グローメル(FE)

登録日:2009/11/10(火) 01:22:33
更新日:2024/03/27 Wed 15:53:29
所要時間:約 5 分で読めます




グローメルとは、『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』25章「山岳を越えて」の敵将。
通称ボルトアクス将軍。

クラス:ドラゴンマスター
LV14
HP47
力18
魔力16
技19
速さ17
幸運13
守備23
魔防15
体格12
重量41
移動力9
属性:雷
スキル:勇将(HPが50%以下の時に力・技・速さが1.5倍)
装備:ボルトアクス(雷魔法の斧)

ベグニオン暦646年、デイン=クリミア戦役。
祖国奪還を目指すクリミア軍は国境のオルベリス大橋を突破し、国内で生き残った遺臣達と合流。
さらに勢い付いてゆく一方、南のガリア王国からの援軍が合流を目指し進軍を続ける。
この2つが合流すると、これまで数で勝っていたデイン軍に匹敵するものになる。

それを阻止せんと、デイン軍は合流のポイントとなるマレハウト山岳にて進軍して来るクリミア軍に奇襲をかける。


この作戦の指揮を任されたのがグローメル将軍である。
戦場での彼は、血気盛んで追い詰められる程に戦斧を振るう力、動きが上がっていったと言われ、敵味方から恐れられた。
そう、この土壇場の戦局こそ、まさに彼が実力を発揮できる状況と言えよう。

共に死線を乗り越えた騎竜に跨がり、その武勲を讃えられ賜った雷斧・ボルトアクスを携えてグローメルは負けられない戦いに挑む…









戦いの舞台は歩兵、騎兵の移動が制限される山道。ハンデを受けない飛行系に有効なシューターを設置。
さらに遠距離魔法や投石機、竜騎士隊の連続攻撃、そして回避不可能のマップ兵器「岩」と、万全の対策でクリミア軍を迎えうつ。


…かに思われたが近所の子供によって情報が漏洩してしまう。


そして交戦。落石の軌道上に味方ユニットが乗ると待ってましたと言わんばかりにさっそく兵士は岩を転がす。
味方のデイン兵も巻き込んで。

酷い場合、クリミア側よりデイン側の方が落石攻撃を受ける人数が多いことも。下手するとデインしか轢かれない。

瀕死近くまでHPを削られた兵士やなりそこないが、敵フェイズに落石によって死亡する
…等、プレイヤーの予想を超えた特攻を見せるデイン兵。
だがボルトアクス将軍はプレイヤーに対して更に意表をつく行動を起こす。
攻撃射程に敵を捉えるや否や、敵将であるにもかかわらず突撃を仕掛けるのである。部下の特攻精神はこの将によるものだった!
「敵将は動かないもの」という概念に囚われていたプレイヤーには有効な奇襲だが、一軍の将としては現実問題いかがなものか…

そして敵将お馴染みの戦闘前セリフ。

「うぬ、ここまで登ってきたか!
ならばここから叩き落としてくれる!」

大変勇ましい台詞ですが、山のふもとで言われても…



ともあれ、将軍との戦いが始まる。
ドラゴンマスターという強いクラスで、地形を無視して山岳を縦横無尽に飛び回る。
ステータスも平均水準を上回り、所持スキル「勇将」はHPが半分以下になると力・技・速さが1.5倍になる厄介なもの。
かなり苦戦すると予想された。

しかし将軍の武器、ボルトアクスは斧でありながら魔力依存。つまりその攻撃力は「魔力+武器威力」
彼の魔力は16とドラゴンマスターとしてはとても高い。
が、似たような武器を操ったプラハと比べるとあまり脅威ではない。
ファルコンナイトや魔道系ユニットなら大したダメージを受けず対応できる。
主なボルトアクス将軍の天敵、通称・ボルトキラーには、


