ジプシージャグラー(ポケモン)

登録日:2012/06/23(土) 11:19:13
更新日:2024/02/11 Sun 11:03:03
所要時間:約 6 分で読めます




ジプシージャグラーとは、ポケットモンスター赤緑青ピカチュウ金銀クリスタル、及びそのリメイクである
ファイアレッド・リーフグリーンハートゴールド・ソウルシルバーに登場するトレーナー。

モンスターボールをジャグリングした青年のグラフィック。エスパータイプや人型ポケモン、丸いポケモンを使うことが多い。

リメイク以降はジプシーが差別用語とされた為か、普通のジャグラーに変更されている。

◆初代
登場場所はセキチクジム、シルフカンパニー、チャンピオンロードの三か所。
顔は細長く、かなりの悪人面。目があった時のBGMもロケット団員等と同じ悪人の曲が使われていた。
シルフカンパニーにも1人だけ登場するが、台詞から判断するとロケット団の一味のようだ。
もうじゅうつかいと一緒に現れることが割りと多く、フィールドグラフィックも同じ。

余談だが、セキチクジム&シルフカンパニー、チャンピオンロードではフィールドグラフィックが違っており、
前者ではマチスや前述のもうじゅうつかいと同じモヒカンの男だが、後者ではタケシ等と同じ普通の青年のものが使われている。
また、初代ではコイツと四天王キクコのみがポケモンの交換を使用する。

◆金銀
ジャグリングをしているグラには変わりないが横を向いており、顔も初代と比べると好青年な感じ(視線BGMは怪しいが)。
数は少なく、35番道路にマイク、アクア号にジョニー、クチバジムにジョナサンの3人。
マイクは主人公に対してことあるごとに電話をかけてくる為、「ストーカーのマイク」等と呼ばれ一部では大人気。

◆FRLG
初代と比べるとやはり悪人っぽさはなくなり、どことなく可愛げのある顔つきになっている。視線BGMも一般男トレーナーと同じものに変更された。
しかし、シルフカンパニーでロケット団の仲間として登場した男は今作でも登場。因みに彼の名前はテリーである。
セキチクジムにもマイクという名前がいるが、口調などから察するにストーカーの彼とはほぼ間違いなく別人。
因みに彼の発言の「ここのリーダー キョウは イガニンジャの しそんだ!」はキョウのボイスチェッカーに載る。

◆HGSS
グラフィックはFRLGと同じだが色が違っている(FRLGでは紫っぽく、HGSSでは赤っぽい)。勿論マイクも登場。


初代では基本的に初めて会うのはセキチクジムだと思われる。
毒タイプのジムであるのにエスパータイプばかりを使う彼らに疑問を抱いた者は多いだろう。
ヤマブキジムでゴース系しか出さないきとうしと出てくる場所逆じゃね?と思ってはいけない
初代ではエスパータイプは実質弱点なしといっても過言ではなかった為、キョウよりも強かったと感じた人もいるはず。
しかし、前述の通り無意味に交代を多用することも多く、殆どダメージを食らうことなく勝てることも。

主な使用ポケモンはスリープ、スリーパーユンゲラーバリヤード等テクニカルなポケモン。
また、ジャグラーなだけにビリリダマクヌギダマといった丸いポケモンも好む。



彼らの名前は以下の通りである。
()内は賞金。左側は初代と金銀の、右側はFRLGとHGSSの金額。

◆初代/FRLG(初代では名前表記はなし)
セキチクジム:トニー(1190/1360)、レン(1330/1520)、ジョージ(1085/1240)、マイク(1190/1360)
シルフカンパニー:テリー(1015/1160)
チャンピオンロード:ナミオ(1435/1640)、コリン(1680/1920)

◆金銀/HGSS
35番道路:マイク(560/448)
アクア号:ジョニー(1160/1184)
クチバジム:ジョナサン(1320/1376)

全体的に外国人っぽい名前のトレーナーが多い。また賞金の額もそこそこ高め。


ポケモンスタジアム』シリーズでは1には登場せず、2と金銀に登場。
ポケスタ2では、99カップの2回戦目とセキチクジムの3人目(うらでは1人目)に登場。
ゆびをふるを使った運ゲーが主な戦術。基本的にはさほど強敵ではないが、思わぬ攻撃が出てくることもある為注意。
ゆびをふる以外は、ものまね、みがわり等の技もお気に入り。普通の攻撃技は少なく、1つもないこともある。
ニックネームは、名前のどこか一文字が平仮名になるだけと非常にいい加減。
似たようなトレーナーに、ぼうそうぞく(名前の頭2つが平仮名)、きとうし(名前の奇数の所が平仮名)がいる。

ポケスタ金銀ではチャレンジカップのモンスターボールカップ、ハイパーボールカップの最終戦の「レン」と、ポケモン講座の四天王クラスの「サブロウ」登場。
レンはランダム性の強いチャレンジカップにおいて目立った偏りのないチームを組む可能性が高く、初手の読みを外すと苦しいことになるだろう。
サブロウ戦では「どくどく→しめつける→いかり」、「こころのめ→ばくれつパンチ」、「まるくなる→ころがる」といったコンボでキメる必要がある。
どちらもレンタルポケモンでしか戦えない為、彼特有のニックネームは今作にはない。


◆ストーカーのマイク
全ジャグラー中、最も人気なのは前述のマイクで間違いないだろう。
勝負前こそは普通だが、勝負後は急に主人公に対して尊敬しはじめ、執拗に電話番号交換をお願いしてくる。
以下、彼からかかってくる電話の一例である。

「もっ もしもし アニヲタくん?  きみの あいぼう マイクだよ!」
「みたよ みたよおー! カビゴン おこしてたでしょ!」
「とおくから みてて よく  わからなかったんだけど あれって きみが ふえを ふいて おこしてたの? すごい! まほうつかい みたいだ!」

…この男、どうやら主人公を追ってジョウトからカントーまで来ていたらしい。これなんてストーk(ry
その様子や、断られてショックを受けたり、HGSSではエンジュジムのイタコにビビって挑戦を諦めたりと、
モブトレーナーの中でもキャラが濃く、一時は二次創作でも人気だった。
BWでいう、観覧車組と同じような感じといえる。
またジャグラーは見た目の怪しさに加え、基本的に好戦的だったり、陰のありそうな発言をする者が多いが、
彼は台詞を見る限りは純粋無垢な性格であり、そのギャップでも人気と思われる。

HGSSでは電話番号に制限がないので聞くことは出来ないが、クリスタルでは電話番号がいっぱいだと「君は人気者だね」と言われたりもする。



リメイク作品を除くと、第三世代以降は登場せず、同じ芸人トレーナーであるピエロやクラウンに引き継がれたと思われる。
BW2ではトレーナーも動く為、出ていたら「華麗なボールさばき」を見られたかも知れない…


見よ!この華麗な追記修正!

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最終更新:2024年02月11日 11:03