山本元柳斎重國

登録日:2011/03/21(月) 21:37:08
更新日:2018/10/01 Mon 12:56:31
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伏して生きるな

立ちて死すべし

(BLEACH45 THE BURNOUT INFERNO より)








山本元柳斎重國  
やまもと げんりゅうさい しげくに

[職業]死神
[肩書]護廷十三隊一番隊隊長
    護廷十三隊総隊長

 [羽裏色]京紫
 [身長/体重]168㎝/52㎏
 [誕生日]1月21日
 [斬魄刀]流刃若火(りゅうじんじゃっか)
  〔解号〕万象一切灰燼と為せ「流刃若火」
 [卍解]残火(ざんか)太刀(たち)
 [CV]塚田正昭


漫画『BLEACH』の登場人物。



 概要


護廷十三隊一番隊隊長兼総隊長。

額に十字の傷を持つ禿げ上がった老人で、髭は膝まで垂れ下がっている。
普段は細目で好々爺っぽく見えるのだが、全身ムキムキな上に所々に傷跡が付けられている。
千年以上前から、彼以上に強い死神が存在しなかったために君臨し続けており、老齢でありながらその実力は衰えていない。
雀部京楽浮竹など、彼を師と仰いだ死神たちも数多い。

規則や規範に対し非常に厳格で、時には非常に冷徹な態度も取る。
京楽、白哉剣八らが羽織を粗末にしたことに波平のごとくブチギレたり、裏切り者であればかつての教え子でも容赦なく刃を向ける。
しかし、崩玉を巡る一連の騒動に思う所があったため、
死神代行消失編で死神の力を失くしたイチゴに、死神の力を取り戻させるという掟違反な行為に協力している(冬獅郎もそのことを言及している)。
自然と受け流す読者も多いかもしれないが、初登場時のルキア恋次を見れば分かる様に、
元々は気が荒い性質の死神からは人間は殺しても何とも思わない様な感じが見え隠れするのでかなりの心変わりだと言える。

千年以上も総隊長をやっているだけあって実力は非常に高く、かのヨン様こと藍染惣右介も「単純な戦闘力では自分より上」と評している。

かつては「山本重國」と名乗り、2000年前に死神統学院という教育機関を設立。「元流」という流派の開祖で、それを教える「元字塾」の総師範となっていた。
当時から何故か額に「ノ」の字の傷があったため、生徒からは「ノ字斎(えいじさい)」と呼ばれていた(山本本人はこれを快く思っていなかった)が、
卍解を習得した雀部との本気の手合わせで額の傷が「十字」になったため、「十字斎」と呼ばれるようになった。
なお、当の雀部だけは一連の事件の後も「ノ字斎」と呼び続けていたため、彼をたたえる意味でも「元柳斎」と名乗り始めた。


実力だけなら最強クラスではあるのだろうが、やはり長く総隊長を務めている間にボケてしまったのか、うっかりやな面をあまりにも露呈し過ぎている。
例として、藍染の一味が百年以上前から企てていた計画に全く気付かず、しかもみすみすその計画の片棒を担がされていた。
そして真向から意見を出す者は居なかったとは言え、中央四十六室から出ていた偽の決定事項を完全に鵜呑み。
その計画、朽木ルキアの処刑が妨害された後は、妨害を行った京楽、浮竹の2人と交戦状態に入ってしまう。

千年血戦篇では「見えざる帝国」の侵入を許し雀部を殺害させてしまったばかりか、その後の対策会議を途中で勝手に打ち切ってしまった。
この時敵が述べた侵攻予定日などあてにならないという読みは合っていたのは良かったのだが、
会議を打ち切ったことで味方の連携が取れなくなり、結果として尸魂界に大きな被害をもたらした。
さらにこの時、「BLEACH」では絶対にやってはならないとされる「能力のお披露目」を逐一やりつくしてしまった。偽物相手に。