ご存知魔防王。首を跳ねんとばかりに向けられたボルトアクスもキンッとノーダメージ



賢者中トップの魔防成長率。首をはn(ry


  • タニス
物理系ながら高い魔力と特攻武器ソニックソードで大ダメージ。魔防も高いので怖くない。


剣も使える杖使い。ソニッk(ry

等が挙げられる。

自慢のスキル「勇将」も魔力に変化がないので命中率と回避が上がるだけ
普通の武器なら苦戦を強いられただろうが、武器のせいで色々台無しになった。

こうして大してターンも掛からない内に大抵殺られるグローメル将軍。
倒すとボルトアクスが手に入るが、斧を使うユニットは総じて魔力が低いので意味がなく、軍資金の足しにされるのがオチである
プラハのフレイムランスは特効効果もありタニスあたりなら使えなくもないというのに、ボルトアクスはひどい有様です

トライアルマップでならプラハが使いこなすことが可能。
どうしても本編で使いたいのならジルの魔力の成長を吟味すると良いかもしれない。

もはやネタキャラでしかなくなったグローメルことボルトアクス将軍。しかしまだ彼の伝説は終わらない。

ロクなダメージも与えられず、スキルも空回り。一度体力を回復しようと敵の前から一度身を引く。
「リブロー司祭よ、さぁ頼むぞ」と思った矢先、



落石に潰され死亡する。


因みにこの場合、経験値もボルトアクスも手に入らない。

こうして奇行の連続によってプレイヤーを散々振り回したこのマップも終わりに






ならなかった。


このマップの勝利条件は「全滅」
安堵したプレイヤーを落石の如く奈落の底に蹴落とすこの事実は、ボルトアクス将軍が仕掛けた最後の奇襲であった。

ちなみにポッと出の癖に戦闘前会話が豊富。
アイク、ジル、ハール、タウロニオ、タニス、ウルキorヤナフ、獣牙族のいずれか、リュシオンまである。
ただし、対アイク以外は将軍が一方的に喋るだけであり、相手からの返答は無い。


ボルトアクス将軍の功績は大きく、続編の『暁の女神』では3部12章でなんと自軍が落石を使える。
因みに敵にはボルトキラーの1人であるタニスがいる。

さらに『覚醒』においてはボルトアクスのみならず、まるで将軍をリスペクトしたようなボルトアクスを持って突撃してくる敵将も現れた。
また、DLC「無限の神器」ではあのラグネルやバルフレチェ等と並び「神器」として入手できるようになった。
実用面では魔力の高い斧使いであるバトルモンクやバトルシスター、DLC職の魔戦士との相性が良い。

ちなみに、マイユニ♂のタイプ3をベースに将軍のそっくりさんを作ることもできるので、ネタとしてすれ違い部隊に混ぜてみるのも良いだろう。
成長率が高いのでドラゴンマスターでも魔力カンストは容易で、魔力得意+DLCスキル「限界突破」で魔力は最大44まで上がる(同じ条件なら力は60まで上がるので結局ネタだが)。
手間は掛かるが、一般のデイン兵用のマイユニットを作って原作再現する手もある。
落石は用意できないが。

if』では魔法系武器全般が強く、魔力が高めの斧使いとして新クラス「レヴナントナイト」「修羅」も登場。
カミラナハト、クマゲラの魔力が伸びたら主力武器として使わせるのも良いだろう。

風花雪月』では、一部を除き使用武器種やクラスチェンジの制限が取り払われ、
ボルトアクスを魔力に長けた修道士やメイジに持たせたり、
魔力の高いキャラをドラゴンマスターにして使わせたりといった幅広い活躍が可能となった。
ゲーム後半になれば修理がいくらでもできるようになり、錬成すると射程1-3になるのも強み。
魔法系で斧も得意なアネットや、斧使いで魔力も意外と伸びるエーデルガルトが使いこなせる。
一方魔力が低いのに無理に魔法武器を使う敵キャラもなぜか複数登場する。

このように、ボルトアクスは単なるネタとガチ両面で存在感を増していくこととなった。
将軍もさぞかし浮かばれたことだろう。

余談だが、2chにあるゲームキャラ板にあった彼のスレは『蒼炎』のその場限りの敵キャラでは最長命のスレであった。
さらにアンサイクロペディアに『グローメル問題』というタイトルで、単独項目まで立っている。


また海外版ではトマホークを装備しているという噂があるが、ガセネタなので真に受けないでほしい。


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最終更新:2024年03月27日 15:53