聖闘士星矢Ω

登録日:2012/04/01(日) 03:53:15
更新日:2024/03/29 Fri 03:54:22
所要時間:約 7 分で読めます





この世に邪悪がはびこる時、必ず現れる希望の戦士…


星座の聖衣(クロス)を身に纏い
己の肉体に秘められたエネルギー小宇宙(コスモ)を爆発させて戦う…


彼らこそ、地上の愛と平和を守る戦士…


聖闘士(セイント)!!!

(ナレーション:星矢)


少年たちよ、心の小宇宙を燃やせ!



『聖闘士星矢Ω』は2012年4月1日から2014年3月30日までテレビ朝日系列で放送されたアニメ作品である(全97話)。
制作は旧アニメやOVAの東映アニメーション

時間帯は実質的にニチアサキッズタイム
だが死者は出る。自重せず敵味方共にバンバン出る。

だが重要なのはそれじゃない。
これは、過酷な運命にも決してあきらめず、光の道を進む少年少女たちの物語なのだ。



◇概要◇

1984年から週刊少年ジャンプに連載され、1986年からはアニメ化もされた『聖闘士星矢』の、実に23年ぶりとなるTVシリーズの続編。
世界観はアニメ版のものを継承しており、2年間放送された。

本作は星矢たちが活躍した時代から20年以上が経過した現代が舞台。
現代のペガサスの青銅聖闘士・光牙が新主人公となり、新たな聖闘士神話が紡がれる。

主に第一期の「序章」と「十二宮編」、第二期の「新生聖衣編」と「Ω覚醒編」に分けられる。


スタッフも「無印」からほぼ刷新され、メインプロデューサーは初のメイン経験者にして後に『烈車戦隊トッキュウジャー』後半および『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の立ち上げ及び1クールまでのサブPを務めた若林豪(同名の角川の音楽系Pや俳優とは別人)。
SD(シリーズディレクター。東映アニメーションのTVシリーズにおける監督の呼称)は一期が畑野森生、二期が長峯達也。
メインライターが一期に吉田玲子、二期に成田良美。
但し二期の後半に長峯が成田ともども『ハピネスチャージプリキュア!』との掛け持ちを余儀なくされたため、二期後半から暮田公平がもう一人のSDとして入り実作業の多くを引き受けている。
キャラクターデザインは一期が馬越嘉彦、二期は一期のデザインを引き継ぎつつ市川慶一がキャラデザを行っている。

上記のメインスタッフ陣からある程度察しがつくように、プリキュアシリーズ経験者が多いため、「プリキュアっぽい」という意見もあったが、プリキュア自体も星矢をはじめとするジャンプ黄金期の影響下にあるため一周回って戻ってきたと言えなくもない。
ライター陣も一期のサブ担当の横手美智子・大和屋暁以外はほぼ星矢シリーズ初担当の面々となり、「無印」メインライター小山高生の息子である小山真や後に「魔法つかいプリキュア!」のメインを務める村山功が参加。2期は大和屋・横手・吉田が降りた代わりに平成ウルトラマンシリーズでお馴染みの小林雄次がサブで参加する等色々な意味で世代交代を印象づける作品となっている。

また設定も実験的な要素が多く、一期の「聖衣石」「小宇宙の属性」設定、黄金聖闘士に老人や女性が置かれるなど当時の「星矢」シリーズのイメージ的にはインパクトのある要素が多々持ち込まれた。
一期と二期は同一の設定の元にありながら雰囲気が大きく違い、一期の方がメインの吉田およびサブライターの横手美智子・伊藤イツキによる心理的にダークなエピソードが目立ち、二期は「風魔の小次郎」や無印のオマージュ的設定・少年漫画テイストとチーム戦闘にウェイトが置かれている。

原作者の車田正美からは「女性のレギュラーキャラ導入」を要望されており、このためレギュラーメンバーにアクィラのユナ、黄金聖闘士にも3人の女性が入るなど、後の『Legend Of sanctuary』や『セインティア翔』にも続く「女性キャラの重要化」に繋がるシリーズのターニングポイントとも言える。


また、PSP用ゲーム『聖闘士星矢Ω アルティメットコスモ』は実質的にΩの「ポセイドン編」と言える。
(ジュリアンとソレントも当時のポセイドン編と同じキャスト)
2期のコミカライズは「ケロケロエース」でばう作画によって連載されていたが掲載誌が潰れて1巻で終了となっている。


◇主題歌◇

ペガサス幻想 ver.Ω(第1話~第27話)
歌:MAKE-UP feat.中川翔子

新星Ω神話-ネクストジェネレーション-(第28話~第51話)
歌:√5(ルートファイブ)

未来聖闘士Ω-セイントエボリューション-(第52話~第77話)
歌:流田project

閃光ストリングス(第78話~最終話)
歌:Cyntia(シンティア)



◇あらすじ◇

赤ん坊の頃に伝説の聖闘士・星矢に命を救われた少年・光牙は、沙織(アテナ)に育てられ、シャイナから聖闘士になるための指導を受けていたが、自分の人生を周囲に勝手に決められていることに憤りを感じていた。

そんなある日、光牙と沙織の前に謎の敵・マルスが襲来し、沙織はマルスによって行方不明となってしまう。
沙織を救うため、新世代のペガサスの聖闘士・光牙とその仲間たちの戦いが幕を開ける!



