アリーア・フォン・レイジ・アスナ

登録日:2013/12/03 (火) 15:00:11
更新日:2023/04/03 Mon 00:09:31
所要時間:約 5 分で読めます




セイ、困った事があったらその石に祈れ

どんな時でも、どんな状況でもこの俺が駆けつける

どんな困難でも俺が打開する

これは約束であり、俺の宣誓だ


ガンダムビルドファイターズの登場人物。
CV.國立幸


☆キャラクター概要
イオリ・セイと並ぶ物語の主人公。赤髪と頭に掛けたゴーグル状のサングラスがトレードマーク。
セイの視感によると容姿は日本人っぽくない模様。

その正体は異世界「アリアン」の王子であるのだが、セイには全く信じられていない。

性格は短気かつ我がままで自由奔放。世間の常識に疎く野菜炒めや海などを知らなかった。
反面、義理堅く一度受けた恩や貸しは必ず返す主義。ただし「一回は一回」という考えで一度返すとそれ以降はきっぱりその貸し借りの関係は終わる。

ファイターとして非常に才能あふれており、プレイ経験の無い初戦で優秀なファイターであるサザキに完勝。
タツヤリカルド等、世界有数のファイター達にもその実力は認められている。

その戦闘力から一節ではニュータイプ、もしくはフラナガン機関の出身ではないかと推測されている。
ん、間違った事は言ってないよ?

最初は単にタツヤに貸しを返すために始めたバトルだったが様々なファイターと関わっていく内にガンプラバトルに対して強い興味を持つようになった。
当初はバトル中心で考えているため、それ以外のガンプラの魅力や楽しみ方には積極的ではなかった。

終盤、セイとのふとしたケンカをキッカケにガンプラの制作に乗り出し、イオリ・タケシとの出会いでガンプラその物に対する愛着を持つようになった。
その後も精進を続け、拙いながらも技術を磨いたためセイの助手ができる程度の制作技術を身に付ける事ができた。

アイラ・ユルキアイネンとは世界大会の開催日前夜に肉まんを賭けた逃走劇を繰り広げてから、何かとオフ時に絡む事が多い。
不良からアイラを庇った事に始まり、何気ない日々を過ごす中で彼女から想いを寄せられるようになる……のだが本人が色気より食い気を突っ走っているため好意に気づく素振りは全く無い。

バトルスタイルとしては、セイが惚れ込んだ高機動戦闘の他蹴り等の肉弾戦を好む。
しかし、俄仕込みな所為もあって戦術や咄嗟の駆け引きは苦手な、猪武者のような傾向があり、リカルド・フェリーニ等には手玉に取られ易かった。
例えば彼との戦いでは、圧され出した際に背を向けてガン逃げした所為で容易に敵の追撃を貰ってしまったり、誘爆寸前の武器を、これまた敵に背後を見せる方向に投げて隙を作ってしまったり、等と言うポカミスも目立った。
しかし、数々のバトルを経験した後の世界大会決勝戦では、上記のようなミスは無くなった他、既存の兵装をうまく応用した見事な戦術性の向上ぶりを見せている。

☆本編中の行動
パンの店頭販売からくるトラブルの際にセイに助けてもらい、その恩を返す事をセイに誓う。
そしてセイとサザキのバトルの際に突如乱入。見事に勝利する。

その戦い方は機体の機動力を最大限に活用した物で、セイは父タケシの動きを彷彿とさせた。
セイにバトルの才能が無かったためコンビ結成を頼まれるもガンプラバトルに興味を持たなかったためは否定的だった。しかし、タツヤに圧倒的に敗北したのを期に、雪辱を返すために本格的にバトルに参加する事を決める。

その後はセイの家に居座り日々バトルの鍛錬に勤しんでいる。最もどら焼き食ってたりと単なるイオリ家の居候しか見えない。アンタはどこの猫型ロボットだ。

世界大会が開催されてからはライバル達との正々堂々とした戦いに挑むも大会主催者であるPPSE社の会長マシタによる妨害を受けてしまう。

予選試合中に様々な妨害とトラブルを受けて、一度は決勝トーナメント進出が危ぶまれるも何とか進出条件を満たす事に成功する。

3代目メイジン・カワグチと戦うためヤサカ・マオニルス・ニールセンとの激闘を乗り越えトーナメントを勝ち進むもアイラがリカルド・フェリーニを下す場面に遭遇する。
その相手と相手のガンプラを重んじない戦いに怒りを抱くも、リカルドに叱咤され、憎しみで戦う事を止める。

アイラとの試合では彼女の攻撃を耐え忍ぶ中、レイジが持つアリスタが謎の光を放つ。
光とプラフスキー粒子が反応した事でアイラの境遇と心中を知ったレイジは彼女の悩みを払拭させ、バトルが終わった後にセイの家で彼女を引き取る事を約束する。勝手に何やってんだ。

