鬼龍院皐月

登録日:2013/12/05 (木) 12:24:26
更新日:2024/01/09 Tue 16:45:31
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恐怖こそ自由!

君臨こそ解放!

矛盾こそ真理!

それがこの世界の真実だ!

服を着た豚共!
その真実に屈服せよ!!

キルラキルの登場人物。通称皐月様。
CV.柚木涼香


本能字学園の生徒会長であり、学園の支配者。
その凛々しすぎる風貌と漢前過ぎる信念は作中一のイケメンと名高い。
1話の初登場シーンで一瞬男だと思い、ハイヒールと声で女性だと気づくのは誰もが通る道。
ちなみに幼少時は普通のお嬢様だったが、中1の頃には今の感じになっていた。何があったし。


人類を「服を着た豚」と豪語し、欲にまみれる豚共を自らの力で屈服させ、国を統治下に置くことを目的としている。
その尖兵として本能字学園の生徒達に着るだけで超人的な力を獲得できる「極制服」を与え、各地に侵攻を行っている。
しかしそれ以外にも来るべき実戦に向けて何らかの準備を進めているらしく、某螺旋王のような立ち位置ではないかと予想されている。

神衣や片太刀鋏、流子の父・纒一身の死についても何かを知っているらしいが、流子に自分を倒せば語ってやると真実を語ろうとはしない。
配下の部長達を流子に差し向けているが、その実膨れ上がりすぎた組織の膿出しを流子にやらせていた様子。

登場する時は大体学園のてっぺんに陣取っているが、何故か後光が差す。
ちなみに降りるときは折り畳み式の階段が出てくる。


本人の強さもかなりのもので、気合で雑魚を吹き飛ばす程度はお手の物。
その強さに極制服もついて行けないらしく、自らは極制服を着用していない。にも関わらず四天王すら彼女には敵わない。

しかし神衣鮮血の出現という事態に対し、もう一着の神衣「純潔」の封印を解放し、以降それを身に纏う様になった。



燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや…!

貴様が何をしようとそれは小心の浅知恵だ…!

この鬼龍院皐月の先を行く者がいるなど、断じて有り得ん!!

神衣とてただの服

この私が、屈服させてみせる…!!



人衣圧倒!

神衣純潔!


◆神衣純潔

鬼龍院家に封印されていたもう一つの神衣。黒と赤を基調とする鮮血に対し、白と青を基調としている。
鮮血と己を一体とする「人衣一体」によって力を引き出す流子に対し、力尽くで純潔を屈服させる「人衣圧倒」によって力を引き出している。

皐月様の父は彼女にこれを花嫁衣装として与えるつもりだったようだが、母・鬼龍院羅暁によって厳重に封印されていた
鮮血と違い明らかに禍々しく、血を与えられた途端血走った目を見開いて皐月の体に食らいつき、その後も隙あれば暴れだそうとする様子が見られる。

通常時は、肩章が付いた、白地に青い装飾が入ったワンピース型のセーラー服だが、皐月が左上腕部に付けている青い環の留め金を閉じる事で注射が行われ、彼女の血を得て戦闘形態へと変形する。


肩の部分に巨大なアーマーがついているが、それ以外の露出度は鮮血を上回り、特に後ろ姿はほとんどスリングショットで尻丸出し。
しかし皐月様は

「この姿は神衣が最も力を振るえる姿!
それを俗な価値基準で恥じるなど、まさに己の小ささの証明!
この鬼龍院皐月、わが野望成就のためならば
天下に乳房を晒そうと、恥もなければ怯みもない!
わが皇道に、一点の曇り無し!!」


という漢前過ぎる信念によって一切の羞恥心を感じていない。

その戦闘能力は不完全状態とはいえ鮮血を圧倒するほどだが、マコの激励によって「人衣一体」の境地に至った流子と互角の戦いとなる。
その戦闘の凄まじさたるや、互いの武器がぶつかり合うたびに余波でモブが吹っ飛んでいくほどのものだったが、流子の啖呵を面白がった皐月様が見逃す形で決着は持ち越しになった。

ただ、後々の四天王の力を見るにこれでもまだ手加減していた可能性もある。


塔首頂上決戦にて暴走した流子とも互角に渡り合うなど、その力は未だ計り知れない。


流子との戦いで極制服の改良点に目星がついたことで全国学園支配の最終段階・三都制圧襲学旅行に乗り出した。

これによってREVOCS社の制服を全日本に支給させ、学生の裏に潜む裸の猿こと反生命戦維を掲げる{{ヌーディスト・ビーチを引きずり出すことに成功し、その拠点を崩壊させた。

