舞台かもしれない」という事を話した。なのでラグネルに加護を与えたアスタルテユンヌもいるし新品のラグネルを持ってるオルティナもアスク王国にいるのでラグネル新調できるんじゃねとか言ってはいけない。

覚醒ではアイクの末裔を名乗っておきながら『天空』が無いことでいろいろ言われてたが、今回はスキル継承でちゃんと天空を習得させることが可能。

それは剣の道においてのみ。
wiki篭りと気持ちが通じ合った時は、
その道に準じて追記修正をすればいいのだ。

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最終更新:2023年10月15日 02:04

*1 蒼炎、暁では衝撃波を飛ばすモーションである。念のため。