◇登場人物◇

【青銅聖闘士】

「輝け、俺の小宇宙!!」
ペガサス光牙(コウガ)

CV:緑川光
本作の主人公。13歳。
天馬座の青銅聖闘士。アテナ城戸沙織の養子としてとある孤島の別荘で13年間育てられ、白銀聖闘士シャイナの指導を受けた。
マルスの襲来により沙織の行方がわからなくなったことを切っ掛けに島を出て仲間達と出会う。
その名の通り誰彼噛み付く向こう見ずで当初は未熟さが目立っていたが、徐々に聖闘士として成長しつつある。
13年前、アテナの聖闘士とマルスの戦いに巻き込まれ、それにより引き寄せられた謎の隕石の落下で生じた闇の小宇宙を浴びて闇の神アプスの器にされてしまう。実両親は不明だがこの時死んだ模様。
アプスの器にされてしまったからか、闇の小宇宙を持っていたせいか、強力な闇の小宇宙の攻撃を受けても魔瘴にならない体質。
かつ、アテナの光の小宇宙を受け続けたおかげで光の小宇宙に目覚めることができたため、アプスに対抗可能な唯一の人間となった。
成長後仲間たちの力を得てアプスに決着。
その後出現した刻闘士から「神殺しの天馬(ペガサス)」と呼ばれるようになる。実は、作中で判明している天馬座でアテナの加護なしに自分の拳ひとつで神を倒す所まで行けた聖闘士は光牙のみ。

物心ついたときから両親の顔を知らないため、育ての親である沙織を実の母のように慕っている。
かなりの大食いだが、コーヒーとか漢方茶とか苦めの食べ物が苦手。

属性:
技:ペガサス閃光拳、ペガサス流星拳、ペガサス彗星拳、ペガサスローリングクラッシュ


「燃え上がれ、俺の小宇宙!!!」
ライオネット蒼摩(ソウマ)

CV:小西克幸
光牙の相棒。14歳。
仔獅子座の青銅聖闘士で、日系メキシコ人。父は白銀聖闘士の一摩だったが火星士のソニアに殺されている。
かなりアバウトな性格のお調子者だが、不屈の闘志の持ち主。
火属性特有の熱血ぶり、父の仇が好敵手、かつての英雄に師事される、雷の遺跡でのマントを翻して登場する場面、倒れても倒れてもなお立ち上がるしぶとさ、などなかなかおいしいポジ。

決めポーズが非常にダサい。また、女の子に弱かったり料理の味付けがピリカラ寄りなのも玉に瑕。
パンチャースタイルのせいか、『リングにかけろ』を思い出すファンもいるのではないだろうか。

属性:
技:フレイムデスペラード、ライオネットバーニングファイヤー、ライオネットボンバー、ライオネットエクスプロージョン、ライオネットフレアストームボンバー、ライオネットバーストフレイムボンバー


「はばたけ、私の小宇宙!!」
アクィラのユナ

CV:雪野五月
本作のヒロイン。13歳。
鷲座の青銅聖闘士。
戦災孤児の彼女自身のような人間を増やさないために聖闘士になった。
聖衣装着時はどう見てもプリキュアです、本当にありがとうございました。
キュアアンジェじゃないよ! 昭和のある村に住んでる旧家のゲーム好きな娘でもないよ!

ミニスカ&ガーターで太ももがエロく、新生聖衣に変化してもそのエロさに変わりはなし。
オカン属性の持ち主だが財布をなくしたり、風の小宇宙で洗濯物を乾かそうとして破いてしまったり、と結構うっかりさん。

属性:
技:ディバイントルネード、ブラストタイフーン、アクィラスピニングプレデーション、アクィラシャイニングブラスト、ストームトルネード、アクィラフライングトルネード


「湧き上がれ、僕の小宇宙!!!」
ドラゴン龍峰(リュウホウ)

CV:柿原徹也
紫龍と春麗の息子だが、見た目は瞬の子にしか見えない。13歳。
龍座の青銅聖闘士。
マルスとの戦いで傷ついた父の跡を継いで聖闘士となった。

体は病弱だが、父親譲りの才能を誇るサラブレッドであり、何気にセブンセンシズ覚醒やΩの扉を開いた第一号。
後者の時には父のように脱いで一時的に小宇宙が極限に高まったぞ!

属性:
技:水発勁、鏡花水月、明鏡止水、水龍演舞、廬山昇龍覇、廬山百龍覇、廬山千龍覇


「唸れ、俺の小宇宙!」
ウルフ栄斗(ハルト)

CV:鈴木達央
富士流忍者の末裔。13歳。
狼座の青銅聖闘士。
兄的存在だった先代狼座の芳臣の遺志を受け継ぎ里を抜け聖闘士となった、いわば忍者聖闘士。そこ、抜け忍って言わない
富士流忍者8代目当主である森隠善三正孝の息子で本名は森隠栄斗といい、星矢関連作品ではフルネームが判明している数少ないキャラ*1でもある。

真面目で優秀だが聖闘士なのにクナイやら火薬やらを使ったり、技のデパート持ちだったり、マルスとの戦いの後ロックンローラーに転身したりと、あまりにもフリーダムなネタキャラNINJA。
HARUTO疾風伝でも風魔の小次郎のキャラでもうたの☆プリンスさまっ♪でもないってばよ!

