スコール・レオンハート(FF8)

登録日:2010/02/03(水) 08:15:58
更新日:2024/03/01 Fri 21:24:26
所要時間:約 8 分で読めます




※この項目はネタバレ要素を多分に含みます














FINAL FANTASY Ⅷの主人公。

身長:177cm
体重:不明
血液型:AB型
年齢:17歳
出生地:ウィンヒル

傭兵養成学校「バラム・ガーデン」に在籍する少年。
座学・実技ともに、ガーデン中でも白眉の実力者であり、ガーデンが誇るエリート部隊「SeeD」候補生の筆頭。

ストーリー序盤でSeeD試験に合格し、初任務でティンバーに赴任。
そこから思わぬ方向に事態が転がっていき、「魔女」を巡る戦いに巻き込まれることになる。

無口で冷めた性格…と見られがちだが、実際は単に口下手かつ内向的なだけでモノローグではかなりしゃべる上に、かなりの負けず嫌い(特にサイファーとカードゲームに対しては)。
ついでにどんな状況であろうともカードゲームを挑む心を忘れない決闘者精神の持ち主でもある。

序盤は鈍感な上に他人の気持ちを理解出来ず、人の心を傷付ける事も多々有った(まあ状況も状況だったが)。
またサイファーの挑発に乗って衝突することも多く、学園の制服教師からは問題児扱いされている。

しかしリーダーシップは優れており、彼の高い戦闘能力、容姿と相まってスコールを慕う者も多い。
尤も、幼少の頃は孤児院で「おねぇちゃん」ことエルオーネにべったりなシスコンだった。
その「おねぇちゃん」との辛い別離の思い出から「親しい人と別れる辛さを味わうくらいなら最初から親しくならないほうが良い」という思いを抱くようになり、後に冷めた性格になってしまう要因となる。
また、「おねぇちゃん」がいなくなったのは自分が甘えすぎたせいではないかと思ったのか「1人でも大丈夫なようになる」という考えに至っている。
それでもリノアと出会ってからは段々と素直になっていき、最早Disk3辺りはリノア無しの人生は考えられない位に惚れていき、父のような行動的で熱い性格へと変化していく。


ちなみに、彼の得物であるガンブレードは、扱いにくさからほぼ廃れた武器となっており、今やガーデンでも使い手はスコールとサイファーぐらいしかいない。
こんな代物を使い続けている理由は、「スコールなりの『強さ』へのこだわり」と解釈されている。


また、戦闘以外の面でもなかなかハイスペック。
Ⅷ本編でSeeD就任後に行われた祝賀会の社交ダンスシーンでは、
当初こそ初対面のリノアに強引に誘われて戸惑った為にミスをしたが、仕切り直した後は完璧なダンスを披露した。
傭兵として潜入任務に必要になる場合があるので色々習ったらしい。
他にはぶっつけ本番でオープンカーに乗り込み、大混乱の群衆や軍隊を避けながら凱旋門に横付けするなどドライビングテクニックも完璧。


詳細は語られていないが、作中で示されている数々の要素から両親はラグナとレインと見られている。というか実の親子。
レインはスコールを出産して早々に亡くなったようで、その後は同郷の孤児であるエルオーネ共々イデアの孤児院に送られたとみられている。
ラグナはその時エスタで英雄として祭り上げられ大統領に据えられてしまったことで帰れる状況ではなく、先にエルオーネを帰したはいいが2人共孤児院に入れられた事で消息不明。ラグナはレインを看取れなかった事やスコールを期せずして見放してしまった事をずっと後悔していたという。
内向的で口下手な性格は母親、人を惹きつけるのは父親譲りか。ちなみにラグナの親友キロスからは「母親似」と評されている。



【戦闘能力】
ガンブレードの使い手で、特殊技は《連続剣》。
命中がデフォルトで255%あり、また普通に攻撃する際にR1ボタンを押すと威力が高まる等、他キャラクターとは基本性能がダンチ。
また連続剣も鬼畜性能で、最強技《エンドオブハート》に至っては合計約20万のダメージを叩き出す。

