タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密

登録日:2011/12/06 Tue 23:53:07
更新日:2024/01/13 Sat 20:53:34
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『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』とは2011年12月1日に公開されたアメリカ映画。監督はかのスティーブン・スピルバーグ。
世界中で人気を博したコミック『タンタンの冒険旅行』シリーズのうち、『金のハサミのカニ』『なぞのユニコーン号』『レッド・ラッカムの宝』の三作を元にオリジナルストーリーに作り替えて発表された。


【ストーリー】

ノミの市で古い帆船の模型を手に入れた少年記者・タンタン。その帆船は海賊レッド・ラッカムと戦い海の藻屑となったユニコーン号の模型だった。
愛犬スノーウィの悪戯で模型のマストを壊してしまうが、その中からは一本の銀色の筒が出てくる。
筒の中からは、暗号が書かれた一枚の羊皮紙が…
暗号の謎を解く為、タンタンとスノーウィ・そしてハドック船長の冒険が始まる…


【登場人物】

  • タンタン(ジェイミー・ベル/声:浪川大輔
行動力と機転に富んだ主人公。本作が始まる前にも原作における「ファラオの葉巻」「オトカル王の杖」のエピソードを解決しているらしく、壁に事件の解決を記した記事を貼っている。
ピンチの時でも諦めない不屈の心と僅かな手掛かりから答えを導き出す頭の良さを持つ完璧超人。

  • ハドック船長(アンディ・サーキス/チョー
かつて名声を轟かせた伝説の英雄フランソワ・ド・アドック卿を先祖に持つ海の男。
先祖代々から伝わるアドック卿の伝説を聞いては居たが、酒浸りの生活で堕落し全てを忘れていた。
…が、タンタンと出会い冒険を重ねているうちに次第に自分に自信を取り戻し、先祖の伝説を思い出して行く。
原作では「コンコンニャローのバーロー岬!」だった部分は、本編では原作の直訳に近い「びっくりフジツボ」になっている。

  • スノーウィ
タンタンが飼っている愛犬(白いテリア)。いついかなる時も行動を友にし、時にはトラブルを生み出す事もあるが主人の良きパートナーである。
原作と違い、喋らない。

  • サッカリン(ダニエル・クレイグ/森田順平)
原作ではただの船の模型好きのおっさんだが、今回は悪役で黒幕。原作における悪役のバード兄弟は登場しない。
狡猾で執念深く、ハドック船長の船にいる船員を買収して、ハドックを船内に監禁していた。
実はレッド・ラッカムの子孫。
中の人は6代目007。

  • デュポン(サイモン・ペッグ/大川透)
  • デュボン(ニック・フロスト/浦山迅)
双子に見えるが赤の他人のインターポール刑事。コメディリリーフながらタンタン達に協力する。


【備考】

本作が生まれたきっかけはスピルバーグの作品『レイダース 失われたアーク』が「タンタンの冒険旅行シリーズに似ている」との声を受け、原作を読んでみたのが始まり。
一方、タンタンシリーズの作者であるエルジェもスピルバーグの大ファンになっており、「タンタンを的確に映画化できる人間はスピルバーグだけだ」と回想録に残している。
後に二人が会う際に映画化の約束が取り付けられる予定だったがエルジェは1983年に死亡、遺族が許可を出す形になった。
…が、スピルバーグは他に作品を発表する必要があった為に撮影開始は何と2009年に開始され、スピルバーグ作品初のCGアニメと初の3D作品となった。
日本での公開は『怪物くん』や『けいおん!』に敗れたものの、洋画入場者数ランキング第1位を獲得。全世界での収入は約2億ドルと制作費の倍近い額となった。
スピルバーグ監督は続編の制作に意欲的で(但し、2作目の監督はピーター・ジャクソンを予定)全3部作の構想があるそうだ。


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最終更新:2024年01月13日 20:53