偵察や戦闘・戦場に関する知識は青銅聖闘士達の中でも抜きん出ている。
ちなみに第二期では味方の中で聖衣の破損が一番酷かったにもかかわらず、偵察で外に出ていたので貴鬼の説教を免れた。汚いなさすが忍者きたない

属性:
技:十文字岩石崩し、清龍鉄砲水、咆哮天狼崩し、火炎の舞乱れ撃ち、土遁蒼牙咆狼陣、野槌崩し、土遁・鳳仙花、、地人一体、白狼拳・伝神無双、白狼拳・闘牙疾走(第一期)
  ローリングストーン、ウルフギャング・バイクブロー、ウルフスバック・ストライク、ウルフズロック・デッドハウリング(第二期)


「轟け、僕の小宇宙!」
オリオンのエデン

CV:諏訪部順一
軍神マルスと魔女メディアの息子。15歳。
オリオン座の青銅聖闘士。
幼い頃から黄金聖闘士のミケーネに師事されていた影響なのか、彼らと手合わせできるほどの実力者。
父と母に苦悩しながらも従っていたがアリアの死により最終的に離反。要するに兄さんポジ。

第二期では数多くの愛する者を失った罪を抱えながら刻闘士と戦う。
一応「神」であったマルスの息子であることから、実は半神半人の身。このことはエデンもかなり気にしており、作中中盤で神になるか人のまま生きるか選択を迫られる。

属性:
技:フォルゴーレ・ルネッサンス、トニトルイ・サンターレ、トニトルイ・ヘラカーロス、ヒーラ・マスティア、トワノ・トルナード、オリオンズ・デバステーション、オリオンズ・エクスターミネーション、オリオンズ・スパイラルサンダーボルト


「煌け、俺の小宇宙!!!」
エクレウス(スバル)

CV:水島裕
第二期から登場。メンバー最年少の12歳。
ある日鋼鉄聖闘士養成所に記憶を失った状態で流れ着いてきたというが…
元は星の加護なき鋼鉄聖闘士だったが、パラスベルダで鋼鉄聖衣を破損、後に先代の子馬座の青銅聖闘士・ケレリスから青銅聖衣を受け継いだ。

自身を「神になる男だ!!」と名乗り、マルスやアプスを倒した光牙とマルスの子であるエデンを何かとライバル視している。
向こう見ずっぷりとおバカ度は光牙に勝るとも劣らない。

属性:光(?)
技:プレアデスインパクト、スーパーノヴァ・エクスプロージョン、プレアデステンペスト


【伝説の聖闘士】

「少年たちよ…お前たちにアテナを託す。光の道を往け!」
サジタリアス星矢(セイヤ)

CV:古谷徹
かつての天馬座の青銅聖闘士。
ハーデスとの聖戦後~時期は不明だが、マルス戦の前には射手座の黄金聖闘士へと昇格していた。
過去にマルスとの戦いの中で光牙を救うが、闇に呑まれて火星に幽閉されていた。
風の遺跡で光牙たちにアテナを託すとメッセージを遺し、終盤まで出番なし。

第二期では「黄金の天馬」として聖闘士らの中心となり、パラスベルダの決戦に挑む。
一級刻闘士タイタンと幾度となく交える中、強敵と書いて友と呼べる関係になった。
貴鬼に背丈を抜かれたのと、他のオリキャラ黄金が軒並みデカかったため、二期序盤の時点では黄金一番のちびっこになってしまっている。身長は中学生年齢の時に伸びきってしまった模様。


「玄武…お前の遺志、受け取ったぞ!」
ライブラ紫龍(シリュウ)

CV:成田剣
かつての龍座の青銅聖闘士。
第一期では過去のマルスとの闘いで魔傷を負って後に五感全てを失い、妻の春麗と共に中国・五老峰で療養していた。
行動不能でありながら黄金聖闘士の玄武を撤退させる程の小宇宙を放つ。
童虎の後を継ぎ、天秤座の黄金聖闘士だった事も判明した。

第二期ではパラスベルダ決戦にて参戦。
パライストラで戦死したかつての弟弟子・玄武の遺志を継ぎ天秤座の聖衣を纏い息子と共に戦う。
山羊座のシュラから受け継いだ聖剣エクスカリバーも健在で、廬山昇龍覇を使用時には黄金になっているのが芸コマ。
ただ本作では戦った相手が聖剣使いと槍(貫手)の使い手だったため、廬山昇龍覇よりもエクスカリバーの方が何かと重用されていた。
弟弟子の仇たるハイペリオンとの決闘で貴鬼とフドウ、そして玄武の霊と共にアテナエクスクラメーションを放ち地上から消滅した
…と思ったら、三人とも無事。瓦礫の中からあっさり立ち上がってました。


「戦いは常にクールにするものだ。熱い感情を表には出すな」
キグナス氷河(ヒョウガ)

CV:宮野真守
白鳥座の青銅聖闘士。
過去のマルスとの闘いで左半身に魔傷を受けていた。
慟哭の谷で戦意を失った光牙を荒療治で立ち直らせ、送り出した。
マザコンとキグナスダンスとクールになりきれない部分は継続中。

第二期でパラスベルダの時の門で光牙らと合流するまで公式からもファンからも「謎の男(笑)」呼ばわりされていた。
何気に絶対零度を越えた冷気に目覚めており、時貞戦では原子の動きを止める氷の聖闘士の闘法の真髄を見せつけた。


「星矢が救った命、紫龍が育んだ命。君たちは僕の…僕たちの希望だからね」
アンドロメダ瞬(シュン)

CV:神谷浩史
アンドロメダ座の青銅聖闘士。
第一期では過去のマルスとの闘いで魔傷を受けており、聖衣を纏うことができなかった。戦うことは一応できたものの、白銀聖闘士を追い返す程度が手一杯な程度まで小宇宙を燃やすことができなくなってしまってた。
そのため医療ボランティアをしており、光牙と龍峰を助け、彼らに希望を託した。

第二期ではとある村から刻闘士を守る中、新生聖衣に覚醒しそれを身に纏い、紫龍と氷河と共にパラスベルダに参戦。

「不死鳥は何度でも蘇る。この俺の小宇宙が、燃え続けている限りな!!」
フェニックス一輝(イッキ)

CV:杉田智和
鳳凰座の青銅聖闘士。
第一期では瞬の回想とOPにのみ登場。
過去にマルスが地球に襲来した際、星矢たちと共に闘った。

本格参戦は第二期のパラスベルダ決戦から。
魔傷に冒されていてもサターン軍の動向を探る行動ができる、一級刻闘士の聖剣に傷を付ける、粉々に砕かれても再生できる聖衣、衰えを知らぬ鳳凰幻魔拳のエグさと、そのチートキャラっぷりはもはや常識。

