海馬コーポレーション

登録日:2012/02/19 Sun 05:14:13
更新日:2024/01/14 Sun 15:05:02
所要時間:約 3 分で読めます




「海馬コーポレーション」とは、童美野町に存在する企業。
主に軍事産業を扱う企業。
社長は海馬剛三郎。
略称は「KC」。




追記・修正しておけ、瀬人。



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海馬コーポレーション(通称KC)

社長:海馬瀬人(三代目)
副社長:海馬モクバ

本社場所:童実野町
年商:1500億円
従業員:2000人

概要

「遊戯王」シリーズのうち、DM・GX・5D'sに登場する株式会社。世界的なゲーム企業である。
社長の海馬瀬人は現役の高校生であり、副社長の海馬モクバは現役の小学生という、これまでにない企業でもある。

元々は海馬剛三郎の父(瀬人の義祖父)が興した「海馬重機工業」が前身。軍事特需で大儲けした、いわゆる戦争成金だったらしい。
その後、二代目の社長となった剛三郎はハイテク産業へと移行、ICチップなどの特許を取りつつ軍事産業へと傾倒していった。
しかし、その後剛三郎の養子となった瀬人のクーデターが発生。彼の社長就任に伴って軍事関連の事業からは全面撤退、エンターテイメント分野へ経営を移行した。

三代目社長の海馬瀬人は自分のデュエルを株主に公開しており、株価はそのデュエル成績により左右される。

社員教育により、社員は銃の撃ち方を覚えることも義務付けられている。

海馬瀬人社長曰く「海馬コーポレーションは残酷な心を持つ者が有能な人材になる」とのことで、賞金目当ての殺し屋や軍人、
果ては連続殺人鬼まで雇用されていたほど。ただこれはDEATH-T時代の悪人全開な社長の采配であり、現在はまっとう。
…と言いたいが怪しい人間に即座に銃を突きつけたりするような奴もまだまだ多い。

軍事産業時代の名残として、当時の製品であるジェットヘリや戦闘機を保有しているが、これらは主に瀬人&モクバの足として使われることがほとんど。
また、アニメでは瀬人の専用機として青眼の白龍を模したデザインのジェット機が存在している。*1

業務内容

  • 海馬ランドの経営
  • デュエルアカデミアの経営
  • デュエルモンスターズの日本販売
  • デュエルモンスターズ大会の開催
  • デュエルモンスターズの発展開発

その他、アニメバトルシティ編では牛乳パックにKCのロゴがついているものも登場していたことから、ゲーム産業に留まらない複合企業といえる。
「真理の福音」では「ゆりかごからミサイルまで」と銘打たれており、かなり幅広い産業に進出している模様。


発展開発により生まれたもの

ソリッド・ビジョン・システム
デュエルディスク
デュエリスト達に革命をもたらしたシステム。屋外でもデュエルが行え、持ち歩きも楽であり、
上記のソリッド・ビジョン・システムを使用しているため、カードを映像として出現させることができる。
デュエルディスクも世代が変わるごとに進化を続けているが、「腕に装着して使うカードバトルデバイス」という基本は全く変わっておらず、基本設計の優秀さがうかがえる。
未来のルールや唐突に追加されたカード・ルールにも全く問題なく対応する空気の読みっぷりが一番のウリかもしれない。

D・ホイール
デュエルディスクの進化系。
二輪車にディスクの機能が追加されている。


歴史


遊戯王/遊戯王デュエルモンスターズ

社長・海馬瀬人が武藤遊戯に敗北した為、投資家たちの信頼を失い、経営状態が急速に悪化。
海馬瀬人が昏睡状態(アニメ第2期では行方不明)なのをいいことに会社株の60%を所有するビッグ5に経営の舵を握られ、
さらには、ビッグ5がペガサス・J・クロフォードと結託したことで、インダストリアルイリュージョン社に買収されかける。

海馬瀬人復帰後、童美野町で賭博法に当たるであろうトンデモゲーム大会「バトルシティ」を開催。
その際にデュエルモンスターズの大会上位者(+海馬瀬人の独断)にデュエルディスクを無料配布。
大会終了後にはデュエルディスクを安価で販売し、一般化される。

