ニンフィア

登録日:2013/12/03 Tue 01:50:30
更新日:2024/01/27 Sat 09:31:09
所要時間:約 4 分で読めます





大好きなトレーナーの腕にリボンのような触角をまきつけて一緒に歩く。



出典:ポケットモンスター XY&Z、12話『サトシとセレナ!ダンスパーティーでゲットだぜ!!』、
2015年10月29日~2016年11月10日まで放送。
OLM Team Kato、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

ニンフィアとはポケットモンスターシリーズにX・Yより登場するポケモン

■目次


■データ


コーストカロス図鑑No.085/全国図鑑No.700
分類:むすびつきポケモン
英語名:Sylveon
高さ:1.0m
重さ:23.5kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂87.5♀12.5

タイプ:フェアリー

特性:メロメロボディ(接触技を使った性別の異なる相手を3割の確率でメロメロ状態にする。フィールドで先頭にすると性別が異なるポケモンが出現しやすくなる)
隠れ特性:フェアリースキン(ノーマルタイプの技がフェアリータイプになり、技の威力が1.3倍に上がる)SMから1.2倍に変更

種族値
HP:95
攻撃:65
防御:65
特攻:110
特防:130
素早さ:60
合計:525

努力値:特防+2

ポケパルレイーブイのハートを2個以上にし、フェアリータイプの技を覚えさせてレベルアップすると進化(第七世代まで)。
最高になついており、フェアリータイプの技を覚えている状態でレベルアップ(第八世代)。


■概要


X・Yで登場したブイズの進化系統8匹目にあたるポケモン。
白とピンクを基調としたカラーリングに、天女の衣を思わせるリボンが特徴的。さらに耳や首に蝶ネクタイのようなリボンまで付いている。
ビクティニのような顔立ちもあって、ブイズの中ではかなり異色のデザイン。でもやっぱり♂の比率の方が多い
このリボンは触角であり、これで相手の気持ちを読み取ることができる他、気持ちを和ませる波動を送り込むことができるんだとか。

コロコロコミック」にてイーブイの新たな進化形として発表され、タイプは何なのかという議論を巻き起こす。
2013年6月に、X・Yで追加された新たなタイプ・フェアリーであることが発表され、このポケモンの登場と共に「フェアリータイプ」の存在が認知されることとなった。



■ゲームでのニンフィア


クノエシティジムリーダーマーシュの切り札。
また、バトルハウスサナとタッグを組んだ時に彼女も使用している。

また、過去作出身のイーブイからニンフィアに進化させても、図鑑で捕まえた扱いにならないというバグがある。
前作で「ハイパーボイス」を覚えたイーブイを進化させて気づいた方も多いと思われる。

Pokémon LEGENDS アルセウスでも登場。
ブイズの進化系は時空の歪み以外では出現しない上、大本たるイーブイもランダム出現なため入手には運が絡む。

第9世代ではテラレイドバトルのほか北3番エリアでテラスタイプがフェアリーのニンフィアがシンボル登場するほか、ベイクタウン周辺などではごくまれに野生で出現する。

■対戦でのニンフィア


特殊耐久はブラッキーに並んでブイズ中トップであり、特攻も高い。
反面物理防御が低く、鈍足。ブイズの中ではイーブイに次ぐ遅さで、ブラッキーシャワーズよりも遅い(というかブイズ自体遅いやつが大半だが)。
しかしHPの高さに加え弱点の少なさ、特性の「メロメロボディ」による牽制があるため、物理耐久もある程度カバーがきく。
同タイプには物理耐久以外が上位互換のフラージェスがいるが、ニンフィアはダブル・トリプルで大きく実力を発揮するポケモンなので、きちんと住み分けできている。

隠れ特性の「フェアリースキン」は、ノーマルタイプの技をフェアリータイプにし、威力を1.3倍にする効果を持つ。
さらにタイプ一致補正までつくので、「でんこうせっか」や「スピードスター」でさえ、それぞれ威力78、117の無効がないタイプ一致先制技必中技になる
はかいこうせん」に至っては威力292.5という化け物並みの火力を発揮することができる。
同特性持ちにメガサーナイトメガチルタリスがいるが、こちらはメガシンカ枠を消費せず持ち物が自由で「こだわりメガネ」も持たせられる。

主に使われる技は「ハイパーボイス」。威力175の身代わり貫通技&全体攻撃になる。
実際、解禁後は主にダブル・トリプルで大暴れしている。おかげで現在フラージェスと立場は完全に逆転したと言えるだろう。
特にトリプルバトルで相手の3体を巻き込んだ際のダメージ効率は圧倒的であり、「中央でニンフィアが3回動けば勝てる」とまで言われるほど。トリプルが実装されていたORAS時代の使用率はあのメガガルーラファイアローを抑えて1位だった。
教え技である為、新世代に移る度に過去作を引っ張り出さなければならない難点はあるが。