光牙と瞬たちを先に進ませ、自身は一級刻闘士・重爆雷斬刃のアイガイオンと相打ちになった。
…が、アイガイオンの手により時空の狭間から帰還。タイミング的にサターンのクロノコンクルージョン・エターナルの発動後に戻ってきたからか、唯一石化してない状態で光牙に不死鳥のごとき小宇宙を与えた。さすが一輝兄さん。


【アテナ以下その他】

城戸沙織
CV:中川翔子
女神アテナ。
光牙の育ての親。
キュアムーンライトではない。
マルスによって火星に囚われたり、パラスに小宇宙を吸われたり、と相変わらずトラブルメーカーピンチの連続。
ただしかつてのように一人で突進せず、護衛で黄金聖闘士をつけてパライストラやパラスベルダに向かっている等、成長している部分もある。中の人が変わったからか、随分とハスキーボイスになってしまった。


アリア
CV:能登麻美子
第一期のヒロイン。聖域を統治する女神アテナ…に奉り上げられた少女。
マルスにアテナとしての役割を演じさせられていたが、光牙たちに救出される。
彼女も光牙と同様13年前の戦いで両親を失い、隕石の衝突で謎の小宇宙を受けるが沙織の小宇宙でアテナの光を受け継いだ。
光牙らとともに旅する中で小宇宙クリスタルを集め、闇の遺跡の中でアテナに覚醒するが、志半ばでマルスに葬り去られた。


オピュクスのシャイナ
CV:小山茉美
光牙を指導していたオバサ(ry
蛇遣い座の白銀聖闘士。
相変わらずマスクがよく割れる。闇の遺跡では私服姿も披露した。若返っている気がするのは気のせいだろうか
第一期で途中からフェードアウトしたが、第二期で無事に再登場。


アリエスの貴鬼(キキ)
CV:中原茂
自称「再生と技巧を司る黄金聖闘士」
当代唯一の聖衣修復師にして、牡羊座の黄金聖闘士。
ムウの弟子だったチビッコがイケメンに進化した。


●アッペンデックスの羅喜(ラキ)
CV:前田愛
貴鬼の弟子である幼女。
例によってまた麻呂眉でテレキネシスの使い手なのだ!


タウラスのハービンジャー
CV:矢尾一樹
自称「力と破壊を司る牡牛座の黄金聖闘士」
親の顔を知らない天涯孤独の身の上でスラム街で育ち、闇レスラーからイオニアにスカウトされ黄金聖闘士になったトンデモな経歴の持ち主。
敵の骨が折れる音が大好きという変態趣味持ちだが、本質的には脳筋かつ強い奴と戦って勝つことを求めるバトルマニアである。
かつてはマルスの力に心の骨が折れマルスの軍勢についたが、何度も心の骨をへし折られても立ち上がり進む光牙の根性を認め、反旗を翻した。
全国の牡牛座の新たな希望


●バルゴのフドウ
CV:関智一
乙女座の黄金聖闘士。
自らを「断罪と救済の黄金聖闘士」「不動明王の化身」と名乗る。
一時は人間の手で汚れていく地上を憂いマルスの軍勢につき、光牙たちを断罪したがエデンとの勝負で考えを改めアテナ側に。
所謂シャカポジキャラで、例によって両目が開くと死亡フラグ。
本気を出すと顔芸とともに五大明王が降臨し敵に裁きを下す。


●ライブラの玄武(ゲンブ)
CV:檜山修之
紫龍が管理していた天秤座の黄金聖衣を奪い取った男。
浅黒い細マッチョの美形。
実は童虎の弟子で、紫龍と王虎の弟弟子にあたるが、当時本人は自ら「紫龍と違って出来の悪い教え子だった」と認めるほどの怠け者で、結局出奔して聖闘士にはなれていなかった。しかし素質は高かったらしく、天秤座聖衣も彼を認めて飛んでいった。
新十二宮ではアテナの聖闘士として参戦、自らを「均衡と調和を司る天秤宮の守護者」と名乗る。
そしてアクエリアスの時貞から光牙らの危機を救うが、メディアの策略で新十二宮を支えるはめになる。
第二期ではアテナの聖闘士の指揮官になるが、パライストラを守るために自ら天地崩滅斬の盾となり命を散らした。
この時の戦いで聖剣へ与えたダメージが後々の戦いに大きな影響を与えることとなった

本作オリキャラの黄金聖闘士のあまりのアクの強さから、彼の王道的な戦士キャラはお口直し的な存在になったようで一期終盤に行われた公式人気投票ではオリキャラ黄金聖闘士でトップ人気を博した。

●ジェミニのインテグラ
CV:ゆかな
第二期に登場した双子座の黄金聖闘士。
マルスの軍勢に就いていたパラドクスの妹にあたるが、ヤンデレの姉と違い口調は無機質かつ生真面目で女らしさは封印している模様。
容姿は目の色だけが違う。
パラスベルダの決戦で姉の凶行を止めるため、地上を守るためにアテナの軍勢に参加する。
聖闘士の道を志したのは姉と同時期だったり、フドウとは旧知の仲だったり、色々と謎が多い。


青銅二軍

(ゲキ)
CV:梁田清之
かつての大熊座の青銅聖闘士。
現在はパライストラで新世代の聖闘士たちの指導を務める。
二軍の中では一番人間的成長を遂げていて美味しいポジション。


(イチ)
CV:小野坂昌也
かつての海蛇座の青銅聖闘士。
マルスに寝返って昇格、水蛇座の白銀聖闘士・ヒドラスの市となった。
でも光牙に負けました!第二期では海蛇座に戻ってお笑い要員になってるザンス!