アニメ第2期では、ドーマ事件をきっかけにソリッドビジョンシステムへの不信感が高まり業績が悪化。
さらにこの隙を突いたパラディウス社が、ダーツの意向により市場そのものを操作するという荒業で株式を完全に買収し、一時瀬人が社長の座を追われるという一大事も。
事件後はダーツの消滅とパラディウス社の実質的な倒産に伴い株式を取り戻したが、一度失った信用はなかなか戻らず低迷。
起死回生をかけたKCグランプリではシュレイダー社による妨害工作を受けたが、これも切り抜け株価が持ち直した。


遊戯王デュエルモンスターズGX

デュエルアカデミアの試験とプロデュエリストリーグを毎年、海馬ランドで行うことが判明。

ダークネスによって一時社員全員を消され(死んではいない)、本社を爆破される被害に遭う。
ちなみに社長の海馬瀬人は消されていなかったが爆破に巻き込まれてはいない。


遊戯王5D's

本社ビルを一新したが経営陣などは全く不明(作中の時間軸がいつ頃なのか不明だが、同世代の牛尾が健在であるため、海馬兄弟が続投中の可能性もある)
永久機関であるモーメントを開発し、無限エネルギー発生システムを完成させる。
このモーメントは街全体のエネルギー供給にも利用されており、その関係で最高行政機関である治安維持局とも強い繋がりを得ている。
が、最終局面にて不動遊星のフライングデュエルにより本社ビルが半壊する大損害を受ける。
企業としての支配力は「DSOD」におけるレベルまで上がっているが、上層部が全く出てこないのでストーリーでの影は薄い。

一方漫画版でも一応存在はしているようだが、記念公園が出てきたくらいで会社自体への言及はなし。

遊戯王ZEXAL

世界観が繋がっていないためか、存在は一切語られない
遊戯王デュエルリンクスにおけるIIIのイベントから、この世界軸には存在すらしていないことが窺える。


劇場版「THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」

原作1年後なのでもちろん登場。
社長は変わらず海馬瀬人だが、彼はある目的のために行動しており、実際の海馬コーポレーションの運営は弟のモクバに任せている様子。
アニメでの食品作業だけでなく、建築業にも手を出しているようだ。

劇場版の前日談となる読み切り漫画「TRANSCEND GAME」では、
新型デュエルディスク開発の副産物から生まれた「ニューロンズ・VR・システム」を使った新システム「デュエル・リンクス」の創造に着手していた。

海馬のある人物への執着心によって1年前以上の技術力を保持しており、
一企業でありながら、軌道エレベーターと宇宙ステーションというオーバーテクノロジーを開発・運用したり、
脳内映像とデュエルできる新型デュエルディスクを開発していた。

また童美野町への独裁っぷりはアニメシリーズ以上に上がっており、
なんとデュエリストでなければ童美野町の住民登録ができない

風間君「デュエルバトルをする奴だったら、医療も受けられるとは思うんですよ」
ケンコバ「病院すらいけない!?」


因みに海馬コーポレーションのロゴマークであるKとCを重ねたマークを使ったモノが現実で商品化されている。

マグカップやTシャツは勿論、海馬瀬人が劇中で襟に付けているKCバッチも商品化されているぞ!

関係者

  • 海馬氏
初代社長。この御仁の興した重機の会社が前身。

  • 海馬剛三郎
二代目社長。誰が呼んだか536。
軍事関連の産業に積極的に参加した。
社長の座を奪わんとする瀬人との駆け引きをゲームと考えており、
三代目の誕生と同時にゲームに負けた者の末路として自殺。

三代目社長。御馴染み海馬サマ。
現在のKCの発展はこのヒトとモクバの兄弟の尽力が大きいが、瀬人本人にとっては「他人の力」の域を出ないとか。
ちなみに養子かつ養父とは仲が悪いが、それでも「海馬」という名字は気に入っているのか使い続けている。

現在の副社長。
多忙かつマイペースな行動派の兄を全面サポートするスーパー小学生。

  • 磯野
「黒服」と呼ばれるKC上層部の一人。
海馬の腰ぎんちゃくのイメージが強い上、モクバの優秀っぷりが際立つため目立たないが、社長の無理難題を素早く実行したりKC主催の大会でヘッドジャッジを務めたりと、登場した職員の中では屈指の働き者。
無能はすぐに切り捨てる社長から重用されているのでやはり有能な人物なのだろう。
ちなみによくコンビを組んでいるもう一人は「河豚田」。
GXにも登場。