その使い易さから、実質的な強さで言えばNo.1ではないだろうか。
(セルフィ、ゼルは時間が掛かるので)

但しその反面最終装備であるライオンハートを作るのにはそれなりの手間がかかってしまう上に、
どのフィニッシュブロウが出るかは運次第なのでその点を考慮する必要はある。

【連続剣】
その名の通りガンブレードを用いた連続攻撃を繰り出す。

最初の連続斬りは4~8回攻撃する。
発動すると画面下にゲージが表示され、ゲージの右から左へ青いバーが流れてくる。
バーがゲージ左側にあるヒットエリア(枠で囲まれている部分)に到達したときにタイミングよくR1を押すことでヒット時のダメージがアップする。

●フィニッシュブロー
連続斬りの後に繰り出す締めの必殺技。
装備している武器によって発動する技の種類が違う。

○ラフディバイド
初期装備のリボルバーでも発動可能。
敵に向かってダッシュで接近し、斬り上げる。
他のフィニッシュブローと比較して威力は控えめだが、それでも序盤は重要なダメージソースの一つ。
以下二つと違って、攻撃対象は一体だけなので、あえて武器を改造せずこれ一本で行くプレイヤーもいる。

○フェイテッドサークル
2段階目のキアストレートから発動可能。
回転斬りで飛ばした衝撃波で敵全員にダメージ。
改造素材さえ確保できれば比較的序盤から使っていける。

○ブラスティングゾーン
4段階目のフレイムタンから発動可能。
天に向けて掲げたガンブレードから伸びた宇宙にまで届くほどの光の刃を敵に向けて叩きつける。
攻撃対象は敵全員。
最近の作品で例えるとライザーソードとか天翔光翼剣とか。
Disc4最初のアデル戦で↓のエンドオブハートを狙ってたのにこれが出てしまいアデルもろともリノアを光にしてしまったプレイヤーも意外にいると思われる。

○エンドオブハート
最終段階のライオンハートでのみ発動可能。攻撃対象は一体のみ。
斬り上げでカチ上げた敵に連斬の後にトドメの一撃を見舞う。最後の地面への落下でもダメージ。合計17ヒットの大技。
先述の通り、1ヒットの威力がとんでもなく、力を255まで上げていればほぼすべての敵に対しカンストダメを17発叩き込むことになる。

改造素材にアダマンタインとか波動弾とかレアアイテムを要求されるが、その苦労に見合う…どころか見合い過ぎる超性能。
素材となるレアアイテム達も頑張れば全てDisc1終了までに集められてしまう。
バランスブレイカー要素の豊富なFF8屈指のチートっぷりである。

リボルバーから直接ライオンハートに改造すれば、これかラフディバイドの二択になってお得じゃね?と考えたプレイヤーもいるが、
上位の武器に改造した段階で、下位の技も自動で覚えてしまうので意味がない。


【名(迷)セリフ】

「だったら壁にでも話してろよ」

「一緒に訓練していくか?」

「上手く言えませんけど…。あなたが言うように話し合って、おたがいわかりあって…そして戦いの必要がなくなればとてもいいことだと思います。」
「でも、戦いで一気に決着つけようとする相手と理解しあう… これはとても時間がかかるんだと思います。」
「だから駅長。駅長たちがじっくり考えられるように。駅長たちに邪魔が入らないように…俺たちみたいな人間が必要なんだと思います。」
「俺たちみたいなのがどこかで戦っています。ときどき、思い出してください」

「俺は過去形にされるのは御免だからな!」

「俺のそばから離れるな」

「人生が最初から決まってた、みたいに言わないでくれ」

「俺…本当は他人にどう思われてるか気になって仕方ないんだ」

(バカって言われた…)