邪武(ジャブ)
CV:草尾毅
かつての沙織お嬢様専用のお馬さん…一角獣座の青銅聖闘士。
現在は引退してアメリカでカウボーイをしている。テリーマンだって?ハッハハハ、ボーイ、大人をからかっちゃいけないよ!
ソニアの件で迷いを抱えていた蒼摩を鍛え、送り出した。
第二期では終盤の94話にて鋼鉄聖衣を纏い参戦。
いつの間にか『刻闘士狩りの一角獣(ユニコーン)』とまで呼ばれるようになっていた。後継者居なかったなら普通に一角獣の青銅聖衣を装着しててよかったんじゃないかと言ってはいけない


那智(ナチ)
CV:島田敏
第二期にて登場。
鋼鉄聖闘士らのティーチャーとして彼らを指導している。
今回はデッドハウリングもパーフェクト!に決めてくれるぞ!


(バン)
CV:稲田徹
第二期にて登場。
蛮ともども鋼鉄聖闘士のグレートティーチャーとして指導している。
無印よりもよく喋るぞ!


【鋼鉄聖闘士】

●スカイクロスの(ショウ)、マリンクロスの(ウシオ)、ランドクロスの大地(ダイチ)
CV:中原茂(翔)、大塚芳忠(潮)、中村大樹(大地)
第二期、アニメ初期の忘却の彼方からパラスベルダにまさかの参戦。
冷静沈着な翔はクールでニヒルなキャラに、潮はあまり変わらず、ショタな大地はゴツく成長していた。

十二宮編に入る前になぜフェードアウトしたのかもしっかり理由が語られたりする。
担当回でアイキャッチを乗っ取る自重しなさも健在

●エマ
CV:藤井ゆきよ
金髪ロングヘアの美少女。訓練生時代は泣き虫で出来が悪く、実戦投入されても正規の聖闘士にコンプを募らせるばかりであったがケリーの死や聖闘士達との交流で大きく成長した。

●ケリー
CV:平井啓二
成人してから鋼鉄聖闘士になった。既婚者だったが、マルスが13年前に起こした騒乱に巻き込まれて妻子を失っており、その経緯から神を信用していない。
しかしそんな過去にもかかわらず案外卑屈さはなく、年少の同僚達もよく気遣っている。
ロゲを倒すのに一役買ったのち、パラサイトビーにより命を落とした。

●エルナ
CV:白石涼子
そばかす顔の少年。「いつか本当の守護星座が見つかるように」と鋼鉄聖衣に星の絵を書いている。
ぼっちだった昴のたった一人の訓練校時代の友人で、ハティの攻撃から昴をかばい死亡。昴のあり方に大きな影響を与えた。


【敵対勢力】

●マルス
CV:柴田秀勝
第一期の敵。
アテナを狙う闘神の化身にして、火星の守護者。
銀河衣(ギャラクシー)を纏い、火星士(マーシアン)を率い、地球の支配者となるため偽のアテナを擁立し、聖域を制圧した。
かつてはルードヴィグという人間で、裕福な政治家だった。
妻のミーシャを無差別テロで失い、テロリストを復讐で殺害するも彼らがいずれもちっぽけな小物だったことからさらに激しい怒りと憎しみを募らせ、火星の影響を受けマルスとして覚醒し「この世を変革する」として本編の13年前にアテナ軍に戦争をしかけ敗北しかけたが、メディアの呼んだ闇の隕石のおかげで中断しアリアのみを攫った。
後に聖域に来襲して光牙を攫おうとするも失敗して封印され、代わりに城戸沙織ら5人に魔傷を負わせて13年間事実上の隠居状態に追い込んだ。
魔傷を与える攻撃を放つことができたが、十二宮の決戦では終ぞその力を使うことはなかった(おそらくマルス自身がアプスの闇を恐れて星矢を生かしていたことや、既に光牙がアプスの器として覚醒を始めていたためにマルスの闇の力が十分でなくなっていた可能性がある)。


ホーネットのソニア
CV:久川綾
マルスとミーシャの娘にして、雀蜂の高位火星士(ハイマーシアン)の女。
エデンとは腹違いの弟にあたる。
蒼摩の父・サザンクロス一摩の仇。しかし…
沙織さんがキュアムーンライトに似てると思ったら、こっちに中の人が出てきたでござる。
後に蠍座の黄金聖衣を纏い、スコーピオンのソニアとなり蒼摩と対峙。二人は心を通わすが…


●メディア
CV:榊原良子
闇の小宇宙を持ち、呪術を操る聖なる魔女。マルスの後妻にして、エデンの母。
マルスが神に覚醒した頃に彼の周辺をうろついており、後妻に収まった。
エデンを新世界の王子にするために巧みな話術でイオニアを籠絡して沙織不在の聖域を影から乗っ取らせ、空席だった黄金聖闘士の地位にシラー等のマルス派を就けた。
また、沙織やシャイナが長らくの不在の間指導的位置にあった一摩をソニアに殺させる。
十二宮の戦いでは水瓶座聖衣を呪いで縛り時貞に与え、蠍座聖衣をソニアに与えた。
表向きはマルスに付き添うが、実は「闇が支配する世界」を望み闇の神アプスの崇拝者であり13年前のアテナ軍との戦いの際にアプスの力の隕石を呼んだ。
エデンを主とする新世界の構築を夢見ている。
ソニアには冷たく、エデンのみを溺愛するがエデンの意志を聞こうとしないところもあり、実弟のアモールのことも内心は野望の道具としか見ていない。
エデンも反旗を翻し、アプスも手に余る存在となったことで計画が失敗してしまう。
毒親気味ではあるものの、実子のエデンにだけは愛情があったようで最後はエデンに襲いかかるアプスから身を呈して彼を守り「強く生きなさい」と言い残して消滅した。
一期の全ての元凶とも呼べる存在でもあるが、時貞がサターンと接触したのも元はと言えば彼女の所業に端を発しているため、二期の戦いの元凶でもあると言える。