最後に活躍する主人公はイチゴさんなので、物語の展開的に仕方ない面も多少はあるのだが、それらを鑑みても総隊長としての力量を疑問視する声もある。

ただカリスマ性は本物であり、前述の京楽や浮竹、また狛村なども山本の事を高く評価している。
彼が動き始めた時にはほぼ壊滅状態に陥っていた死神達も士気を取り戻し、劣勢でも持ちこたえている。



 活躍


尸魂界編では他の隊長たちと共に隊舎集会で登場。
双極による朽木ルキアの処刑を妨害された際、それに加担した京楽と浮竹の前に降り立つ。
七尾を威圧で瞬殺した後、互いに斬魄刀を解放し戦闘態勢に入るが、真相を知った後は彼らと共に藍染のもとへ向かう。


破面編では空座町を襲撃した藍染らと破面たちに対し、護廷十三隊の隊長格総出で立ち向かわせる。
自身は長らく傍観状態にあったが、合成獣「アヨン」が召喚された際はこれを一瞬にして焼き払い、さらにティア・ハリベル従属官3人を一撃で葬り去っている。
その後の藍染との戦いでは完全催眠対策として、恐らくわざと鏡花水月に刺されることで霊圧を判別。
(他の武器が刺さっていたという可能性もあるが)後に明らかになった鏡花水月の弱点を本人の意図とは違う形だが突いている。

その後、藍染に攻撃する前にワンダーワイスに邪魔され、交戦状態に入り「双骨」でこれを粉砕するが、
ワンダーワイスが取り込んでいた「流刃若火」の炎から空座町を守るため、自らの左腕を犠牲にしてこれを抑え込む。
さらにその左腕の消滅と引き換えに「一刀火葬」を発動し、藍染に少なからずダメージを与える。
なお、井上織姫の能力を使えば腕は完全に再生可能であったが、織姫をこれ以上巻き込みたくないと言う理由から失った腕は放置していた。
また、砕蜂のように技術開発局の力を借りた再生なども行った形跡はない。
総隊長なので大抵の相手は腕一本あれば倒せるのだが、それでも力が衰えることになるのは明白である。


千年血戦篇では「見えざる帝国」の侵攻に対し自らも出陣。
雀部の仇敵であったドリスコールを瞬殺し、さらにユーハバッハに対して自身の卍解を全てお披露目した上で彼を殺害した。
…しかしこのユーハバッハは彼に変身したロイド・ロイドであり、直後に現れた本物のユーハバッハに卍解を奪われた挙句、
その能力で肩から真っ二つに斬り下ろされて死亡。
さらに遺体は跡形もなく粉砕されてしまった。
このとき、ユーハバッハは山本は強いが片腕を失った今では特記戦力外と見なしており、
戒めとは言えいつまでも腕を再生しなかったことが大きな痛手となっている。



 斬魄刀

◆始解
◇ー流刃若火(りゅうじんじゃっか)
焱熱系最強にして最古の斬魄刀。普段は杖の状態で封印しているが、戦闘時には刀の姿となる。
解号は「万象一切灰燼と為せ(ばんしょういっさいかいじんとなせ)~。」

解放するだけで周囲に火炎が巻き起こり、尸魂界の建造物を一瞬で焼きつくしてしまうほどの炎を発する。
それが故に非常に高い攻撃力を備えており、藍染を始めこの能力を警戒する者も非常に多かった。
この炎を取り込んだワンダーワイスが、町一つを容易く消し飛ばせるほどの爆発を起こすという点を見ても、その凄まじさが計り知れる。

始解なのに他の卍解並(というより多くの卍解を上回っている模様)の威力と熱量があり、解放するだけで周囲が火の海と化すので近づくだけでも困難である。
それは同時に攻撃範囲が非常に広範囲なため、氷輪丸同様に本気を出すと味方も巻き込みやすいことも意味する(初登場時の光景を参照)。