「俺が、お前を消さない。消させない」

「食料班は食堂のパンを緊急ボックスに回収後、シークレットシューターに格納せよ」

(大丈夫だよ、ママ先生)
(俺は独りじゃないから)
(呼べば応えてくれる仲間がいるから)


「その時どうすればいいかなんて後にならないと分からない。あの時どうすればよかったか分かったんだ。…まだ間に合う。…だから来た。後悔したくない
リノアを返してもらう」

「いや、これはきっとG.F.のせいだ。それで忘れてしまったんだ」


【カード】

 A
9 4
 6

ラグナが所持。
ラグナと対戦出来る時期は限られるので、取り忘れに注意。

上左タイプの最強カード。
また、カード変化でトリプル×100個精製出来る「スリースターズ」を三つも手に入れる事が出来る。


【キングダムハーツ】

キングダムハーツには彼そっくりのレオンという人物がいるが、本人の都合で別人です。
「レオンと呼べ」




まあ、ぶっちゃけると普通にスコールなんだけど。
故郷が闇に呑まれた際に、何もできなかった弱い自分と決別するために「ハート」を取り除き「レオン」と名乗りだしたらしい。
そのため、「スコール」と呼ばれると上記のように訂正する。
メタ的な理由としては「スコールに会え」だと、プレイヤーにはその時点で相手が誰だかわかってしまい、ソラたちの意識と乖離してしまうから。
KH2のクラウドのセリフからして、おそらく戦うことすらできなかったと思われる。
本編と比べると年齢が25歳と引き上げられているが、もともと17歳と思えん面構えだったので、その辺はある意味問題ない。
また精神面も年齢相当に成長しており、本編のような不安定さや愛想の悪さはほとんどないソラの兄貴分のような感じに。髪型や服装にはラグナの要素が混ざっている。

このように容姿・性格共に本編の「スコール」とは割と異なるので、ファンの間でもキングダムハーツのは「レオン」と区別されている。
また、背中にリノアの羽根のマークがついていたり、獅子繋がりでシンバの召喚石やカードをくれたり、故郷が「ガーデン」であったりとFF8をやっているとニヤリとできる要素が多い。
CVがついたのもこれが初。

余談だが、同郷の友人たちは彼以外は全員FF7組。



FF8からコスモス側のキャラとして参戦。
声優はキングダムハーツのレオンと同じく、ケット・シーやアーロンも演じた石川英郎氏。

D.O.では、仲間を想う気持ちが成長していく。
イミテーションに襲われていたジタンとバッツを助けるも、ひとりの方が気楽でいいと言ってジタン達と別れる。
その際にバッツから幸運のお守りを受け取るも汚い羽と馬鹿にしていた。
道中、WOLに『仲間と共に行動すべき』と勧められるも仲間の力を疑っているのではなく、離れていても共に戦っているという意志を示し、孤高の戦士を貫き通した。
ここでコスモス勢でも強者と評されるWOLを(プレイヤー操作だが)一対一で負かすなど、実力はかなり高い事も判明した。
最初は軽い羽と思っていたお守りも、想い詰まった大切なものとして最後まで大事に取っておき、仲間との信頼の心にクリスタルは輝くのであった…。

この絡みからジタン、バッツとの589トリオという二次設定が生み出されている。

技、機動力、専用武器など全体的に高スペックなキャラで、特にヒット、コンボ、スピード、そしてごく一部のHP技が非常に優秀。
「コンボファイター」の異名の通り、そこそこの火力と凄まじい手数で敵を圧倒する。
その割にぶっぱでも戦えてしまうのだが……。

しかし、極まった者同士での対人ではHP技が当てにくい(他のキャラもそうだがスコールは特に)のでコンボで稼いだブレイブを持て余してしまう。
しかし続編ではアシストシステムが追加されたことにより、優秀なブレイブ攻撃のおかげでアシスト追撃がやりやすく、HP攻撃を当てる機会も増えた。