●カプリコーンのイオニア
CV:大友龍三郎
パライストラの学園長にして、山羊座の黄金聖闘士。
年老いた身ゆえ聖闘士を引退した身だったが、降誕したての沙織を見て感銘を受け、聖域と離れた場所で独自の訓練所を作っていた。沙織たちの闘いの情報を人伝で知り焦りのあまり訓練生を無茶しごきするようになり反乱され、訓練生を皆殺しにしてしまう。
その後後悔から自ら牢獄に引きこもっていたところパライストラ創立時に学園長として招かれる。
当初は沙織に忠誠を誓っていたもののメディアの口車でマルスの崇拝者となった。その目的もアテナの宿命から沙織を救うためとのこと。
アイドルのマネージャーみたいな動機で裏切ったやべーやつと言ってはいけない
ただそれでもアテナへの愛は残っているようで、磨羯宮の中心にはアテナ像を模した石造がそびえ立っている。よって自ら「崇高なる裏切り者」を名乗っている。
……のだが、あまりにも支離滅裂すぎたせいで光牙にこれでもかと論破されてしまった。
基本的に書物を使った呪法の使い手だが、本気を出すと一時的に若返り「ぬふぅ!」なマッチョマンになる。アモール曰く黄金聖闘士最強らしいが……?
伝説の仮死の法でも研究していたのだろうか、小宇宙の力で何代ものアテナを見守ってきたと言っていたので極めて長寿であったとみられる。
それがこんなロリコンジジイに変わってしまうとは、老いとは恐ろしい

●レオのミケーネ
CV:仲野裕
寡黙な武人で獅子座の黄金聖闘士。
マルスが人間だった(ルードヴィグ)時代から仕えていた。
自称「百獣の王が如き牙を持ち、最も気高きプライドを抱く黄金聖闘士!(長い)」
アテナの聖闘士であるにもかかわらず、主君の忠義ゆえイオニア同様マルスの軍勢につき、エデンを幼い頃から指導していた。

後に若き聖闘士とエデンのためにメディアに反旗を翻すが、アモールに始末されてしまう。
死亡したとはいえ、度々名前が出てくるため存在は忘れられていない。


●ジェミニのパラドクス
CV:ゆかな
双子座の黄金聖闘士で、Ω屈指のヤンデレ
自称「愛と運命を司る黄金聖闘士」
シリーズ初登場の女性黄金聖闘士*2で、爆乳の持ち主で、ロングヘアをアップにしているが背後から見ると先代のサガ・カノンを彷彿とさせる形になっている。
幼い頃から予知能力を持つがゆえ両親から忌み嫌われてきたが、マルスとの戦いに巻き込まれ両親を失い、紫龍に救われ聖闘士の道を志す。
紫龍と彼の実子である龍峰に病的なまでベタ惚れなものの、紫龍の妻の春麗と女神というだけで崇拝されるアテナ、そして双子の妹に激しい憎悪を抱いている。
ただ、紫龍本人にコクったことはついぞなかったらしく、訓練生時代にラブレターは書いたものの予知能力で報われることがないのを知ってしまって破り捨てていた。
ちなみに幼少期は髪を下ろしていて結構可愛い。


双子座のジンクスによって憎しみに満ちると邪悪な顔となり自身を愛さない者を容赦なく痛めつける。ありがとうございます!

セブンセンシズに覚醒した龍峰に一度は敗北しスニオン岬に幽閉されるが、ガリアにスカウトされて刻闘士に転身した。
本編では結局紫龍と会話できなかった。


●ピスケスのアモール
CV:石田彰
魚座の黄金聖闘士にして、メディアの弟。エデンの叔父でもある。
自称「魅惑と導きを司る黄金聖闘士」
水と闇の小宇宙を駆使し、星矢たちが過去に倒したマルス四天王を召喚して光牙らを苦しめた。
何かと不遇だった前任者とは打って変わってセブンセンシズに目覚めた青銅の攻撃をも楽々と捌いてちぎっては投げ、ちぎっては投げと大活躍。
火星ではマルスと同じレベルまで小宇宙が高まっており、そのマルスを倒し黄金聖闘士級かそれ以上まで小宇宙の高まった光牙、エデンの二人を相手にしてもなお圧倒する実力者。
それでも最期はアプスに憑依された光牙に腹パン一発であっけなく死亡。
シスコンナルシスト・フェミニスト・太ももフェチで、ユナにもプロポーズするほどの変態紳士


白銀聖闘士
詳細はリンク先参照。
第一期では敵対し、第二期では(ほぼ)続投。


ピーコックのパブリーン
CV:折笠愛
詳細はリンク先参照。
ユナの師。作中に登場した白銀聖闘士の中でも破格の実力を誇る女聖闘士。

●アプス
CV:飛田展男
第一期のラスボスである闇の神。自身を原初の神と称する。
神々も残るはアテナただ一人と言っていたが、オリンポス十二神におけることなのか、倒されているのか封印されているのか等、謎が多い。
ただ神だけあってその戦闘力は絶大。光牙を器にして顕現した状態でも黄金聖闘士でも最強格のアモールを瞬殺し、黄金聖衣を簡単に壊したりセブンセンシズに目覚めた青銅や星矢の攻撃をあっさりと跳ね返す姿はまさに神そのもの。
闇の小宇宙の大本のため通常攻撃が魔瘴攻撃である。そのため、既に魔瘴を広範囲に受けていたユナと星矢は短期決戦を強いられる羽目となった。
光牙を利用しアテナもろともすべてを闇に包もうとしたが、逆に仲間の小宇宙とアリアの光を得た光牙の鉄拳で葬り去られた。
背中には翼、右肩には雄牛、左肩には獅子、シルエットは女性、とキマイラを思わせる容姿。
元ネタがバビロニア神話の深淵の神だけあって、闇の空間の周囲には水泡が浮かんでいる。
なお、闇の遺跡で聖闘士達を苦しめたエレボスの声はアプスと同じ。また、エレボスとは原初の幽冥を神格化した、地下の暗黒の神とされている。
エレボス=アプスであるならば本人の称する通り闇の原初神であり、あのポントスと神格上は同格。


