ゴロンダ

登録日:2013/11/28 Thu 23:36:05
更新日:2023/04/24 Mon 15:13:01
所要時間:約 6 分で読めます





気性が 荒く ケンカっ早いが 弱いものいじめは 許さない。 葉っぱで 敵の 動きを 読む。


ポケットモンスターシリーズにX・Yから登場したポケモン


■もくじ


■データ


全国図鑑No.675
セントラルカロス図鑑No.92
分類:こわもてポケモン
英語名:Pangoro
高さ:2.1m
重さ:136.0kg
タマゴグループ:陸上/人型
性別比率:♂50♀50

タイプ:かくとう/あく

特性:てつのこぶし(パンチ系のわざの威力が1.2倍になる)
   かたやぶり(相手の特性を無視して技を出せる)
隠れ特性:きもったま(ゴーストタイプの相手にノーマル・かくとうタイプの技が当たるようになる。いかくを受けない)

HP:95
攻撃:124
防御:78
特攻:69
特防:71
素早さ:58
合計:495

努力値:攻撃+2

手持ちにあくタイプのポケモンがいる状態で、ヤンチャムをLv.32以上にレベルアップさせると進化


■概要


いかつい顔をしたパンダのようなポケモン。
進化前のかわいらしいヤンチャムが一変、物凄く怖い顔になり、体格も立派に。
進化条件と共に「やんちゃ坊主が悪い奴らとつるんでいる内に不良になってしまう」という、青春の一幕を体現している。

気性が荒く好戦的だが、弱い者いじめは決して許さないという、不良の番長のような男気溢れる性格。
体毛も番長が着る学ランのような形状になっている。
口にくわえた笹の葉っぱはただの飾りではなく、これで相手の動きを読み取れるらしい。
腕力は電柱をへし折るほど強力で、またどんなに攻撃を受けてもひるまずに向かっていく。
究極のイケメンである。

名前の由来は「ゴロツキ」+「パンダ」からか。


■ゲームでのゴロンダ


攻撃の種族値がずば抜けて高く、次いで体力もそれなりに高い。が、カイリキーローブシン等ライバルは多く、劣化感が否めない。
それ以外の能力は平均的。鈍足のように見えるが、実はズルズキンと同値であり、前述した2匹の格闘ポケモンよりも速いので、全くダメというわけではない。
タイプは違うが同じような格好のリングマの種族値に近く、攻撃面と特防はリングマが上だが、それ以外はゴロンダの方が勝っている。


かくとうタイプらしく物理技を中心に高威力の技を習得。
ORASでは教え技でタイプ一致の「はたきおとす」「イカサマ」「けたぐり」「ばかぢから」、
フェアリー対策となる「ダストシュート」「アイアンヘッド」、
特性「てつのこぶし」と相性の良い三色パンチや「ドレインパンチ」「きあいパンチ」など多数の教え技を習得。
メジャーではないが一線級の活躍が期待できるようになった。

かくとう技は「ばかぢから」「やまあらし」「アームハンマー」が候補。
「アームハンマー」は特性「てつのこぶし」で補強すれば威力が「インファイト」に並ぶので火力はある。
あく技は「はたきおとす」「イカサマ」が候補。
「はたきおとす」は第六世代から威力が強化され、相手が持ち物を持っていれば威力130にタイプ一致補正が乗るため非常に強力である。
特性「てつのこぶし」であればORASで習得したパンチ系の技との相性も良い。
また、交代技「ともえなげ」は「ドラゴンテール」のようにタイプによって無効化されない点が便利。

第六世代では中途半端な素早さを補う「マッハパンチ」や「ふいうち」等の先制技が無いのが難点だったが、第七世代では「バレットパンチ」を修得。
無効化されるタイプがなく、得意なゴーストに無効化されず苦手なフェアリーにも抜群を取れるため、非常に優れた相性補完となっている。何気に「てつのこぶし」対象技でもある。
ヌケニンには「かたやぶり」でない限り無効化されるが、ゴロンダの前にヌケニンはまず来ない。

さらに、第七世代では「つけあがる」もタマゴ技で修得。ワルビアルから遺伝させよう。
悪物理版アシストパワーであり、「かたやぶり」なら「てんねん」も意味を成さない。「ナインエボルブースト」や「かそく」からの「バトンタッチ」等をうまく使えば全抜きも夢ではない……かもしれない。

そんな彼のウリは変化技「すてゼリフ」。
相手の攻撃と特攻を1段階下げて自分は交代する、という「とんぼがえり」の亜種である。
この技、相手の戦闘力をダウンさせつつ自分は任意のポケモンに交代できるため、積みアタッカーの起点づくりのために非常に優秀。
更に相手の防御系特性を無視する特性「かたやぶり」を持つため、相手が「クリアボディ」や「かいりきバサミ」持ちでも容赦なく攻撃と特攻を下げられる。
素早さも中途半端ながら低すぎないため、「こだわりスカーフ」を巻けばかなりの相手に先制できる。
そう、彼はこれ以上ないほどにすてゼリフを吐くのに適した男だったのだ!!