続編の012では父親のラグナも参戦。PVでは親子の絡みが見られ注目されている。

サードフォームでは天野氏のデザインに近い袖無し姿というかなりラフな格好に。
更にキングダムハーツでのレオンの姿になるプロダクトコードが、2011年2月発売のVジャンプの付録となった。


【DISSIDIA FINAL FANTASY OPERA OMNIA】

オペラオムニアの初イベントとなった『獅子の心』イベントで加入。武器は大剣、クリスタル覚醒は黒。
FF8本編での記憶を継承しているらしく、記憶が欠落している事から再び走狗としてアルティミシアに振り回されるサイファーを気にかけ、同じく記憶をほぼ引き継いでいると思われるアーヴァインと情報共有を行うなど、メインシナリオでもピックアップされることが多い。
また、設定上似通った箇所が多い事もあって『零式』組と絡む場面も多く見られる。
召喚された時期は言動等から恐らくエンディング後。19年10月末時点でエンディング後まで記憶を引き継いでいる8キャラはスコール、アーヴァインのみと考えられる(会話内容からリノアも記憶を保持している可能性がある)。

専用武器はカッテングトリガー、相性武器はクライムアンドペナルティ及びリボルバー、幻獣武器はソルブレード、EX武器はキアストレート。相性防具はガーデン制服、専用装備は獅子のベルトとなっている。
アビリティはBRV攻撃のソリッドバレル、HP攻撃の連続剣、EXアビリティはBRV攻撃からHP攻撃を行うアサルトトリガーのフルアタッカーで全て物理相性。
物理攻撃に反応してカウンターを行うボスなどには滅法弱く、ソリッドバレルと連続剣はスコール自身のBRVが一定量以上になると最大火力を発揮出来ないためBRV供給役との噛みあわせに若干の問題を抱えているが、物理攻撃に耐性を持っているか物理攻撃に反応してカウンターを行う敵以外には対応出来る。
アプリ内でかなり優遇されており、スコールで共闘に参加するプレイヤーも多いがあまり強化しないまま共闘を開催するプレイヤーも少なくなく、逆に地雷化していた時期もあり別名どこスコとも呼ばれた。
ソリッドバレルはバランス調整でBRV上限値をある程度越えてBRVを稼いだ上で大ダメージを叩き出す事が出来るようになったが、
連続剣は上限値に達するとそのまま頭打ちになってしまうこと、アビリティアタッカーに近いせいもあってアビリティに頼らず火力を出す方法が限られてしまっている事も難点。

また、連続剣はエクステンド化すると全体HP攻撃になりスコール自身の攻撃力が高く足もそこそこ速いため、クリスタルや幻獣界の周回要員としてはうってつけ。アーティファクトで攻撃力か連続剣の威力を補強すれば万全となる。
金曜日のサイクルクエストは出現する敵の素早さが高く先回りが難しいため、その点に於いてはセッツァーや風神を始めとした別の素早さが高めの周回要員に譲る部分もあったが、
パッシブアビリティ「咆える撃鉄」を装備すると自動的にラフディバイドによる追撃が発生して時間ロスが凄まじい事になってしまうため、高速周回担当は自然と演出が短い面々に譲る形となっていった。


【いただきストリートシリーズ】

PS2版とPS4&Vita版で登場している。
この男とは勝負してみたかったらしい。
PS2版ではAランク(スフィアバトルでの職業は戦士)で、大量に株を貯めて増資するスタイルなので、長期戦だと厄介な敵になりかねないが、短期決戦だとAランクにしては案外モロい所もある。

PS4&Vita版にも登場するが、DS版&Wii版でマリオがPS2版のスコールと同じ行動となった為か、Dランクと大幅に弱体化されている。


【余談】

彼の服装は三次元の世界で「アルテマジャンパー」と呼ばれ、伝説となった。



だったら壁にでも追記・修正してろよ。

画像出典:FINAL FANTASY VIII Remastered /スクウェア・エニックス/2021年9月3日発売
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最終更新:2024年03月01日 21:24
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