その後、正気を取り戻した彼女と壮絶な痴話喧嘩バトルを繰り広げるも最後は難なく勝利する。

そして迎えた決勝戦。
セイ・レイジとユウキが互いに、そして観客も皆楽しくなる、そんな充実したガンプラバトルを誓い、遂に迎えた決勝戦。
……だったが、明らかに異様な雰囲気に包まれたユウキを前に動揺しつつも、バトルはスタートした。

洗脳されて容赦が無くなり、高い操縦精度を誇るタツヤを相手に前半はまるで歯が立たずに先のキュベレイパピヨン戦以上に一方的な試合展開になり、ただ焦燥と失望感だけが募ったが、タツヤが洗脳されている事情を大よそ察知して心境が一変。
アリスタでの想いの強さの攻め合いになって洗脳強度が落ちたものの、通常のビルドナックルは通用しない等、依然難敵だったが、セイとレイジが互いに遂げた成長を見せつつ補いあって、この最強の敵に勝利を果たした。

優勝こそ果たした物の、誰もが満足する終わりではなかった……とか思ったらまたマシタ会長がやらかした。プラフスキー粒子の発生源である巨大アリスタが暴走したのである。

放っておけばどんな事態になるか予想ができないため仲間総出で破壊作戦を決行。
バトルシステム側の妨害はあったがセイとの協力で収拾に成功するのだった。


☆使用ガンプラ
ビルドストライクガンダム
詳細は該当項目にて。

ビルドガンダムMk-Ⅱ
セイ制作。ビルドストライクが大破した時のための予備機。

○ボール
ジオンバーで使用。貸出用の中で最も弱いと言われながらその場にいた歴戦の大人たちのガンプラを圧倒するも5人相手にはさすがに押されてしまった。

Vガンダム
リカルド制作。ナンパ用だったがバトルするために横から奪取して使用。旧1/144キットかHGUCかは不明。

○ビギニングガンダム
ガンプラ制作に興味を持ったレイジがセイの父であるタケシの指導の元作ったガンプラ。墨入れやつや消しも行われており、レイジがセイが如何にビルドストライクに力を入れているのかを把握する切っ掛けにもなった。
ビギニングガンダムには上位互換機種のビギニング30ガンダムや外伝登場のバリエーション機体であるビギニングJガンダムやビギニングDガンダムが存在するのだが、何故タケシはビギニング30ガンダムやビギニングJガンダム、ビギニングDガンダムではなくこちらを選んだのかは不明である。もしかするとレイジが自分でカスタムすることを期待したのかもしれない(その場合はカスタマイズに向いているビギニングDガンダムを選ぶ筈だが)。
それ以前に、脆いクリアパーツや小さいパーツの多いこのキットは名前の割に初心者向きでは無かったりする。タケシは「可動範囲が広いから素組しただけでもガンプラバトルができる」と、あくまでバトルを前提に選んだ。やがてこのガンプラはアイラによって故郷に持ち帰られており、そして…。

○ビギニング30ガンダム
小説版にて使用。小説版ではタケシに二度遭遇し、最初にビギニングガンダムを製作した後に、二度目にアイラと一緒に遭遇した際にこちらを組んでいる。アニメでフェリーニ戦後に乱入した際にはビギニングガンダムが負った役回りをよりにもよってこちらが受け持つはめに。その後新たに組まれたものでアニメ同様の戦いをしている。続編にはビギニングガンダムが登場しており、こちらは登場しなかった。


☆結末
仲間たちとの協力によって巨大アリスタの破壊には成功するも、それによって世界からプラフスキー粒子が根絶する事態になった。

その前に、正気の状態のタツヤとの完全決着を望み、互いに欠損したパーツを周囲の協力を得て調達し、最後の私闘を始める。
両者共に急拵えのガンプラとは思えない見事なマニューバで激闘を繰り広げるが、その最中にセイの成長ぶりを確認したいからと、敢えてセイに操縦桿を譲る。

こうして、レイジのガンプラバトルは終了した。

大好きになったガンプラバトルの最後の一戦を他者に譲る結果となったが、最初は少し諦めがちで気の弱かった親友が今では見事に操縦してのけるようになったその成長した姿を、終始高揚した笑顔で満足気に見守っていた。

アリスタの消滅によって故郷・アリアンに帰還。まさかの押しかけ女房も一緒に……。
初めて描写されたアリアンは、空が丸みを帯びたスペースコロニーのような世界だった。
「海」を知らなかったのはそのせいか。

その後は続編では直接登場はしていないものの、アイラと結ばれ娘を授かっていた事が判明した。



追記・修正はレイジとセイが再会できたらお願いします。

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最終更新:2023年04月03日 00:09