ダブル・トリプルではアマルルガと同じく、「りんしょう」パーティ要員としても優秀。
後続りんしょうがタイプ一致込みで威力234になる上、弱点である鈍足をカバーできるのだ。

ブイズの例に漏れずサブウェポン不足が深刻。
他の選択肢は「シャドーボール」と「サイコショック」がいいところ。「サイコキネシス」は覚えない。
特にはがねほのおタイプへの有効打は基本的に「めざめるパワー」頼り。
狙い目は炎・岩・地面だがぶっちゃけ全対処は無理なので仮想敵に併せてタイプを決めるのが無難。

主な持ち物は火力をさらに強化する「こだわりメガネ」「せいれいプレート」、耐久力を増す「オボンのみ」、鈍足を補い高火力を活かす「せんせいのツメ」等。
スカーフを持たせるならサーナイトやトゲキッスの方が良い。

ニンフィアの特性を活かした強力な戦術として「ハイパーボイス」「めいそう」「ねむる」を搭載し、ねむりを覚ます「カゴのみ」を持たせた「ねむカゴ型」もある。
ねむり封じに加えタイプ的に有利なキノガッサは勿論、「ハイパーボイス」が「みがわり」を貫通、「ねむる」でを解消できるため「どくまもみが」戦術に滅法強い。
特に対スイクンにおいては上記の点に加えて「めいそう」を積まれても自分も積める点、特殊アタッカーなので「ねっとう」「ゴツゴツメット」も怖くない等有利。
ただし、「ぜったいれいど」であっさり返り討ちにされる可能性もあるが。
なお、残り1つの技枠はねむり状態を活かせる「いびき」「ねごと」、特殊受け対策の「サイコショック」、はがね対策のめざ炎等が候補となる。

無理矢理ではあるが物理受けも出来なくはない。
素の数値が不安である為、相当努力値を振り、「つぶらなひとみ」「あまえる」や「ドレインキッス」を有効活用する必要がある。

第7世代では強みだった「フェアリースキン」の補正が1.2倍に下げられてしまった。
更に強力なフェアリータイプが増えた結果、現在はその数を減らしてしまっている。
ブイズ自体、使用率は極端に高くないが、素の能力の高さとビジュアルから根強い人気を誇る存在なので、別に落ちぶれた訳ではなく、妥当な位置に落ち着いたと考えるべきだろう。
一応他のブイズ同様、配布型なら「おいわい」をZワザとして使うことで攻撃・防御・特攻・特防・素早さが1段階アップという強力な補正が得られる。
イーブイでナインエボルブーストをバトンした方が効果もデカいし早いけど

第8世代では「めざめるパワー」の代わりに威力75特防1段階ダウンの効果を持つ「マジカルフレイム」の習得や一部強力なフェアリータイプの未登場等、同タイプのライバルはいるものの強化されている。

第9世代では折角手に入れた「マジカルフレイム」は没収され、またもや対はがねがしんどくなってしまった。
一方で「サイコキネシス」を習得可能に。

■アニメでのニンフィア


2013年の劇場版「ピカチュウとイーブイ☆フレンズ」にも一足早く出演。
XYで登場する新ポケモンの中では最も早くメディア作品への進出を果たした。
同作品でのCVはしょこたんこと中川翔子が担当。


出典:ポケットモンスターXY、77話『クノエジム戦! 美しきフェアリーの罠!!』、
2013年10月17日~2015年10月29日まで放送。
OLM Team Kato、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

XY本編では13話でゲストキャラであるプルミエが使用し初登場。74話でジムリーダーのマーシュが原作通り使用した。
「ギガインパクト」を覚えていたため物理型だったりする。他にもモブトレーナーが使用したりしている。
そして、XY&Z12話にてセレナのイーブイがニンフィアに進化した。
アニポケにはポケパルレがないためどうやって進化するか不明だったが、シトロン曰く「よりよくトレーナーに懐いてないとニンフィアに進化しない」とのこと。
あまりポケモンに関心がなさそうに見られがちなセレナだがニンフィアに進化できたことはセレナにもポケモン愛はしっかりとあると証明されたいえるだろう。
進化前は人見知りだったが、進化したことで人見知りは完全に克服。
サトシ一行の中で一番苦手だったシトロンのハリマロンにも笑顔で接することができるようになった。





追記・修正は小判を片手に喉を酷使しながらお願いします。

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最終更新:2024年01月27日 09:31

*1 上昇補正をかけつつ特攻252振り。大会に登場するポケモンで最速であるボタンのサンダースを抜くために素早さに172に振るが、ラウドボーンを選んでいた場合は最速がネモのマスカーニャになるため180に振る。残りはレホールのハッサムのバレットパンチやクラベル、ボタンのウインディやブースターのフレアドライブ対策に防御に振るのがオススメ。

*2 SVではバトルルールを勝ち抜き設定にできなくなっており、相手ポケモンを倒す度にポケモンを入れ替えるか否かの確認がされるため。