  • 猿渡
インダストリアル・イリュージョン社から送り込まれたスパイ。
遊戯王Rにもひっそり登場。
「おい!そっちはどうだ!?奴らはいたか?」

  • 海馬邸の執事
剛三郎の時代から海馬家に仕える老人。
拷問のプロでありする側は勿論、される側となっても決して声をあげないと豪語する。
DEATH-Tの「マーダーズ・マンション」で案内人として登場し、ミニゲームにおいて遊戯達を電撃処刑しようとしたが、ジョージの機転に引っ掛かって自分が電撃処刑されるハメに。
誰も触れていないがその後登場もしてないので恐らく死亡したのだろう。
アニメ版では乃亜編にて回想で登場。

  • チョップマン
童実野町郊外のキャンプ場にて10人のボーイスカウトを惨殺し、そのあまりに残虐な手口*2で町民達を震え上がらせた本物の快楽殺人鬼。本名不詳。
その残忍性を見込まれて海馬にスカウトされ、マーダーズ・マンションの責任者に就任した。
城之内を襲ったが返り討ちに遭ってしまい、逆に焼き殺されることになった。自業自得。
ちなみにこのヒト、なぜか「凶悪犯-チョップマン」の名前でOCG化されている。
と言っても見た目は全く似ていない……というか「チョップ」が手刀の方の「チョップ」になってすらいるので完全に別人なのだが、罠カード「バックファイア」のイラストではDEATH-Tと同じ末路を辿っているためこちらのチョップマンも意識はされているようだ。*3

剛三郎の実子。生きていれば彼が三代目の社長になるはずだった。

  • ペガサス2号

海馬コーポレーションの重鎮。立場が大きい事と全員の名前に「大」が入るためBIG5。
どいつもこいつも傲慢で相手を見下しがちだがそれに裏付けされるだけの実力はある。
現社長のクーデターの際に彼らも裏切った。
だが余りにも突然の業務変更が行われた際に色々あり、全員瀬人に恨みを持っている。
色々あって解雇→消滅となったが、ゲームでは生存している。

  • 剛三郎の右腕だった男
海馬ランド竣工式の際に現れた男。
ボロボロのスーツをまといながらも瀬人を「悪魔」「前社長を死に追いやった」とネガキャンをかますが、スタッフにつまみ出されてしまい以降行方不明となる。
優秀なのには間違いなく、おそらく独自で調べたであろう彼の言うことは結果的に間違いではなかった。
余りにも忠誠心が強すぎた事が彼の破滅の原因であるが、既に死んだ前社長に従い続け身を滅ぼした辺り「時代が読めない男」とも言える。


12歳という年齢ながらも大学生もしている天才デュエリスト。
ハッカーとしての腕前もかなりのもので、なんと海馬コーポレーションのコンピューターセキュリティを突破した。
この時のKCはドーマに乗っ取られていたとは言えシステム自体はそのままなので、彼女の実力が凄いことには変わりない。
ちなみにこの際レベッカは「社長今度私を雇いなさい。もう少しましなプログラムを組んであげるわ」と軽口を叩いたが、それに対する瀬人社長の回答は「考えておく!」だった。内定?


  • 阿久津博士
5D'sの時期の職員の一人。
優秀だが奇行が目立つ。
聞いてもいないのにモーメントの説明を始める等、仕事にはプライドを持っている。

5D's以降のモーメント開発局の主任。暴走の危険を限界まで削り落とした新型モーメント制御機構「フォーチュン」を完成させた。

  • ガイドさん
最強カードバトル!で登場したアルバイト。


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オレの中に巣喰う義父の怨念に打ち勝つことができるのだ!!

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最終更新:2024年01月14日 15:05

*1 原作では普通のジェット機。

*2 海馬曰く「例えどんなパズルの名人でも、その肉片をつなぎ合わせて元の形にするのが不可能なほど切り刻まれていた」とのこと

*3 ちなみに効果とデザインが酷似した「ザ・キックマン」というモンスターもおり、こいつも「キックファイア」という罠カードのイラストで自爆している。