●パラス
CV:鶴ひろみ
第二期に登場する、アテナの妹を名乗る愛の女神。かつて神話の時代、アテナと姉妹のように過ごしていたがアテナが人間に肩入れするようになったことを憎んだため敵対し、アテナに殺されたが現代に幼女の姿で蘇る。
アテナの人形を常に抱えており、「お姉さまに会いたい」と刻闘士を率いて地上に侵攻する。
お姉さま共々OPの装着シーンがプリキュアみたい。
初登場時は幼女だったがすくすと成長、最終的にアテナと同じ背丈となる。
実はサターンの策略を知っていたが、アテナとの決着をつけたい目的のためにあえて乗っていた。その中でサターンを捨ててまで自分に付き従ってくれるようになったタイタンに心を徐々に寄せていくようになった。
アテナの聖衣に似た黒い刻衣と聖剣・永劫輪舞を武器に決闘に挑むが敗北。
その後、アテナと和解し小宇宙を返そうとするがエウロパの策略で二人の小宇宙は奪われてしまう。
{{そしてその小宇宙は昴=サターンの元に…
サターンが去って戦いが集結した後は、タイタンと一緒にどこかへ去っていった。

}}


刻闘士(パラサイト)
パラスに仕える闘士たちで、第二期の敵勢力。
刻衣(クロノテクター)を身に纏い、それぞれが専用の武器をふるう。
詳しくは項目参照。


◇本作の用語◇

前作からあった用語については過去作の項目参照。

聖衣石(クロストーン)
隕石がもたらした宇宙からの力を得て聖衣が変化した形。後にこれはアプスとアテナの力が激しくぶつかった中和の産物だったことが判明。
常にアクセサリーの様に身に着けておけるため、前作のように聖衣聖衣箱(クロスボックス)に入れて背負って運ぶ必要がなくなった。
所持者の「○○クロス!」の掛け声で聖衣へと姿を変え、聖闘士に装着される。
なお、第二期では強い小宇宙を持つ者の意志に応じて殻を破り、オブジェ形態と聖衣箱が復活、各部には聖衣石が施されている。


●小宇宙の属性
聖衣石同様、隕石によって宇宙からもたらされた新たな力。
小宇宙には火水土雷風の自然属性と、光闇の二大属性、計7つの属性がある。
自然属性にはそれぞれ相性があるが、圧倒的に強い小宇宙なら属性の相性の壁を超えられる。
ちなみに、闇属性=悪とは限らない。この点は物語上でも重要なキーとなっている。
二期では設定すら触れられずほぼなかったことにされてしまった

●パライストラ
アテナが設立した、新世代の青銅聖闘士たちの教育機関。早い話が聖闘士の学校であり、師匠の元で聖衣を与えられた青銅聖闘士達がスキルチェックの後入学、体術だけでなく座学も学ぶ。
全寮制で、普通の教室の他にも食堂やプラネタリウム等の施設があり、春休みもある。
マルスとイオニアの策略で火星士に制圧され、崩壊してしまった。
第二期でなんとか再建。鋼鉄聖闘士科もできたものの、休む間もなく刻闘士の猛攻を受ける。
避難民の受け入れも引き受けたり、と苦労が絶えない。


●聖闘士ファイト
パライストラで行われる青銅聖闘士同士のトーナメント大会。
優勝特典はアテナへの謁見と白銀聖闘士への昇格。
銀河戦争からの伝統なのか、やはり敵の介入で中断されることに…

●魔傷
マルスおよびアプスが負わせることのできる特殊な傷。
傷の場所が宇宙空間のような色合いを帯びるようになり小宇宙を燃やすと体にダメージを受けてしまう。
聖衣石からの聖衣召還も十分には出来なくなる。それでも無理に燃やすと体を蝕まれ命にかかわり、最悪「闇の力と混ざり合い暴発する」らしい。
とりあえず小宇宙を燃やしたりアテナの加護を得れば何とかなるのが聖闘士星矢の世界観だが、魔傷はアテナ(神)でさえその効果は例外ではない。
つまりそこを根本的に封じられ、しかもそのアテナでさえ治癒できなかったことからわかるように、アプス(=神)を倒す以外の治癒方法が存在しない。
これが極めて大きなネックとなり、紫龍は長きにわたり五感が封じられ、氷河、瞬もまた13年に及ぶ前線離脱を余儀なくされていた。
しかし全身に魔傷が広がっても短期決戦ならば全力で小宇宙を燃やして戦うことは可能。ただ、その時に広がった魔傷は治らない。なので、当然次に戦える保証はない。(事実、魔傷を受けたまま戦った聖闘士は全員次に備えて戦えるだけの小宇宙を燃やすことができなかった。旧作メインキャラがマルス軍との戦いに積極的に身を投じなかったのはその辺の事情が大きいとみられる)