…そんな訳で、対戦で使われるゴロンダのメジャーな戦術は
  1. 先発でスカーフを巻いて登場、自身がかたやぶりである事をアピールする
    ゴ「ミアレ一高の番長、ゴロンダってもんだ。俺様の座右の銘は『型破り』、浮遊だろうがクリアボディだろうが俺には通用しないぜ
  2. 苦手な相手にはすてゼリフを吐いてさっさと逃走、得意な相手はそのまま戦闘
    ゴ「ち、ちくしょ~、な、なかなかやるじぇねぇか!覚えてやがれ!!」(苦手な相手の場合)
    ゴ「ま、ざっとこんなもんだ!!」(得意な相手の場合)
  3. 積みエースに後を託し、自身は隠居生活を送る
    ゴ「先生!お願いします!!ガブしかたないにゃあ…
  4. 万が一エースがやられてしまった場合は代わりに出てきてスカーフで手負いの相手を叩く
    ゴ「えっ、ガブリアスやられちゃったの?でもよく頑張った!あと1匹倒せばいいなら俺に任せとけ~!!


…という、番長どころかサンシタ極まる戦法を取ってくると考えてよい。
確かに「すてゼリフ」は強い、強いんだけど、どうしてこうなった…

ちなみに、元々は専用技だったが、第七世代ではシルヴァディにも解禁されている。

もちろん、「かたやぶり」ならば「ふゆう」や「がんじょう」も貫通するため攻撃の一貫性が高くなる。

また、隠れ特性の「きもったま」も強力で、サザンガルドの組み合わせに対してかくとうわざで両方に抜群が取れる。
双方に等倍で通る技がないと安心していた相手の戦略を崩せることができるだろう。

「やまあらし」であれば「キングシールド」を受けても平気だが、ハチマキなどがなければギルガルドのシールドフォルムを確定で落とせない。
教え技で習得した「ばかぢから」を使えばシールドフォルムでも確定で落とせるが、今度はキングシールド読みの行動が必要となる。

ただ残念なことに、かくとうタイプもあくタイプも単純な火力だけなら他にも強力な連中がひしめいている上、フェアリータイプが4倍弱点で刺さるためマイナーの域を出ない。
第七世代ではひこう技を先手で放てたファイアローが弱体化し念願の先制技を獲得したが、サイコフィールドなど先制技を無効化される要素が多く(じょおうのいげんビビッドボディはかたやぶりなら貫通)、苦手なフェアリーとの遭遇率が大幅に上がったため、第六世代以上に肩身が狭くなってしまった。
単体での全抜きはほぼ無理なので、第七世代では攻撃性能の高さを活かして「つけあがる」をメインウェポンにしたバトンパのエースなどで活躍しているようだ。
特にペンドラーとの相性補完が良好で、ペンドラーの弱点はひこうタイプ以外ならゴロンダが半減以下に抑えられるため、エースとして安全に降臨しやすいというメリットがある。


あと、XYには男主人公用にゴロンダをモチーフとした帽子がある(ちなみに、女主人公の場合はペロリームをモチーフとしたドレスだったりする)。

■アニメでのゴロンダ


XY編第11話「竹林の追跡!ヤンチャムとゴロンダ!!」に登場。
昼ご飯を分けてもらいに来た2匹のヤンチャムの親分という設定。
少しちょっかいを出されただけですぐ相手を殴り飛ばすが、くわえている笹が無くなると一気に落ち込んでしまう。かわいい。

第46話ではヤンチャムが登場。
CV下屋則子、寺崎裕香(代役、XY&Z編第19話~)
パフォーマンスが好きでトライポカロンの舞台に乱入した。
セレナが彼と一緒にトライポカロンに挑戦したいと思い、バトルの末ゲットされた。
以降は彼女から貰ったサングラスを身につけている。

使用技は「ストーンエッジ」「あくのはどう」「つっぱり」。




追記・修正はゴロンダに男気溢れる戦い方をさせられる方にお願いします。

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最終更新:2023年04月24日 15:13