【技】
  • 松明
一振りすることで目の前にあるものを焼き尽くす。

  • 城郭炎上
炎の壁を発生させ、標的を閉じ込める。

  • 鬼火
炎を飛ばし、相手の体に穴をあける。

  • 炎熱地獄
時限式の技で、時間と共に「流刃若火」の炎をあちこちで発生させ、自ら諸共すべてを焼き尽くす。

  • 撫斬
炎を刀に纏わせ、一刀両断する。



◆卍解
◇ー残火の太刀(ざんかのたち)
凄まじい業火を放っていた始解から一変、刀身が焼け焦げた打ち刀の状態となる。
全ての炎をこの刀身に封じ込めた状態になっており、この卍解が発動しているだけで周囲の水分が蒸発し、空気が乾燥していく。
そして発動している時間が長引くと尸魂界全体が滅びかねないほどの影響をもたらし、やがて燃やし尽くすとされているほどの能力を有する。

千年前にユーハバッハと戦った時に一度披露しているが、
この時は真の力は見せずに通常技と言える「攻撃と共に爆炎を放ち相手を焼き尽くす」能力しか出さなかったが(この時点でも凶悪なので問題無く勝利)、
本当は東西南北の方位に因んだ四つの能力も有しており、これらを自在に発動可能。

この強大さゆえ、滅却師側もユーハバッハ以外奪っても手に負えず、偽物戦では奪われなかった(間接的に奪われない措置となった)。
常軌を逸した熱量から、事実上ほぼすべての攻撃が防御不可能な攻撃と化している。

京楽への発言からどうやら卍解に関してかなり苦い思い出があるらしく(味方か尸魂界、あるいは両方を焼いてしまったと思われる)、中々使おうとはしない。
この強大過ぎる力の余波による周囲への多大な影響こそが最大の弱点と言えるだろう。

【4つの能力】
└→ 残火の太刀"東"「旭日刃(きょくじつじん)
熱全てを刀の切っ先に集中させ、そこに触れたものを一瞬で蒸発させる。
例えばこの状態で切っ先が地面に触れた場合、一瞬にして底が見えない程に焼き切ってしまう。

この破壊力の前には、滅却師の「静脈血装」も意味をなさない。

└→ 残火の太刀"西"「残日獄衣(ざんじつごくい)
熱を鎧の様に全身に纏う。
摂氏千五百万℃の熱であらゆる攻撃を瞬時に蒸発させることができ、山本曰く「太陽を身に纏っている」
攻防一体の能力にして事実上最強の鎧であり、敵は接近すらままならない。
「静脈血装」などの対策が無ければ、近くにいるだけで灰になる。

└→ 残火の太刀"南"「火火十万億死大葬陣(かかじゅうまんおくしだいそうじん)
これまで切った者たちの灰から骸を呼び起こし、剣の熱により命を吹き込む。
骸たちは標的が塵と化すまで延々と追い詰め続ける。
かなり異色な技だが、呼び起こすのに場所を選ばない汎用性があるらしく、一度の使用で無数の躯を呼び出していた。
他の技と違い攻撃力こそ低いものの、呼び出した骸を突撃させる・包囲させる・盾にする・罠を踏ませる・取り押さえるなど応用が効く。

└→ 残火の太刀"北"「天地灰尽(てんちかいじん)
一閃と共に、その延長線上にある全てのものを一瞬で焼き切る。
原作ではこれだけ説明がされていないが、要するに斬撃に合わせて全ての熱を放出している熱エネルギー版月牙天衝的な技だと思われる。
強力な中~遠距離攻撃であり、やはり「静脈血装」も意味をなさない。


【その他、技】
  • 威眠
手をかざすことで相手の意識を失わせる。

  • 一骨、双骨
拳による強烈な一撃。片手では「一骨」で両手では「双骨」。

  • 一刀火葬
破道の九十六。
自身の体の一部を犠牲にし、刀身の如き巨大な火柱を発生させ、相手を焼き尽くす。「犠牲鬼道」と呼ばれる禁術。
そのセリフは「黒棺」と並んでコピペ化し有名である。
「黒棺」と違って原作で詠唱はされていないが、主に「マヂ無理」のコピペとつなげて使用されることが多い。






全アニヲタに命ず
これより追記・修正の準備にかかれ

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