鋼鉄聖闘士(スチールセイント)
「無印」では玩具展開のゴリ押しで挿入され、あまりの不評に更迭聖闘士になってしまった彼らだが、本作2期ではこの設定をブラッシュアップし直して「聖闘士になれない力量の予備枠兵力」としている。
無印3人の鋼鉄聖衣は「身体に強度の負担をかける」という弱点があったため、本作ではデチューンされた量産型鋼鉄聖衣が支給されている。
要は「原作の雑兵」枠。
なので青銅聖闘士よりはるかに弱く、雑兵の装備が多少充実して若干扱いがマシになっただけで、パラサイト兵にあっさり殺される者も少なくない。
今まで面積の薄い鎧に素手だった雑兵の待遇と比べたら随分と改善されているような気がするので、もっと早く導入しててもよかったような……。
もちろん正規の聖闘士ではないので聖域ではアテナに面会もできない。が、聖闘士でないので女子も仮面の掟が適用されない。
また誰にでも装備できる鋼鉄聖衣の性質のおかげか、日が浅くあまり修行の進んでいなさそうな者でもそこそこの戦闘力を発揮できるようである。
他にも青銅二軍をはじめ、元々正規の聖闘士だった人間が着ているケースがあるため、案外引退したりパライストラの生徒に聖衣を譲ったりした聖闘士が聖衣代わりに重宝しているのかもしれない。まぁ、無いよりはマシなんだろう……。
力量が伸びれば正規の聖闘士昇格も不可能ではないが、本作ではとうとうイレギュラーな昴以外の昇格者はなかった。
作中では小宇宙に目覚めているキャラでもこれを着用しているキャラがいるので、そのうち昇格者は出てくることだろう。


火星士(マーシアン)
火星の守護者マルスに仕える闘士たちで、第一期の敵勢力。闇の小宇宙を操る。
彼らが纏う銀河衣(ギャラクシー)は虫類がモチーフ。
聖域を制圧し、寝返った聖闘士たちを従えていた。

●バベルの塔
マルスが聖域・十二宮を破壊し、その跡地に建造した天を衝く巨大な塔。
火星士の本拠地であり、内部には人柱にされた多くの聖闘士たちが閉じ込められている。
マルスの野望を阻止するためには、この塔に小宇宙が降り注ぐのを止めなければならなかった。
作中中盤にマルスの手により破壊され、その上に新たな十二宮が作られた。

●5つの遺跡
バベルの塔へと属性ごとの小宇宙を送る風土火水雷の5つの遺跡。
内部にある装置を破壊することで、バベルの塔への小宇宙の転送が止められる。
マルス軍の重要施設であることから、守護には選りすぐりの白銀聖闘士が配置されている。
攻略は完了したはずだが、新たに闇の遺跡という未知の領域が出現してしまった。


●小宇宙クリスタル
6つの遺跡それぞれのコアにあたる結晶体。
ユナ(風)、栄斗(土)、蒼摩(火)、龍峰(水)、エデン(雷)、光牙(闇)がそれぞれ入手、アリアの光を受けて黄金の杖へと変化した。


●聖剣
第二期に登場。神話の時代に神々が使ったとされる武器であり、一級刻闘士とパラスが手にする専用武器。
それぞれが強大で攻撃的な小宇宙を放つ。
本編では天神創世剣、天地崩滅斬、武神光臨剣、重爆雷斬刃、そして永劫輪舞が登場。
天神創世剣、天地崩滅斬、武神光臨剣、重爆雷斬刃、永劫輪舞はもともと一本の剣であり、最終的に真・永劫輪舞となりサターンの手に戻る。


Ω(オメガ)
第二期にて玄武が死の間際に発した言葉。
究極の小宇宙・セブンセンシズをも凌駕する小宇宙の領域であり、互いが互いを思う心で発動、光牙らの青銅聖衣を神聖衣のような姿に進化させる。
宇宙を創りだす力・大宇宙(マクロコスモ)を作りだし片鱗に到達するだけで聖衣に新たな力を与え、完全に覚醒すると聖衣が「Ω聖衣」へと進化し、神聖衣の如き力を纏った聖闘士へ与える。
その片鱗として、あの黄金聖闘士が三位一体となって放つアテナエクスクラメーションもΩの片鱗と考えられている。

乙女座のフドウ曰く、Ωは黄金聖闘士も到達できていない領域と言われている。
それもそのはず、要は複数の小宇宙を集めたり、重ね合わせてひとつの小宇宙とすることで初めて生み出す小宇宙がΩとされている。
即ち個人のみの力で発揮することができないため、強大な力を持つ黄金聖闘士も到達することができなかった。

ただしこれまでもΩに近い小宇宙、またはその片鱗とされる力を発動させたことは原作や派生作品含めて登場していて
  • 双子座のサガとの戦いで青銅全員の小宇宙が集まって放たれた彗星拳
  • 黄金聖闘士全員の小宇宙を込めて嘆きの壁の破壊を果たした射手座の矢
等が原作で見られ、派生作品では
  • (LC)アローンを倒す一撃を放つ直前に聖闘士全員の小宇宙がテンマに集まる
  • 青銅聖闘士とアリアの小宇宙が集結した光の右腕をもってアプスとの戦いに勝利

……などと、媒体が異なっても非常に重要な局面においてΩらしき力が発揮されていることが確認できる。

外伝作品と同様に、本作も新しい技が多数登場。
黄金聖闘士の技はこちら





デッデッデデデーン♪

アニヲタ光牙の、追記・修正の旅は続く。

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最終更新:2024年03月29日 03:54

*1 他にフルネームが判明しているのはセインティア翔の美衣(アリシア美衣ベネトール)とシャオリン(星暁鈴)、ギガントマキアの盟(城戸盟)

*2 時代的にはLoSのミロが先だが、パラレルワールドの世界同士であるため時間軸としては被らない