その後、本能字学園実験都市の最終実験・大文化体育祭を開催。
元々本能字学園は生命戦維の実験場であり、生命繊維による人類支配を目論む鬼龍院羅暁によって作られたものだった。

皐月様は生命戦維に対して最も耐性を持つ年代である10代の若者に対し極制服を浸透させるために全国学園支配を行っていた。

しかし


「人は服のために生きるのではない!」

「この鬼龍院皐月、生命戦維打倒のために立ち上がる!」

「本能字学園は貴様を倒すために作った私の城だ!覚えておけ鬼龍院羅暁!!」


もとより皐月様はそんな計画に協力する気は毛頭なく、本能字学園を羅暁に対抗するための城として作り替え、反逆の機会をうかがっていた。

そして大文化体育祭で羅暁が本能寺学園に現れ、遂に皐月様は羅暁に堂々反旗を翻した。


皐月様が全てを知ったのは5歳の頃。

皐月様が一歳の頃、羅暁は皐月様を生命戦維と一体化させるための実験台に使い、その実験は失敗に終わった。

一歳では遅すぎると判断した羅暁は生まれたばかりの実子、皐月様の妹を実験台にしたがその実験も失敗。皐月様の妹は命を落とした。

全てを父・鬼龍院総一朗から聞かされた皐月様は羅暁の打倒を決意し、従うフリをして羅暁を殺せるチャンスを待っていた。

全ては名前さえ持つことの出来なかった妹の仇討ちのために。


しかし彼女は知らない。

その妹が生きていることを。

そしてそれがなのかを。


そして皐月様は羅暁の首を落とすことに成功したが、完全に生命戦維と一体化し、とうに人間ではなくなっていた羅暁の前に敗北。

捕らえられ、全裸でお尻をペンペンされるという屈辱を味わったが


「命ある限り…この鬼龍院皐月に勝機あり!」


当然諦めてなどいなかった。

両足の親指の爪に仕込んだ縛斬と同じ硬度のつけ爪を研ぎながら機会をうかがっていた皐月様は、四天王を始めとするヌーディスト・ビーチが本能寺学園を襲撃したのをきっかけに拘束を解き脱出。

無事に彼らと合流した皐月様だったが、その直後に羅暁の洗脳を受け、純潔を纏った流子が裸の太陽丸を襲撃。


「私が憎いかも知れない……だがそれでも今のあいつを止められるのは私とお前だけだ」

「お前の力を貸してくれ、鮮血!!」

この最悪の事態に対し、皐月様は鮮血を纏い、流子に対抗する。

だがしかし、生命戦維と完全に同調する流子に対して皐月様と鮮血の同調は不完全なものであり、流子の圧倒的な力を前に追い詰められてしまう。

しかし元から今の自分では流子に敵わないことを理解していた皐月様は最初から一人で戦うつもりはなく、四天王との連携によって流子を追い込むが、流子の肌に直接縫い付けられていた純潔を引き剥がすことに失敗。

再び追い詰められる皐月様だったが、隙をついて純潔の一部を切り裂いて鮮血とマコを流子の内部に突入させ、洗脳を解いた。


皐月様は生きていた妹と言葉を交わし、彼女を利用しようとしていた自分もまた仇敵である羅暁と同じやり方を取っていたことを謝罪。

「今わかった…世界は一枚の布ではない…『なんだかよくわからないもの』に溢れているから、この世界は美しい。その世界を守るため、一緒に戦ってくれ、流子!」

そしてようやく和解した姉妹は共に最後の戦いに臨む。


この一件で肩の荷が降りたのかすっかり雰囲気が柔らかくなり、笑顔も良く見せるようになった。
恐らく羅暁への復讐を決意する前の皐月様の性格はこちらのものだったのだろう。


最終決戦では宇宙へ向かう妹のために純潔の力を与え、仲間達と共に勝利を祈る。

そして羅暁と決着を着け、鮮血との別れを経て地上へと落下する妹の元へと真っ先に駆け付け、受け止めることに成功。
この時、遂に「姉さん」と呼んで貰えた。


エピローグでは髪を短く切り、妹とその友人と共に「デート」を楽しむ姿が描かれている。

こんな男前すぎる皐月様だが、密かに眉毛の太さ気にしてるという可愛い一面があることをドラマCDで明かされている。

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最終更新:2024年01月09日 16:45